12月10日

シドニーラストの朝は、少し早起き。
散歩がてらフィッツロイガーデンの一角にある、ファウンテン・カフェで朝食をとることにした。

朝の歓楽街を抜けると、キングスクロスのオアシス的存在である噴水が見えてくる。その横にそのカフェはあった。

緑が見えるガーデン席に座ると、ウェイトレスさんがメニューを持って来てくれる。それぞれサンドイッチとコーヒーをオーダーするが、そのオーダーが面倒だった。

パンはブラックかホワイトか、トーストにするかしないか、コーヒーはホワイト(カフェオレ)かブラックか、ショート(濃い目のコーヒー)かロング(アメリカン)か…などいろいろ訊かれたからだ。
もう、英語苦手だってわかるでしょ?適当に持ってきてよ…。

少しして運ばれてきたサンドイッチは、ボリューム満点で、美味しかったので文句なし。面倒な甲斐はあった(笑)。

ホテルに戻る途中、地下鉄の駅を覗いてみることにした。
なぜなら、今日は一日自由行動。セントジェイムスにある「AMPタワー」へ行く足に、地下鉄を使おうと思っていたのだ。

ところが地下に下りる階段には、何処も柵が立てられていた。
ちょうど警官らしき男が、地下鉄を利用しようとやって来た人に何やら説明をしていたので、一緒になって説明を聞く。が、早い英語が聞き取れず、理解出来たことは「地下鉄は現在止まっている」ということだけ。

私とAの出した結論は、「スト」。
そこで、今日の観光の足を、地下鉄からタクシーに変更。ホテル前で、タクシーを拾うことにした。

AMPタワー
ダウンタウンの中心にある展望台。
高さ304.8メートル。1981年に建造された。
入場料(スカイツアーアトラクション代込)A$19.8

これはホテルから見たタワー

高速エレベーターに乗って数十秒、タワーの展望階に到着。ここからは360度のパノラマが広がり、シドニーの街並みや海が一望できた。また、スカイツアーなるアトラクションでは、音と映像でオーストラリアの今昔が楽しめる。日本語の音声もあったので、楽チン。

タワーのエレベーターで、オージーに話しかけられた。「何処から来たの?」って。

私 

「日本です。」
「長野って知っていますか?冬季オリンピックの…」

オージー

「もちろんさ!僕は白馬にスキーに行ったことがあるよ。」



「本当?じゃぁ志賀高原って知ってます?私たちは、その近くに住んでいるの。」

オージー

「ごめん、知らないなぁ。△★◎×♪〜
(聞き取れなかった)。
シドニーもオリンピックの来た街さ。
シドニーを楽しんで行きな。ハヴァナイスダイ(デイ)!」

私・A  「バイ!」

タワーを出て、オフィス街の「シティ」を散策。ここ「シティ」は、政治と経済の中心地だが、緑が多い。またショッピングセンターや老舗の百貨店なんかもあり、通りごとに表情をかえるのが特徴の街。

ヴィクトリア様式の建物で、時計台が印象的な「シドニー・タウンホール」、隣に建つオーストラリアで最も古い教会の「セント・アンドリューズ・カテドラル」、玉ねぎ型のドームが目印のビザンチン様式の建物「クイーン・ヴィクトリア・ビルディング」など、見どころも多く楽しい。
散策途中、「プラネット・ハリウッド」を発見。お気に入りのドリンク「ホームアローン」でのどを潤した。

セント・アンドリューズ・カテドラル

カモメも日かげでひと休み

午後は「ロックス」のウィークエンドマーケットを見学しようということになり(昨日はほとんど終わっていたので)、移動開始。

シティレールが動いているのが見えたが、免税店の無料送迎バスをまたまた利用(笑)。送迎バスが周回していそうなホテルを探し、待っていたらドンピシャ。バスに乗りギャラリアのある「ロックス」へ移動。ロックスマーケットで、さらにお土産を物色。

オーストラリア最後の食事は"豪勢に行こう"と、キャンベルズ・ストアハウス(高級感溢れるレストラン街!)にある「ウォーター・フロント・レストラン」へ。古倉庫を改造した800人収容の名物レストランで、ここもガイドさんのオススメの場所。

ウェイターさんに海の見えるガーデン席に案内して貰った。
「おすすめは?」と聞くと、ロブスターの刺身だという。とりあえず、ロブスターの刺身、スモークサーモン、ビーフステーキなどオーダーした。

オシャレな外観

本日のオススメ

味は……最高ぉ!!!
ロブスターはおすすめと言うだけはあって、一番美味しかった。お刺身で頂いたあと一旦下げられ、さらにオーブンで調理されて運ばれて来るのだが、それもとっても旨〜い!

ほっぺが落ちるとはこのこと。担当のウェイターさんに感謝だわ!彼はおしゃべりでも楽しませてくれたので、チップをはずんでおく(笑)。

すごくいい気分のままホテルへ。
楽しかったこのHONEYMOONも、ラスト。22時15分発カンタス021便で帰国です。