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コラム > 腹式呼吸法
腹式呼吸法
腹式呼吸を行うと横隔膜の運動範囲が広がり、その刺激を受けて胃腸の働きが
活発になり、消化機能が改善されます。

また腹筋も鍛えられるので、腰痛予防にも役立ちます。

その他、停滞していた静脈の血液の流れもよくなり、冷え性にも効果的です。

体内のリズムが正しく働くようになり、脂肪が燃焼されやすいカラダになります。  

カラダにストレスを感じたり、緊張状態にあったりすると、呼吸は浅く短くなり、
自律神経が乱れ、動悸、めまい、頭痛などさまざまな症状があらわれます。

反対に深くゆっくりとした呼吸を繰り返すと、全身の緊張がほぐれてリラックス状態に
なります。
自律神経のバランスが良い状態になるのです。  

自律神経は、交感神経と副交感神経とから成り立っています。

交感神経は活動時に働き、副交感神経はリラックスし、体力を回復している
ときに働きます。

深く大きな呼吸で横隔膜が動くとその刺激が大脳へ送られ、さらに視床下部へ
伝達され、自律神経が調整されると考えられています。

つまり、腹式呼吸により心身ともにリラックスすることができるのです。

ストレスからの開放には、腹式呼吸法が最も基本的な行法です。

また、ホルモンの関係などで自律神経が乱れやすい女性には、とくにおすすめです。
やってみましょう
日常の呼吸(胸式呼吸)では胸が動きますが、 腹式呼吸を行っているときは
腹が動きます。
(腹筋を使う。吸う時に腹が膨らんでもへこんでもやりやすい方で良い)

運動、武術を行うときの呼吸は腹式呼吸です。

太極拳の呼吸の基本は鼻から吸って鼻から出します。


最初に息を吐き切ります。

横隔膜を自然に充分に活用させます。

ゆっくりと全身に深く吸い込みます。 (毛穴からも入る感じで)

吐く息は、長く深くゆっくりと全てを吐き出します。
(瞑想時などの静的な場合は、鼻呼吸が基本です)

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