ロウアーマンハッタン&エンパイアステートビル
(Lower Manhattan & Empire State Building)


Liberty island より かつてのマンハッタン

行きと反対でリバティー島からフェリーに乗りバッテリーパークに戻ってきた。
公園内にはホットドッグ売りがいて…お…おいしそう…お腹減った…(TqT)
リバティ島ではずっとうろうろしていたので座りたい・・・でも、今日のお昼はチャイナタウンに行くって決めていたんだい! さぁ、チャイナタウンへ昼食を目指してGO!…ってチャイナタウンどうやって行くんだ…?


地下鉄もバスもよく分からないので歩き出す2人。

the Bull Market(強気市場)にひっかけてるんかな?
ちなみに反対はthe Bear Market(弱気市場)
歩いていると、道の真ん中に牛発見!
NY、ウォール街でなぜ牛?(インドなら街中に本物の牛がごろごろいますが…)

Pi-子:(ちょっと考えてから)ここまで来たら、せっかくだからNY証券取引所も見ていかない?
ねじき:え…お昼は?
Pi-子:うん、でも、もうお昼の時間過ぎちゃったし…その辺で適当に食べちゃおうか。
ねじき:そうだね、そうしよう。

2人ともお腹がへっていたので、あっさりとチャイナタウン行きは挫折したのでした。
じゃ、NY証券取引所見たらお昼にしますか。

ウォール街…世界の金融の中心地…なのに、こんなに狭いの!とびっくり。なんだか神田(東京)のみたいだ。(Pi-子は以前、神田にある会社 に勤めていました。)小さな道に世界有数の銀行・証券会社がひしめいています。

アメリカ大陸はこんなに広いのに、なぜウォール街がそんなに狭いところにあるの?…そこで

(Pi-子のNYの歴史講座)┌( ̄^ ̄)┐えへん!

1609年 オランダ人ヘンリー・ハドソン氏がニューヨーク湾へ到達。「ここは貿易の中心地として使えるで〜」と言ったかどうかは知りませんが その後、貿易港として栄えていきます。ハドソン川はこのハドソン氏の名前からつけられたのですね。
1626年 オランダはマンハッタン島を約30ドルで先住民より買収(Pi-子でも買える!)"ニューアムステルダム"という街の誕生です。
現在のロウアーマンハッタンに村が作られますが、今以上にデンジャラスな街で、インディアンからの襲撃・敵対しているイギリスから身を守る為、 街に壁を築いたのです。はい、もうお分かりですね、そこがウォール(壁)街です。
1664年 オランダはイギリスとの植民地戦争に負けて、英国領となります。イギリスのヨーク公の領土ということで"ニューヨーク"と改名。
これがニューヨークの誕生です。
1775年 独立戦争勃発
1781年 イギリスの降伏。The United States of Americaという独立国が誕生。

・・・というわけで、ロウアーマンハッタン(マンハッタン島の南端)という場所はNY以前、ニューアムステルダム(オランダが勝っていたら、今ごろNAか)から使われている場所であり、 昔の町並みを残したまま発展していったので、グリニッジ・ヴィレッジ以北になるとNYはきれいな碁盤の目の街になりますが、 それより南、特にロウアーマンハッタンは狭いところにごちゃごちゃしているのです。

Pi-子:NY証券取引所どこだろう。この辺だよね。
ねじき:…目の前にあるじゃん。
Pi-子:えっ、ここ?

TVでよく見てるから、確かにこの建物だけど…こんなに小さいの!?
中でやっていることの大きさに比べて、建物が小さいのにはびっくりしてしまいました。

さて、NY証券取引所も見たし、お昼にしよう。
完全にオフィス街だから、けっこう食べる所はありそうなんだけどさ、何食べようかな?
ガイドブックを見ると・・・なになに?「大吉寿司」「養老の滝」・・・ここまで来て日本食、ってのはなぁ・・・。

ねじき:あ、あそこ、地下がフードコートになってるみたい。行ってみようか。
さっそく、手前にあったエスカレーターで降りてみる。
そこはすごく広くて、お店も多く入っていたのですが…あまり見て回らず、適当に量と値段が手ごろな所なデリに入ってしまいました。 (お腹へってたんで…(^_^;)

ねじき:サンドウィッチ(巨大)と…サラダ(巨大)。これを2人で食べようよ。
Pi-子:え…サンドウィッチだけで十分じゃん。サラダは食べきれないと思うよ。
ねじき:サンドウィッチだけじゃ足りなさそうだよ。

と、サンドウィッチとサラダを購入。食べきれないんじゃん!とか思っていたのに、残さず食べてしまいました。胃がアメリカンサイズに なってきたんだろうか…。

Pi-子:そうだ、ねじき、今日は世界貿易センタービルかエンパイアステートビルのどっちかに行こうと思うんだけど、どっちに行きたい?
ねじき:世界貿易センタービルの方が高いんだよね。
Pi-子:そうそう、エンパイアステートビルの方が高さ世界一だったんだけど、 1973年に420m の110階建てのワールドトレードセンターが出来てぬかされちゃったんだって。
ねじき:う〜ん、でも、キングコングが登ったったエンパイアステートにしようかな。
Pi-子:そうだね、立派なキングコングになる為にはやはりエンパイアステートに登らなければ!

…とわけのわからなことを言いながら、エンパイアステートへ行くことに決定。

さて、お腹が満たされ、休憩もとったので、そろそろ行きますかね。
ところで、よく見るとこのビル(空腹が満たされたので視野が広がったようだ。)、上はオフィスビルになってると思うんだけど、このフードコートからオフィスビルへ入る場所は警備員ががっちり 見張っていて、一般人は行けないようになってるんだ。なんだかものものしいなぁ。何なんだろう。

…と思いながら、外(シャバ)に出ると、このビルめっちゃ高いねん!上を見ようとすると首が疲れる…それに、この形…あ、ここは

世界貿易センタービルだったんだ!

ここに入るときは食べ物屋の看板しか目に入らなかっだよね〜 (^_^;)

この後はSOHOへ…と思っていたのですが、すでに3時になっていたので、エンパイアステートビルへ…まっすぐ行けばよかったん だけど…ミッドタウンに着いたら買い物なんかしてしまい…うろうろしていたら、あっという間に5時!

ねじき:今からエンパイアステートビル上ってたら、夜になるんじゃない?
Pi-子:確かに思ったよりはNYって安全だと思うんだけど…夜になって街の中をふらつくのはちょっとイヤだな。
ねじき:かなりイヤだな。
Pi-子:じゃ、今からエンパイアステートビルの上で夕日を見て、日が落ちたら、タクシーで帰ろう。
ねじき:賛成。そうしよう。
Pi-子:そうと決まったら、レッツ・ゴー!

…と言い、ねじきとPi-子、お互い違う方向へ歩いていく!?

Pi-子:あれ…エンパイアステートビル…こっちじゃないの?(と言って高層ビルを指差す)
ねじき:ねじき:え?…あれじゃないの?(と言ってこれまた高層ビルを指差す)
Pi-子:あ、あれだったっけ?形よく覚えてないや。…じゃ、あっち、行ってみよう。

でも、方角もなんか違ってるみたい…と疑いつつ歩いて行くと、そこは…

クライスラービルじゃんか!
(↑頂部が魚のうろこのような形をしている、これまた有名なビル。)

急遽、方向転換してエンパイアステートビルに向かうが…もはや、遠きビル(山)に日は落ちて〜♪ 夜になっておりました。 嗚呼、「エンパイアステートビルで夕日を見よう」計画も失敗。
こんなことでは立派なキングコングにはなれそうにありません(T_T)。

エンパイアステートビルからの夜景
右側に先ほどのクライスラービルが見える
さて、今度は無事にエンパイアステートビルに到着。
地下1階にあるチケット・ブースで入場券をゲット、エレベータに乗って80階へ。このエレベータびみょ〜に揺れるんだよね〜。 なんせ、エンパイアステートビルが完成したのは1931年だから…。80階に着いたら、エレベータを乗り換えてさらに上、86階の展望台へ。 ここはビルの内側にお土産屋さん、外側が360度オープンデッキになっているので外の風をもろに感じられます。しかし、現在、季節は冬。 風を感じすぎて寒い。(昼間は暑いぐらいだったんだけど)ぐるっと一回りして夜景を堪能したら、早く中に入ろう。

さて、タクシー。 地図を見る限り、付近にタクシースタンドもホテルも見当たらない・・・外はすっかり夜・・・どうしよう。
ねじき:とりあえず、大通りの方へ出てみよう。
エンパイアステートビルは5番街(5th Ave.)に面してるのですが、宿泊しているホテルが6番街(6th Ave.)沿いなので、6番街の方へ出る。
GAPのショップがあるし、少し行けばメーシーズ(Macy's / デパート)があるし、治安はそんなに悪くはなさそうだ。
あ、バス停発見・・・しかも、バスが来た!
Pi-子、いきなりダッシュ!バスへ乗り込む。
ふぅ、間に合った。 あ・・・ねじきは・・・。
ねじき:Pi-子さんっ!タクシーで帰るって言ったじゃんっ!
いたいた、よかった。 置いていくところだった。
Pi-子:ごめん、ごめん。 発車しそうな乗り物には飛び乗ることが習慣になっててさ〜・・・。(*^o^*)
・・・ま、何とか、無事にホテル到着。しかし、部屋に帰る前に夕食の調達だ。
最後のNYの夕食も、もちろんカーネギー・デリだ!

しかし、このデリ、いつも大繁盛してて声かけにくいんだよね・・・。
躊躇していると、いつも私らの相手をしてくれるおっちゃんといつものように目が合い・・・

店員のおっちゃん:Hi, Honey!

・・・一瞬、固まってしまいました。 おっちゃん、きっとイタリア系だな!(←独断と偏見)
じゃ〜ね、今日はこれとそれと・・・指差し注文し、たくさんの塩とケチャップをもらって帰りました。

しかし、ここは「Hi,Darling!」と返してあげるべきだったんだろうか・・・。

(翌日)
いろいろ計画を立てていたにもかかわらず、行きたいところの半分ぐらい行けず、後悔は残っているのですが 帰国。(計画自体が無謀だったという噂が・・・) 絶対にまた来るゾ!と。


日本に帰ってビックリ。 NYは暖冬で全く雪なんか見なかったのですが、その間、関東地方は大雪! 成田空港から家に帰る間、ダウンの温かみをありがたく思ったのでありました。

(Pi-子)