(23) パリ 街ぶら
(2015/8/25-9/10 & 9/19-21) 20日間のぶらぶら滞在

久し振りのパリ、今回は娘のアパートに滞在し気ままに街をぶらぶら。過去にも幾度となくパリは訪れているのでそれらと合わせて、パリの観光スポットやぶらぶら歩きで訪ねたところをご紹介。この後テロが起きて物騒になりましたが日中にぶらぶらする限りはそれ程心配は無用。日本ほど安全な国は無いのでその感覚からすると世界は旅行しづらいかも。交通事故や他の事件に巻き込まれる確率の方が多いので常に注意は必要。でも旅は楽しい。パリもそれ程大きくは無いし何処を歩いても高層ビルが建ち並ぶわけでも無いので町並みを楽しめる都市。一通りの観光スポットを観たらぶらぶら歩き周りをするのも楽しい街。下図のスポット中心にご紹介     「気まま旅」のLISTに戻る    メインの観光スポット
① 凱旋門
② シャンゼリゼ
③ オランシュリー美術館
④ オルセー美術館
⑤ ポン・デ・ザール・学士院
⑥ ルーブル美術館
⑦ オペラ座


 パリ一望からマレ地区へ
⑧ モンマルトル
⑨ ピカソ美術館・アトリエ街/マレ地区
⑩ ポンピドーセンター・市庁舎
⑪ ノートルダム寺院
 東地区へ
⑫ ヒュ゙ットショーモン公園
⑬ 19区中華街
⑭ ペール・ラシューズ墓地
⑮ ナシオンからバスティーユへぶらり
左岸
⑯ ムフタール商店街
⑰ リュクサンブール公園
⑱ モンパルナス
 西地区
⑲ エッフェル塔
⑳ バルザックの家
㉑ 自由の女神像
㉒ バンセンヌの森とバンセンヌ城

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まずはメインの観光スポットから
凱旋門
エトワール凱旋門、高さ50M、パリを象徴するもの。 有名すぎて解説は不要と思うが、登るだけで9/5euroはちょっと、と思いつつお上りさんでまずは屋上へ。 パリのもう一つの象徴「放射状道路」が上から見ればよく分かる。パリ市内も見渡せる
凱旋門からシャンゼリゼ通りを東へ下り、コンコルド広場を経てチュイルリー庭園へ、入り口にオランジェリー美術館
シャンゼリゼ通り
凱旋門からコンコルド広場まで3Kmの通りですが、途中のF.D.ルーズベルト交差点までの西側部分は有名ショップが並ぶ華やかな通り。 そこからコンコルド広場までの東側部分はエリーゼ宮を観ながらの両側はマロニエの並木道。ウインドウショッピングも良いけれど、天気が良ければここをのんびり散策してチュイルリー庭園に入ってゆくのも良い

シャンゼリゼ東側部分 オランジェリー美術館:モネの「睡蓮」が有名な美術館、他印象派の作品も
セーヌ川クルーズ
チュイルリー公園の前に右岸を少し戻って。セーヌ川のクルーズを楽しむ事も出来る。 川沿いのほとんどの有名な建造物はそれぞれの対岸から歩きながら観ることが出来るが、船に乗ってセーヌ川クルーズで眺める観光もゆったりで面白い。
エッフェル塔からノートルダム寺院まで。
昼は約一時間少しのクルーズで夕方には食事付きもあるようです
クルーズの後は左岸に渡りオルセー美術館から東へルーブル美術館のところまでセーヌ川を観ながら。
オルセー美術館
印象派の絵が多く展示されている。規模的にも良く、一日有ればゆっくり見て回れる。元はフランス南西部への列車の駅だけに天井のかまぼこ形天窓が面白い。3年ほど前のリノベーションで壁が黒くなって雰囲気が変わった。 当初は写真が駄目だったが、今はフラッシュ無しなら撮影可能。 教科書に出てくる名画が自由に撮れる。   人も多いが日本の展覧会のように、幼稚園の電車ごっこの様に並んでぞろぞろと歩き、次に行けなくて観た人が澱んで、いつまでも後ろの人が観れないというようなことは無いので、お互いに譲り合いながら適度な距離を置いてじっと眺めていることが出来る
セーヌ川
フランスの中東部から北西部ルーアンに向かって約800Km流れパリの真ん中を横切って行く。パリ観光の中心を東から西へ流れる。堤防から一段下の川岸を散歩出来る。北の方に行けば大きく蛇行し、風情のある景色も見られる。
フランス学士院
オルセー美術館から少し東、に有る。
フランスの国立学術団体で、建物がパリで最も美しいものの一つとされている。
建築家はベルサイユ宮殿建築と同じ人
ポンデザール
学士院の前、恋人達が願いを込め鍵を取り付けるので有名な橋、重さで危険になりガラス板に。鍵はもう見られない
ルーブル美術館
世界最大級の美術館としてあまりにも有名、見学者も千万人近くで観光シーズンはいつも混雑。 ゆっくり観たいのならシーズンを外して、時間を外して行くのが良い。 全てを一日で見るのは難しく。見たい作家、ジャンルを決めて、計画的に行くのが良い。
 元々12世紀のルーブル城がスタートなので、建物は宮殿風、特に東側から見ると正に宮殿。その後にナポレオンの収奪品で増大し、それを母体に寄贈品などで38万点と言われる膨大な収蔵になっている。
 今回は夏期のバカンスシーズン終了直後の9月第一日曜日に行ったので、無料でしかも比較的人は少なかった。 
今回の目当ては「CHARDIN」 18世紀の画家で静物・風俗画が多く日常的・現実的な題材を写実的に描いているので当時の一般の人の生活が見える。左端は有名な赤エイ、右端は「食前の祈り」
サン・ジェルマン・ロクセロワ教会
パリの街には沢山の教会があるが、ルーブル美術館を観て東側から出ると目の前にあるのがこの教会。
王家の教会で有っただけに内部の装飾はすばらしい。 歴史的な教会なのでルーブル見学の時は寄る価値あり。
ルーブルから北へ向かうとオペラサ座が有り、更にサンラザール駅、その北にモンマルトルの丘がある オペラ座
パリ・オペラ座=ガルニエ宮。従って内部の装飾は豪華。オペラやバレーの公演にも使われるが、お気に入りの切符の入手は相当前からの手配が必要。公演によってはバスティーユの新オペラ座もあるので注意。
モンマルトル
パリで一番高い丘、サクレ・クール寺院、墓地「ムーランルージュ」キャバレー、似顔絵描き画家がたむろする広場などが有る。

サクレ・クール寺院
バジリカ大聖堂。「聖なる心臓」を意味するらしい。 比較的新しい寺院だがここからパリ市内を見渡せるので人が多い観光名所。一度は行って見たいし、すぐそばにある広場の似顔絵描きの画家を冷やかすのも良し。
次の地区はルーブルから東の地区でギャラリーや芸術家が集まる「マレ地区」、ユダヤ人街も、美しい建物が並ぶ面白い雰囲気のある場所。 じっくり歩き回るといろいろに遭遇する場所
ポンピドゥ・センター

国立美術文化センター図書館、近代美術館等が入っている。 外観はパイプむき出しの特徴有るモダンなデザインになっている。 前が広場になっていて、いつも若者が多く集まって居る。 内のロビーも広くて体育館のようで、現代美術の展示がされることも。
 大きくて収容施設も大きいので、いつも入場の列が出来ているが、数分待てばOK.
 現代アートが好きな人には是非入りたいところ
パリ市庁舎
パリの市役所、内装も凝っている歴史有る建物。
ガイド付きで内部を見ることも出来る
ブランクーシのアトリエ
ポンピドゥセンターの横に20世紀で最も重要かつ最も影響のある彫刻家のひとりであるブランクーシのアトリエが展示されており彫刻家の作業場が再現されてい
サン・ポール広場
このマレ地区近辺は昔は貴族が住んでいた建物が多く、道路から更に中に入って行けば結構広い中庭が続いており、アンティークの店やギャラリーがある不定期にマルシェも開かれる。 中庭で休憩も出来るし散策中、一歩建物の中庭に入ってゆくのも面白い
マレ地区にはエスニックの香りがする場所や移民が入り混じった文化も見られる。パリらしからぬ市場と屋台風の食堂がくっついたような横町やユダヤ人が多く住む場所にはユダヤのファーストフード店もある他方ギャラリーや小さな美術館も点在する
イスラエル料理のファーストフード店
ピカソ美術館

ピカソ美術館はスペインにも南仏にもあるが、ここは遺族が相続税物納した作品が中心で、死去したピカソが手元に置いていた作品が多い。
一時閉館されていたが昨年に再開。
ピカソのいろいろな時代の作品が見られる。キュービズムを描く前の時代の普通の絵・彫刻も展示されて居る。
無料の日もあるので調べてから行きたい。
ヴィクトル・ユゴー記念館
「レ・ミゼラブル(ああ無情)」の著者、ヴィクトル・ユゴーの住んでいた家が博物館として一般公開されている。 ユゴーの記念品が展示されており、中には中国風サロンも。 無料
マレ地区の南、セーヌ川にあるのがシテ島、パリ市の歴史が始まったところ。 パリのノートルダム寺院がある
ノートルダム寺院
パリのノートルダム大聖堂。ノートルダムとは聖母マリアを指し、フランス語圏に聖母マリアに捧げる教会、寺院、聖堂が沢山有る。
パリはこのシテ島に有り、ローマカトリック教会の大聖堂。いつも観光客であふれている。
シテ島はその横の
サン・ルイ島と並びパリし発祥の地。

ノートルダム寺院、
パリ警視庁
パリ市民病院などが有る
次はパリの東側、北から19区、20区、11区、12区を散策
ビュット・ショーモン公園
採石場跡に作られたパリでチュイルリー公園に次ぐ大きな緑地帯。 面白いのは庭園内には大きな高低(30メートル程の差)があり、高台からは市内が見渡せる。 25haの広さ。
下はお気に入りのベトナム料理
ベルヴィル街
公園から西南に下がるとパリらしからぬ下町がある。ヴェトナム、中国、カンボジア、タイ系の移民が住むようになりパリ第二の中華街も広がる。 治安は良いとは言えないが、各国の料理が美味しい。
アジアに来たような雰囲気になるが、日本人からすれば違和感は少なく、細い路地に入らなければ表通りの店で結構美味しい店に入れる
ペール・ラシューズ墓地
ベルヴィル街を南下、20区に大きな墓地がある。
世界的な有名人が多く眠る墓地。
イブ・モンタン、エディット・ピアフ、オスカーワイルド、コロー、ショパン、スーラー、アングル、ドラクロワ、バルザック、ビゼー、マリア・カラス、モディリアーニ、ロッシーニ、ジャン・ヴァルジャンの墓も。
墓地からさらに南下するとナシオン広場、そこから西へバスティーユ方面へぶらり
「共和国の凱旋」像がある大きなロータリーがあるナシオンからバスティーユの方へぶらり歩くと、パリらしい下町が展開する。
ゴミ置き場のような「不要品集積場」(リサイクルセンター)もあり、歩道に パリの人は使わないだろうと思われる円筒形の公衆トイレ、観光客用?

マルシェ ダリーグル(市場
固定の市場で、昨年一度焼けたが前のアリーグル広場に店が出ている。
パリの人の食材と雑貨、蚤の市的なものが売られている。
右は再開発場所の歩道、予算が無いのかアスファルト・コンクイr-トだけの歩道で、パリらしからぬ雰囲気で残念(財政難?)
芸術高架橋
マルシェを出て少し南下すると高架橋にぶつかる。元は鉄道がはしっていたものを廃線に伴い再開発。 上の線路跡は緑地帯でバスティーユから環状線まで7Km程有りプロムナードになっているので散歩に最適、高架下はアトリエやギャラリー等の店が入っている
高架橋とセーヌ川の間にあるのがリヨン駅

リヨン駅
(Gare de Lyon)
リヨン駅から川を渡り西へセーヌ左岸5区.6区へ西進すると、観光客も少なく落ち着いた街が展開する
ムフタール通り
5区にあり、市場を中心にカフェやレストランがある。600m程の坂道だがパリの人で賑わう場所。正に下町の市場と商店街。 パリらしいチーズやオリーブの専門店も
リュクサンブール公園
6区にある庭園の中に宮殿が有る公園で、パリ市民の憩いの場になっている。22ha
元老院の敷地であるが公開されており、宮殿前の池の周りのベンチで日向ぼっこも良し。
モンパルナス
リュクサンブールから南へ、古きよき時代のパリ芸術家が集まった場所。 今はビジネスと商売の拠点。
パリでは珍しい超高層ビル(56階建て)が建っているが、パリの人には不評で、モンパルナスビルを見たくなければモンパルナスビルに登ること
と揶揄されている 屋上に出ればパリ市内360度見渡せるので一度は登ってみたい所。
眼下には国鉄のモンパルナス駅や多くの知識人、芸術家が眠るモンパルナス墓地、遠くにはエッフェル塔、セーヌ川も一望できる

モンパルナス駅
フランス西部、西南部へのターミナル駅、
旧駅跡に建ったのがモンパルナスタワーで、
今の駅は1960年から
上はモンパルナス墓地


右はお土産の「”0”Euro札」
パリ西部のセーヌ川沿い、エッフェル塔から右岸に渡ると高級住宅街、閑静な街が広がる
エッフェル塔

パリを象徴する、シンボル。パリ市内のあらゆる所から見える。 324m、電波塔。1889年パリ万博に合わせて建てられたもの。 建てた技師、ギュスタフ・エッフェルの名由来する。
世界で一番沢山の人が訪れる建造物と言われてるので、いつも観光客で一杯。
 最近補修され塗り直されたが100年を超える鉄の建造物、いつまで持つのでしょうか。

 
エッフェル塔からセーヌ川を渡り右岸には閑静な住宅街が広がりその西の環状線の外にはブローニュの森がある。
 この辺りのアパートは高級で、日本人の駐在員も多い。

 
16区、治安がよく、閑静で、オスマン調と呼ばれるシックなアパルトマンが立ち並ぶ16区は重厚な雰囲気がする高級住宅街がある。
バルザックの家
川沿いに住宅街を南下すると、バルザックの家がある。
斜面に建っている珍しく3階建ての一軒家。小説を書く以外は社交界に繰り出し贅沢な生活をしたそうで、ここには7年居住し、「人間喜劇」などを執筆
自由の女神像
バルザックの家を出て更に南下、フランス国営放送局を左に見ながらセーヌ川に出るとグルネル橋の袂、中州に建っている。アメリカに送った女神像の返礼としてパリに住むアメリカ人が寄贈したもの。11.5m
パリの環状線の外では有るけれどパリに属し、歴史的にも重要な場所、ヴェアンセンヌの森へ(ここへはバスで)
ヴァンセンヌ城
10世紀にフランスの首都となったパリで最初はシテ島のシテ宮が王宮、13世紀頃から王の城になったのが此のヴァンセンヌ城。(その後は、ルーブル王宮、ロワール川沿いの城、フォンテーヌブローの城へと移ってゆく) 従って城としてはパリで最も古いもの。
 ルイ7世によって1150年頃に作られたが、その後18世紀には放棄され、ヴァンセンヌ磁器工場、、刑務所(サド侯爵なども幽閉されていた)、兵器庫、陸軍の施設を経て、今はリュニューアルされで観光の名所になっている。
 周囲は王家の狩猟場であった大きな公園が広がり、動物園、植物園なども有り、4つの湖を含む巨大な森林公園(N.Yのセントラルパークの3倍の広さ)


 城の前に大きな礼拝堂(聖堂)が有るが、リニューアル中で外観だけ、内はまだ何も無い。
前のコースへ  



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