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■ウキ編−たかがウキされどウキ■


de要旨
 ふかせ釣りはウキが命です。


たかがウキ
されどウキ
 釣の成果に一番影響を与えるのは、ウキと考えています。
高価な磯竿やリールは、釣の成果にはそれほど影響を与えませんが、ウキに関しては、価格の割には釣りの成果に大きな
影響を与えるので、しっかり考える必要が有ります。
 ウキは魚との接点だからです。
魚がエサを食った時の目印だけの機能であれば、どのような
ウキでも感度だけを良くすれば皆同じになります。
たかがウキで終わってしまいます。
たとえば、遠投しないと釣れない場所では、遠投できるウキを使用しないと魚は釣れません。海底の深い所にいる魚は、ウ
キ下を深くして釣らないと釣れません。
 魚の口元にエサを届けない事には、魚は釣れないのです。
ウキはこの「魚の口元にエサを届ける」ために、ラインをコント
ロールするものです。
 これは、ウキの違いによって魚釣りの成果が決まる事になります。
 たかがウキされどウキなのです。
ウキの機能
について
 ウキの機能を集約すると以下の４項目になります。
  1. 魚がエサを食べた時、あたりをとるための目印としての機能。
  2. エサを自分の希望する場所に運ぶ機能。
  3. 潮の流れに乗せてエサを流す機能。
  4. 魚の棚を一定に保つ機能。
この中の機能の中でどれを優先させるかが重要です。
 釣り場の状況をよく観察して、その場に合ったウキを使用する事により、釣りの成果に大きな影響を与えるのです。
フカセ釣りは
ウキが命です
 魚が釣れない時の原因を考えると以下の3点が考えられます。
  1. 魚がいない所で釣っている。
  2. 魚の棚が合っていない。
  3. 潮の時合が合っていない。
これに対する対策を考えると次のようになります。
  1. 魚がいる場所で釣る。
  2. 魚の棚に合わせて釣る。
  3. 魚の時会いが来るまで待つ。
この中で一番重要な事は１項の魚がいる場所で釣る事です。
魚の口元にエサを届ければ確実に魚は釣れます。
このエサを自分の考える場所に確実に届ける事が出来るウキがあれば、これが釣りの成果を上げるもっとも重要な条件となります。
魚の棚も同様です。魚のいない棚をどれほど釣っても釣れません。
魚の棚に合わせて釣る事が重要となります。
フカセ釣りはウキが命なのです。