昌徳宮&その他(ソウル)


敦化門(トムファンムン)

ねじきです。
四日目、連日の早起き&夜更かしと昼夜の寒暖の差のせいか朝から体調が宜しくなかったんだけど、 お昼になる頃には酷い頭痛と吐き気に襲われるようになってきていたのでした。

美味しいと評判のソルロンタンだったのに薬を飲む為に味わう事無く流し込む事に…

Pi-子:さて、私とまる子さんとはこれからロケ地巡りをするけど…ねじきはどうする?
ねじき:一応、昌徳宮へ行こうかと思ってるけど…体調悪いから駄目そうなら先にホテルへ戻るわ。
まる子:一人で大丈夫?
ねじき:薬飲んだし多分・・・
Pi-子:ロケ地巡りの後仁寺洞で伝統茶を飲もうと思ってるんだけど来れそう?
ねじき:仁寺洞は安国駅でしょ?昌徳宮もそこだし見学しないで先にお茶してるかも。
Pi-子:4時位には仁寺洞に行く予定なんで、その頃になったら…もしくは何かあったら携帯に電話して。
ねじき:わかった。…あっ!番号知らない!メモメモ。
Pi-子:危うくイギリスの二の舞のなるとこだったね。


というわけで一人寂しく安国駅へ。
安国駅から栗谷路を東へ約7,8分歩くと,昌徳宮(チャンドックン)の入口である敦化門(トムファンムン)が見えてきます。
何か見たことのある所だなと思ったら、ねじきは昌徳宮は10年ぶりの2度目でした。
当時は世界遺産ではなかったはず…と思ったら、世界遺産に登録されたのは1997年でした。

昌徳宮は自由見学はなく、ガイドツアーのみ。
案内はハングル、日本語、英語の3種類で所要時間は1時間半ほど。

丁度次の日本語のツアーまで1時間半程待ちがあったのでチケット売り場の近くにの待合所で一休み。
しばらくすると薬が効いてきて楽になったので屋台やおみやげ物屋を物色しつつ…うっかりタイヤキ とかを購入してしまった。(あれ?体調が宜しくなかったんだけど…)
ついでに売店に伝統茶も売っていたのではとむぎ茶を購入。
日本の麦茶みたいに麦を煎じた物を想像していたらはと麦の粉と砂糖を混ぜたものをお湯で溶いたものでした。
タイヤキとはと麦茶どちらもかなり甘いです。(^_^;

しばらく待合所でのんびりしていると敦化門の方が人だかりになっていました。
ツアーの集まりかと見ていると、民族衣装を着た人達が出てくるではないですか。

アナウンス:これより敦化門の衛兵交代式を行います。この衛兵交代式は李王朝時代王宮として使用されていた当時の再現です。
衛兵交代式!これは写真に撮らねば!

こっこれは、コスプレか!(違うって)衛兵交代式の再現…と記念写真する子供!?

衛兵交代式が終わった頃丁度日本語のガイドツアーがスタート
流石韓流ブーム、100人近い人達が来ていました。ガイドさんが拡声器で話していても真ん中から後ろはよく聞こえない状態でした。


昌徳宮(チャンドックン)

昌徳宮は1405年離宮として造営された。壬辰の乱(秀吉の朝鮮出兵)の時に焼失したが、1611年さらに規模を拡大して再建された。
以来、1910年までの300年間、朝鮮の王宮として使用された。朝鮮時代の古建築の面影を最もよく残しており、最も優美な宮殿としても知られている。
宮内のみどころとしては、本殿である仁政殿、国王と王妃の寝所だった大造殿、国王の執務所であった宣教殿など。
大造殿の屋根には棟木がいっさい使われていない。朝、鳥が棟木にとまって王の安眠を邪魔しないように、ということらしい。
またこの大造殿の東側には楽善斎という建物がある。ここは、日本の統治時代に日本から李王家に嫁だ梨本宮方子妃が、生前暮らしたところです。(詳しいことは知らないけど)

ガイド:宮殿はここまでです。この先秘苑に入りますが入ったら約1時間かかります、時間がない方は敦化門へ引き返して下さい。
ここで引き返した人はほんの少しでした。


秘苑(ピウォン)

宮殿内の北側にある秘苑は、もともと後苑(フウォン)といい、15世紀初頭、昌徳宮の創建時に宮殿の庭園として造られました。
広さは4万5,000uの面積を有する韓国最大の庭園です。
朝鮮造園芸術の極と唱われる庭園で、庭内には樹木がうっそうと生い茂り、その間をめぐる小道や、池、韓国風あずまやなどが微妙なバランスを保ち自然のままの美しさが漂っています。
この庭園の一隅に演慶堂という建物があり、ここは両班(王朝において最も特権だった貴族階級)の家を模して造られていて、朝鮮の王は年2回だけ平民の暮らしを味わうためにここで過ごしていたという。 (でも特権階級の両班の家を模しているようじゃ、平民の暮らしとは程遠いような…)
1592年、文禄・慶長の役(秀吉の朝鮮出兵)で大半が焼失しましたが、1623年に改修増築され、今の姿になりました。


園内はかなり広く自然の丘陵をそのまま生かしているのでかなりアップダウンがあり体調不良の人には一寸きつかったです。
しかしツアーの大半を占める奥様方は健脚の方が多くかったです。

以外と充実したツアーが終わると4時を過ぎたところ。Pi-子さんへ連絡を取り仁寺洞の伝統茶へ向かいました。

(ねじき)

(Pi-子より補足:ねじきは韓ドラとは無関係のつもりでしたが、昌徳宮は「チャングムの誓い」のロケで使われた所です。)

ここからPi-子

Pi-子:遅い!!4時過ぎたけど、全然、電話かかってこないじゃん!やっぱり、ねじきだよ。
携帯電話を持っているのはPi-子だけなので、ねじきからの電話を待っているが…かかってくる気配なし。
まる子:ホテルに帰って寝ちゃってるとか?
現在、Pi-子とまる子の2人は仁寺洞でお茶をしているところ。

仁寺洞とは朝鮮王朝時代、両班の住まいいだった所で(宮殿に近いからだろうね)今は伝統工芸店、伝統飲食店、骨董品店などが密集しています。
仁寺洞通り(インサドンギル)を中心とした両側には細い路地が入り組んでおり、古い家屋をおしゃれに改造したお店などが並び、 外国人観光客の姿が多く見られます。

Pi-子:ホテルに帰ってるんだったら、帰った時点で電話がきそうなもの…忘れているということも十分ありうるけどね。 ま、いいや。ねじきは人と時間の流れが違うし
まる子:そ…そうなの?

待ち合わせすると、必ず遅刻するし、少なくとも一般人と30分の時差があることは間違いない。

ぴろりろり〜ん、ぴろりろり〜ん・・・

ふと立ち寄った「三花嶺」 カリン茶がおいしかったです
Pi-子:もしもし、ねじき?遅いよ!今どこ?…え?地図落としちゃって、どこにいるのかよく分からない?何やってんだか、全く…
ねじき:あ、でも、安国駅までの道は分かると思う。そっちはどの辺にいるの?
Pi-子:う〜ん、小さな通りの小さなお茶屋さんだからな…仁寺洞観光情報センターの場所分かる?
ねじき:よく分かんない。駅から近い?…うん、駅からは観光案内所を過ぎてすぐの角を曲がるの?
Pi-子:角を左に曲がって。仁寺洞のメインストリート(仁寺洞通り)をまっすぐ歩いて5分ぐらいかな。目立つ看板があって分かりやすいから、そこで待ってて。


分かるかな〜?…という不安はあったが、無事に合流、先ほどまでいたお店に戻り、お茶を再開する。
私たちが入ったお店も仁寺洞観光情報センターの向かいの小さな路地を入って行ったところにあり、客席は全部で10席ないぐらい。
ここまで小規模だとお店というより、人の家に招かれてお茶をごちそうになっているみたいな雰囲気があります。

その後、仁寺洞通り(インサドンギル)をぶらつき、韓国最後の夜だからばばん、と夕食は焼肉のコースなんかを食べてみたりする。
ねじき:今回は「食い倒れの旅」がテーマだったんだけど意外と食べなかったな〜
まる子:えっ、ウソ!?けっこう食べてるよ。毎食お腹いっぱいだもん!
Pi-子:ねじきの胃袋と他者のそれを同じに考えてはいけないと思う。でも、主食をお腹いっぱい食べてたから 間食までできなかった気はする。
ねじき:そうそう、屋台で売ってるトッポギとかおでん他、甘味系がね。あとは…犬?
Pi-子:犬かぁ…試しに食べてみたい気がするけど、一口でいいや。
まる子:う〜ん、食べたいような、食べたくないような…
Pi-子:じゃ、次回はメイシーのお父さんに犬のお店、教えてもらうか。
(笑)

最後の焼肉食べた後は、明洞汗蒸幕(ミョンドンハンジュンマッ)へ!
汗蒸幕…字を見て分かると思いますが、韓国式サウナです。

この時、時間は10時半、基本コース(入場料+汗蒸幕+アカスリ+全身オイルマッサージ+顔パック+シャンプー)だけで1時間半、 今から始めて、ちょうど12時に終わるっていうことか。

Pi-子:ま、とりあえず、基本コース…かな。でも、ヨモギ蒸しはやってみたいな〜
ねじき:私、はヨモギ蒸しとうぶ毛抜き、やってみたい。
まる子:石膏パックもいいね〜
店員:今ならサービスでオプション3つで、もう1つサービスでオプションつけられますよ。
(かなり流暢な日本語)
まる子:そうしたら何時ぐらいに終わりますか?けっこう混んでるみたいですけど。
店員:そうですね…1時半ぐらいで終わると思います。ホテルまでは車で送りますから、ご心配なさらずにどうぞ。


ホテルまでは近いし、車で送ってくれるなら1時半でもいいかな。
Pi-子:じゃ、私、基本コース+ヨモギ蒸し+とうぶ毛抜き+石膏パック、サービスで韓服(チマチョゴリ)で記念撮影がしたい!
まる子:チョゴリいいね〜、私もそれで!
ねじき:私も〜


全員一致で決定!
つるつる、ぴかぴか、きれいにしてもらって最後に韓服(チマチョゴリ)を着て記念撮影…と思ったら…
店員:パックした後でお化粧をして記念撮影はもったいないです。記念撮影は最初にしたらどうですか?
…それもそうだ。店員さんのアドバイスを聞き、韓服(チマチョゴリ)を最初にすることにした。

ねじき…上:グリーン 下:レッド
まる子…上:イエロー 下:レッド
Pi-子…上:カナリヤイエロー 下:ピンク
それぞれ気に入った韓服(チマチョゴリ)を着た後、撮影室(?)に通された。
一歩入ったとたん、目に入ったのは…
ヨン様!
なんと、ヨン様のツーショット専用全身写真(名称不明)があった!→

まる子:免税店とかお土産屋さんで散々見たけど、こんな所にもあるとはね〜
Pi-子:やっぱり要望があったのかなぁ…


最初は店員さんが写真を撮ってくれたけど(カメラは自分たちのを使用)忙しいようで「後は好きなように撮ってください」と言って行ってしまった。

Pi-子:あっそうだ、ヨン様と一緒に撮ってみる?(笑)
まる子:そうだね、せっかくいるんだしねぇ〜(笑)
ねじき:どうせだったらバックの韓国風のセットも一緒に撮りたいね。でも、そうするとヨン様入らないし…そうだ!
押し倒しっ!?
手は腰!
ひざまくら
ねじき、いきなりヨン様を押し倒し…っていうか、横に倒した。

Pi-子:それいいっ!ヨン様、ねじきに襲われる!?(爆)
ねじき:いや、だってヨン様だけ直立不動ってのも変じゃん

まる子:次、私ね。同じポーズってのもつまんないからねぇ…
まる子さん、ヨン様にしなだれかかり手は腰にっ!?

Pi-子:きゃ〜っ!!その手は何?(大爆)
ねじき:なんか「スキャンダル」風だね。
Pi-子:雰囲気からして悪女の方だね
まる子:ん〜〜!チョ夫人のこと?
ねじき:映画見てないからよく分からないけど、たぶんその人。

Pi-子:さて、私はどんなポーズにしようかな…
Pi-子はヨン様の頭をひざの上に・・・

まる子:ひざまくらだ〜(大爆)
Pi-子:耳掻きもあれば、なおよかったんだけど…(大爆)
ねじき:こんなことしてたらヨン様ファンに怒られるよねっ!(大爆)

ヨン様ファンの方々、申し訳ありません m(_ _)m
(怒られる前に陳謝しておきます)

こんなことをしていたせいか、基本コース+ヨモギ蒸し+とうぶ毛抜き+石膏パック、全部終わったのは午前3時!
ホテルに帰って、帰国の準備をし、寝たのは4時過ぎ!

最後までやっぱり夜更かし…つーか、もう朝なんですけど!

(Pi-子)