オドゥ山統一展望台(Mt.Oh-du Unification Observatory)
オドゥ山統一展望台の前でなぜか集合写真
旅行第三日目
まる子です。3日目の板門店ツアー体験談書かせていただきますっ!
Pi-子さんから韓国旅行の話が出た時、ロケ地ツアーはもちろん回ってみたかったのだけど、折角韓国に行くのだからそれ以外にもどこか行きたい感があったところ・・・
Pi-子:外国人なら板門店に行けるツアーがあるよ!
という情報!
おぉ、板門店!
TVのニュースでは見た事がある場所だけに、そこに実際に行けるとは!
やはり、これは是非行ってみたい、ということになり決定ー!
朝、ホテルから集合場所ロッテホテルまでは徒歩で移動・・・その前に本日の朝食、お粥を食べに、ねじきさんがリサーチ済みの明洞にあるお粥屋さんへ。
お店に入ると満席・・・だったけど、B1にも席があったようで、そっちに通される。
店内は全体的に和風チックな感じで、地下の階はなんと座敷になっていた。
地下だけで6テーブル位あったかな。
まる子:結構、広い店内なんだね
と言うが、他2人は店内の様子よりも、メニューをチェックをしていた。(^_^;)
Pi-子:おおっ、
あわび粥
だって!
まる子:いいねぇ、おいしそう!
(ねじきさんはもちろんチェック済み)
値段は日本で食べるほどお高くないし、それにしよっと。
考えることは皆同じだったらしく、全員あわび粥をオーダー。
お盆にあわび粥、何皿かの小皿の上には、色々なキムチが。。
まる子:わぁ、すごい!結構豪勢なんだね♪
早速、食べ始める。味はシンプルでもあわびの味もちゃんと出ていて美味!
やはり、リサーチして選んだお店は違うなと実感。
満足してお店を後にし、さぁ、ロッテホテルだ!
Pi-子:その前に、集合10時だよね。まだ時間があるから、明洞大聖堂へ行きたい!
時間は余ってるし、これといってしたいこともないから別にいいよとついていく。
ごちゃごちゃ感のある明洞にあって不釣合いなぐらいすっきりとしたデザインの教会。
でも、Pi-子さん、クリスチャンでもないのになぜ?
Pi-子:だって「美しき日々」でミンチョル(ビョンホン)がヨンス(チェ・ジウ)に2度目のプロポーズをする所だもん!
なるほど、ロケ地か・・・
マリア様の周囲がちょっと違うような・・・
ドラマではこの
急な
坂道を
笑いながら
駆け上っていました
Pi-子:マリア像の前で拾ってきた指輪を取り出すシーンがあるんだけど・・・あのマリア様はどこだ?
ねじき:そこ
(右上写真)
じゃないの?
Pi-子:う〜ん・・・なんか、池みたいなのがあったような気がした。
しばらく聖堂の周辺を探すが、それらしいところは見つからず、断念。やっとロッテホテルへ。
ロッテホテルまでは、徒歩でおよそ5分位だろうか。地図もあったし、なんら迷うことなく到着。
そしたらなんとホテル内駐車場へ行く壁一面にヨン様写真のオンパレード!!
どうやら、ホテル内にある免税店のCMポスターだった。
Pi-子:そういえば、免税店に"ヨン様コーナー"も新設されたらしいよ。
(^_^;A
ここはすかさず、記念写真! パチリ!
思わぬ収穫(?)の後、ロッテホテル内にある集合場所の旅行社へ。
割と早めに着いたのにもかかわらず、もう既に何人か待っている人達がいた。
Pi-子さんが、予約している旨をカウンターに伝えると
店員:時間までお待ちください!
という、厳しい一言をもらう。
旅行社の前でずっと待ってるのも何なんで、ホテル内トイレに行ったり、持ち物チェックをしたりながら、集合時間ちょうどぐらいに戻ると、既に大勢の人々が待っていた。
まる子:結構、外国人も来てるねー。あ、あの金髪にいちゃんなんかスーツ着てるよ。
このツアーは、服装の制限もあって、ジーンズ、Tシャツ、半ズボン、運動服、サンダル、ミリタリースタイル(!?)は禁止のお達しがあったのです。
理由は、かつて北朝鮮は、Tシャツやミニスカート姿で見学にきた観光客を撮影し、「韓国は帝国主義の圧制によって貧しい生活を強いられている。 だからこんなみすぼらしい格好をしている」と、国内に宣伝したからだとか・・・。
Pi-子:一応、うちらの格好は大丈夫だよね
と互いにチェックし合う。
ん、ねじきさんブラックジーンズだ。
ねじき:ブルージーンズじゃなければ大丈夫っしょ
そうこうしている内に時間になり、申し込みを済ませたら、ガイドさん指示の元バス乗り場に移動。
バスは2台用意されていて、日本人用で1台。その他外国人用で1台となっていた。
日本人観光客はおよそ40人前後いただろうか。やはりご年配の方が多かったが、中には13歳の中学生もいた。
こちらのガイドは、ホンさんという女性。
現地ガイドさんだと、まれに何を言っているか分からない人がいるが、この方は日本語バリバリで道中おもしろおかしく説明してくれた。
ホンさん:板門店へ行く前に"オドゥ山統一展望台"を見学します。オドゥ山統一展望台は1992年に南北統一 の願いを込めて建てられた展望台で、韓国国内から北朝鮮を望む事のできる場所です。
ホンさんの話によると、板門店は韓国人も観光することができる・・・が、それには数週間前から予約をし、諸々な審査をされるのでたいへんらしい。
しかし、オドゥ山統一展望台は、何らチェックがあるわけでもなく、気軽に北朝鮮を見ることが出来る場所なのだ、ということ。
オドゥ山統一展望台へ到着。
バスを降りるとなぜか展望台の文字が入っている入り口前で記念撮影。
ホンさん:皆さんに注意してもらいことがあります。よく聞いてください。北朝鮮はここから目と鼻の先です。とても近いですが、許可のないところで写真撮影したり、歩き回ったり するのは絶対にやめてください。言うことを聞かない人は最悪、刑務所へ入れられますよ!・・・韓国に長く居たい人はいいかもしれませんが、自由はありません。
一同、凍った笑いが起こる。
どうやら北側からも監視されているようです。(^_^;A
展望台内へ入り、4Fまで階段を上がると、映写室&展望台があります。
ここは前面ガラス張りで、目の前の漢江(ハンガン)と臨津江(イムジンガン)の対岸に広がる北朝鮮の地形と建物を模したジオラマを見ることができます。
肉眼で見ても、国境の線が見えるわけじゃないし、北の兵士の姿が見えるわけじゃないし、どこまでが韓国でどこからが北朝鮮なのか分かりませんが、 ジオラマで見ると一目瞭然。
川を挟んで、近い所で460m、遠い所でも3.2kmしか離れていないのです。・・・道理で緊張感が漂うわけだ。
北朝鮮の地形と建物を模したジオラマ
北朝鮮の学校の教室の再現
ホンさん:昔、大雨が降って洪水があった時に「北」の牛が韓国へ流れ着いて、助けられた・・・ということがありました。 その牛は「統一の牛」と名づけられ、カルビになることもなく、牧場で大切に飼われたそうです。
(北朝鮮に戻されたのか、 韓国で飼われたのか、ちょっと忘れました)
この後、繰り返し注意事項を説明され、時間まで自由行動となった。
2F、3Fが展示室になっており、韓国と北朝鮮の会談の絵&写真、北朝鮮で生産されている様々な品物(食料品、衣服、文房具など)、 一般家庭&学校の教室を再現した部屋があった。
品物にしても、住居にしても、ちょっと時代がかっている感がある。
また、金将軍様親子の写真がしっかりと飾られていました。(-_-;
ここでは40分程観光し、次は板門店・・・へ行く前に昼食へ行く、とのこと。
ねじき:HPで調べたら、昼食はビュッフェみたいだよ。
Pi-子:・・・なんで、そんなことを調べてんだよ!
ホンさん:板門店へ来たことのある人はいますか?・・・今回はいないみたいですね。以前、昼食は、「キャンプ・ボニファス」(Camp Bonifas)という国連の施設内 でビュッフェ形式でしだが、それがなくなったので、途中にあるプルコギ屋さんへご案内します。
プルコギ料理は日本でいうすき焼だ。平らな石鍋に牛肉、野菜、漬け汁などを入れ煮込む。割と甘口だったのだがなかなかいける。
ここにもキムチは必需品。やはりどの料理にもキムチはつくらしい。
ホンさん:ちょうど今の季節はキムチを仕込む時期で各家秘伝のキムチ作りが始まります。韓国では11月頃になると、 新聞や天気予報で「今、この地域で漬け頃」という"キムチ前線"が発表されるんですよ。
それって日本でいうなら桜前線みたいなもの!?
ホンさん:それから"キムチ冷蔵庫"も売ってます。昔は専用の倉庫や床下の土に埋めて保存したのですが、 今ではマンション暮らしの人も多く、よく使われています。
冷蔵庫の野菜室じゃ、納まりきれないから?それとも匂いが移るから?
昼食を終え、皆満足して店を後に出ると・・・空は少し薄暗く曇っていて風もあった。
まる子:なんか、天気崩れそうだね。
ねじき:Pi-子さんと旅行に行くと
必ず
雨が降るのよ。今日も雨かなぁ。
まる子:あ、そうなの? じゃあ、降らないといいねー。
Pi-子:・・・・・・・・・
次回、いよいよ板門店へ
(まる子)