フライデー・ナイト・フィーバー(Friday Night Fever !)





5月9日(金)
朝・・・とても眠いです
最初は時差ボケのおかげで毎朝ちゃんと起きていたのですが、だんだん出来なくなってきました。
始業時間ギリギリに教室に駆け込む今日この頃。

今日もやっぱりギリギリセーフ。
階段を上がって左に曲がれば教室が・・・

階段を上がって左に曲がったところで、1組の男女のカップルが・・・キスしてた
しかもうちの教室の前で。(*^_^*;A

別に珍しいことではないのだけど・・・西洋人だと映画の中のワンシーンみたいな気がします。
昨今の日本の若者がキスしているところを見かけると「んまぁ、はしたない!」と思うのに、人種が違うと感じ方が違うんだな。
生活習慣の違いだと思うけど。

じっと見ていたのでラブラブカップルさん女性の方と目があってしまった・・・あれ?

ナタリー:あら、Pi-子、おはよう!・・・あなた、じゃあね。
Pi-子:おはよう。彼氏?旦那さん?
ナタリー:旦那よ。

今週の月曜日から入ってきたクラスメートのナタリーだった。
夫婦で来てるのか。日本人(アジア人)は殆ど夫婦では来ないもんな。
夫婦そろって2週間(TLCは2週間から留学可能)の休みすらとりにくいという事情もあるけど。

おかげですっかり目が覚めた。


ああっ!という間に夜。
金曜日の夜はパブ(分類的にはクラブかも)へ行く、というのが恒例になってまして今日もスピニング・ウィールへ。

ナンキウ:ハイ!Pi-子
Pi-子:ハイ!ナンキウ。

午後8時集合で8時ちょい過ぎに来たんだけど、まだ全員は揃っていない。
これもいつものことで場所さえ決まっていればみんな来る時間も帰る時間もマイペースだ。

キウシック:ハイ!Pi-子。
Pi-子:え・・・あ、ハイ・・・

誰だ、こんなヤツ呼んだのは!

ナンキウ:あ「クレイジー・メイシー」が来た。
Pi-子:クレイジー?メイシーが?
ナンキウ:Pi-子は見たことなかったっけ?まぁ、そのうち分かるよ。


1人、2人・・・だんだん仲間が集まっていき、アルコールもほどよく回ったころ、誰かの「踊りに行きましょう」という掛け声に応えてダンスフロアへ。

夜9時過ぎ、遅くなればなるほどダンスフロアは人が増えてきて、まさにイモ洗い状態。
イギリス人も踊るの好きなんですね。
ロンドンの高級クラブだったらドレス・チェックとかあったりするのかもしれないけど、ペイントンのような田舎町ではそんなものはなく Tシャツ、または普通のシャツにジーンズとか全くの普段着で来ている人がほとんど。
中にはイケイケ調、パンク調にびしっと決めてる人もいるけど。

曲が変わってリッキー・マーチンの「Livin' La Vida Loca」になった。
周りのイギリス人+他国の留学生たちは好きなように踊っているけど・・・
ヒロコ:日本人はやっぱりコレだよね。
ノブコ:そうそうヒロミ・ゴーの「ゴールドフィンガー'99」

Pi-子、ノブコ、ヒロコの3人とも"UPSIDE INSIDE OUT〜♪"のところは、もちろん"あちち・あち〜♪"の振り付けで踊る。

ケヴィン:何?それ。
Pi-子:え?いやいや、これが日本で一番ナウい(死語)踊り方で・・・

ああ、また間違った日本知識を教えてしまった。

「ゴールドフィンガー'99」で妙な盛り上がり方をしたので、ちょっと一休みしようかな〜と思って突破口(人がすごいのでダンスフロア から抜け出すのも大変)を探していたら・・・あ、すごいモンみちゃった。

(スターウォーズの)ジャバだ。しかも2匹・・・失礼、2人もいる。

フロアの中央部に2人のかなり巨体の女性を発見。
着ているのはイケイケ調・・・あのサイズのイケイケ服って売ってるんだ。さすがイギリス。

妙な感心をしながら見ていると・・・だんだんこっちへ近寄ってきた気がする。
目をそらさなきゃ!って思うんだけど、怖いもの見たさで目が離せない。

どしん!

故意が偶然かジャバAと衝突して吹っ飛ばされた

いたた・・・もう、自分のウェイト考えてよね!
立ち上がろうとしていると・・・

どしん!

今度はジャバBと衝突。

Pi-子がじろじろ見ていたから嫌がらせされたんだろうか・・・と思ったが、そうではなく2人とも楽しそうに踊ってる。
ノリよすぎで周りが見えなくなっていたようです。

日本で太っていると服のサイズがないという問題だけでなく「クラブなんか行くの恥ずかしい」と思ってひっこんでしまったりですが、 (本人も周りも)そう思わないところがイギリスの大らかなところなんだろうな。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

今度は大音響という暴力。
どうやらスピーカーのまん前に飛ばされていたようでして・・・キリスト教風に言うと、人の見た目のことを悪く思っていたから神様が罰を 下したんだろうか・・・

踊るのはやめにして、もといた席に戻ると、みんな小集団を作っていて、話をしてたり、ゲーム(みたいな)をしてたり、ひたすら飲んでたり・・・


ごめん、やっぱり載せちゃったよユースケ

Pi-子:ユースケ、何やってんの?(右写真)
手に持ってるのローソクだし、オカルトちっくな遊びか、もしくは大人の遊びか?

ユースケ:昔、懐中電灯を下からあてて・・・こうゆう遊びしなかったか?って話をしてたんだけどね。
そんなことだろうとは思ったんだけど。

キウシック:そうだ、ユースケ。お宅も日本人だよね。「ナガノ・マモルさん」知ってる?
ユースケ:何それ?
キウシック:これですよ。
(最初にPi-子に見せたのと同じ絵をユースケに見せる)
ユースケ:何だよ、知らね〜よ!
キウシック:「ファ○ブスターストーリー」ですよ。ナガノ・マモルさんはこのマンガの作者で・・・Pi-子は知ってたよ。
Pi-子:わっ私は友だちで、オタクなのがいるから・・・
(○じきとか、こ○つとか、しず○とか)
バカものめ、私がオタクだということがバレるじゃんか!

旗色が悪くなったので違うシマへ。
ミア:あっ、Pi-子。Pi-子はどう思う?
Pi-子:え?何のこと?
ジョアンナ:キウシックのこと。今、私とミアで彼のこと話していたの。
Pi-子:そうだ、何であいつここにいるの?
ジョアンナ:私が誘ったの。今日下校の時一緒になってね。予定がないって言ってたし・・・彼はいつも一人でいるから。
Pi-子:・・・友だちいないんじゃん。
ミア:私もそう思う。
ジョアンナ:何で2人ともそんなに嫌いなの?確かに変わってると思うけど。英語はPre-Intermediateクラスにしてはずいぶん上手いと思うわ。
Pi-子:TOEICで750点とったって言ってたからね。もっと上のクラスでもいいとは思うけど・・・
ミア:韓国で750点では自慢できる点数ではないわよ。
Pi-子:・・・そ、そうなんだ。すごいね・・・あ、それで話の続き。文法もできるしボキャブラリーも豊富だと思うんだけど・・・ 何ていうかなぁ・・・英語の上手い下手じゃなくて、人とうまくつきあったり、話すのが苦手なんじゃないかな。
ミア:それ、同感。ハングル(母国語)で話しても彼の話は変だもん。自己紹介しているのにいきなり自分のお姉さんとか 家族の話を始めたの。あれはきっと家族にコンプレックスを持ってるわね。

そうなんだ・・・。

きゃ〜はっはっはっ

深刻な話をしていたのにどこからか奇声が聞こえてきた。

メイシー:何話てんの?飲んで踊ろうよ!
メイシーだ。・・・酔っ払うとイメージ変わるなぁ・・・これが噂に聞く「クレイジー・メイシー」か。

Pi-子:あ・・・あの、メイシー・・・踊るんならダンスフロアに行く?(^_^;)
メイシー:ここでいいじゃん!
Pi-子:ここで・・・って?
(^◇^ ;)
ケヴィン:Pi-子も一緒に踊ってあげなよ。さっきは派手な踊りをしてたじゃん。
Pi-子:これ?
(小さく「あちち・・・」の振りをする)
ケヴィン:その後。しゃがんだり飛び跳ねたり。
そっ、それはジャバに突き飛ばされていたんであって踊ってたのとは違う!

メイシー:あ〜はっはっはっ。気持ちいい〜、最高〜。みんな明日もまた来ましょう!


え・・・明日もまたやるの?

(Pi-子)