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架橋12 h17/5/12

子どもたちの感想2

 はじめ,6年生は合唱すると聞いて,私は,正直「私たちにできるかな」と思っていました。でも,教頭先生と河野先生が熱心に指導していただき,今では親を泣かせるほどすばらしくできあがりました。「モルダウの流れ」では,初めて2部合唱をしました。はじめは他の人につられながらも,練習していくうちに「きれい!」になっていきました。「栄光の架橋」では,去年あったオリンピックを思い出させるほどになっていき,完璧になりました。「もじずりの花」では,上の二曲のおかげで6年生もきたえられ,「もじずりの花」は,たった3時間でできあがりました!!
 その他に,合唱のつどい♪や県北合唱祭♪♪では,その他の学校に負けない,他の学校の「アコガレ」になりました。卒業式では,泣いて歌えないかもしれないけど,教頭先生と河野先生が教えてくれたとおり歌って親を泣かせたいと思います。
 最後に,教頭先生,河野先生,私たちに歌の歌い方やいろいろ教えてくださってありがとうございます。これを生かして,中学校でもがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。

 私は,最初全然声を出していませんでした。でも,練習をしていくうちに,人に頼ってばかりいてはだめだと気づいて,声を出すようになりました。○○さんは,とっても声を出していてすごいなあと思いました。だから,私は,「負けない」という気持ちでがんばりました。○○くんもです。
 このように,6年生には,「がんばろう」という気持ちの人がたくさんいます。みんな,しっかりした気持ちを持っています。「栄光の架橋」「モルダウ」「もじずりの花」をしっかりと歌うことができました。これも,教頭先生や三加先生のおかげです。ありがとうございました。卒業式もよろしくお願いします。
架橋11 h17/5/6

 「栄光の架橋」が残したもの NO2

 子どもたちは,「合唱」を通して何を学んだのでしょう。卒業式の前に,子どもたちに感想を書いてもらいました。子どもたちの感想を読んでいて感じたのは,「はじめはうまくできなかった」「できるのだろうか心配だった」「いやだった」合唱を,「だんだん好きになった」「楽しくなった」と書いている子どもたちが多いことです。はじめから「楽しみだった」とか,「合唱が好きだった」と書いている子どもたちはわずかです。そして,「みんなのがんばりが自分を変えた」とか,「卒業式ではもっとすばらしい合唱にします」と決意を述べています。こうして,学ぶことを通して「子どもたちを変えること」「成長させること」が教育です。
 「きらいなもの」をきらいなままにしたり,教えたり指導したりしても子どもたちの姿が変わらないのでは,指導の意味はありません。学ぶことを通して新しい発見や新たな喜びを知ることが成長であり教育です。
 それは,教材研究の深さと子どもを見抜く力と指導力の一体となった授業のなせる技です。この合唱の指導が,少しでもそうした質の高い授業に近付くものであったとすればうれしいことです。
 代表的な感想を紹介します。

 初めて合唱の練習をしたとき,教頭先生が歌ってくれて「難しそう。本当にできるかな。」と,思いました。でも,練習していくうちにどんどんできるようになっていって,合唱の練習がとても楽しくなりました。私たちはこの1年間3曲の歌が合唱できるようになりました。その3曲全てが,ちゃんと歌えるようになってとてもうれしかったです。
 合唱は,とてもいい経験になりました。それに,「合唱のつどい」や「県北合唱祭」などに出させてもらって,絶対に忘れたくない思い出となりました。この合唱で自分でも感動できたし,親たちも感動させることができたのでよかったと思います。
 卒業式で,「もじずりの花」をピアノで弾くことになりました。「もじずりの花」は,少し難しかったけど,河野先生が昼休みを使って教えてくれたおかげで,ちゃんと弾けるようになりました。自分でも,「みんなでがんばってきた合唱だからピアノもがんばろう。」と思って,家でもたくさん練習したり,お母さんに聴いてもらってできてないところとかを教えてもらいました。卒業式が,最高の思い出になるように合唱もがんばります。
架橋10 h17/5/5

 「栄光の架橋」が残したもの NO1

 「学習発表会」県北合唱祭」「卒業式」と,「栄光の架橋」は,何度も保護者や参観者を感動させました。卒業式の後の謝恩会でもリクエストがあり,歌いました。子どもたちも,「歌う」という活動を通して一人一人が成長してくれたのではないかと思います。自分への賛歌であり,自分たちの学級の友達や学校への賛歌だったのだと思います。
 6年生の先生方は,子どもたちを励まし,学級でもすばらしい実践を重ねてきました。だから,私は,子どもたちを叱ったり,怒ったりすることは一度もありませんでした。「○○さん,ちょっと一人で歌ってみようか」と手を引いて壇上に上げると,見事に歌い出す子どもたち。「○君と○○さんの2重唱が聞きたいね。」というと,すっと歌い始める子どもたち。そんな素敵な子どもたちを育てたのは6年生と音楽専科の先生です。
 私は,感動的な卒業式を創造するためのお手伝いができて,とてもうれしく思っています。
架橋9 h17/2/3

くりかえし練習

 第3学期に入って,卒業式の歌の練習と「栄光の架橋」をいっしょに少しずつ練習することになりました。指揮者の要望に即応じてくれるすばらしい伴奏者のおかげで,「栄光の架橋」は順調に仕上がってきました。一部の男子に声を十分出し切れていない児童がいますが,きれいな合唱ができるようになりました。曲のよさは,子どもたちにやる気を引き起こします。
 3学期に入って,卒業式を素晴らしいものにすることの意義や,卒業にかける自分の思いや小学校卒業まで育てた親の気持ち,これまでの6年間の自分の姿やこれから卒業までの生活態度について話しました。そして,卒業への思いや未来に向かって羽ばたく自分の姿を「栄光の架橋」に込めて歌うように指導しました。パートごとの練習と合同での練習を繰り返して,表現方法についても指揮の中で繰り返し指導しました。時には,独唱で低音と高音をそれぞれ歌わせたりしました。後には,二重唱にも挑戦させてみたいと思います。
 高音の,「だからもう,ふり返らず進めばいい,栄光の架橋へと」が,どうしても苦しくなります。呼吸を深くすることと,高い音は「飛びつき,置くように出すこと」「声の目標を遠くに置くようにすること」を指導しました。
 卒業式には,「栄光の架橋」と「もじずりの花」を歌うことが決まりました。どんな合唱になるか今から楽しみです。2月には「学習発表会」3月には「県北合唱祭」と発表の機会があります。これも子どもたちをどう成長させてくれるか楽しみです。
架橋8 h17/1/5

2学期を終えて

 ずいぶん長いこと合唱の記録をさぼってしまいました。もう,年が明けてしまいました。遅ればせながら,あけましておめでとうございます。
 週1時間のペースで低音のパートの練習と高音のハモる部分の練習をしてきました。私にとっても6年生にとっても,結構楽しい時間だったようです。伴奏者の先生にパートのメロディーを弾いてもらいながら,少しずつ覚えていきました。その時間にしっかり覚えられなくても,次の時間の練習では,練習したところまで確実にできるようになっていきました。第2学期の練習の最後に,全体を歌えるようになりました。「モルダウの流れ」も最後に歌ったのですが,こちらはとても上手な合唱になっていました。「栄光の架橋」の練習が,他の曲の合唱まで影響を与えていました。こういうふうに,一つの曲を練習すると,他の曲まで良くなっていくというのはよくあることです。何でも,続けるというのは力になっていくのだということが改めて感じられたことでした。
 さあ,3月まで,更に美しい合唱に仕上げていきたいと思います。
架橋7 h16/11/25

2部合唱へ

 「合唱のつどい」が終わって,2回目の音楽の指導でした。前回から,低音部の指導に入っています。楽譜は,混声合唱用と児童用合唱の2種類を用意しました。伴奏譜は,圧倒的に混声合唱用がかっこいいと思います。これまでは,混声合唱用の楽譜で練習してきました。しかし,合唱の練習は,児童用の楽譜を使います。混声合唱では,バスのパートを小学生で歌うのは無理だからです。同声の3部合唱の楽譜でも出てくると使えるのですが,今回は,同声2部でいきます。
 まず,一緒に低音のパートを練習します。自分がどちらのパートに入るか考えながら,どちらのパートも覚えます。1番は低音も高音も練習して,どちらでも歌えるようにしたいと思いました。2番は,高音のパートが難しいので,パーとを決めてから練習しました。練習を始めると,子どもたちは一気にそれぞれのパート覚えました。
架橋6 h16/11/4

合唱のつどい2

 10月3日(文化の日),町の「合唱のつどい」に6年生が参加しました。いよいよ発表です。子どもたちは緊張していますが,これまでの練習からすると,聞き手を感動させるものになっているはずです。
 リハーサルでは,声の出ないところや自信のないところを練習をしながらやろうと思ったのですが,歌い始めたら,2曲とも一挙に歌い上げてしまいました。保護者の方がリハーサルにも来られていたのですが,涙を流しながら聞き入っておられました。順調に仕上がってきている感じです。
 「栄光の架橋」は,聞かせどころがいくつかありますが,伴奏がとても上手なので,伴奏と合唱が一体となるように心がけて指揮をします。今日は,次の点に注意して本番で指揮をしました。
@ 緊張の中で,自分を表現することを通して子どもは成長します。今できる最高の合唱をするように話します。
A 「だれにも」の歌い出しを「たっぷりと心を込めて」表現します。
B 1番から2番へだんだん感情を高めていきます。「かなしみや苦しみの先にそれぞれの光がある。さあ行こう,ふり返らず走り出せばいい,希望に満ちた空へ」を一つの頂点にします。
C 間奏から「だれにも」と歌い出すところは,声をとぎすませて「希望に満ちた空へ」と対比させます。
D 最後に追い込む「栄光の架橋へと,終わらないその旅へと,君の心へ続く架橋へと」は,呼吸をしっかりさせる合図をきちんと送ってやります。「素早く,たっぷり」呼吸することが,「表現できる」ことにつながります。

 保護者からこんな声を聞きました。
・ 毎日,家で「モルダウ」や「栄光の架橋」を歌っています。大きな声で楽しそうに歌っています。
・ 合唱がとても楽しそうです。
 子どもたちからこんな声がありました。
・ 昨日,お風呂で何回も練習してきました。今日は大丈夫です。
・ 教頭先生,何回も昨日歌いました。きれいに歌えるようにがんばります。
 自分から,こんなことを私に話しかけてくるということは,子どもたちが「真剣に心を込めて歌う」「自分を解放して表現する」ことに喜びを感じていることです。子どもの成長が見えたひとときでした。
 さて、合唱の発表はとても好評でした。歌い始めると、会場が水を打ったように静かになっていくのがよく分かりました。参観者からもたくさんのお褒めの言葉をいただきました。「感動しました」「とってもよかったです」「子どもたちの真剣な表情がよかったです」といった声です。6年生の担任の先生が,歌い終えた子どもたちに,「皆さんは,真剣に歌って内容を表現することで人々を感動させました」と言っていましたが,教育の中で「歌う」という学習は,そういうことだと思います。「きれいな声」「上手な歌」をもちろんめざすのですが,得てして,きれいな合唱をめざすあまり,「上手な子どもだけを集めたり」「きれいな声だけにこだわったり」してしまいます。そうすると,指導者は歌の苦手な子どもやきれいな声が出せない子どもに厳しく指導したり,「声がきれいでないこと」や「音程が取れないこと」に嫌悪感を見せたりしてしまいます。子どもは敏感ですから,歌の苦手な子どもはそういう指導を受けると二度と声を出しません。
 子どもの合唱は,どんな子どもも指導者と一体になって生き生きと自分を豊かに表現している姿こそが感動を呼ぶのです。一人一人が大きく口を開けて,全身を揺すりながら精一杯自分なりの表現をすることが,「きれいである」ことより優先されるのです。そのことを忘れると,音楽指導は大きな間違いを犯すと私は考えています。
 6年生の担任の先生が,保護者からのお便りをくださいましたので紹介します。
○ 「合唱のつどい」は,皆様からたくさんの励ましをいただき,とてもよかったですね。難しい歌によくあれだけ歌えたと感動しました。
○ リハーサルを聞いていた時,あまりの元気よさに感動してしまいました。
○ 「合唱のつどい」感動して涙が出ました。
架橋5 h16/11/1

合唱のつどい1

 今日は,体育館で発表前の最後の指導をしました。「栄光の架橋」は,まだ,斉唱での発表ですからそんなに難しくないと思ったのですが,やっぱり手こずりました。2時間目の練習だったので,まだ,声がしっかり出ません。「モルダウ」は,感情のない合唱という印象を受けました。途中で合唱を止めて,自然と人間の関わりや川に支えられた歴史について話をしました。
 「栄光の架橋」は,ずいぶんなめらかな合唱になってきました。「心を込める」「歌を通して思いを伝える」ということを話して,入退場の練習をしました。
架橋4 h16/10/27

歌うことの意味の指導

 先週,1時間練習しました。歌詞を何回か読みました。指名したり,みんなで声を合わせたりして「栄光の架橋」を音読しました。この詩はどんな中身の詩なのか,子どもたちにたずねました。こどもたちは「がんばった人をほめている歌だ」「がんばれと応援している歌だ」と発言していました。「がんばっている自分と重ねながら歌うように」といいながら,男子だけで歌ったり,女子だけで歌ったりしました。歌詞の意味が分かると,だんだん上手になってきました。
 もう一時間計画していたのですが,台風の接近で臨時休校になってしまいました。11月3日に町の文化祭に出演するので,もう一時間欲しかったのですが,自然の猛威には勝てません。
 今日は,体育館で練習をしました。「モルダウの流れ」と「栄光の架橋」の2曲を体育館で歌いました。体育館は広いので,音楽室のような声では十分響きません。さらに,となりの人との間隔を広げましたから,はじめはちょっととまどったようでした。しかし,「モルダウの流れ」は,きれいな響きをしていました。音楽の苦手な子どもたちや音程をしっかり取れない子どもたちもいますので,所々,怪しい声も聞こえますが,楽しく歌っている雰囲気が伝わってきました。
 前奏の後「だれにも」の歌い出しまで6拍待ち,半拍休んで歌い出します。出だしの「だ」の音からしっかり歌い出す練習をしました。体でしっかりリズムを取らないと難しいです。歌っていると「3連符」などもあり,急いでしまう傾向があったので,指揮でできるだけゆっくりしたリズムを取ってやりました。1番の後半部分の「いくつもの日々を越えて・・・・・」からは,高い音で,呼吸もしずらいので苦しそうでした。呼吸の場所を確認しながら何回も練習しました。2番も同じように練習しましたが,「希望にみちた空へ」に頂点を持って行くように指導しました。3番の最後の「栄光の架橋へと,終わらないその旅へと,君の心へ続く架橋へと」は,何度も歌いましたが,大変苦しそうでした。体を柔らかくして声を遠く持って行くように指導しましたが,まだまだです。
 今日,一番大切に指導したことは,「指揮をしっかり見て,心を一つにして真剣に歌うこと」と「歌は自分自身の表現だ」ということです。
架橋3 h16/10/8

初めての指導

 今日は,6年生の先生が出張でしたので,音楽専科の先生と2時間音楽の授業をしました。1時間目は,「モルダウの流れ」を合唱したのですが,2時間目に「栄光の架橋」を指導しました。歌詞を印刷して楽譜なしで一緒に歌いながら指導したのですが,ほとんどの児童がすぐ覚えました。
 歌い出しも,いきなりクリアーです。2番の難しいリズムも楽しそうに歌っていました。後半の高い音も問題なしで,そこを一番喜んで歌っていました。
 一緒に歌っていると,みんなが歌えるようになって気がするのですが,実はそうではありません。大きな声で歌っているのは,上手に歌える児童だけです。歌うことの苦手な子どもや曲をよく知らない子どもたちは,声をほとんど出していないので,うまいような気がするのです。あわてずにじっくり何回も歌わせることが大切です。「今日は,こんな歌だと思ってくれるだけでいい。」と思って指導しました。児童は,この曲を好きになってくれそうです。
架橋2 h16/10/7

教師が歌えるようになる

 毎日,車の中で「栄光の架橋」を聞いていたおかげで,メロディーはだいたい覚えました。しかし,いくつか難しいところもあって,なかなか上手にMDに合わせて歌うことができません。練習しながら気付いたことがいくつかあります。
@ 歌い出しのリズムがとれません。歌い出しが遅れてしまいます。
A 2番の歌詞が難しいです。
「悔しくて眠れなかった夜があった。恐くて震えていた夜があった。もう駄目だと全てが嫌になって、逃げ出そうとした時も想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た。」というところが字余りになってしまうのと,リズムに乗れません。
B 後半の音が高いところは,子どもも苦しい歌い方になりそうです。
 10月6日昼休みに,音楽専科の先生に伴奏してもらって,ピアノ伴奏で歌ってみました。歌い出しは,ピアノ伴奏だとさらに難しくなります。しかし,歌っていてとても気持ちがよくなります。
 5時間目,「モルダウの流れ」の休憩時間に,ゆずの歌う「栄光の架橋」を6年生に聞かせました。「すばらしい運動会を築き上げた皆さんのための歌ですね。」「勝っても,負けても,すばらしい努力を続けてきた真摯な姿に対して賛美を,讃歌を送っていますね。」「卒業まで,じっくり歌って,卒業の時期に,この歌が心にじんと響いてくるような卒業までの6ヶ月間を過ごしたいですね。」
といった話をしました。いい顔をして聞いていました。その後に歌った「モルダウの流れ」は,これまでで一番いい合唱でした。
架橋1 h16/9/30

合唱曲「栄光の架橋」への取組

 アテネオリンピックは,たくさんの感動を私たちに与えてくれました。特に,「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」。と叫んだNHK刈屋富士雄アナウンサーの放送は,すばらしい実況でした。そうした感動に涙を添えてくれたのが,NHKの放送で流れていた「ゆず」の「栄光の架橋」でした。苦しんで努力して栄光をつかんだ者への讃歌です。栄光をつかまなくても,苦しい道を切り開き,乗り越えていく真摯な姿を讃える人間讃歌です。私は,夜中までオリンピックの放送を見ながら,ぜひ,この曲を自分の学校の子どもたちに合唱として歌わせたいと思っていました。
 私は,今,6年生の合唱指導をしています。週に1回〜2回ですが,昨年度は,「ハレルヤコーラス」「ほたるぶくろ」に取り組みました。今年度は,「モルダウの流れ」に取り組んでいます。6年の先生方,音楽専科の先生と一緒に取り組む合唱は,私の楽しいひとときです。
 これまでは,指導したことのある曲に取り組んできました。しかし,次の曲は,「栄光の架橋」にしようと思っています。50歳の私には,ちょっとした冒険です。まず,一から覚えないといけません。次に,メロディーやリズムについていくのが大変です。三つ目に,小学生には難しい曲です。いえ,いえ。子どもは大丈夫ですが,私が耐えられるか心配です。
 そこで,私は,自分自身にプレッシャーをかけることにしました。これから,このホームページで取組の様子を掲載していくことにしました。失敗するかもしれませんが,完成までいかないかもしれませんが,そのまま事実を掲載していきます。どうやって一つの曲を指導していくのか,その実践記録になればいいのですが。子どもたちに卒業式に歌わせることができれば,「完成への足取りは,私と音楽専科の先生,6年生の先生方,そして,6年生の子どもたちとの栄光への架け橋」になります。
 最初の取組は,自家用車のカーステレオを「栄光の架橋」のエンドレスリピートにすることです。私はピアノも弾けませんし,楽譜も読めません。これまで取り組んだいろいろな大曲は,テープにパートごとのメロディーや伴奏を録音してもらい,通勤中に何十回と聞きながら覚えました。今度は,まず,曲を歌えるようになることからスタートですから,メロディーを歌えるようになることから始めます。