Ａ
まずはお元気だった時のことの話

　子供の頃から病弱でしたが、おてんばな女の子でした。木に登って、降りられなくなったり(笑)幼稚園児から、よく口内炎やとびひとかいわれてました。今思えば、あの頃から発症していたのかも知れないです。
　　当時の町医者では、ベーチェットを疑うなんてなかったと思います。休んでる時は、そんなに今みたいにテレビしてなかったから、本読むくらいしかなかったですね。エルマーの冒険や、ぐりとぐらが好きでした。今の子は幸せですよね。PCやスマホでアニメが見れますもんね。
　　体育、美術、家庭科、音楽は得意でしたが、算数、理科は、苦痛な時間でしたね。国語はきらいでもなければは、好きでもないけど、習わないとわからない漢字や意味があるから、真面目にきいてました。

　主人との出会いは、3歳ぐらいからの幼馴染みなんですよ。家族ぐるみで、仲良くしていたら、いつの間にか結婚？とそんな感じですね。付き合い始めた(異性として意識した)のは中2の終わりぐらいですね。なので、つい義父のこと、じぃちゃんと呼んでしまいますが、怒らないです。義母のことも結婚当初は、おばちゃんって言う癖が治らなくて(笑)

　結婚したのは、主人が大学生。昼間働いて、夜学校。二部学生でしたが、昼間働いてるところが、阪大の中にある研究所だったので、働く二部学生でした。主人は野球部のレギュラーだったから、小学校から結構モテてました。小中と野球部のキャプテンだったから。前年までは、義理チョコ渡すついでに一緒に渡してよ！って頼まれてましたが、なんか嫌になって、渡したかったら自分で渡さない様な女の子は、名前も覚えてもらえないよ。って話して断ったけど、その時に好きって意識し始めたんだと思いますね。

　同じ高校に行きたかったのですが、彼は野球の強い工業高校に早々と推薦入学決まって、うちは、父が女が工業いってどうする！と反対されて、同じ交通機関使えて、当時できたばかりの新しい高校に入学しました。帰りに彼の最寄駅で待ち合わせして、王将で食べたりしてましたね。安くてお腹いっぱいなるし。

　うちの父は、保険会社だったのでら転勤族だったから、1年ぐらいの転勤なら、ついていかなかったけど、それ以上は家族でついて行ってました。母と主人の母は、ママ友だったし、神戸に友達が多いから京都、大阪転勤でも神戸に住んでましたね。高校時代から、ずっと大阪淀屋橋駅勤務になり、門限うるさかったです。大学も専門学校も行きたくなかったので、簿記だけ取って就職しました。

　主人の母は、C型肝炎から肝硬変になって、最後は食道静脈瘤破裂して亡くなりました。今ならお薬で治るんですけどね。私達が早く結婚したのも、主人の母が肝硬変になってしまった後だったから、早く安心させたかったのもあるんですよね。でも、それから何度か、入院したりしてましたが、10年ちょい長生きできました。ただ、年金もらえる20日前に亡くなりました。
頑張って納めてきても、火葬代として10万しかもらえないし、本人が一度ももらえなかったのは、悔しかったでしょうね。