自分でできるハチの巣駆除
家のまわりにできたスズメバチの巣で困ったことはありませんか? スズメバチの巣を自分で駆除できないかなという人のために比較的簡単に蜂の巣の駆除をする方法をご紹介します。
必要な道具
- 懐中電灯;できれば大、又はヘッドライト
- 赤色のセロファン、又は下敷き;薄い色のもの
- はさみ
- セロテープ
- スプレー式殺虫剤;蚊・ゴキブリ用でも可
- 雨合羽;表面がツルツルのもの
- ゴム手袋;少し厚めのもの
- ヘルメット;フルフェース型
- タオル
- 玉あみ用の網;小イワシ用の目の小さいもの
- 長ぐつ;色は不問
- ポリ袋;巣の大きさに合わせて準備して下さい
- スクレパー・鎌・のこぎり・ナイフ等
- 針金
- 布のガムテープ
道具の準備
懐中電灯のレンズ部分の大きさに合わせて赤い下敷き、またはセロファンを切ってセロテープで貼り付けます。
服装の準備
- 雨合羽を着て長靴を履いたらヘルメットをかぶります。
- 首にタオルを巻いたらヘルメットの上から網をかぶります。
- 手袋をしたら、網と合羽、長靴と合羽、手袋と合羽の隙をガムテープでふさぎます。
駆除作業
- 作業開始は日没後、暗闇で行います。
- 周りの電灯は全て消灯します。
- 懐中電灯でハチの巣を確認します。
- 赤い光にハチは反応しないので、殺虫剤を噴射します。
- 作業者にハチは襲ってきませんが、弱ったハチが降ってきます。
- ハチがいなくなったら、巣を壊すかビニール袋で覆いカットします。
- ビニール袋の口を針金で閉じます。
まとめ
ハチの巣の駆除の方法を説明しました。
ハチが針を刺す時はハチの足が何かに固定されなければなりません。 表面がつるつるの合羽、長靴などを使って体を覆うとハチは足を固定できません。
懐中電灯の赤い光をハチが感じることはありません。 従って、作業者を攻撃して来る事はありません。 但し、白熱球、蛍光灯の光だと視認します。 必ず暗闇で作業してください。
スプレー式殺虫剤は蚊、ゴキブリ用でも効果があります。 噴射距離6~7メートルのハチ専用品もあるので、高い所には便利です。 屋根裏など屋内の巣の駆除にはくん煙、くん霧の殺虫剤も有効です。
防備は殺虫剤で弱ったハチが落下した時、体を守る為です。 攻撃に対する防備ではありませんが、必ず守って下さい。
作業は明るい昼間には決して行わないで下さい。
屋根裏にスズメバチが巣を作ったからといって屋根裏にハチが入る穴を潰す人がいますが、無意味です。 働きバチは幼虫に肉団子を与え、幼虫からえさになる液体をもらいエネルギーとします。 ハチにとって通路を断たれると死活問題となります。結果として又ほかの場所に通路を作ります。 我が家の場合、モルタルの壁にできた通路を塞ぐと、新たに瓦の下に通路を作っていました。 秋になるまで待つべきでした。
日常生活に支障のない場所など共存できる場合は、そっとしておいてあげてください。 巣は秋(11月頃)になると空き家?になり、巣を再利用する事はありません。 それまで待てれば待ってあげてください。
ハチの巣駆除はあくまでも自己責任で行って下さい。決して助長しているものではありません。
ご自分では無理と判断された場合は、速やかに専門業者に相談される事をお勧めします。
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