3月3日

シンガポール3日目は、「セントーサ島観光」がメイン。

セントーサ島
本島の目と鼻の先に浮かぶレジャーアイランド。
もともとセントーサ島は、植民地時代〜1970年まで
巨大な軍事基地だった。
かつての軍事要塞は、シロソ砦に残るのみ。
現在は政府の観光対策により、リゾートへと変貌した。

島へはフェリーや車でも行かれるが、私たちのツアーはケーブルカー(ロープウェイ)を使うというではないか。高所恐怖症の私には最悪である…

ケーブルカーからの景色

ケーブルカーは、昨日訪れた「マウント・フェーバー」から出ていた。配られたチケットには、5Sドル(約350円 1Sドル≒70円)と書いてある。

ケーブルカーに乗っていた時間は、10分くらい?。島と言っても、本島から800メートルも離れていないので、あっという間なのだ。島では、マーライオンタワー(高さ37メートル)がお出迎え。笑っちゃうくらい大きい。

マーライオンタワーのお出迎え

島には自然をテーマにした植物園や博物館、テーマパークが沢山あって、自然の神秘や楽しさを体験させてくれるという。まず入場チケットが配られた。5Sドル。

セントーサ島チケット

次は、「イメージ・オブ・シンガポール」のチケット(5Sドル)が。どうやら、見学するコースが決まっている様。
「イメージ・オブ・シンガポール」は、シンガポールの文化・歴史を紹介するアトラクション。蝋人形で、歴史上の事件などを精密に再現している。

日本人にとっても重要なアトラクションだと思うのに、みんな何だかなぁ〜。シンガポール=「レジャー」って感じなのか、勉強モードのアトラクションは素通り!

…シンガポールは日本の植民地だったんだよねぇ?
シンガポール人のガイドさんさえも、「イメージ・オブ・シンガポールは、蝋人形館で〜す」なんて説明しているし…

それでいいのかな??
何だか嫌な感じよ、ホント。

続いて、三角カブトムシやタランチュラの標本などを展示した「蝶の園/昆虫博物館(6Sドル)」へ。

ガイドブックには「蝶の園では、50種2500匹の蝶が優雅に舞っている姿が鑑賞できる」と書いてあった。母は期待していたが、実際は「蝶は何処?」って感じだった。時期的なものなのかな?

蝶の他には、生きている本物のサソリがいた。そのサソリを肩とかに乗せて写真が撮れるのだけど、それを操っているおじさんが、日系の方だった。

てっきり中国系だと思い込んでいたから、「何処から来たの?」なんて突然聞かれてビックリしたわ〜。まさにサソリを肩に乗せようとした瞬間だったから(笑)。

それにしても、「ここで働いている」っておじさんは言っていたけど、どうして?
戦争とかと関係あるのかな??

次はトンネル式の水槽が見物の「アンダーウォーター・ワールド(13Sドル)」を巡り、ランチへ。

ランチは、「アジアン・ヴィレッジ」内の日本食レストランで、幕の内弁当。
メニューは、すき焼き風煮物・ほうれん草の胡麻和え・切干大根の煮物・きゅうりの酢の物・スイカ・エビフライ・ポテトサラダ・ホタテフライ・お味噌汁。
ごはんには梅干とゴマ。


ランチの後は、バスで本島に戻り一旦解散。
私と母は、そそくさとホテルに戻ることにした。ブランドショッピングよりも、ホテルの周り「アラブストリート」に興味津々だったのよ。

最初に向かったのは、「サルタン・モスク」。

サルタン・モスク
シンガポール最大のイスラム教寺院。堂内は5000人の信者が祈りを捧げられる広さ。
カーペットが敷き詰められた礼拝所では1日5回、信者たちの厳粛な礼拝の姿をみることが出来る

とりあえずモスクを1周して、観察。金色に輝くドームは、確かにインパクト大。神々しいことこの上ない。堂内の見学もOKだけど、ガイドブックに「ひじ・ひざが出る格好では×」と書いてあったので辞退。
正直、初めて触れるイスラム文化に戸惑った部分もあったし。

サルタン・モスクのポストカード

アラブストリートを歩く。

アラブストリート
かつてラッフルズ卿がマレー人・ジャワ人など
イスラム教徒に割り当てた区域。
19世紀にはアラブ系商人により香辛料が運ばれ、商業の街として栄えた。

さすが商人の町。いろいろの店が軒を連ね、店先にまであふれ出たすごい量の商品。目立つのは、カゴなどの籐製品、アラビアじゅうたん、イスラム教徒の帽子やスカーフ。

異国情緒たっぷりで、昨日見た「リトルインディア」とも明らかに違うムード。しかも女性が居ない。すごく違和感。

私は、軒先に吊るしたあった1枚のスカートが気になり、値段交渉をしてみるコトにした。


「あれ、いくら?」
おじさん
「ブラウンのスカートかい?」

「そうそう」
おじさん
「あれは、ここに掛かっているものと、2枚で50ドルだ。」

「あれだけ欲しいの〜」
おじさん
「2枚買え。安いじゃないか」

「え〜??これ、1枚20ドルにして!」
おじさん
「いや30ドルだな〜」

「じゃぁ…いらないかな?
(相手の出かたをみるぞ、フフ)」

「これも買うから、2つで30ドルね!」←ここは日本語。
私・
おじさん
「!?」

母が奥から何かを持ってきて、無理矢理交渉成立!
母の持ってきたものに値段は書いていなかったけど、おじさん、完全に損してるよ…
母強し(笑)。

※シンガポールは多民族国家なので、中国語・マレー語・タミール語などが使われている。英語は、いわゆる共用語。だからかなり適当な「シングリッシュ」と呼ばれる英語(?)が使われている。
私の英語こそ、天然「シングリッシュ」じゃん〜。面白い様に会話が弾む訳ね(笑)。

再集合。
バスに乗り、クラークキーへ。

クラークキー
古い倉庫跡地を再開発した観光名所。
200軒のショップ・レストランがひしめき合っている。

クラークキーの屋台

私たちは、ここでシンガポール最後のディナーを頂く。最後って言っても3日目だし、ディナーと言っても「スチーム・ボート」だけど(笑)。
スチームボートとは、タイスキに似た料理。日本で言うところの、鍋料理?いわゆるごった煮です。

ところが、これ、なかなか美味しい!
リバーサイドの屋外で、夜景を見ながら…ってのも◎。個人で来ていたら、毎晩ここで飲んでそうだもん(笑)。

余談ですが、このレストランで素敵なお兄さん(って言っても年下か?)とお友達になりました◎

私たちのテーブル担当のウェイターさんで、アラブ系。
母が居るのも忘れて愛想を振りまき、本来出るはずのないデザートをゲット!美味しい杏仁豆腐をご馳走になったよ。

彼は、「今度会えたら、クラークキーを案内するよ」と言ってくれ、アドレスを教えてくれた。
ま、みんなに同じことしてるんだろうけどね(笑)。

夕食後、ナイトクルーズへ。
これまたクルーズってほど豪華じゃないんだけど(笑)。

植民地時代に荷物の運搬用として活躍していたパム・ボートに乗って、シンガポールの見どころを水上から観光。所要時間は40分くらい。ボートはともかく、夜景は美しいよ!ライトアップされたマーライオンは格別。
これ、絶対オススメ
★★★★

「いいものを見せてもらったわ」と言いながら、ホテルへ。仮眠を取って、早朝帰国予定です…

※ 日記ではハショリましたが、市内観光には、宝石・シルク・民芸品などの免税店に立ち寄りました。
ま、お約束ですね。