[HOME][BACK][NEXT]月刊『 本棚の溜息』113号(2000年1月号)
★ 謹賀新年 本年もよろしくお願いいたします★
【今年の「どむか」&「本溜」】
今年の目標は…まずは今田大作with本屋さんか舎著作の単行本「GO GO 本屋」を何とか刊行にこぎつけたい。
ほとんど完成直前で出版社側が出版中止を決めるという ハプニングがあって、宙に浮 いた形になってしまった。それと、「ブックカフェ」。昨年からいろいろと考えているが、考えているうちに年を越えてしまった。
結果として、「開かれたプライベートライブラリー」「拠点と交流の場」が できればよいので、アクションを起こ したい。「どむか」として、独自のホームページに取り組む時期かもしれない。書皮 友好協会のみさきさんからもホームページを今年の目標とせよ! と迫られている…。
月に一度会い、雑談からさらにいろいろな「事件」が起こるように、幹事長共々がん ばりますので、本年もどうぞよ ろしくお願いします。主宰人敬白。
【今月の本棚】
「出版流通の基礎知識」(書店実務ハンドブック・トーハン刊)
こういう本は、一般人は読まない? しかし、200ページ弱で実に良くまとまっていて興味深く読んだ。
店員の心得から出版流通、棚作り、専門用語など満 載。先に読んでいれば、「GO GO本屋さん」の」ネタ作りに役立ったのに!「中央線の呪い」(三善里沙子著・扶 桑社文庫)
これは、単行本の時にも買ったが、文庫化に際してデータが新しくなってい る。各駅毎に近辺の本屋に関す る記述がある。カフェやメディアへのこだわりも強い。東京堂書店レジ脇で「神田300年地図」(中西隆紀事務書 刊)を見つける。
紙一枚なので、50円と思って差し出すと、4が隠れていた(つまり 450円)。地図が中心にあり、地名に矢印が引っ張ってあり、そこに文学的な説明文が付いている。実に良く1枚にまとまっている。「出版ニュース」12月上旬号。
「本が好き、本屋が好き、本屋のカバーも好き」ということで、中 西さんが書皮友好協会16回全国大会について寄稿している。
大賞の「タロー書房」、地方賞「谷島屋書店」の書皮も写真で紹介。「AMERICAN BOOKJAM」
7号の特集は「黒人文学」。Cafe&Booksでは西荻のHeartlandと青山のON SUNDAYSを紹介。
「本棚の溜息」も、本書のどこかにちょこっと登場しているぞ。「ちくま」99年12月号で、クラフト・エヴィング商会の表紙 連載「らくだこぶ書房・21世紀古書目録」が終了。
「月下密造通信」号外によると、1月からは「太陽」での連載がスタ ート。「ちくま」の連載は11月頃単行本化の予定だとか。年末に行われた紀伊国屋画廊の「Think 夜に猫が身をひ そめるところ」は、追加展ということで1月27日から2月8日まで再度同じ画廊で開催される。
【本棚名人】
蔵書管理ソフト「本棚名人」(メディアパル)を試してみる。電子ブッ ク「本の探偵」と連動しているとかで、データベースが作りやすくなっている。ただ、保存の仕方がちょっと分かりにくい。以前のデータを引き出すのに 苦労した。後日、バージョンアップされて、そのところは改良されているとのこと。
個人的には書皮の整理に使えないかなあ、と漠然と思っている。
【どむかINFO】
★今井竜司氏の兄、今井秀智氏が共同通信社より「ざこ検事の事件 簿」刊行。
あまり日頃親しい存在ではない、できれば親しくなりたくない「検事」さんの仕事振りが伝わってくる。
装丁・菊池信義、イラスト・沢野ひとし、帯の推薦文・木村晋介、という超豪華な陣容。氏は受験予備校講師、司法修習生 を経て検事に任官、東京地検ほかに勤務後、弁護士登録。
現在、木村晋介法律事務所に勤務中。★岸啓介氏が、文化庁・メディア芸術祭で、デジタルアート・ノンインタラクティブ部門大賞を、「愉快な機械」で受賞! ポケモン・ルギアが優秀賞。
因みにインタラクティブ部門大賞はソニーのAIBO。(^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^) (^_^)
★ どむか主宰・「本棚の溜息」編集発行人/日野駅前のブックス伊藤のシャッターが降りたままになっていて大変困っ ている帰山健一
★ 平成12年1月1日号★
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