映画『ゲド戦記』を観てきた
いまさらながら映画『ゲド戦記』を観賞。ファーストデーで1000円だったのも後押しとなり、久々に外へ出たついでの“ひまつぶし”として選んだ一本だが、思うところが多い作品だった。
平日の休みで、家に閉じこもるのも飽きた頃。映画館のラインナップを見ると特に惹かれる作品もなく、いまだに上映されていた『ゲド戦記』を選んだ。正直、もう閑散としているだろうと思って入ったが、意外にもまだ観客が多くて驚いた。
どうしても比較してしまう「宮崎駿」
やはり観ていて一番強く感じてしまうのは、宮崎駿との比較だ。どうしても“同じジブリ”というフィルターがかかってしまう。作り込み、表現、こだわりの深さ——そのあたりに差が出てしまっている印象を受けた。
もちろん、これは宮崎吾朗監督にとって最初の作品であり、これから変わっていく可能性もある。しかし、ジブリというブランドの中で製作している以上、過去の名作群と比較されるのは避けられない。むしろそれが最大のハンデになっている気がする。
ファーストシーンで覚えた“不安”
作品の冒頭で「あ、これは厳しいかもしれない」と思ってしまった。海のシーンで描かれる波の動きが妙に“ちゃっちい”。絵としての説得力が弱いのだ。
ストーリー自体は原作として知られているため、映画としてどこを見せるのかと言えば“動き”や“表現”が鍵になるはずだが、その部分でどうしても魅力に欠けてしまう。
歌のシーンと演技の違和感
CMでも流れていた劇中歌のシーンは、特に不自然さが気になった。歌の録音テイクをそのまま映像に乗せただけのようで、キャラクターがその場で歌っているような臨場感がない。
さらに、その場面で主人公が泣く演出も、気持ちが入り込めない“浮き”を感じてしまった。表現としての説得力がもう一歩足りない。
ジブリは“一区切り”つけた方がいい?
『ゲド戦記』全体を通して思ったのは、「ジブリは宮崎駿と高畑勲で一度しめた方がいいのでは」ということだった。もちろん、後継の新しい挑戦を否定するわけではない。
ただ、ジブリがディズニー的な“ブランドとしての存続”を目指し始めているなら、それはそれで大きな転換点に来ているのかもしれない。
DVD化するゲド戦記
金曜日、夜にテレビを見てたら「紅の豚」がやってました。
「飛べない豚はただの豚さ、ブゥーブゥー」でおなじみですが。
飛んでる豚って?
「ゲド戦記」がDVD化するので、ジブリ作品を放映して盛り上げようってことでしょうが、これだけはいえます。
紅の豚、おもしろい。
こんなこといっちゃあ失礼ですが、ゲド戦記なんかぜんぜんです。
ゲド戦記って世界でも人気のある本で、やっと映像化する権利がジブリにでたのに(ディズニーでもワーナーでもなく)あれはもったいない。
紅の豚、ひこうきじゃないや、飛空挺が飛んでる表現だけでも、ゲド戦記の動きの表現と全然ちがう気がしちゃう。 ストーリーのつくりとか、シーンにちょこっと入るユーモアの出し方とかも、差が出ちゃってると。 キャラクターとかもどっちのキャラクターのほうが魅力あるかってみると。
テレビであれだけ面白いのやったら、お金出してDVD買ってみて、なんだこりゃ!ってなっちゃうぞ!
(ゲド戦記公開してた時、映画館でなったぞ。)
でもそんな一人のたわ言なんて関係なく、うれるんでしょうな~。 ジブリも一流ブランドだから、みていて安心するのはたしか!
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