台北101
今回の出発フライトは15:30発なので成田空港集合時間は13:30
ピッキー:もっと早くしたほうがいいんじゃない?
Pi-子隊長:チェックインは済ませてあるから、もっと遅くしてもいいと思ったけど、余裕をもってこの時間にしたんだよ。
キャセイパシフィック航空では出発予定時刻 48時間前〜出発予定時刻2時間前までインターネットチェックインが可能。座席指定もできます。
なので2日間前にはチェックインを完了していたのです。
いや〜、便利になったね。
ピッキー:オレ、ちょっと早めに行きたいな。ソフト○ンクショップで確認したいことがあるから。
Pi-子隊長:携帯レンタルするの?イマドキの携帯なら「国際ローミング」で海外でも使えるんじゃないの?
日本の携帯電話を海外でそのまま利用することを「国際ローミング」と呼びます。(キャリアによって名称は異なることもあるようです)
海外(渡航先)の携帯電話通信会社と提携して、普段使っている携帯で通話、メールの送受信も可能ではありますが・・・
ピッキー:自分の携帯を持っていくから、料金とか聞いておこうかと思って。海外で使うと国内とは料金課金の仕組みが異なるから、うっかりHP見たり、容量の大きい添付ファイルを受け取って、
後からとんでもない請求がきたりすることもあるみたいだよ。
Pi-子隊長:そっか、海外(現地)の携帯電話会社と日本のキャリアが提携しているとはいえ、サービスが違っちゃうんだ。私も聞いておこう。
・・・というわけで、るむさんとの待ち合わせより早く成田に到着し、携帯会社に確認をしたピッキー&Pi-子。
るむ:で、携帯どうだった?
Pi-子隊長:日本で使っているよりは割高になるだろうな〜と思ってたけど、やっぱりでした。
例えば、私とるむさんがすでに台湾にいると仮定して、私からるむさんへ電話をした場合
私は日本へ国際電話をかけることになり、台湾から日本への発信の料金は私もち
その後、るむさんが電話を受けるには日本国内からの転送電話料金を支払って着信することになる。
るむ:海外で例え隣にいて電話したとしても、国際電話してることになっちゃうんだね。
Pi-子隊長:そうそう。でもって、ピッキーと私は「家族割り」使ってるから日本国内は無料で通話できるけど、海外では適応外になっちゃうから
同様に国際電話料金が発生しちゃうんだって。
また、旅行中に日本国内から電話があった場合、国内通話料金は発信者もちだけど、その後の転送電話料金(国際電話)は受信者が払うことになるので、受けるだけでもかなりの割高になります。
るむ:じゃあ、携帯の電源切っておこう。(ピッ)
さすがるむさん、そうと決めたら行動が早い。
(補足)
最初にピッキーが言っていた通り、海外にいるということを知らない人から大容量の添付ファイルを送付され、受信した為に10万円以上の請求があったという人も中にはいるようなので
パケット通信は使えない状態にした方がいいでしょう。(国内で使用している「パケットし放題」「パケット定額」等は海外では適用対象外になります。)
便利だけど料金がかかる「国際ローミング」
海外で携帯をガンガン使うのなら現地でレンタルした方が安くなるようです。
飛行時間は2時間半。
あっという間に台北に到着。
ピッキー:街へはどうやって行くんだ?
Pi-子隊長:今回は完全にフリーのツアーなのでお出迎えとか全くないからね〜。台北市内まではバスしか交通手段がない
とのことなので、路線を調べてきたんだけど・・・路線がありすぎてよく分からないんだよねぇ。ヽ(ー_ー )ノ
るむ:とりあえず行ってみよう。
入国審査を終え、飛行機預かりにしていた荷物をゲットすると台北市内へ向かうべくGO!
一歩外に出ると家族・友人、ビジネス、パックツアーなどの出迎えでごった返している到着ロビーをスルーし、路線バス乗り場へ向かう。
ここで台北市内までのバスチケットを購入する・・・つもりなのだが・・・
バス会社1:小姐!先生!こっち、こっち!!うちが一番安いよ〜! |
バス会社2:うちは快適シートでサービス一番だよ〜! |
バス会社3:うちが一番早く台北まで到着するよ〜!! |
どこの会社もチケットカウンター越しに壮絶な呼び込み合戦をしていた。
到着ロビーで激しいタクシーや宿泊の勧誘を受けなかったので物足りない気持ちでいたんだけど、こうゆうのがないとアジアに来た実感がないな。
Pi-子隊長:今日はできれば「101」まで行きたいので値段より時間だな。
るむ:私、友達と会うことにしたから、ちょっと電話してくるね。
Pi-子隊長:あれ?時間ないから会わないって言ってなかったっけ?
るむ:うん、「時間ないから会えないね」ってメールしたら「せっかく台北に来るのに!」って押し切られちゃってさ〜。
「101」は彼女の都合しだいで一緒に行くかもしれないし、無理そうなら別行動ね。
ピッキー:海外にいる友達なんて滅多に会えないんだし、会っておきなよ。
るむ:ありがとう、ところでこの辺公衆電話ないかな?
あ、そういえば成田で携帯の電源切ってたっけ。
海外でうっかり携帯使うと高いことが分かったしね。
Pi-子隊長:そこにあるの電話じゃない?(公衆電話と思われる物体を指差す)
るむ:でも、これカードじゃないとかけられないタイプかも・・・あ、こっちは大丈夫そう。コイン入れるところがある。
台湾も携帯の普及率が高いので、日本同様に公衆電話がだんだん減っているそうです。
Pi-子隊長:繋がった?
るむ:うん、用事があるみたいで会うのは10時過ぎになりそう。
ピッキー:10時過ぎ〜!?仕事?
るむ:う〜ん、自分で会社経営しているから忙しいと思うけど、仕事なのかプライベートの用事なのかは分からない。
Pi-子隊長:あっ、バス来たよ!
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台北市内まで最速のバス | チケット |
バスは約1時間ほどで台北駅に到着。
Pi-子隊長:今何時?
ピッキー:8時ちょい前ぐらい
Pi-子隊長:渋滞にはまらなくてよかった。一旦ゲストハウスに寄ってからすぐに「101」へ向かおう。
るむ:そうだね、荷物置きたいしね。
Pi-子隊長:それにもあるけど、「101」へ行ってからだと時間が遅くなりそうだし、24時間体制のホテルならともかく、ゲストハウスだからチェックインだけは
済ませておいたほうがいいでしょう。
るむ:ゲストハウスなんて久しぶり。学生の時はよく利用してたよ。
ピッキー:ところでゲストハウスって何だ?
Pi-子隊長:いわゆる「民宿」だよ。安いし、地元の生活に近いから割と好きなんだけど、欧州に比べると台湾は少ないね。
るむ:欧州に比べると物価が安いからかもね。ホテルに泊まってもそんなに高くはないし。
Pi-子隊長:それはいえてる。でもそれなりのホテルの半額ぐらいで泊まれちゃうからうれしいよ。
ピッキー:ふ〜ん。
ちなみにピッキーの海外渡航歴、1回目:スウェーデン(新婚旅行)、2回目:マルタ(嵐の旅行)、これが3回目。
ピッキー:場所は?
Pi-子隊長:中山駅の近く。地下鉄で一駅だけど、歩いても10分ぐらいだって。
るむ:じゃあ、歩いちゃおうか。こっちから行けそうじゃん。(スタスタスタ)
るむさん、ターボ入ったか
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中山駅まで続く「中山地下街」はこちらから |
「くまくん」到着? |
地下道を10分ぐらい歩いたところで「中山駅」に到着。
エスカレーターで上にのぼり、ほんの数分でゲストハウス「くまくん」に到・・・着?
ピッキー:ここなのか?
Pi-子隊長:ここだよ!
たどり着いたのはネイル店。
その横に普通の住宅・・・なんだろうか、小さなドアがあり、インターホンに「くまくん」のシールが貼ってある。
うん、ここに間違いない。
ブ〜〜〜〜〜〜
インターホンを押してみるが・・・あれ、応答なし?
と思った時
オーナーさん:はい!
Pi-子隊長:あ、予約していたプチ・チームアドベンチャー、3人です。
オーナーさん:今ロック解除しますのでお入りください。
カチッ
これでロックが解除されたようだ。
荷物を持っていっきに4Fまでの階段を上り、さらに中に入ってからもう1階・・・上に行くとリビングになっており中にデカいリラックマ・・・
オーナーさん:いらっしゃいませ。ここまで迷いませんでした?
・・・と日本人のオーナーさんが出迎えてくれた。
大学を卒業してからすぐにカナダのゲストハウスで働き、それと並行して5つ星ホテルでも勤務。
その後、北米、アジアのゲストハウス、ユースホテルを泊まり、放浪した末に台湾でゲストハウスを始めたらしい。
若いのに(どう見ても年下)すごいな。
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「くまくん」リビング |
ソファーの上にもリラックマ |
リラックマに囲まれた居心地のいいリビングでまったり・・・しそうになるが、いかんいかん。
我々にはこれから
世界一のビルを征服!という
重要な任務を果たさなければならないのだ。
Pi-子隊長:ここから「101」までどのぐらいかかりますか?
オーナーさん:う〜ん、MRT(地下鉄)で「市政府」駅まで行って、そこから歩いて15分ぐらいとすると、1時間ぐらいかな?
迷わなければもっと早く着くと思いますが。
Pi-子隊長:迷わない自信より迷う自信の方があるのでタクシーで行きます。あんまり時間もないし。
るむ:流しのタクシー拾っても大丈夫ですか?
オーナーさん:大丈夫ですよ。
案内された部屋に荷物を置くと、すぐに出動することにした。
Pi-子隊長:ヘイ、タクシー!
キキッー!!
Good timing で1台のタクシーが止まった。
ピッキー:Pi-子、早く乗れよ!
Pi-子隊長:あ、そうか。日本と違って自動ドアじゃないんだ。
手動でタクシーのドアを開け、乗り込む3人。
Pi-子隊長:「台北101」まで行っとくれぃ!
運転手:あいよっ!
タクシーなら30分もかからずに台北101まで到着するでしょう。
ちょっと一安心して、車内から台北市内を見回してみると・・・目の前に超高層ビルを発見!
るむ:あれが「101」?けっこう近いんだ。
Pi-子隊長:いや〜、おかしいな。中山駅の近くからタクシー乗ったわけだし、場所的にまだ台北駅の付近で、101と方向が違うんだけどな。
こうゆう時は地元の人に聞いてみよう。
Pi-子隊長:司机先生、那個大樓是什麼?101嗎?(運転手さん、あのビルは何?101?)
運転手:那個呢?那是「新光摩天大樓」。在沒有101大樓以前、這棟是台北最高的。
(あれかい?あれは「新光摩天大楼」っていって、101が出来るまで台北で一番高いビルだったんだよ。)
ピッキー:何だって?
Pi-子隊長:あれは台北101ができるまで台北で一番高いビルだったそうで・・・「ニセモノ101」だってさ。(←ビル名が聞き取れなかった)
ピッキー:さすがにコピー大国だな。ビルにもニセモノか!?
その後も運ちゃんにいろいろ市内のことを案内してもらいながら「101」に到着。
るむ:ここが「101」?
ピッキー:さすがに高いな。何mだっけ?
Pi-子隊長:さすがに世界一だよねぇ。・・・とはいえ、もうすぐ世界で2番目になっちゃうけどさ。
私たちが台北を訪れた1週間後、ドバイの「ブルジュ・ハリファ(168階建、636.0m)」が完成し、台北101は世界で2番目に高い建物になりました。
るむ:あ、もうすぐ9時じゃん。展望台に急がなきゃ!
るむさん、先頭を早足で歩いていく。
いつもながらターボ全開だな。
猫耳エレベーターガール(隠し撮り) |
とりあえず目の前の扉からビルの中に入るが・・・なんかここ、オフィスタワーの入り口みたいだ。
警備員:啊・・・Excuse me
ちょうどいいから警備員さんに聞いてみよう。
るむ:How can we get to the observation deck of 101 ?(101の展望台へはどうやったら行けますか?)
あ、るむさんの方が早かった。
警備員:テンボーダイ?(日本語)
Pi-子隊長&るむ:そうそう、展望台。
警備員:それなら出て右側のショッピングモールから入って。5Fにチケット売り場があるから。
Pi-子隊長:謝謝!
るむ:Thank you!
言われたとおりにショッピングモールの5Fへ行くと、すぐにチケット売り場が見つかった。
よかった、ここまで来て展望台まで行けないというオチはなさそうだ。
チケット代、400元を支払い、エレベーターに乗り込む。
しかし、チケットカウンターの小姐(お姉さん)も、エレベーターガールもみんなウサギ耳とか猫耳つけてるんですが・・・これってクリスマスサービス?それともいつもやってるんだろうか?
超高速エレベーターは、あっという間、約37秒で89階に到着。
こんなに高速なのに耳もつ〜んとしないのが不思議。
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ビルの上というより上空から見てる感じです |
夜景が綺麗 |
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るむ:(ふふふ、人や車がまるでアリのよう。踏み潰してしまえそうだわ。)
Pi-子隊長:るむさん、何か言った?
るむ:ううん、別に。この高さはすごいね。
Pi-子隊長:うん。鳥ってこんな風に見えてるのかね〜
ピッキー:窓ガラスがもっときれいだったら最高なんだけど・・・
るむ:ガラスを拭くのも大変なんじゃない?
Pi-子隊長:ま、しかし。クリスマス近いし、台北のカップルだらけかな〜と思ったら、台湾人よりも外国人、特に日本人が多いね。
るむ:確かにね。日本人多いから、さっきの警備員も「展望台」って言葉を知ってたんだね。
ピッキー:400元って、現地の若者には高すぎなんじゃないか?
地下鉄の初乗りが20元(約60円)
スタバのコーヒー1杯(Sサイズ)60元(約180円)
コンビ二おにぎり15〜22元(約45〜66円)
・・・そう考えたら400元(約1200円)は高いかも。
るむ:これで1周した?
Pi-子隊長:スカイデッキ(屋外展望台)があるかと思ったけど、どこから行くんだろう?
ピッキー:あ、こっちじゃん?
ここ(89階)から上の91階までは階段で上ります。
室内展望台が高さ382mなので、91階のスカイデッキはプラス8m、390mの景色が楽しめます。
・・・っていっても、これだけ高いと8mの高さなんてよく分からないけどね。
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檻(柵)がジャマ! |
眠らない街、台北 |
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ピッキー:窓ガラスがないから写真が撮りやすいかと思ったけど檻(柵)がジャマだ!!
Pi-子隊長:落ちたら危ないからしょうがないよ。
るむ:さすがに風強いね〜
Pi-子隊長:寒くないからまだいいけどね。
台北の12月の平均気温は16℃〜20℃です。
沖縄もこんな感じなのかな?(行ったことないからよく分かってない)
つづく
(Pi-子)