(24)イル・ド・フランスの旅
(
9/11- 9/18) Toyota-yaris ハイブリッド 1000km

旅の概要; 今回はパリからベルギー国境近くの弟を訪ねた後、バルギーブラッセルの友人に会い、いつもの事ながらチョコレート工場に寄って仕入れて、パリに戻る途中から、イル・ド・フランスを車でまわることにした。 これまでイル・ド・フランスの内、北西部は訪れたことはあるので、今回は南部を観光。それぞれの場所は、パリ市内から日帰りで行ける場所だが、車を利用してぐるりと連続で訪ねた。バカンスシーズン終了直後だったので何処も人は少なかったが、城の見学などの時間が合わず入れなかったところも。 借りた車は、フランスの駐車場が狭いことを考慮してToyotaのヤリス(日本ではヴィッツ)だったが、高速で140Km以上で追い越しをするには少し厳しいものがあった。丁度1000Kmの短いドライブだった。 (上図拡大)
場所の紹介は以前の訪問先も含めて、イル・ド・フランスとしてまとめました。
                                       

(地図拡大)
Giverny ジベルニー
Auvers・sur・Oise オーベル・シュル・オワーズ
Versaille ヴェルサイユ
(ここからが今回の訪問地)
Provins プロヴァン
Fotainebleau フォンテーヌーブロー
Barbizon バルビゾン
More・sur・Loing モレ・シュル・ロワン
Milly・la・Foret ミリー・ラフォレ
Chartres シャルトル
Rambouillet ランブイエ
イル・ド・フランスとは:パリ県を同心円状150Kmほどに取り巻く7県の事で、パリ郊外のその外。

                                                                  

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ジヴェルニー

クロード・モネが40数年すんだ家が有る村で、現在はクロード・モネ財団の運営。 モネの家は一般に公開されており、睡蓮が浮かぶ庭園は四季毎に趣のある姿になるそうです。 しかし、やはり花の咲くころが一番見頃。 庭園の池の睡蓮は作品のモデルにもなり、パリのオランジェリー美術館に大きく展示されている。又池には、日本庭園風の太鼓橋も架けられている。
家の中にはモネが傾倒していた浮世絵のコレクションも飾られて居る。
オープンは4月から11月まで 
オーベル・シュル・オワーズ(Auvers・sur・Oise)
 人口6千人の小さな町だが、ゴッホが一番長く住んだ町でもあり、町を散策し彼の作品の景色や家が見ることが出来る。「ゴッホの家」も。町のあちこちにゴッホの作品のモチーフになった場所があり、看板にその複製が掲げられている。小さな町だがほぼ1日掛けてゆっくり歩いて廻ると良い
ゴッホはこの村で亡くなったので弟のテオと並んで葬られている墓がある
下はオーヴェル城(レリー城)場内には印象派絵画記念館がある
ヴェルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)

ルイ14世が建てた宮殿、バロック様式の代表作で建物は豪華、特に内部の装飾・家具類も豪華である。(場内は撮影禁止)フランス革命の勃発まで、この宮殿には代々のフランス国王が住み、自分の好みでこの宮殿を美しく飾ったとのこと。
庭園も広大で全部見て回るのは健脚コースを歩くことになる。マリーアントワネットが愛したプティ・トリアノンは宮殿から徒歩約17分。ルイ16世がマリー・アントワネットにこの館を贈り、、彼女はここに足繁く通いこよなく愛した館」としても有名。

プロヴァン(Provins): フランスの「芸術と歴史の街」の一つで世界遺産になっている。 中世の城塞都市。南フランスのプロヴァンスとは全く別。
22の塔が配置されているが、その中心的塔が「セザールの塔」。13世紀中頃から14世紀初めにかけて建造されたもので多角柱の中心塔が四角い台の上に載せられている。 内部は相当に古い。
セザールの塔
狭いらせん階段を登ってゆくと最上階の屋根の木組みが見られるが、吹きさらしで観光客もここまでは来ないと思われた。
今はただ鳩ノ巣。
塔の側にあるのがサン・キリヤース教会。12世紀の古い教会 中世の町並みには木組みの家が残り、街は古くからバラで有名でバラを使った製菓業も盛ん
教会の内部はリニューアルされて居る
フォンテーヌブロー宮殿(Palais de Fontainebleau)
フランスで最も大きな宮殿でフォンテーヌブロー城とも呼ばれる。ナポレオンが自分の権威の象徴として大幅に改造した。ナポレオンと甥のナポレオン3世が愛した宮殿。かつての王族の狩猟地で有った広大なフォンテーヌブローの森の中に中庭を囲むようにコの字型に建てられている。
内部は装飾・家具ともにとても豪華できらびやかである。ヴェルサイユ宮殿内にも引けを取らない感じ歴代の多くの王が築き、ナポレオンが仕上げた宮殿(ルイ6世からナポレオンまで34人の支配者が過ごした)
ナポレオンのベッド、絵画では勇ましく大きく描かれているが実際は背は低かったのでベッドは短い
バルビゾン(Barbizon)

フォンテーンyブローの森に接しているバルビゾン派と言われた画家達が集まった村。
ミレー、コロー、テオドール・ルソー、デュプレ、ドービニー、ディアズ等。
今でも住人は1500人程度で、大きな通り二本ほどにはさまれた小さな村だが、観光客は多い。

モレ・シュル・ロワン
(More・sur・Loing)



古くから風光明媚なことでしられており、フォンテーヌブローの森のはずれ、ロワン川のほとり( sur Loing )にある。
画家シスレーが過ごした村。、
中世の要塞でかつては城壁に囲まれたかわいらしく小さな村。 ロワン川のほとりの風景等が、この町を文化遺産を多数有する町にした。
ロワン川にはあのアーチ型のモレ橋がかかっている。シスレーの作品に描かれている橋だ。
ジャン・コクトー(Jaean.Cocteau)の礼拝堂  墓碑に刻まれた
    Je reste avec Vous
   (我 あなた方と 共にあり)

ミリー・ラフォレの村に有り、らい病患者用病院の付属礼拝堂だったが、彼が内部装飾をしたもの。 極めて小さくてシンプルな内部だが、じっと座っていると不思議に落ち着く。 コクトーの墓も中にる
シャルトル大聖堂
(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)

小高い場所に建つフランスで最も美しいゴシック様式の一つと言われる大聖堂。12世紀に大火が有ったが、それ以降大きな破壊や略奪も無く美しさを残して居る。
現在の姿はロマネスク様式とゴシック様式が共存したものだと言う

世界遺産
ファサードにある彫刻群はロマネスクの傑作。
ステンドグラスも美しい。
ランブイエ城
(Château de Rambouillet)


14世紀に建てられた城砦、その後に改造されて、今はフランス大統領の別邸になっているが、一般公開もされている
国際会議や国賓をもてなす場にも使われている
1999年のコソボ紛争時の和平会議(ランブイエ合意)などは有名

フランス式の庭園がついており、運河と6つの小島がある。

朝夕の散歩に丁度良い広さ
パリへの戻り道、「ダンピエール城」に寄ったが、時間が合わず入場できず。次回に
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