midnight call

第15話

「今までの事考えるとさ。完二はもう、あの中なんじゃねーかな……」

 完二の衝撃的な映像を見た翌日の放課後、たちは教室で会議を開いていた。ため息まじりに呟いた陽介の言葉に、皆同意を示す。雪子のときのことを考えると、鮮明に映ったということはそういうことなのだろう。

「“マヨナカテレビ”って、結局、何なんだろ……」
「んー……」
「最初は、心霊現象みたいなモンかなって、噂を試したら、見えたんだよね。そしたら“もう一つの世界”なんて大事に関係してて……」

 雪子の問いに陽介は頭をひねる。一番最初にたちに噂を持ちかけてきた千枝は、ことの成り行きを辿って呟く。
 噂になっているということは、実際に試した者が何人もいるということだろう。雨の夜0時に、ついていないテレビをじっと見つめる。こんなくだらないこと、普通は試そうとも思わない。しかし実際は誰でも何度も見ることができてしまう。
 もしこれが今よりもっと広まって大勢の者が見るようになってしまったら、すごい騒ぎになるのではないだろうか。普通の映像ならともかく、テレビに落とされた被害者の影の暴走によって面白おかしく歪められているのだ。一般人から見たら被害者本人がそういう人だという認識を持たれてしまうのは間違いない。……特に今回のものは。

「クマの話を元にすると、あの映像は、失踪者自身が生み出してるとか何とか……要は、何となく見えてる訳じゃなくて、失踪者のせいで見えてるって事らしいけど」
「ハァ……てか雪子ん時も見えたけど、当の雪子はそんなんに関わった覚え無いワケじゃん?」

 失踪者のせいで見えているとはどういうことなのだろうか。あの映像は何がどうなってああいう映り方をするのか。全くもって疑問である。

「あのさ、ちょっと話逸れるんだけど……あの映像って……犯人も見てるんだよね?」
「たぶんね。きっとどこかで面白がっ……まさか、楽しんでるって事!?人を放り込んで、その後に映る“番組”を楽しんでるの!?」
「あー、なるほど、可能性あるな。うわ、頭ん中の犯人像が一気にヘンタイ属性んなった。“キミの全てが見たいよ、雪子たーん”!」
「うっわ、うわ、うっわーー!」

 陽介による想像の犯人の真似に、千枝は声をあげる。失礼ながら、もそんな陽介の演技に鳥肌をたてた。もしそれが本当ならば、どれだけ気持ちが悪いことだろう。

「てか、雪子の一連の話見られたんなら、一緒にあたしとかのも見られた可能性アリ!?」

 千枝にそう言われ、ははっとした。そうだ、雪子のものが見られているなら、自分のものも見られているかもしれないのだ。そう気づいた瞬間、羞恥と嫌悪と、その他様々な感情で頭がいっぱいになった。

「犯人……絶対許さんッ!顔じゅうクツ跡にしてやる!やろーども!一、完二を助ける!二、犯人、潰す!三、犯人、ぶっ潰す!!オーケー!?」
「ああ!」
「ぷ、ププ……ち、千枝、二と三、同じだったよ?」
「や、分かってるから……」

 改めて決意を固めた中、雪子だけは千枝の言葉に吹き出した。たちはそんな彼女に苦笑するしかなかった。
 ともかく、完二を助けなければ。たちは支度を整えてから、クマの元へ向かった。

「おいクマ、こっちに誰か入ったろ?」
「あ……うん。誰か居るみたい」

 陽介が声をかけると、クマは振り返って答えた。何だか元気がないようだ。場所を訊いても、俯きがちにわからないとだけ言う。一体どうしたのだろうか。

「もー、なんなの?なんかスネてるとか?」
「鼻クンクンしても、どっからのニオイか、分からないの」

 今にも泣き出しそうな声で、クマは頭を抱えて首……というより、身体を左右に振った。きっと、何度も何度も見つけようと頑張っていたのだろう。色々考えすぎなんだよと言う陽介に、そうクマね、とだけ返事をした。大分思い詰めているようだ。慰めようとが頭を撫でると、クマはに抱きついてきた。

「完二の居場所、お前に分かんないっつわれると困るんだって。こんな世界、とても闇雲になんて進めねーしさ……」
「あっ!」

 クマは突然声をあげる。そして、から離れてたちを見た。

「“カンジクン”のヒントがあるといいかも!そしたらクマ、シューチューできる予感がひしめいてる。カンジクンの事がよく分かるような……なんか無い?」
「そうだな……」
「なんかって言われてもな……“噂”ならよく聞くけど」
「親しいってワケじゃないしね」

 この中の誰も、完二について詳しい者はいない。一番近い雪子ですら、関わっていたのは昔のことであり、今の彼のことは全くわからない。
 完二のことを知っている人を探して、詳しく訊ねてみよう。たちは一旦テレビから出て、情報収集をすることにした。

「……とは言ったものの……」

 町に出て、は一人ため息をついた。
 情報収集は、効率のよさからもちろん散開して行われる。人見知りの激しいは、一人で親しくもない人に話しかけることができずに、どうしたものか、と悩んでいたところだった。



 そうしていると、不意に声をかけられた。は驚いて肩を揺らし、振り返る。声の主はだった。状況はどうかと聞かれ、苦笑いを浮かべる。手に入らない以前の問題である。

ってやっぱりこういうの苦手?」
「え?」
「人見知りというか、内向的なタイプだろ」

 は目を瞬かせた。よく観察している。肯定の意を見せると、それじゃあ先にクマのところへ戻っててくれるか、と言われた。クマの様子がどうにも気になるらしい。自身もクマに元気がないことが心配だったため、頷いてジュネスへ向かった。

「クマくん」
「オヨヨ?チャンどーしたクマ?」

 テレビの中に戻ると、クマは首をかしげたような動きを見せて歩み寄ってきた。はクマの頭を撫でる。

「クマくん元気なかったから、心配で」
チャン……!チャンは優しいクマね!」
くんにお願いされたんだよ」
「センセイも心優しいお人だクマー!」

 そう言いながら泣いているふりをする。ふりではあるが、よほど嬉しかったらしい。よかったね、と再び頭を撫でていると、チャンギュッ!と要求してきたので、言われた通りに抱き締めた。
 そういえばクマには比較的普通に接することができるな、とは思った。普段は誰かと二人きりだと、特に男子は、ある程度時間をかけないとこのような親しいやり取りはできないのだが、どうやらクマにはそれが当てはまらないらしい。人の形をしていないからなのかもしれない。

「何してんだ、お前ら?」

 いつの間にか全員戻ってきていたらしい。陽介が呆れ混じりにそう言って気がついた。恥ずかしくなってクマから離れると、ってクマ好きだよな、と笑われた。確かにそうかもしれない。ぬいぐるみやストラップがあったら確実に手に取るだろう。

、今日はもう解散だってさ」
「完二くんの情報、一通り回ってみたけどこれと言ったものがなくて」
「完二と何か話してたちびっこに聞こうかと思ったんだけど、見つからなくてな。また明日探そう」

 わかった、とは頷く。もう帰ってしまうのかと寂しそうにしているクマの頭を撫で、また明日、と残してテレビの外へ戻っていった。

「……なあ」

 帰り道、方向が同じの陽介と歩いていると、陽介が話を切り出してきた。は陽介を見る。が、すぐに目を逸らした。

さ、俺らといて楽しい?」
「え?」

 急に訊かれた質問に、は目を瞬かせる。急にどうしたのだろうか。陽介はそれに気づいたかのように、ほらさ、と話を続ける。

のシャドウ、歪んではいたけど本音ではあっただろ。もしかしたら、今も思ってんのかなって……」

 あんまり喋らないしさ、と陽介は言う。なるほどそういうことか、とは納得した。無理して彼らと一緒にいるのでは、そう心配してくれたのだろう。

「私、楽しいよ」
「ほんとか?」
「うん。最初はそうだったのかもしれないけど、今は違う、と思う。私の嫌なとこ見てもみんなすごく優しくしてくれるし、その、好かれてなかったら、こんな風には接してくれないよなあ、とか……」

 そう言いながら、だんだん恥ずかしくなってきて、は顔を俯ける。自分が勝手に好かれてるって決めつけてるだけかも、自意識過剰だったかも、と羞恥で頭がいっぱいになった。顔が熱い。

「ああ、みんなのこと好きだよ。もちろん俺もな」
「えっ」
「あっいや、そのっ」

 陽介の言葉に驚いて勢いよく顔を上げる。陽介もそれにつられて慌てた様子を見せた。恋愛感情で好きと言われたわけではないのはわかっているが、それでもやはり異性に面と向かって言われるのは驚くし、恥ずかしい。赤くなった顔を手で隠している様子を見る辺り、陽介もそうなのだろう。

「あっ、ありがとう…っ」
「お、おうっ」

 ぎこちなく礼を言うと、陽介もぎこちなく返した。その様子が何だかおかしくて、好きだと思っている友人に好きと言われたのが嬉しくて、は思わず笑みをこぼす。何笑ってるんだよと陽介も笑った。



 こんな緊急事態でも、何事もないかのように日々は流れていく。八十稲羽高校では、非情にも先日行った定期試験の発表が張り出されていた。
 たちは、人があまり多くない頃を見計らって試験結果を見に行く。常に上位に位置しているは、名前を上から探していった。

「……あ」

 一番上、つまり一位の名前を見て、思わずは声を出す。そこには、とあった。

「お前学年トップかよ!すげぇな!」

 陽介も見たらしく、の肩を叩いていた。周りの者もを尊敬の眼差しで見ている。転入生が学年トップ、これほど目立つことはなかなかないのではないか。当の本人はいつもと変わらない表情を浮かべている。もしかしたら慣れているのかもしれない。
 は再び自分の名前を探す。4位のところで雪子を見つけ、の名前は6位を示していた。
 少し上がった、とは数字を見つめる。いつもならば、10位前後の位置にいるのだが。勉強会でにわからないところを教えてもらったからかもしれない。彼に感謝しなければ。
 千枝と陽介は可もなく不可もなく、といったところのようだ。や雪子に礼を言っているところを見る辺り、二人もと同じく順位が上がったのだろう。勉強会、効果が高いかもしれない。

 放課後になり、たちは昨日に引き続き捜査を行った。今日の一番の目的は、先日完二と会話をしていた小柄の少年。それじゃああとで、とたちは学校付近で散開した。
 はまたクマのところにいてくれ、と指示があり、ジュネスへ向かう。私の役立たず、と自分自身に内心苛立ちを感じたが、それを読み取ったのか、適材適所、とは残していった。慰められて申し訳ない気持ちになったが、それならば精一杯クマの傍にいてやろうと頷いた。

 ジュネスの入口、エレベーターに乗って家電売り場に向かおうとして、あれ、とは立ち止まった。エレベーター付近の窓際に、聞き込み対象となっている先日の小柄の少年が立っている。気配を感じ取ったのか窓に映り込んでいたのか、少年もこちらを振り返り、目が合う。が慌てて会釈をすると、少年も会釈を返し、こちらに歩み寄ってきた。

「どうも。今日はいつもの彼らと一緒じゃないんですね」
「え、あ、はい」

 幾度か目撃されていたのだろう。が頷くと、少年が探るような目でこちらを見つめてきたので、は目を逸らした。

「まあいいです。お呼び止めしてすみません。では」
「あっ!」

 再び窓際を向こうとした少年を、慌てて制止する。まだ何か?と言う少年に、えっと、とどもる。せっかくのチャンスだ。勇気を振り絞って訪ねなければ。

「あの……、巽完二くんのことで、何か知っていることはありますか?」
「巽くん、ですか……?」
「その……話してたときに、おかしいなって感じたりとか……」
「おかしいと感じたところ、ですか……ま、いいでしょう。何か、急いでいる様子だし、聞かれたことにお答えします」

 少年は少しばかり探りを入れるようにを見つめたが、の焦りを感じとると、首を縦に振って話を始めた。

「そうですね……最近の事を聞いたら、何か様子が変でした。だから、感じたままに伝えました。変な人だね……と。随分顔色を変えてましたよ。こちらがビックリするくらいでした。それを踏まえると、普段の振る舞いも少し不自然だったような気がしましたね。なにかコンプレックスでも抱えてるのかも……確証はありませんけど」

 僕が知っていることは、それだけです。そう言って少年は話を終える。コンプレックスか。もしかしたら、それが抑圧された感情、シャドウに結び付くかもしれない。

「急にすみません、ありがとうございました!」
「いえ、気にしてません。それでは」

 はもう一度会釈し、ちょうど開いていたエレベーターに乗り込む。そして携帯電話を開き、少年から話を聞くことができたと皆にメールを送った。それぞれから帰ってきた返事を見ながら、フードコートに辿り着く。どうやらたちも情報は粗方揃ったらしく、このまま集合らしい。全員揃うまで暫し時間があるが、暇を潰す術はない。何か軽いものでも食べていようと、フードコート内で飲食物を買って待つことにした。
 しばらくして、に声がかかる。千枝と雪子が一番に到着したようだ。千枝が食べ物、雪子が飲み物をねだってきたため、二人に差し出す。

やればできんじゃん!」
「が、頑張りました……」

 偉い偉い、と千枝はの頭を撫でる。じゃあ私も、と雪子も千枝の真似をした。大したことはしていないが、褒められてははにかむ。どうにも褒められるということは慣れない。照れているに気づいた千枝は、撫でる力を強くした。

「いやー、女子のスキンシップってものはいいよなぁ」
「おっさん?」
「おっさん言うな!てか普通はいいと思うだろ!?」
「思うけど言い方が悪いな」

 陽介とも合流したらしい。二人でそんなやり取りをしているのを聞いて、男の子だなとは思った。
 ふと、の足元に何かの塊が見えて、無意識にそちらに目をやる。そして、ひゃっ、と声をあげた。

「どうしたの、急に……わっ、なんか居る!」
「おわっ!」

 の見ているところを見て、千枝たちも声をあげた。そこには、キツネがいたのだ。どうしてこんなところに。いつからいたのだろうか。そもそも、ここは動物は立ち入ることができないはずである。
 不思議に思いながらはキツネを眺める。可愛らしくはあるが、目つきが鋭く、身体には傷の跡が目立つ。野生だろうか。しかし、可愛らしい前掛けをしている。

「あ……、この前掛け……確か、神社で見かけた事あるような……」
「この間神社で会ったんだ」
、こいつを知ってんのか?」

 ああ、とは頷く。どうやらキツネは、体力を回復させるという不思議な力を持つ葉を持っているらしい。その葉をテレビの中の捜索で有効に活用することはできないだろうか、とは考えたようだ。キツネ本人も乗り気らしい。本当か?という疑問に、キツネはコン、と短く鳴いた。

「お金はしっかりとられるっぽいけど」
「マジかよ……見返りってか……?」
「コーン!!」
「なんだよ、こいつ……まるでこっちの話を分かってるみたいなリアクションだな……」

 陽介がそう言うと、キツネは再び鳴いた。その反応は、本当に話が通じてるとしか思えない。キツネということで少し躊躇ったが、結局テレビの中で協力してもらうことにした。キツネは、満足そうに尻尾を揺らしていた。

「おっ、センセイ!来たという事は……手がかり、見つかったクマね!」

 テレビの中では、いつものようにクマが待ち構えていた。とても嬉しそうだ。恐らく、一人寂しい思いをして待っていたのだろう。遅くなってごめんね、とはクマの頭を撫でる。チャンが頑張ってるのは知ってるから、とクマは笑った。
 はクマに、皆で集めた情報を伝える。もっとも、まとめていくうちにその量はかなり少なくなってしまったのだが。

「ふむふむ、コンプレックス……え、それだけ!?それだけで探すクマ?」

 案の定クマは情報の少なさに驚き、大きなリアクションをとる。やはり、これだけでは足りないのだろうか。ごめんね、とがクマに謝ると、チャンは気にしなくていいクマ、と返してくれた。

「なら、全開で鼻クンクンするクマよ!むむむむ……おっ、なんか居たクマ!当たりの予感!これか?これですか!?ついて来るクマ!」
「わっ」

 小さな耳をぴんと立たせてそう言うと、の手を引いて走り出した。急に引っ張られたは体制を崩しかける。しかし、足が短いクマの走る速度はそこまで速くなかったので、すぐに体制を立て直すことができた。
 しばらくして、クマはようやく立ち止まる。始終クマと手を繋いで走っていたは、息を切らしてその場でしゃがみ込んだ。雪子に背中を擦られる。
 皆同じだけ走っていたのに、何故自分だけこんなにも息を切らしているのか。普段の生活の差なのだろう。そうえば千枝は普段からカンフーの特訓をしているし、雪子は旅館の手伝いが忙しい。男子二人は性別の差もあるのだろう。自分も何かやるべきだろうか、とは本気で考えた。
 しかし、とは顔を上げる。辿り着いた場所は、眼鏡をかけていても濃い霧が視界を遮っていた。そして、冬服では汗をかいてしまうほどの蒸し暑い空気が充満している。

「なんか……この霧、今までと違くない?」
「メガネ、くもっちゃった」

 雪子は眼鏡を外して曇ったレンズを拭く。は羽織っていたカーディガンを脱ぎ、腰に巻き付けた。
 本当に暑苦しく、湿気で髪が水分を含んで肌にくっついて鬱陶しい。視界を遮っている霧、これは霧というより湯気なのではないだろうか。そう考えると、辺りの様子が温泉の浴場のように見えてくる。そういえば、マヨナカテレビの完二は褌のみのほぼ全裸状態であった。

『僕の可愛い仔猫ちゃん……』

 すると突然、どこからともなく低い男の声が聞こえてきた。どういう仕組みか同時に流れ出したBGMは、まるでお色気シーンに使われるようなものである。

『ああ、なんて逞しい筋肉なんだ……』
『怖がる事は無いんだよ……』

 もう一人違った男の声が聞こえてきた。どうやらこの二人で会話をしているらしい。会話の内容、BGM、それからマヨナカテレビの内容。そこから連想できるものは、そうないだろう。

『さ、力を抜いて……』

 そこで声は聞こえなくなった。たちは皆して顔を見合わせる。誰一人としていい表情を浮かべている者はいない。

「ちょ、ちょっと待て!い、行きたくねぇぞ、俺!」

 陽介は声を荒げる。言葉にしてはいないものの、普段あまり表情を崩さないも心底行きたくなさそうに眉を寄せていた。女子のでもそう思うのだから、男子である二人は当然であろう。

「ねえ、本当にここに、完二くん居るの?」
「クマの鼻センサー、ナメたらあかんぜよ」
「ええ……こんな中つっ込めっての……?うぁ、なんか汗出てきた……」
「いや、暑いからでしょ、それは……」

 誰も中に入る気は起きなかったが、完二を見捨てるわけにはいかない。胃を決して、たちは中に入っていった。


2012.01.14