3月4日 6時45分起床。ビュッフェ式の朝食はクインシーよりメニューが少ないけど、味は◎。 8時15分ロビー集合。ガイドは引き続きノポーンさんで、午前はバンコク市街観光です。午後はフリー。 3月のタイは暑季。熱帯に位置するタイでも最も暑いシーズン。なので午前の涼しい内に観光を終える様、日程が組まれていました。 バス移動だと勝手に思い込んでいたら、ホテルの船着場から直接、船移動でした。ビックリ。 船と言ってもボートみたいなもので、車?のエンジンを積んでいる為、か・な・り 五月蝿い!!!水面が近いため、水しぶき(茶色い)は飛ぶし、乗り心地も決して良くありません。ただ渋滞というものには無縁のため、時間が限られた人には有難い移動手段だとは思われます。 大きなチャオプラヤ川をしばらく進み、脇の細い水路へと入りました。そこがバンコク名物、水上マーケットの始まり。 |
タイ独特の雰囲気は楽しめましたが、観光化され過ぎているのと、小船がほとんどドリアン売りだったのにはガッカリ。ツアー中、誰も何も買いませんでした。 続いて向かったのは、ずーっと行きたかったワット・アルン。三島由紀夫の「暁の寺」です。 チャオプラヤ川を挟んで西側、トンブリ地区に建つトンブリ王朝の守護寺院だったそれは壮麗な寺院です。ワット・アルンで最も有名なのは、高さ75メートルの大仏塔。急な階段で上まで登れるようになっていますが、あいにく修復中で登ることは出来ませんでした。 |
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ノポーンさんがパンフレットを配ってくれ、そのパンフレットを見ると見学料125バーツと書いてありました。 敷地内はすごい混雑でしたが、それ以上にあまりの煌びやかさに驚かされました。中央の本堂に入ると、内部は外の雑踏が嘘のように静か。空気が凛と張詰めています。失礼のないように身を屈め、エメラルド仏陀を見上げました。たった66センチの仏陀の存在があまりにも大きくて感動。仏教の宇宙観を表したという壁画も素晴らしかったです。 本堂を出たところで、ノポーンさんに「仏陀の衣装はどうでしたか?」と聞かれました。仏陀は黄金の衣装を身につけていて、3月・7月・11月の年3回、国王自らが衣替えの儀式を行って取り替えています。私たちが観た時はすでに暑季の衣装に替えてありました。 王宮の目玉は、ルネサンス様式にタイ式の屋根を乗せた不思議なチャクリー宮殿。他にもスリランカ式、タイ式、カンボジア式…と目を見張る建物がたくさんあります。 なお、見学の際は露出度の高い格好やサンダル履きは禁止です。軽装者には衣類を無料で貸し出す部屋があるくらい、徹底されていました。ノポーンさんはこの日Tシャツを着ていたのですが、「ガイドのくせにTシャツとは何事だ!」とポロシャツを着た他社のガイドさんに怒られていました。 ランチはアマリ・ウォーターゲートホテル内の聘珍楼で。日本でもおなじみの聘珍楼のバンコク店。ここで飲茶の食べ放題です! まず中華コーンスープが出てきて、次々蒸篭が並びます。どれも美味しくて止まらない(笑)。1番はプリプリした海老ギョーザかな?コーンスープもとっても美味しかったです。 ツアーはランチ終了後、解散。フリーでSummerと伊勢丹へ。…なぜかノポーンさんも一緒。ガイドさんを私物化している訳ではありませんよ。ノポーンさんが自ら買い物に付き合ってくれたんです! 伊勢丹では、ここかパリでしか買えないという、シルクにレースが施されたリボンバッグ/600バーツを買いました。Summerもお買い物に熱中。 女の買い物につき合わせてばかりも悪いので、ノポーンさんの紹介でタイ古式マッサージへ。伊勢丹から通りを挟んだビル、ナラヤナ・パン・パヴィリオンにあるパヴィリオンという店でした。 看板が目立たないので、ノポーンさんが居なければ絶対入らないようなアヤシイ店。中は薄暗く待合室みたいな場所の奥には、いわゆる、ひな壇が… 料金は先払いで2時間500バーツ。ガイドブックを見たら2時間400バーツとなっていたので、100バーツはノポーンさんの懐に入ったのかも(笑) マッサージ嬢はノポーンさんが選んでくれました。それぞれが部屋に案内され、ノポーンさんは個室、私とSummerは2人部屋へ。足をゆっくり洗って貰ってから、マッサージを受ける服に着替えます。ゆったりしたパジャマのような服でした。 マッサージは…最高!!!足の指つま先から始まって、頭のてっぺんまで。途中アクロバッドのようなエビ反りのようなマッサージにSummerとお互いの格好を見て大笑いしちゃいましたが、とにかく気持ちいい(時々痛い)。歩き疲れてむくんでいた足も、片足30分はかけて揉んで頂きました。大満足。 マッサージを終え、待合室でお茶をすすりながら、ひな壇を観察。そこには数人のマッサージ嬢が座っていて、暇を持て余していました。 ノポーンさんはスポーツ新聞(?)らしきものを読みながら、店長さんと雑談。通訳を頼むと、新聞の一面に有名なムエタイ選手のパリンヤーくんが載っていて「性転換手術するらしいぞー」と。彼はいわゆる「おかまボクサー」で、日本でも話題になりましたよね。店長さんは「強いのに引退するのか?残念」と言っていました。 …タイではおかまサンを普通に見掛けます。仏教の国なのに寛大だなぁと思います。 おかまサン観察って訳じゃないのですが、今夜はニューハーフショーへ出掛けます。 ノポーンさんに手配して頂いたショーまで時間があるので、再びショッピング。歩きつかれたのでプラネット・ハリウッドで休憩。アメリカサイズのジュースとケーキを頂き、Tシャツ数枚を購入しました。 ニューハーフショーは、アジアホテルで行われているカリプソ。アジアホテルまで、トゥクトゥクで移動しました。
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ショーが終わるのをノポーンさんがロビーで待っていてくれました。 夕食は日本でいうところのビア・ガーデン?屋台村??のような店でシーフードを頂くことに。庶民的なタイ料理が食べたいいう私たちのリクエストで連れて行って貰いました。 3人で海老チャーハン、白身魚の煮物、海老の辛い系、トムヤンクン、タイワインを注文。 |
私たちのヒットは白身魚の煮物!ナンプラーで味付けされたタレにコクがあって、とっても美味しい。パクチーは苦手なので、私は避けて食べましたけど。 魚は海の魚の様な気がしますが、ノポーンさんも通訳が出来ないのではなくて種類が分からないらしく、頭をひねっていました。 お酒を飲みながら、タイの生活についてねほりはほりノポーンさんに質問。ノポーンさんは28歳独身、ガイド歴8年。日本に留学経験ありで、私たちより日本の観光地をよく知っていました。 また、私たちを客としてでなく、同世代の友達として接してくれ、とっても嬉しく思いました。帰りもノポーンさんがホテルまで送ってくれたんですよー。本当に好青年。 ノポーンさんと別れ、部屋に荷物をおき、今夜もコンビニへ。ジャンクなものの物色です。 コーヒー牛乳を飲んで、就寝。 *タイでは美味しい缶コーヒーに出会えませんでした。とにかくどれも激甘… 日本でもおなじみのメーカーで缶に「BLACK」と書いてあっても、飲むと激甘!確かにミルクが入っていないから色はブラックだけど…ということで、今夜は紙パックのコーヒー牛乳を買いました。まだマシ。 |