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■総論編−ベテランに負けない釣り方■


要旨bc		 初心者がベテランより多く釣るためには、釣りの事前準備が重要です。

釣りの成果は
何で決まるか
通常スポーツでは、初心者がベテランに勝つ事はほとんありません。
 しかし、釣りに関して言えば、相手が魚であるため、ベテランが常に勝つとは、限リません。
 初心者がベテラン以上の釣りの成果を得る事ができるのです。だから釣りは面白いのです。
まず、釣りが成立するための条件を考えて、大きく分類すると、以下の３項目なります。
  1. 魚を釣る場所
  2. 魚を釣る仕掛け
  3. 魚の取り込み方
この３項目の内どれが重要かについて、釣りクラブ(熊本潮浮会)の仲間で議論した事があります。全体を１０とした時の、各項目の割合がどの程度になるかについて、話し合ってみた結果は以下の通りです。
項目 クラブ友人の考え 私の考え
魚を釣る場所 7割 5割
魚を釣る仕掛け ２割 3割
魚の取り込み方 １割 ２割

釣りは魚がいる事が条件になる事を考えると、クラブの友人の考えが正解かも知れませんが、あまりに場所の割合を大きくすると、運だけで魚が釣れる事になり、面白くありませんので、私は、約半分の5割程度を場所にしました。
残りの５割は、釣り技術の向上により、釣りの成果が決まると考えています。
釣り技術を
向上させる方法
次にベテランに勝つための方法について、考えて見ました。
 短期間でベテランと同程度の釣りの知識を持つためには、毎日釣りのイメージトレーニングを行う事です。
サラリーマンは、土曜か日曜日でないと、なかなか釣りには行けませんので、回数は当然少なくなります。
回数を補うためには、釣り日以外の日をいかに有効に利用するかによって、釣り技術の向上が決まると思います。
私は、以下の項目について、研鑚する事によって釣り技術の向上が図れると思います。
  1. 魚種による魚の習性や、魚の構造について、学習します。
  2. 潮の干満や、水温の変化が魚に与える影響について学習します。
  3. 仕掛けの作り方や、ライン強度について、実際に自分で実験して確かめます。
  4. 釣り場の形状の違いによる、潮の流れ方の変化について学習します。
  5. 釣り日記を付けて、季節の変化と潮の干満の変化、釣り場の違いによる釣りの成果について研究します。
  6. 風呂場にウキを持ち込んで、ウキの浮力調整や引き込む時のウキの動きの変化を体験します。
  7. 釣り場の情報収集を、釣り雑誌等を利用して行います。
  8. 釣り具の手入れは、万全にしておき、釣り場では釣りに専念できる体制を作っておく事が重要です。