座頭市と用心棒 — 勝新太郎と三船敏郎の競演
勝新太郎の「座頭市」と三船敏郎の「用心棒」。 この二人が同じ映画で競演している――それだけで伝説級の時代劇である。
監督は岡本喜八。
だが「座頭市」という作品である以上、勝新が黙っているはずがない。
スター・三船敏郎と勝新太郎――この二人の立場や扱いには、
かなりの気配りが必要だったようだ。
勝新自身も出演に迷ったという。 ましてや当時は「どちらの名前が先に出るか」ということすら大問題。 このDVDでは勝新が先にクレジットされている。
ところで今「座頭市」はテレビで放送できるのだろうか? 作品内には差別用語が含まれている。 盲目の按摩という設定上、蔑まれる場面があり、その言葉が発せられる。 現在の放送規定では難しいかもしれない。 だがDVDではそのまま収録されており、やはり映画という媒体の「自由さ」を感じる。 (昔のバラエティ番組DVDなどはモザイクやカットが多いだけに。)
内容はもちろん面白い。 だが観ていて一番気になるのは――どちらが強いのか?
ネタバレ覚悟で言えば、二人は戦う。 しかし決着はつかない。 双方の立場を立てるための、巧妙なエンディングが用意されている。 どちらの殺陣も速く、どちらも多勢を相手にして生き抜く。 それでいて一対一では決着がつかない――まさに伝説の対決だ。
破天荒な剣法の座頭市か、練り上げられた剣筋の用心棒か。 どちらも一人で生き抜く強さと策士ぶりを持っており、 見応えは抜群である。
この二人、やはり只者ではない。 時代を超えても輝きを失わない、日本映画の“本物”だ。
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