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新聞掲載文

 ■06.7.2
 ■06.11.19
 ■07.5.11
 ■07.5.26
 ■07.10.17
 ■09.8.12-13
 ■09.8.18.26 
 ■09.9.29
 


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島原中央道路眉山トンネルの問題点

広報誌より抜粋・・・(松下)眉山トンネル、これは以前から未来塾でずっと扱っているテーマです。今回はこれに関して、清水先生に、くわしく説明してもらいました。トンネル推進派が使う「市民待望の眉山トンネル」、しかし、造って欲しいと言う人に私は会ったことがありません。逆に、いろんな人から反対の声を聞きます。誰のための工事なのでしょうか・・・?    (詳しくは広報誌NO.6

 
眉山1     眉山2

この工事に関しての問題点

 @ 湧水、地下水への影響 
 A 災害時の緊急避難道路としての問題点
 B 救急患者の搬送としての問題点
 C 市内交通渋滞解消としての問題点
 D 砂防上の危険性
 E 自然環境の破壊
 F 商業、観光業への影響
 G 背景にある政官業の問題
 H 国土交通省の対応の問題点

@ 湧水、地下水への影響

  1. 下水脈は現在の調査では完全に把握できていない。100%安全であると証明できてない!また国は科学的証明をしようとしない。
    「トンネル湧水」など工事に伴う地下水の減少もある。
  2. 地下水の汚染→日本4大名水で有名な地下水が一度汚染されたら元には戻らない。市民の生活、健康にも影響してくる可能性。
  3. まず建設有りきのデータ操作と専門委員の選定→諫早湾干拓工事と同じ公共工事の手法
  4. 「水」は災害でもわかるように、「ライフライン」の1番目。     
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A 災害時の緊急避難道路としての問題点

 
  1. 災害時により危険な山側に避難するか?
  2. インターに車が集中し渋滞混乱、交通事故が発生する。
  3. 自動車専用道路の高架橋やトンネルの為1箇所でも崩壊すると使用できない。
     進入した自動車は出られない。つまりとても危険な災害避難道路!
  4. 現状の橋や道路である程度避難は可能!
    災害後水無川、中尾川には何本もの橋や道路ができ、陸の孤島になることはない。また深江町の住民が島原、諫早方面に避難するか?住民に聞いたら反対の南側に避難するとの意見が普通。一般道路の方が安全で、道路に伴う都市整備も可能。地元の建設業者にもメリットがある。        
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B 救急患者の搬送としての問題点

 
  • 緊急搬送なら既に完成した下折橋からの「がまだすロード」から先の区間で諫早までの交通アクセスを優先すべき問題である。
     島原中央道路までが雲仙復興事務所の担当。「がまだすロード」から先はまだ未定。県が国に陳情する形となるが、計画の申請届けはまだとのこと。
    もし作るのなら、このような縦割り行政の弊害をなくし、島原中央道路の予算約500億円をそちらに重点配分すべき。先に島原中央道路を作る必然性はない。
    トンネル工事が難工事なら、工費はさらに増大
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C 市内交通渋滞解消としての問題点

 
  1. 1.市内への通勤者で朝夕に渋滞している。島原中央道路が完成しても国が言っている。渋滞緩和効果は見込めない。また渋滞の定義が説明されていない。
  2. 自動車通行量は今後減少するのに、国は増加すると予測している。
     情報開示で過去10年間のデータで既に減少しているのが判明!
  3. 現在暫定片道1車線で供用中の自動車専用道路「島原深江道路」も平行している国道 251号と通行量はほぼ同じで、ガラガラ状態。これをさらに上下2車線の高規格道路にする必要性があるのか?
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D 砂防上の危険性

 
  1. 1.眉山は約210年前の地下からの熱水噴出による円弧滑りで崩壊し被害を起こし(太田学説)、以降崩落しやすく治山が難しい山として砂防上の危険性が高い山として、多額の税金が砂防ダムに費やされてきた。
  2. 計画された道路の高架橋のすぐ下には民家があり、災害時に土石がその方向へ流れ下る。 国は100年に1度発生規模の災害を想定とのことだが、全国各地で想定外の自然災害が起こっている。また眉山大変規模の災害が発生したらトンネルも避難道路も破壊される。
  3. 昨年度の県の活断層調査で、工事区間近くに活断層が南北に存在しているのが判明し 将来震度6程度の地震の可能性は否定できない。
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E 自然環境の破壊

 
  1. 島原市内の地下水を涵養する眉山の扇状地地形を長さ約940mで、上下2本も貫通する眉山トンネル・・・島原には貯水ダムも、大きな川もない。島原の上水源は地下水のみ。
  2. 様々な動植物が最後の棲家として生息している大切な自然環境。絶滅危惧の野鳥など。道路建設や完成後の排気ガスによって消滅の危険。
  3. 行政(国県市)は環境保全を重視と言っている事との矛盾→縦割り行政という日本の環境政策の甘さ。
  4. 眉山は我々市民の自然と親しむ貴重な山であり、自然体験型観光の場としても活用できる財産である。
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F 商業、観光業への影響

 
  1. .万が一地下水に影響があり、島原から湧水を取ると「水の都」島原の観光は成立するか?
  2. 市内を通過する道路が完成したら、市内にお金を落とすことは少なくなる。なのに地元の商工会議所は早期完成を決議した。市も建設推進を考えている。
    全国の道路完成による商業の多くの衰退事例で自明。
    特に半島という島原において、地元商店に魅力がない状況では、市外(長崎、福岡など)に買い物に行く傾向に加速度がつき、人口流失にもつながる。
    観光客も通過する可能性が多くなり、年々減少している市内宿泊客はさらに減少する だろう。しかし島原市観光協会も工事推進。。
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G 背景にある政官業の問題

 
  1. 長崎県には現在諫早湾干拓工事、長崎新幹線問題があり、いずれも地元選出の国会議員 の存在がある。県や関係自治体はそれに従うだけの地方自治しかしていない。特定業者 にお金が落ちればそれでいいのか?その先には政治献金の構図も見えてくる。
  2. トンネル工事1m=約1000万円、工事前から建設業者が決まっているとの情報もある。
  3. 国土交通省雲仙復興事務所は、諫早湾干拓工事の農水省九州農政局と同じような自己保身的な公務員業務を行い、時代が変わってもそれに対しての見直しをしない傾向がある。決まったことはただ進めるだけでいいのかどうか?。
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H 国土交通省の対応の問題点

 
  1. 道路建設の設計図面の公開を請求したが、「ない」と返答した。図面がないのに用地交渉ができるわけがない。実際には「存在」した。
  2. 資料の情報公開を請求したが、1ヶ月もかかるとのこと、実際は数日で可能。明らかに公開をさせない対応である。我々の質問に対しても回答が曖昧で、こちらの質問に的確に答えない。
  3. 市には3箇所試掘して「安全だ」と説明しているが、実際は何箇所も試掘しており、そのことは隠している。また試掘だけでは重要な水質汚染や水脈の変化への影響はわからない!
  4. 市民にパンフレットを配布するだけで、何度も要望している公開説明会を開催しない。地権者にするだけ。
   湧水
 

かけがえのない湧水  「知恩」

これでわかったことは、初めは「水」への影響、安全性の証明だったが、それに関わっている行政、政治家、ゼネコン、地元利権者などの様々な問題がたくさん出てきて、この国の公共事業の抱える問題の縮図を見ることになった。
 いまだに市も国も、「市民」とは全く向き合っていない。

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