自由の女神(Statue of Liberty)


遠ざかる自由の女神

なんだか食べ物のこととおタクなことばかり書いているような気がしますが、メジャー所ばかり観光してるんだけどなぁ・・・ぶつぶつ。
そして今日はNY観光、王道中の王道、自由の女神へ行く予定。
自由の女神はマンハッタン島(NYもひとつの"島"なのです。)の中にあるわけではなく、少し下の"リバティー島(Liberty Island)" という小さな島に立っています。

Pi-子:遠いからさすがに徒歩は無理だし、タクシーはお金かかるから、 地下鉄で行こうかな・・・ポツ
ねじき:ヤダ!危ないじゃん!

今回は、やけに慎重派になっているねじき・・・ちょっと脅しすぎたかな?
Pi-子:南側はそんなに危険地帯はないし(たぶん)今、通勤時間だから 人がいっぱい乗ってるし(たぶん)大丈夫だよ(たぶん)
「クロコダイル・ダンディ」のラストで出勤時のぎゅうぎゅうになったNYの地下鉄のホームを思い描いてるPi-子。 ・・・あんなすし詰め状態(日本のと同じぐらい)では、スリ、痴漢以外の犯罪はできないと思う。
ねじき:え〜、でも〜・・・
とぶつぶつ言っているねじきを騙し・・・じゃなくて、説得しながら、もよりの地下鉄駅へ向かう。

確かに昔はものすごく危険なところだったけれど、最近ではそうでもないらしいと聞いているし・・・。
1994年にジュリアーニさんが市長に就任してからは建物への破壊、(電車や壁への)落書き、 (路上での)泥酔、空き缶のポイ捨て・・・など些細な犯罪から徹底的に取り締りました。(東京でもやってほしい) その結果、犯罪が減少、NYの治安はよくなっていった、とのことです。(^_^)//ぱちぱち
・・・だから大丈夫だよ!(たぶん)

駅は思った通り、けっこう混んでました。(ちょっと ほっ>(^。^))
さて、切符を買おう。

自動販売機に$1.5を入れると・・・あれれ、コインが出てきた。
このコインはトークンと呼ばれる専用コインで、自動改札に投入すると、回転式バーが回せるよう になり、構内に入ります。自動で回るわけではなく、自分で回すことを忘れずに!
何日も滞在する方、何回も乗り降りする方にはメトロカード1週間フリーパスもあります。

NYの地下鉄で気をつけなければいけないこと・・・それは、トイレがありません。 安全になったとはいえ、トイレは危険(麻薬やってたり、暴行されたり・・・) 犯罪防止 の為、封鎖されているそうです。お出かけ前に用は足しておきましょう。(子供か?)
また、ラッシュアワーは人がいっぱいいるので心配ありませんが、オフタイムに乗ることになったら "Off Hour Waiting Area"という場所が設けてあります。たいてい改札の前だったり、人目がある所なののでそこで電車を待った方がよいでしょう。



サウス・フェリー駅へ到着。駅を降りて・・・どっちに行くのかよく分からないけど、人の波についていけば、大丈夫!(たぶん)
人の波について行くと・・・フェリー乗り場に到着。ガイドブックには「いつも長蛇の列が・・・」と書いてあったのだけれど、全然、並んで ないや。朝早く(9時ちょい過ぎ)に来たのは正解かも。
それにしても切符売り場が見つからないな、どこだろう。近くにキオスクのような売店があったのでそこのおじさんに聞いてみよう。
Pi-子:すみません、フェリーの切符売り場はどこですか?
キオスク(?)のおじさん:無料(Free)だよ。

ええ〜、無料なの!? ガイドブックには7ドルって書いてあるのに〜!いつから無料になったのか分からないけどラッキ〜!


フェリーに乗って「自由の島(Liberty Island)」

今日は天気がよくて「ダウンは暑〜い!」と思ってたんだけれど、さすがに船の上は寒いや。
でも船内に入ると写真がきれいに撮れないし・・・おおっ、だんだん自由の女神が近づいて来ました。
手をかじかませながら写真を撮る2人・・・あれっ、何かおかしいぞ・・・。
ねじき:ね〜、自由の女神、遠ざかっていくような気がしない?
実はPi-子も同じことを思っていたのですが・・・。
Pi-子:ん〜、潮の流れとかで島を大回りしないと船着場に入れない・・・のかな?
ねじき:それにしても大回りすぎない?
Pi-子:うん・・・それは言えてるかも・・・。

なんて話をしている間にも船は自由の女神からどんどん遠ざかっていく・・・ど・・・どこへ行ってしまうんだろう・・・。

船が止まった・・・ま、とりあえず、降りてみるか。
この時、自由の女神は遠くで微笑んでいた(・・・んだろうか?)
船を降りて歩いていくと、看板が発見!(右写真)
Pi-子:すたってん・あいらんどへようこそ・・・?
やはり全然違う島まで来てしまったようだ・・・。
マンハッタン島へ引き返すべく、その場でUターン・・・無料でよかった。

フェリー乗り場へ戻り、今度は間違えないようにバッテリーパークへ。
あ、すごい行列が出来てる・・・
え〜、あれに並ぶの?・・・。

1時間ぐらい並び、やっとのことリバティ島行き"Miss Freedom号"に乗れた。
まだよいほうで夏だと4、5時間待ちはざらだそうですが・・・(^_^;)

待ち時間は長かったが、あっ!という間(10分ぐらいかな?)にリバティ島へ到着。

やっと、女神とご対面できました。(T_T)

女神の後ろ側に入口があり、そこで手荷物チェックを受けてから中へ入る。
中央部にエレベーターがあったので、さっそく上へ・・・。

エレベーターが開き・・・わぁ、自由の女神の冠部分だぁ!・・・って思ったら、何だか高さが低い。なぜ・・・?
Pi-子:なんか・・・最上階にしては低くない?。
ねじき:うん。・・・ここって台座の上(ちょうど像の真中ぐらい)までなんじゃないかな・・・?最上階行きのって違うエレベーターがある・・・んじゃん?

台座の部分をぐるっとまわってみるが、それらしいエレベーターは見つからない。仕方がないので下に戻るか。

1Fをぐるぐる回って探したんだが…にさっきの台座行きエレベーター以外はない。あるのはお土産屋さん・・・それに非常階段?
非常階段・・・かな?それにしては、人の流れがそっちへ行くような気が・・・。
ねじき:なんか、みんな階段へ登って行くね・・・最上階は階段で行くしかない・・・ってこと?
Pi-子:そうみたいだね・・・じゃぁ・・・
ねじき:帰ろうか!
Pi-子:登ろうか!

2人でほぼ同時に全く逆のことを言い出す。

Pi-子:え〜、ここまで来て上まで行かないの!?
ねじき:でも、上まで行ってたら・・・時間がなくなっちゃうよ。もうお昼過ぎちゃってるし。 ほ・・・ほら、Pi-子さん今日はSOHOとかチャイナタウンにも行きたいって言ってたじゃん!
Pi-子:確かに言ってたけど・・・え〜、でもな〜
ねじき:階段、混んでるし、上に行ってたら時間がなくなっちゃうよ。マンハッタンに帰る船も待たなきゃいけないしさ!

ん〜、来るまでに1時間待ったからねぇ。
Pi-子:そうだね・・・帰ろうか・・・。(がっかり)

ヒッチコックの映画「逃走迷路」で自由の女神の上で主人公と犯人が格闘するシーンがあったんだよね。冠だったかトーチカ だったか場所は忘れたけど、ちょっと行って見てみたかったかな…。 …後から考えてみたら、ねじき、ただ単に疲れるから登りたくなかっただけなんじゃないの?

マンハッタン島へ帰る途中、船はエリス島に立ち寄ります。
この島は1954年まで移民局が設けられていました。小さな島ですがここは1200万人もの移民が大きな夢(アメリカン・ドリーム ですな)を抱いて通過した場所であります。現在は島移民史博物館があります。 「ゴッドファーザー サガ」で子供ドン・コルレオーネが病気の為、アメリカに入国させられず足止めをくらった場所であります。
(格子ごしに見る自由の女神がなんとも悲しい。)
ここにも上陸したかったのですが、時間がないので通過…(T_T)

(教訓:自由の女神は1日かける覚悟で来ること)


(Pi-子)