ソウル(ロケ地めぐり)


ヴィクトリー・レコード(本当はシンナラ・レコード)

旅行第四日目

Pi-子:ふぁ〜、眠い。
今回の旅行は日中は歩きっぱなし(昨日はそうでもなかったけど)夜は寝不足で、四日目ともなるとさすがに疲れるわ〜。
今日はソウル市内を巡る予定なので、列車の発車時刻とか、ツアーの集合時間とかない分、ちょっとゆっくりできるかな。

まる子:Pi-ちゃん、おはよう。今日の予定はソウル市内ロケ地巡りだっけ?どんな予定でいく?
Pi-子:うん、まずは南山公園に行きたいんだよね。
ねじき:ちょっと待って、朝食は?
Pi-子:明洞に出ると、坂道を登らなきゃいけなくなるから、ここから直に南山公園に向かってだね・・・

ねじき:朝食!!!!!

Pi-子:・・・・・・・途中に手ごろなお店でもあるんじゃ・・・(^_^;
ねじき:え〜〜、あの辺、あんまりお店ないよ〜
まる子:じゃあ、ケーブルカーに乗って、ソウルタワーまで行ってみようよ。ソウルタワーの周辺に食事できるお店があったじゃん。
Pi-子:ああ、初日に行ったところね。
まる子:あそこまで登れば、南山公園までは下るだけだから、坂道上らなくっていいし。
Pi-子:カップルがいた所からソウルの街を一望するのもいいね。
ねじき:ん〜・・・それでもいいよ。

ねじき、明洞で目をつけていたお店があったらしいが、しぶしぶ承諾。
そうと決まったら、気がかわらないうちにGO!

初日に来た通り、ソウルタワー行きのケーブルカー・ステーションまで来るが・・・
ねじき:・・・ケーブルカー、動いてなくない?
Pi-子:そういえば・・・
まる子:
(案内板を見て)あっ、ケーブルカーは10時からだって・・・
今日はゆっくりしているとはいえ、現在の時刻は9時。ねじきから殺意を感じる・・・

Pi-子:ソウルタワーは遅くまでやってるから、朝も遅いのかもね〜あはは(^o^;;;;;;
まる子:デートスポットだからねぇ・・・朝からやっていないのかもね。
ねじき:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Pi-子:もうちょっと進んでみようか。途中でお店があるかもしれないし。
まる子:"ソウル市民の憩いの場"南山公園にもソウルタワーの近くにあったようなお店あるかもしれないし。
ねじき:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Pi-子:ここから明洞まで行って、また戻ってくるのはちょっと距離があるし、急な坂道もあるしねぇ・・・

とかなんとか言いながら、ねじきの返答を待たないうちに、足が動き出すPi-子。

ほどなくして南山公園に到着。
残念ながら、途中に手ごろなお店はありませんでした。
まる子:はぁ・・・この階段、何段あるんだろ、けっこうキツいね。
そうそう、南公園というだけに、高台にある為、階段を上らなければいけないんですね。
ケーブルカーでソウルタワーまで行けば、下るだけだから楽だったのに・・・

ミンチョルとヨンスの結婚式が行われた南山公園チェ・ジウがウェディングドレスを着て駆け上った階段

Pi-子:でも「美々日」でチェ・ジウはこの階段走って上ったんだよ。しかもウェディング・ドレス着て。 さらに難病っていう設定で。
まる子:あり得ない!・・・あれ、ねじきさんは?
Pi-子:ねじき?

振り返るとねじきは遥か下の方、しかも「だるまさんが転んだ」やってるんですか?というぐらいの速度で上っていた。(要はほとんど止まっているように見えた)

かなり経ってから、ねじきも公園の上まで到達。
飲食店を探すが・・・昔ながらの駄菓子屋さんのようなお店があるのみ。
まる子:あそこで何か買って食べようか。
Pi-子:うん、公園だからベンチもあるし。
ねじき:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


見かけどおり、あまり大したものは売っておらず、それぞれ海苔巻きを購入。
3人でお弁当かかえて、1つのベンチに座るにはちょっと手狭で、自然と噴水のふちに腰掛けて食べることにした。
ミンチョルとミンジが座ったのはこの辺かな・・・(*^o^*)

まる子:次はどこへ行くの?
Pi-子:この辺の近く・・・でもないかな、歩いて10分以上はすると思うんだけど、冬ソナでチュンサンがユジンにプロポーズをした教会 があるっていうんで、そこに行ってから、新村へ移動かな。ヴィクトリー・レコードがあるし。あと、新村に韓国に留学したことのあるっていう人のお薦めの ソルロンタン屋さんがあるみたいなんで。・・・あ、そうだ、ねじきはどうする?今日は別行動でもいいよ。私たちはロケ地巡りだから。

考えて見れば、ねじきは別行動でもよかったんだよね、今さら気づいた。
 チュンサンがユジンにプロポーズを
 した厚岩洞教会
ねじき:お薦めのソルロンタン屋さんは行きたいから、そこまで一緒に行動して、午後からは別行動にする。

ライトな朝食を終えたら、冬ソナの教会に行くべく、再び歩き出した。
海苔巻き食べたのと、ソルロンタン屋の話を聞いたら、ねじきも少しは元気が出たみたいだったが…
Pi-子:地図見るとこの辺に教会、あるはずなんだけど…
まる子:う〜ん、なんか普通の住宅地に入っちゃった感じだね…あっ、ねじきさん、ついてきてないよ。

海苔巻きではここまでもたなかったか…つくづく燃費悪いヤツ。

まる子:あ、そこに教会の案内板らしきもの発見!
まる子さん、でかした!
ドラマでは散歩している途中にふらりと教会に立ち寄る…という感じだけど、ふらりと立ち寄るにはちょっと奥まったところにあるんですけど。 (チュンサンの計画的犯行か!?)

その場でねじきを待ってから教会へ。
教会には、日本人観光客らしき人たちが数人いたが、冬ソナに出てこなければ、観光客が来るようなところではないのだろうなぁ。
中に入ろうとしたが、この時は残念ながら工事中で手前までしか行けなかった。
けど、ま、いいや。私はヨン様よりヨンハ派なので…

お次は、私的にはメインイベントにあたる、ヴィクトリー・レコードに行きたかったのだけど…ねじきが燃料切れにつき、 先にソルロンタン屋さんへ行くことにした。

お薦めのお店「新村(シンソン)ソルロンタン」はその名の通りソルロンタンの専門店。
ソルロンタンというのは牛の骨や内臓でダシをとったスープ。
内臓からダシをとるなんていうと、臭みがありそうだけど、全然ない。
塩で味をととのえ、長ネギとご飯を入れて食べる。つけあわせはもちろんキムチ
Pi-子:あっさりしてて、おいしかった!
まる子:韓国の料理ってみんな辛いのかと思ったけど、キムチの加減で辛くしたり、そうでなかったりするんだね。


あっさりしておいしいソルロンタン
Oさんお薦めの新村(シンソン)ソルロンタン

Pi-子:さて、私とまる子さんとはこれからロケ地巡りをするけど…ねじきはどうする?
ねじき:一応、昌徳宮へ行こうかと思ってるけど…体調悪いから駄目そうなら先にホテルへ戻るわ。

ただの空腹じゃなかったんだ (^_^;A

Pi-子:ロケ地巡りの後仁寺洞で伝統茶を飲もうと思ってるんだけど来れそう?4時位には行く予定なんで、 そのぐらいになったら、もしくは何かあったら携帯に電話して
ねじき:うん、分かった。

ねじきは一人で地下鉄駅の方へ去っていった。

まる子:ねじきさん、気分悪そうだったけど、一人にして大丈夫かな?
Pi-子:う〜ん、過去の海外旅行中に2回、医者呼んでるからねぇ
まる子:えっ!?
Pi-子:今回は大丈夫でしょ
まる子:それは何で?

Pi-子:ご飯食べたから

まる子:・・・・・・・・・・・そうゆう問題?
Pi-子:そうゆう問題!
(きっぱり)

では、私的に本日のメインイベント、ヴィクトリー・レコード

Pi-子:ここよ、ここ。ミンチョル(ビョンホン)が何回出たり入ったりしたことか…(感涙)
まる子:おもしろい建物だよね。土地が三角形だからこうゆうものになったんだと思うけど。
撮影と当時は「タワー・レコード」だったそうですが、今は「シンナラ・レコード」というお店になっています。
では、中へ入ってみましょう。


ドラマを見ている時は広い店内だと思っていたのですが、意外と狭いんですね。
洋楽とコリアン・ポップスのコーナーが大半を占めていましたが、ジャパニーズ・ポップスのコーナー、日本人観光客向けだと思われる韓ドラのサントラ の棚もちゃんとありました。(笑)

CDを崩すフリ 「主任に怒られちゃう」室長室はこ・ち・ら クラッシックコーナーなんですね

Pi-子:う〜ん、写真撮っていいのかな?…ちょっと聞いてみよう。
店長さんらしき人に訊ねると快い返事が戻ってきたので、さっそく撮影開始!
Pi-子:何気にCDを見ているフリするから撮って、撮って〜
まる子:OK、撮ったよ。じゃ、私はCDを崩すフリ!あのドラマってしょっちゅうCD落としたりしてるじゃん!
Pi-子:本当だよね、商品だっつーの!


悪ノリ写真撮影をした後(お店の方、ありがとうございましたm(_ _)m)は近くにある延世(ヨンセ)大学へ。
日本に例えるなら「慶應大学」だとかで、韓国指折りの名門校ですが、有名大学の見学に…というわけではなく、この大学、数々の 映画、ドラマのロケ地になっているんですよ。
知っている作品の中では「美しき日々」「真実」「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」に使われたそうです。
最近ではヨン様の出演映画「4月の雪(原題は「外出」)の撮影でも使われたそうです。

ヴィクトリー・レコード(本当はシンナラ・レコード)からちょっと北、歩いて5分ぐらい。
Pi-子:イチョウ並木がきれいだね。
まる子:由緒ありそうな建物も絵になるから、ロケ地として使われるのも分かるね。でも美々日で出てきたっけ?
Pi-子:うん、ソンジェが通ってる大学として出てきたはずだよ。
まる子:いきなりヤンミミが現れてお茶したところしか覚えてないや。
Pi-子:ああ、偶然大学にいるなんて不自然だよってシーンでしょ。実はソンジェのシーンは真剣に見てないから私もあんまり覚えてなくて…


きれいなイチョウ並木歴史のある建物 「真実」でここが出てたような…

「猟奇的な彼女」でチョン・ジヒョンが彼氏に「靴を取り替えて」と言い、チョン・ジヒョンがスニーカーを履き、彼氏役のチャ・テヒョンがハイヒールに履き替える…というベンチでのシーンも大学内で撮影されたのですが、めちゃめちゃ広い大学なので、 全部は回りきれず、次なる目的地へ

地下鉄に乗って安国駅まで移動。
駅から北へ徒歩で15分ぐらい真っ直ぐ行くと「冬ソナ」の撮影に使われた高校があるのですが…
え?冬ソナの高校はすでに春川で行っているはずじゃないかって?
いやいや、春川第一高校で使われたのは塀のみ、校舎はソウル中央高校のものなんですよ。

ここだって普通の高校だっていうのに、校門の手前に2,3件の「即席・韓ドラグッズ販売所」が設けられていた。
まる子:商魂たくましいね
Pi-子:稼げる時に稼げる所で稼いでおくんじゃない?(^_^;A


HPには「入り口の守衛さんに言えば見学させてくれる」って書いてあったけど
Pi-子:あれ?守衛さん、いないよ。
まる子:どうする?
Pi-子:見学OKみたいだし、入ってもいいんじゃない。途中で守衛さんがいたら言えばいいんだし。

そんなわけで無断進入…って行っても断って入るつもりだったんだけど、入り口に守衛さんがいなかったんだし。

かなり急な坂道(汗)TVでよく見たソウル中央高校の校舎

校門をくぐるとしょっぱな急な坂道。
まる子:いくら遅刻ぎりぎりだからって、この坂道駆け上るのはイヤ
Pi-子:うん、正座させられるのはヤだけど


坂道を上ると冬ソナで何度も見た校舎が目に入る。
石造りの由緒がありそうな校舎はなかなかステキです。
では、校庭の方へ行ってみましょう。(無断ですが)

途中にゴミ捨て場があったけど、焼却炉はなさそう…
まる子:そもそも焼却炉のあった所とは雰囲気が違う気がする
なんて話をしているところに…

男子高校生:コンニチハ〜!
Pi-子:こんにちは〜!
挨拶をされたら、お返しをしなければ失礼というもんでしょ、って思って返礼したら、走って向こうへ行ってしまった。

まる子:やっぱり日本人観光客、来るんだね〜(含、自分たち)
Pi-子:そうだろうね。でも、高校生っつーか、中学生みたいだね、幼くて。ヨン様みたいな高校生はいないねぇ
まる子:っつーか、あれで高校生はちょっと無理があったんだと思う。
(^o^;

さて、中央高校を出て2、3分行ったところに「ユジンの実家」があります。(入場料3000ウォン、お茶+2000ウォン)
春川のチュンサンの家は長蛇の列だったけど、ユジンの家は全く行列がなかったので入ることにした。

Pi-子:こんにちは〜!
(TVで)見慣れた家に入って、声をかけると中から一人のアジュンマ(おばさん)が出てきた。
アジュンマ:ドウゾ、オ入リクダサイ
このアジュンマ(おばさん)は実際にこの家に住んでる方だそうです。(店員かと思った)


学校がよく見える
ここもTVでよく見ましたユジンの家

アジュンマ:ココ、ユジンの部屋、学校、見エマス。
はっきり見えます。バスに乗っていくことないじゃん!(笑)
ちなみに違う角度からはソウルタワーもばっちり見えました。

アジュンマ:コッチハ休憩所、ペ・ヨンジュンさん、チェ・ジウさん、座リマシタ、メイクシマシタ。
アジュンマの行った休憩所になった部屋もユジンの部屋も廊下までもヨンさま、チェ・ジウの写真、ポスター、サインでいっぱいになっていました。 (ついでにビョンホンのポスターも)
お金になるとはいえ、ここで暮らすのはたいへんそうだなぁ…

まる子:次はどこへ行くの?
Pi-子:いや、これでソウルのロケ地めぐり終了。疲れたから早めに仁寺洞(インサドン)へ行ってお茶しようか。


お疲れ様でした。m(_ _)m

(Pi-子)


美しき日々写真集へ