私たちが学校で習った漢字は、形、書き順、読み方などで、それは社会生活に必要な知識です。ただそれは無味乾燥な丸暗記になり、漢字の本当の姿にふれることとはちがいます。
漢字の本当の姿は絵です。今の楷書がもとの絵とかけはなれてしまい、何の絵かわからなくなっているだけで、漢字は何千年もの間、無数の人が描きつづけてきた絵なのです。
絵であれば、もともと絵には決まった形、書き順、読み方、画数などありません。私たちは漢字を知識としてだけでなく、絵と見ることによって、あらためて漢字どうしのつながりがわかり、ちがう世界が見えてくるのです。
<絵でみる 自然にかんする字>
山 岳 谷 土 地 石 砂 原 野 光 火 水
川 河 岸 泉 池 湖 滝 海 洋 渚 浜
空 天 日 月 星 晴 雨 曇 雪
<絵でみる 動物・植物にかんする字>
犬 猫 狼 馬 牛 羊 兎 亀 蛇 猪 虎 熊
象 鹿 鳥 魚 貝 虫 皮 血
木 林 森 竹 花
NPO法人世界言語文化研究機構