KARAOKE NIGHT


ノリノリです(死語?)


4月15日(月)
月曜日…それは新入生が来る日。
この学校は月曜日に授業開始して、最短2週間から英語を勉強できる…というシステムなので毎週金曜日に 卒業する人がいて、月曜日に入学してくる人がいるわけであります。

新入生は8:30から10:30までクラス分けテストを受けるので(先週Pi-子はこれに遅刻しました。(*^_^*)) 教室に来るのは11:00からになるんだよね。
外人のかっこいいorかわいい男の子でも来ないかな〜っと。(いやぁ、目の保養にね。)

Pi-子:おっはよー!
教室に入ると、知らない女の子が一人…新入生かな?…でも、クラス分けテストは受けなくていいのかな?
Pi-子:え〜っと…おはよう、私はPi-子。あなたは?
クラウディア:おはよう、私はクラウディア。今までElementaly Class(初心者クラス)だったんだけど、 一つ上がって、今日からこのクラスになったのよ。よろしくね。


ああ、なるほどね。
そういえば、オリエンテーションで「クラスを替えたい時は申し出てくれれば相談に応じます」みたいなこと言ってたような気がしたな。 途中でクラス変更もできるものなのね。

Pi-子:ノブコ、ノブコ…
ノブコはクラスメートで3ヶ月前からこの学校にいる先輩。歳はPi-子より下ですが…
ノブコ:なぁに?
Pi-子:つかぬこと聞きたいんだけど…クラスをアップしたりダウンしたりする時って マネージャーに相談に行ったりするわけ?
ノブコ:うん、そうだけど、私の場合は、いままで教科書を1冊やり終えると 上のクラスに進む、って感じだったよ。…Pi-子は上のクラスへ行きたいの?
Pi-子:いや、ぜんぜん!ちょっと聞いてみたかっただけ。

今でさえ、先生が言っていることが分からない事があるってのに、上のクラスなんてとんでもないですよ!

アン:Hi,Good-Morning

先生が登場し、授業開始。1週間経ってだいぶ慣れてきたけど、日本語なしの授業ってたいへんだわ〜。


授業は8:30-10:00までの前半、間に30分の休憩をとって、10:30-12:00までの後半と分かれています。
でも、前半と後半で先生が変わるわけではないので、前半の続きをやったり、全く違うことをしたりするのは その日の授業の進行と先生次第。

30分の休憩の間は"Adult Lounge"へ行って、おしゃべりしたり、軽く食べたり、外へタバコを吸いにいったり 教室でやり忘れた宿題をやってたり、寝てたり…過ごし方は全く自由。
Pi-子はAdult Loungeでおしゃべりしていることが多かったかな。
そして、この日もAdult Loungeにいた。

レティッツィア:ねぇ、今日の夜、何か予定はある?
アキコ:ん〜、特には…月曜日だからWelcome Party
(先週、空腹な 思いをしたパーティ)があるぐらいかしら…
クラウディア:今夜はパブで"KARAOKE"をやるんだって。私たち、行ってみようと思うんだけど 一緒に行かない?
Pi-子:カラオケ?行ってみたいな。

どんなんだろ?まさかボックスじゃないよね〜、「パブで」って言ってたし。

Welcome Partyよりは、カラオケの方がおもしろそうだったので、ノブコも加わって5人で行くこと決定。
そろそろ10:30、授業再開の時間だから教室へ戻ろう。


授業再開から数分後…
ガタ…ドアが開いて、一人の男性が入ってきた。

東洋人、日本人かな?歳は30代半ばぐらい…オジさんというにはまだ早いが、少なくともかわいくも かっこよくもないわな〜。(ちょっぴりがっかりするPi-子)

アン:自己紹介してもらえる?
ナオヤ:はい…私の名前はナオヤです。に勤めています。 滞在期間は2週間です。よろしくお願いします。

ってことは、かなり大手の会社だな〜。
まぁ、中小企業じゃ2週間の休みもなかなかもらえないからね。(ひがみ)

ナオヤさんの第一印象は「可もなく不可もなく、日本の大企業サラリーマンだわ」ってぐらいだったんだけど…まぁ、 彼の話は後ほど…。


授業も終わって、ああっという間に夜!

お待たせしました。ここからが本題の「KARAOKE」です。

5人中、ノブコを除く4人がホテル住まいだったので、ホテルの入口で待ち合わせをしてから出発した。
Pi-子:どこのパブ?
レティッツィア:もうすぐ着くわよ。海の近くの…
アキコ:もしかして、金曜日に行った所?
レティッツィア:そうそう。

あそこだったら、完全にボックスではないな。
歌うのは恥ずかしいから、"聞き"に徹してよう…これも立派な勉強だい!


8時半頃到着、9時になってもカラオケは一向に始まる様子なし。
金曜の夜と違って、お客さんもまばら。

ノブコ:本当にカラオケやるのかな〜。
クラウディア:お客さんが集まってから始めるのかな?


まさにその通りだったみたいで、ぱらぱら、お客さんが来たかな〜というところで、お兄ちゃん(店員?) がマイクを持って登場。
音響が大きくなったので(ということにしておこう)よく聞き取れなかったが、「リクエストがあったら 備え付けの紙に書いてスタッフに渡してね」みたいなことを言っていたのだと思う。

日本のカラオケ機に比べてずいぶんデカいが、通信なんだろうか?まさか、LDとかCDってことはないと思うが・・・。

カラオケが始まった時はあまり歌う人がいなかったのですが、夜が更けてきたからか、アルコールが体内に 入ったからか?みなさん歌い始めました。
「デビューしないんですか?」と聞きたくなるぐらいうまい人あり、(ドラエもんの)ジャイアン級の人あり、 それは日本でも同じなのですが、ジャイアン級の方々も実に気持ちよさそうに歌ってらっしゃる。
音痴だから・・・(あっ、言っちゃったよ)と臆することなんてないようですね、こちらは。

それからカラオケの前はダンスホールになっているのですが、ここにお姉ちゃん1人、おいちゃん1人、 お兄ちゃん1人、合計3人で実に気合を入れて踊ってらっしゃった!
日本じゃ、この人数だと恥ずかしくなったりしますが、そんなこと気にしません。

自分が気持ちよく歌ったり、踊ったりできればいいんだ!
ということなんでしょうね。周りも好きなように飲んだり、しゃべったりしてましたし。

「うん、こうゆうのもいいかも」と思いながら、見て&聞いていると・・・アキコが気合入れて踊ってるおいちゃんに 誘拐されてホールのど真ん中で一緒に踊らされてた。
それを笑いながら見ていると、今度はPi-子まで気合入れて踊ってるお兄ちゃんに誘拐されてホールの ど真ん中で一緒に踊らされるはめになった。


ノブコ熱唱中
アキコとPi-子、ノリのいい方々にひきづられて踊っていると・・・
おおっ、ノブコがマイクを持ってステージに上ったぞ!
歌った曲はマドンナの「La Isla Bonita(ラ・イスラ・ボニータ)」。

なかなかお上手でした。(*^o^)// ぱちぱち
アキコ:あ、次の曲は私だ。
アキコまで。いつの間にリクエストしたんだ。

じゃ、Pi-子も・・・といきたかったんだけど、洋楽はあまり聞かないので全部歌える自信のある曲ってないんだなぁ・・・残念。

ノリノリ兄ちゃんたちにやっと開放され、席に戻ったPi-子。彼らに「一緒に踊ろうよ」と誘われても 絶対に踊りに来なかったレティッツィアとクラウディアに抗議。
Pi-子:なんで踊らなかったのよ〜、2人とも!
クラウディア:だって、知らない人と踊るのは私のスタイルじゃないもん!


う〜む。本気で言ってるのか冗談なのか分からないなぁ・・・ここは話題を変えよう。
Pi-子:ところで、スイスでカラオケに行ったことはある?
クラウディア:ないわ。スイスにはカラオケがないから。
レティッツィア:あるわよ。
クラウディア:え・・・本当に?
レティッツィア:ある、ある。


スイス、ところによりカラオケ・・・のようです。

(Pi-子)