12月6日

ホテルで朝食を取りチェックアウト。フロントで切手を買って両親と会社にエアメールを出す。実家の両親のハガキには「鍵持って来ちゃった!ごめんなさい」と書いて(笑)。

11時35分発カンタス689便で、一路エアーズロックへ。約4時間の空の旅。ケアンズとの時差は30分。予定通りコネリアン空港へ到着した。

赤土の内陸部は、ケアンズとは別世界。エアーズロックを見て、改めてオーストラリアに来たことを実感する。

機内食のパンもエアーズロックに見える

小さな空港を出て、バス移動(ツアーの現地依頼先は、VIPツアーズ)。
早速、エアーズロック観光の拠点となる、エアーズロックリゾートへ。ホテルとスーパー、レストランの位置を確認し、そのままウルル国立公園へ移動。

ウルル国立公園
オーストラリアのほぼ中央、
ウルル(エアーズロック)とカタ・ジュタ(オルガ岩群)
という自然の神秘が見られる、
総面積1325平方キロメートルの国立公園。
アボリジニの壁画も含め、世界遺産に登録されている。

五日間有効のチケット

チケットの裏にはアボリジニのアートが


途中バスの中で、沢山の注意を受ける。
まず、国立公園にはトイレが少ないこと。それから、立ち入り禁止の場所へは行かぬこと。写真撮影禁止の場所では写真を撮らぬこと。国立公園内の全てのものの持ち出し禁止。野生動物の餌付け禁止…

実際、国立公園に入ってみると、写真撮影禁止の場所が多いことに驚く。撮影許可が下りている所のが少ない位。


バスは、カタ・ジュタ展望台の駐車場で止まる。西にカタ・ジュタ、東にウルルが望める場所。

ちなみにカタ・ジュタとウルルは、約50キロ離れているそうだ。周りに何も無いので、すごく近くに感じる。
展望台では、カタ・ジュタの全体像を写真に撮った。そして、いざカタ・ジュタ散策へ!

カタ・ジュタ(オルガ岩群)
周囲22キロにわたり、
大小様々な丸いドーム型の岩が無数に集まっている。
カタ・ジュタは、アボリジニの言葉で「沢山の頭」。
別名「風の谷」とも呼ばれ、
「風の谷のナウシカ」のモデルとなった。

カタ・ジュタでは、マウント・オルガ(高さ546メートル)の脇を通るオルガゴージ散策路を歩いた。往復2.6キロとのことだが、暑いせいかとても長く感じる。

風の谷を歩く

近くで見るとカタ・ジュタの岩肌はゴツゴツ。足元も、岩と石でゴツゴツ。それなのにカタジュタの合間には緑があったりして、ちょっとビックリだった。ここでは岩が入り組んでいるので、指定のコースを決して外れるな、と言われた。

一面赤茶色の世界は、神秘的で不思議な感じがする。アボリジニの男性の聖地というのも肯ける。

カタ・ジュタのポストカード

道は平坦に近いが、歩いただけでくたくたになり、バスへ。

「こんな体力で、明日ウルルに登れるのかな…」と、かなり不安になる私。Aは「観光で登れるくらいなんだから、楽勝だろ?」と余裕しゃくしゃく。移動中、ふと窓の外を見るとウルルが近くにせまって来ていた。

「みなさ〜ん。こちらに見える斜面が、明日の登頂ゲートになります。しっかり見ておいて下さいね。」
ガイドさんの言葉に、「…」となる私たち。
そこには、かなりの急斜面があったのだ…

バスは、ウルルを囲む様に進み、ウルルから5キロ離れたサンセットポイントに到着。
国立公園内のバスがここに集合していて、みなシャンパンを片手に、ウルルが夕焼けに染まるのを眺めていた。

私たちも、早速カナッペを片手に、シャンパンを飲む。
明日の心配も忘れ、真紅に輝くウルルをバックに記念撮影。

雨あがりのサンセット ポストカード

バスでホテルに戻り、チェックイン。
夕食は、アウトバック・パイオニアホテル内にある、パイオニック・バーべキューで頂くことにした。リゾート内は、無料のシャトルバスが巡回しているので、移動しやすい。


Aはここぞとばかりに、カンガルー・エミュー・ワニの肉を買い、焼いて食べていた。ベジタリアン(?)の私は、サラダをむしゃむしゃ。ステージで生演奏している、カントリーミュージックにも耳を傾ける。

ビールを買う為に並んだカウンターで、酔っ払いのオージーに話しかけられた。

オージー
「どこから来たんだい?」


「日本です。あなたは?」

オージー

「俺は近くさ。観光旅行かい?何処に泊まってる?」



「…新婚旅行です。私、結婚したばかりなんです。あそこに座っているのが、ハズバンドです(笑)」
オージー
「ハーイ!」

「ハーイ!?」

習い始めたばかりの英会話を駆使して、以上で終了(笑)。
そのオージーは、ビールを1缶おごってくれました。
激励か?

明日に備えて就寝。明日は4時起きです…