[France縦断の旅]
  
(その1)Sフランス 南西部「美しい村」巡り
(2012/06/16-06/24) Citroen-C5 Diesel A/T(全工程レンタカー:1700Km)

       MAP
 訪問先と順路        (緑字が「美しい村」指定の村)
Paris 発○○○
Bourges ブールジュ Souillac スーリャック
Clermont Ferland クレルモン・フェラン Cahors カオール
Mont peyrox モンペール Saint-Cirq-Lapopie サン・シルク・ラポピー
Saint Floret サン・フローレ Belcastel ベルカステル
Usson ユッソン Rodez○○ ロデス
Lavaudieu ラヴォディユー Conque コンク
Blesle ブレール Estang エスタン
Salers サレール Espalion エスパロン
Collonges−la−Rouge コロン・ラ・ルージュ Najac ナジャック
Martel マーテル Bruniquel ブリュニケル
Carenac カレナック Puycelsi ピュイセルシー
Loubressac ルブレサック Cstelnau-de-Mntmiral カステルノー・ド・モンミラル
Rocamadour    ロカマドール Cordes-sul-Ciel コルド・シュル・シエル
La Roque-Gageac ラ・ロック・ガジャック Monesties モネスティエ
Beynac-et-Cazenac ベナック・エ・カズナック Albi アルビ
Sarlat サルラ Toulouse着 トゥールーズ
(右上へ)  は宿泊地

       (詳細)



旅の概況


「フランスの美しき村(国の指定)」が比較的多く集まっている南西部を巡った。ほとんどがローカルの道を走るので、日本で言えば県道に近い道路やそれと並行して走るそれ以下の道も走る旅。 対向車も少なく一人旅が多いのんきなドライブ。 
 意外と東西に走ると1000m(最高1500m)以上の峠越えがある。それぞれの村はそれぞれに特徴があって面白い。中には歴史的に古いが修復が追いつかず”寂れ”の一歩手前では無いかと思われる村もあったが、逆にその雰囲気が良いと言える面もある。

 どの村も小さくぐるりと廻っても大したことはないが、逆に村中を見て歩くので結構”歩き”が伴う(駐車場は地形的にも村の端)。更にゆっくり廻れば指定以外の村で”おや!”と思えるようなものもそれぞれの近くに存在する地方である

Bourges

サン・テチェンヌ大聖堂
が立派。世界遺産。12世紀にはペリー
地方の首都であっただけに、落ち着い
た歴史的な遺産が多く残る街。

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Bourges
郊外
右4枚)Alichampsの城、
18世紀まで実際に使われ
内装・調度品もそのまま
(下)村と(下右)修道院
Bruere Alichamps
   &
Dun sur
Auron
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Clermont Ferland
ミシュランの企業街だが、旧市街は静かな雰囲気でラソンプシオン大聖堂やノートルダム・デュ・ポール寺院などが見所


ここからが「フランスの美しい村」巡り本番、フランス南西部に結構固まって存在し、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路に沿っている村も多い。村の入り口には「美しい村」のロゴ看板が立てられている。なんと言っても人口が少ない小さな村。じっくり見て歩いても1時間あれば充分だが、足を休めてお茶をしたり特産品のショッピングをしたり。 ベンチに座って村と少ない観光客を眺めたり、のんびり満足の旅。

(枠のある写真はクリックで拡大できます)
Mont peyrox

中世の面影を残した村村の頂上に見張り台
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Saint Floret

13世紀に建てられた城の麓に広がる谷間の村
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Usson


デュマの小説「王妃マルゴ」の舞台になった要塞が残る村
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Lavaudieu


ベネディクト会修道院が中心の村、  ラ・ヴァレー・ドゥ・ディュー「神の谷」が村の名前の由来
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Blesle

中世ではオーベルニュ地方で最も活気のあった村
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Salers

オーベルニュ火山公園内にある村、火山石で作られた館や塔
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Collonges
la−Rouge



その名の通り村の建物は全て赤い煉瓦建て
「フランスの
美しい村」
協会の
本部がある村
村全体が赤色砂岩で建てられている
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Carenac


クリニュー会修道院がある村
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Loubressac

ドルドニュー谷を望む村
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Rocamadour 
アルズー渓谷の崖に張り付くようにある村
巡礼の聖地でもある
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La Roque
-Gageac



ドルドーニュ河畔の要塞都市
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Beynac-et
-Cazenac



紀元前からの歴史を持つ村
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Cahors
百年戦争時代利息(当時は罪)をとる金貸しが居た為に当時は悪名が高かった街
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Saint-Cirq-
Lapopie



ロット川を望み、その美しさで多くのアーティストに愛された村
緑と川に囲まれた美しい村
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Belcastel


Spainのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼街道の休息地として発展した村
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Conque





村にはロマネスク様式の建物が多い
ロット渓谷に有り、巡礼街道での重要な休息地
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Estang


フランス王フィリップ2世を戦場で救ったエスタン家の城がある村
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Espalion
北からの巡礼者にとっての南フランスへの入り口
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Rodez
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Najac


アヴァロンの渓谷に有り軍事要衝にあった為13世紀に城が要塞化
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Bruniquel


巡礼街道沿いに有り、狭い道が迷路のような村
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Puycelsi


村の起源は原始時代、グレジニュの森の入り口に有りかつてケルト人やローマ人が暮らした村
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Cstelnau-de
-Mntmiral


(右端)村の宝物でアルマニャック伯爵の宝石で飾られた十字架
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Cordes-sul
-Cie
山の上に作られた城塞都市「空の上のコルド」というのが村の名前の由来
街に入るには全てが坂道になる
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Monesties


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Albi
巨大な外観、豪勢な内装の大聖堂、十字軍の後カソリック教会が権威を見せつけるために威圧的で贅を尽くした聖堂を建てた。
南フランス一帯に広まったキリスト教アルビジョン派は禁欲思想と教会組織否定のためカソリック教会から異端児扱いされた歴史がある

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