4月22日(月)
朝・・・ああ、眠い。(テンション低し)
朝の弱いPi-子ですが、イギリスに来てからは毎朝7時に起きられるのはどうしたことか?
体質が変わったのかしら?と思っていたのだけど、先週の金曜日ぐらいから序所に気持ちよく起きられなくなり・・・どうやら、
時差ぼけだったようです。(^_^;)
トントン
ドアを叩く音・・・朝早くから誰じゃい!?
アキコ:おはよ〜、起きてた?
アキコだった。
Pi-子:さっき起きたばっか。どうしたの?朝から?(かろうじて着替えてはいたが)
アキコ:もう出発するわ。行く時に声かけて、って言ったのPi-子じゃん。
あ・・・そうでした。(*^_^*)
アキコの横には重そうなスーツケースが。
Pi-子:もう行くんだ。ホテルの入り口まで送るよ。
途中、ユースケと合流し(ユースケもハンターズロッジ滞在)2人でアキコを見送ることにする。
ユースケ:アキコ姉さん、入り口のところまでスーツケース運ぶよ。
アキコ:チップなしよ。
ユースケ:をい!ポーターかい?・・・しっかし、重いよ、このスーツケース。
ホテルを出たところはけっこう急な坂道でアキコはスーツケースと共に転げ落ちるように去っていった。_
ユースケ:さ、そろそろ用意しないと遅刻するぞ。
学校へ行き、教室に入るとまたしても見知らぬ女性が・・・しかも、今週は2人だ。
この時間からいるってことは先週のクラウディアと同様、違うクラスから来たのかしら。
一人は几帳面そうにメガネをかけている欧米人の女性、もう一人は真っ白の肌、筋の通った高い鼻、彫りの深い目元、切れ長の瞳
・・・ともかくすごい美人だ。絵や彫刻で見られそうなヨーロッパ系の美人。
これはナオヤが好きそうなタイプなんじゃないかなぁ?
と思っていたら、すでに口説き(?)始めていた・・・なんてヤツだ。
アン:Good Morning!今日からはアキコとクラウディアが抜けてしまったけど、新しいクラスメートが2人来てるわよ。2人とも自己紹介してもらえるかしら?
メガネの女性:私の名前はエッダです。国籍はドイツ。よろしくお願いします。
美人:私はエリーゼ。私もドイツ人よ。よろしくお願いします。
メガネがエッダ、美人がエリーゼね。
アン:今日は○ページの"will"と"be going to"の違いのところからね。まずは例文を隣の人と声を出して読んでみて。
私の隣はエッダだった。
Pi-子:じゃ、私からね。"I will put the flowers in the vase [veis]."
エッダ:ちょっと待って。"花瓶(vase)" の発音は [veis] ではなく [va:z] だわ。
えっ、ウソ?確か中学の授業で [veis]
って習ったと思ったんだけどな。英語の先生の発音が悪かったんだろうか・・・。
アン:Pi-子の発音は間違いではないのだけれど、[veis]はアメリカ英語ね。イギリス英語では[va:z]
なのよ。日本人を含むアジアの国々ではアメリカ英語を勉強するから仕方がないわ。
そうかアメリカ英語なのか・・・でも間違いじゃないんだ。
アン:"will"と"be going
to"は両方ともこれから行う(起こる)事柄のことなんだけど、その違いって分かるかしら?
ええと・・・中学か高校の時に勉強したような・・・。
エッダ:"will"は会話をしている時に何かを決定する時に使い、"be
going to"は会話をする前に決まっている事について話すとき使います。
アン:そう、エッダの言う通りね。"will"は会話をする前には予定していなかった事を決定する時に使い、"be going
to"はすでに決定している事について会話する時に使うのよ。
ああ、そうだったような気がする。
学校を卒業してから早何年経つことか・・・。(言い訳)
アン:今から問題文のプリントを配るから、隣の人と相談しながらやってみて。
問題文は穴埋め式。ところどころ( )になっていて、"will"か"be
going to" 埋めるというもの。
1) The phone rings.
Helen:Hello.Can I speak to Paul, please.
(こんにちは、ポールをお願いします)
Tom:Just a moment. I ( ) get
him.(少々お待ちください。彼を呼んできます)
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エッダ:"これは電話を受けた時に決定しているから"I (will) get him."ね。
Pi-子:うん。電話を取る前に決めたことじゃないからね。
2)Paul has to go to the airport.(ポールは空港へ行かなければならない)
Helen:Do
you want me to take you to the airport ? (空港まで送ってあげましょうか?)
Paul:No
thanks. Tom ( ) take me.(大丈夫だよ、トムに送ってもらうから)
|
Pi-子:これは Helen
の電話の前から決まっていることだから"Tom (is going to) take
me."だね。
エッダ:私もそう思うわ。
最初の問題はよかったのだが・・・
10)Sue:I feel terrible.(気分が悪い)
Helen:I think you ( ) be
sick.(あなたは病気だと思うわ)
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うむ。病気はすこし前からかもしれないが、ヘレンは話をしている時に気づいているようだし・・・ここは
"will" でしょう。
Pi-子:私は"will"だと思う。
エッダ:ええっ、なぜ?ここは "be going to" よ。話をする前から気持ちが悪かったわけでしょう?
あなた説明を聞いていなかったの?
・・・むか・・・
Pi-子:説明を聞いていたからこそ私は"will"だと思うんだけどなぁ〜
正直言って、どっちか分からないんだけど、頭ごなしにこう言われると腹立つわな。
この問題は置いておいて、次の問題いってみよー
11)Tom:Did you post that letter for me
?(手紙をポストに出しておいてくれた?)
Arther:Oh, I'm sorry. I completely forgot. I
( ) do it now.
(ごめん、完全に忘れた。今から出しに行くよ)
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うむむ。前から頼まれていることではあったけど、完全に忘れていて今から出しに行くのだからな・・・"will"・・・かな?
エッダ:"be going to"だと思うわ。前から決定していたことだし。
Pi-子:そうかな、私は"will"だと思うよ。
エッダ「この人、しょうがないわねぇ〜」というように手のひらを上にして両肩をすぼめるポーズをとりやがった。
やっぱりムカつく!!
アン:みんな出来たみたいだから、答え合わせしましょう。まずは1)の答えを・・・ヴァルデマー・・・
アンが順番に指名していき、答え合わせをする。
9)までの答えは完璧。問題は10)と11)。
アン:11)の答えは・・・Pi-子とエッダはこの問題で熱い議論をかわしていたから・・・エッダ。
エッダ:私は"you (are going to) be sick."だと思うわ。Pi-子は(will)だ、って言ったけど。
アン:・・・ここの答えはエッダの当たり。話し手が気が付いたのは話をしている時でも病気は前からだから。
そうなんだ・・・あんまり自信もなかったんですけどね・・・。(^_^;)
アン:次の回答はPi-子よ。
Pi-子:"I (will) do it now."・・・だと思います。(自信ないので小声)
アン:これはPi-子の正解。以前から決まっていたことではあっても話しては完全に忘れていたのだから"will"になるわ。
Pi-子とエッダ、勝負は引き分けね。
引き分けか・・・11)当たっていてよかった。
10時半、30分の休憩時間となりました。
今日の授業はめちゃめちゃ疲れるなぁ・・・と思った時
見知らぬ女性:すみません・・・フランカはここのクラスかしら?
フランカ・・・うちのクラスにはいないなぁ。
エッダ:このクラスにはフランカなんていないわよ、You must go !(さ、行った、行った。)
"must"ってかなりキツめの命令形だったと思う・・・。
外国語だからこうゆう言い方をしてしまうのか?それとも
性格が悪いのか?もしくは
両方だな。
この日の夜はズザナとヴァルデマーとノブコと一緒にパブへ行った。
ズザナ:今日入って来た2人についてどう思う?
ノブコ:すっごいできるよね。もう一つ上のクラスへ行ってもいいんじゃないかと思う。
ヴァルデマー:私もそう思うね。Pi-子は?
Pi-子:私も同じく。
くやしいけど本音だ。
ヴァルデマー:エッダのことなんだけど、彼女はそんなに悪い人ではないよ。ただ、ちょっとまじめすぎるんじゃ
ないかと思うけど。授業の後、一緒に話してみてそう思ったんだ。
ヴァルデマーもエッダも同じドイツ人だからドイツ語でしゃべったんだろう。
外国語になっちゃうから言い方キツくなるのかもしれない。
Pi-子:そうだね。ちょっと融通きかないだけなのかもね。
ノブコ:ところで、エリーゼって美人よね。なんていうか・・・そう"Elegant(優雅な)"って感じ。
Pi-子:そうそう・・・ノオヤは彼女みたいな美人、好みだと思うよ。
ズザナ:あら、でも、彼女は結婚してるわよ。
Pi-子:えっ、結婚してるの?
ヴァルデマー:そうそう、数ヶ月前に結婚したばかりだって。
そうか、残念だったな、ナオヤ。
(Pi-子)