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気功と太極拳
ほかの武術と違って、太極拳は気功の達人によって編み出されたものなので、
一般に『気』を用いる中国武術の中でもひときわ気功的要素が強いのが特徴です。

その効果は、東洋中医学の経絡学説に基づいて医学的に実証されています。
(経絡とは東洋中医学用語で、人間の身体の気血の通路のことをいいます)

太極拳の動作は力を抜いて、内臓の働きを考慮しながら、意識を集中させ、
円弧を基調に手足身体を動かし、呼吸法と併せることにより、気血を四肢の
先端まで行き渡らせます。

静かな中でゆっくりした動きは、大脳皮質を刺激し、気を養い、医療効果があります。

関節や循環器系、神経系統の機能を高め、病気を改善する効果があります。

たとえば不眠症、高血圧、心臓病の人達にも良い効果が期待できる、と近代医学も
取り入れ始めています。
楊名時太極拳
中国古来の武術を源とする、調身・調息・調心を図る気功健康法です。

1960年(昭和35年)に楊名時師家により指導、普及を始められました。

八段錦(医療体術)を加えて、誰にでもできる健康法として、心を込めて、
深い呼吸に合わせゆっくり動くことを基本に、全国各地に普及されています。

その愛好者は50万人以上と推定されます。

ゆったりとした気持ちで、悠々と、やわらかく、静かに円運動をする太極拳の
動きは、“動く禅”と言ってもよいでしょう。
八段錦(はちだんにしき)
八段錦は、中国数千年の歴史の中で受け継がれてきた気功の中でも、最も
完成度の高い、8種類の健康運動です。

中国の織物の中で最も美しい錦織を、健康体になぞらえて八段錦というようになりました。

八段錦には、七文字の名前がついていて、上四文字が運動方法を説明し、
下三文字が効果を表しています。

八段錦は心を込めて、呼吸に合わせて、ゆっくり動かすことで、自分で自分の
内面のマッサージをし、だれにも備わっている自然の病気治癒力を引き出す
ことが出来ます。

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