奥多摩湖(Okutama Lake)
奥多摩湖
あのすごいやつらが再びやってきた!!
伝説の(?)入水鍾乳洞Cコース踏破をした我々、また新たに伝説を刻むときがきたのだ!
チームアドベンチャー 第2弾
Pi-子隊長:番号!
ピッキー:1!
るむ:2!
まる子:3!
大将:4!
Pi-子隊長:私を入れて5人…ようし全員揃ったな、今から突撃を開始する。かねてよりの作戦通り各自冷静な
行動と任務遂行を期待する!
一同:アイアイさー!
今まさに決戦のとき!
しかしここまでたどり着くにはいままでにない困難が待ち受けてきたのだ…
話を数日前に戻そう。
大将:すまぬ 当日ゴルフコンペでどうしても朝から参加できなくなった。夜単独でそちらに向かう。後は頼んだぞ〜!
ピッキー:な、何だってー 夜の単独行動は危険だ!命が惜しくないのか?
大将:馬鹿を言うな 俺が死ぬものか 俺はボーリングでたまには200出せるぜ!
ピッキー:まて、ゴルフだろ ボーリングは関係ないはずだ!
大将:球技には変わりねえよ 球がほんの少しばかり軽く小さくなっただけだ!
ピッキー:わかったパチスロで閉店1分前に当たりを引くお前の奇跡を信じよう
大将:アディオス!
ピッキー:グッドラック!
出発当日
朝5:30、高ぶる思いに目覚ましなど必要なかった。
定刻に布団から飛び起き、てきぱきと準備をすすめる。
昨日用意した荷物の最終確認、もはや愛車となったIPU号の車両の最終点検。
ピッキー:いよいよ出発ですね 隊長。
Pi-子隊長:そうだな 移動にはくれぐれも気をつけよう。目的地にたどり着くまでに体力の消耗は極力避けねばならない。
朝食食べてるヒマもなかったけど、るむちゃんとまるちゃんと待ち合わせの場所へ早く着いたら適当に食べようか…などと言っていたのだが、
錦糸町まで来ていきなりの大渋滞!
3連休の初日だからある程度の渋滞は予測していたが、錦糸町から箱崎まで1時間半もかかってしまった。
Pi-子隊長:中央高速なんてもっと混んでるよね…約束は9時に日野駅だったけど、間に合わなそうだから、
集合時間遅らせようかな…"渋滞で全然進まないから、待ち合わせは9時半にして"
るむちゃんとまるちゃんに携帯でメールを送るPi-子。
こんな時、文明の利器(携帯)ってすばらしい!
はうえば〜!我々の読みは甘かった。
渋滞はまだまだ続き、8時半の時点でまだ新宿にいたのだ。
Pi-子隊長:6時前に家を出てるのにっ!あと1時間で日野に着けるかな?
ピッキー:いや〜、この分じゃ無理だろうね。
Pi-子隊長:じゃ、もう少し遅らせるか。"待ち合わせ10時にしてもいい?…っと。"
ぴろぴろり〜ん
Pi-子の携帯に返事が届いたらしい
るむ:では、10時に日野駅、ということで。運転お疲れさまです。
まる子:了解なり☆ お疲れ〜、すごい渋滞だね。
はうえば〜!我々の読みはまだまだ甘かった。
大都市、新宿をナメてはいけなかったのだ。なんと新宿を抜けるだけで30分以上かかってしまい、時間はすでに9時を過ぎていた。
ピッキー:上(高速道路)でいくか、それとも下(一般道)へ降りるか…それが問題だ。
Pi-子隊長:10時も無理そうだね。もうちょっと遅らせるかなぁ〜…"すごい渋滞で…"
ぴろぴろり〜ん
るむ:10時20分にしました。これ以上は遅くしません。気長に待っているので気を付けて来てね。
まる子:るむさんから連絡いったと思うけど、時間遅らせて行きます。事故とか気をつけて!
だが、渋滞はまだまだ続き、時間はもはや10時をまわってしまった。
Pi-子隊長:今府中。20分までには間に合いそうにないや。カーナビの予想では10時40分に着くはず。
るむ:はい、お待ちしてます。
少し遅れてまるちゃんからの返信
まる子:東京横断ご苦労様。るむさんと合流しました。日野の駅前でお茶して待ってます。
10時40分はとっくに過ぎて、時間はすでに11時。
るむ:遅いね、もう11時だよ。
まる子:もう一回メール送ってみようか…"どの辺?"
数分後…
まる子:メールが来た…あれ?まだ、府中だって?
るむ:さっきも府中じゃなかった?なんか1時間ぐらい府中にいるよ。私もメールしよう。"府中のどの辺?"
Pi-子隊長:あ、るむさんから"府中のどこ?"だって。・・・返信しておこう。"よく分からないけど府中のどこか。カーナビにNE○の工場って表示が出てる。もう全然車が動かないんだよ(T_T)"
ピッキー:集合時間にだいぶ遅れているな。
早くたどりつかねば!
しかし行く手をさえぎる渋滞の列がうらめしい。(;_;)
車はそれからちょっと進む→動かない→ちょっと進む・・・を繰り返し、やっと日野駅近くまでたどり着いた。
Pi-子隊長:ようやくカーナビの地図の中に日野駅が見えてきました。ちょっと渋滞してるけど、11:40分ぐらいには着くと思う。
るむ:了解。35分になったら駅前のロータリーで待ってます。
駅前のカフェを出て、Pi-子隊長&ピッキーを待つが・・・待てど暮らせど現われず・・・
まる子:・・・来ないね。
るむ:うん、来ないね。あ・・・Pi-子さんからメールが来た。
Pi-子隊長:あともう少しだというのに、また全然動かなくなったよ。事故でもあったのかな?
るむ:事故?全然そんな風には見えないよ。目の前の甲州街道は空いているのに〜。きりんさんになって待ってます。
さらに数分後、きりんとろくろ首に成り果てたるむ&まる子のところにPi-子隊長からのメールが届いた。
Pi-子隊長:あと橋を渡るだけ・・・というところで渋滞。カフェからはもう出ちゃったよね。ごめんね。
るむ:歩いた方が早いね。あともうちょっとだ〜!(^_^;
午後12:00、遅刻すること3時間、自宅を出てから6時間後、ようやく待ち合わせの場所に到着したIPU号。
いきなり精神的な体力をすり減らしてしまった・・・。
ピッキー:すまん遅くなって。
るむ:気にしなくていいのよ 運転お疲れ様。
まる子:そうよ、お酒タイムはこれからよ。
・・・こころなしか空気が重い。
いや気のせいだ。重いのは隊長のケツだけで十分だ・・・。
渋滞で疲れた Pi-子隊長&ピッキー
すっかり待ちくたびれた るむ&まる子
合流しょっぱな近くのファミレスで小休止&昼食をとることにした。
Pi-子隊長:う〜・・・予定では奥多摩湖に到着、湖の近くで昼食・・・だったんだけどな・・・
るむ:ま〜、しょうがないよ。
まる子:この後は渋滞がないといいけどね・・・
ピッキー:3連休の初日だからな〜、行楽客も多いだろうし、多少の渋滞は覚悟しておいた方がいいな。
Pi-子隊長:もう渋滞はお腹いっぱい・・・今日の目標は宿にたどり着く事にしておこう・・・
一同:アイアイさー!(ちょっと元気なさげ)
たとえこの先、渋滞の魔の手(列?)が待ち構えていようとわれわれに"後退"の2文字などない!
るむ:ピッキーさん、運転疲れたでしょう。コーヒー持って来ようか?(ドリンクバー)
ピッキー:あ、もう1杯飲んだからいいよ。
るむ:いいよ、持ってきてあげるよ。(私が持って来てあげるって言ってるのに飲まないつもり!?)
ピッキー:え・・・じゃあ、いただきます。(^_^;
今のは何だ?( )内のはるむちゃんの心の声か!? ・・・いや、きっと疲れているんだろう。
るむちゃんに持ってきてもらった2杯目のコーヒーを飲みながら思った。
ピッキー:表の隊長はPi-子だが、裏の隊長はるむちゃんに違いない!
るむ:何か言った?
ピッキー:ううん、そろそろ出発しようか。
いよいよ奥多摩に向け出発。
途中ところどころ混雑はあったが、人数も増え会話も増えてきたのせいか、あまり気にならなかった。
風景に次第に梅の字が目に付くようになってきた。
そうか青梅だからか・・・
いまさら当たり前に気がつく俺。
同時に奥多摩に近づいてきたんだなという実感がわく。
結局奥多摩に着いたのは夕方も16:00近かった。
Pi-子隊長:16:00かぁ・・・本来の予定では昼頃に・・・
ピッキー:宿に行くには時間が早いよな。
まる子:奥多摩湖の周辺を散策しようか。
まずは"水と緑のふれあい館"を見学(無料)
奥多摩湖は我々のような都会人の心を癒してくれる癒しの場であるだけではなく、喉の渇きも満たしてくれるダムがあります。
小河内ダムの総貯水量は1億8000万トン、都民の利用する水の約2割を供給しているんだとか。
"水と緑のふれあい館"にはダムの仕組、3D映像による奥多摩の自然など水の大切さについて分かり易く展示がされています。
ついでに売店で食料&みやげを物色。
まるちゃんはここで沢の井5段仕込みを購入したこと、忘れずに報告しておく。
"水と緑のふれあい館"を出てきたところ、突如、救急車がサイレンを鳴らして参上!
何事かと思っていると救急隊員がメガホンで・・・
「今から急病人搬送のためヘリコプター飛んでくるんで気をつけろ ゴルァ!」
と案内を始めた。
(ピッキーへ もっと丁寧な言い方していたぞ。事実を曲げるな ゴルァ! by Pi-子)
間もなく爆音とともに消防庁のヘリコプター「ひばり号」参上!
辺りはヤジ馬で溢れかえっていた。(含、我々)
みな固唾を呑んで見守っている。
運ばれる側にとり正直気分がいいものでもないと思うが
(そんなこと気にしてる場合ではないかもしれないが)
るむ:観光客かね?地元の人かな?
Pi-子隊長:どっちかな。奥多摩に入ってから途中に病院があるの見たけど、東京にあるような大きな病院でなければいけない病気なんだろうね。
まる子:ここも東京都なんだけど・・・
急病人はすみやかに搬送され、ヤジ馬一同は患者の無事を祈るばかりだ。
あれだけいたヤジ馬たちは四散し、辺りはすぐに普通の観光地に戻った。
ピッキー:景観自体は悪くないのだが・・・なんか地味だな。
Pi-子隊長:天気が悪いからかな?曇りだし、もう夕方だし。
まる子:そうねぇ、紅葉の時期とか桜でも咲いていたらまた違うかも。
るむ:ねぇ、向こうにある橋でも渡ってみない?
一同(るむちゃん以外):橋・・・!?
皆の脳裏には竜神大吊橋の悪夢の光景が浮かんだ。
Pi-子隊長:本当だ、吊り橋じゃないけど、橋があるねぇ。橋を渡るのはいいけど、"回転扉"へは行かないよ。
るむ:こんな所にそんなんないよぉ!(笑)
何かに取り憑かれたように(?)橋を渡り始める我々・・・
途中下を見下ろすと導流壁と取水施設が見え、これが橋ではなくダムの堤体(水をためておく為の堰)そのものだったことに気づいた。
ピッキー:放水している所が見たかったな、残念。
まる子:けっこう高い〜。この真下まで行って歩いて上るようなことはしたくないね。(^_^;
Pi-子隊長:そういや竜神大吊橋にもダムがあったよね。(竜神ダム)
皆、前回のアドベンチャーで心に傷を負ってしまったのだろう。
橋かと思ったら堤体 |
ダムを見下ろす |
そして、とうとう橋・・・いや、堤体の向こう側まで渡りきった。
Pi-子隊長:ここも行き止まり・・・正確にはハイキングコースみたいなものがあるけど。
まる子:ハイキングコースはもういいでしょ。(@_@)
ピッキー:まさか、ここに"カリヨン"はないだろうな?
ああ、俺の心にもトラウマが・・・
さっそく辺りを調査するが、カリヨンは存在せず、慰霊碑が見つかった。
ピッキー:一見慰霊碑に見えるが、どこかにお金を入れる口があり、けたたましい鐘の音が鳴り響くのでは?
慰霊碑を調査し、賽銭箱のようなモノを発見。
恐る恐る1円(せこい!)を入れるが、何の音もしなかった。
鼓膜が破れるようなカリヨンの音がしなかったので安心して、工事の犠牲者(87名が殉職)のご冥福を祈る。
・・・もしかしたら料金不足だったのかもしれないが・・・(汗)
車に戻るが、まだ宿へ向かうのにもちょっと早いかな、ということになり、さらに奥に進んだところにドラム缶橋を見に行くことにした。
とはいっても本当のドラム缶を繋げた橋ではなく、大きな浮きと板を組み合わせた橋となっている普通の浮橋。
昔は浮きにドラム缶を利用していたそうだけど、ドラム缶は錆びやすいので、今ではドラム缶状の樹脂と金属の素材が使われているのだそうだ。
橋を半分まで渡ってみる。
湖面が近くに見れて、揺れがおおきいのが売りだろう。
夕刻で人があまりいないことをいいことにわざと走ったり、ジャンプしたりして、しばし童心に返る。
橋の向こう側にハイキングコースのようなものが見えたが、時間の都合上ハイキングは中止とした。
我々の名誉の為にいうが、決して"キツい上りはもういや〜"という理由ではない。いや、本当に、絶対に!
なんといってもメインは明日の"4つの洞窟を征服"することなのだ。
かわりに(?)橋の上で俺の写真撮影会開始!
セクシーポーズからちょっとアンニュイな表情までモデルとしての才能をいかんなく発揮する俺。
戦う男にとって一瞬一瞬が今を生きている証なのだ。
その瞬間をカメラに収めるのは実に貴重だ。
もうちょっと遊びたかったドラム缶橋 |
スカウトが来たらどうしよう (*^o^*) |
雑誌の表紙にでも使ってもらいたいくらいの写真となったはずだ。
そうでなければ腕が悪いということだ。(ちなみに撮影 by Pi-子)
(ピッキー)