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月刊『 本棚の溜息』112号(1999年12月号)



【今月の本棚】

「本の雑誌」11月号の匿名座談会は書店員。
「21世紀の書店は古本屋との複合化だ!」ということで商売的にも本音が出ていて興味深い。やっぱり、いろいろな意味でコンビニの存在は大きい。

「アミュ ーズ」10月27日号は、全130店完全ファイル・神田神保町古本街。
真野響子氏が案内、という所が評価の分かれるところか? 地図とリストは見開き3ページによくまとまっている。

「装丁家109人の仕事」は日本図書設計家協会編で玄光社から。
たしか前回は103人の仕事、だったから6人増えている。会員の紹介と仕事と、読み物が少々。

「エスクァイア日本版」12月号の特集は21世紀住宅進化論。
その中に「書斎にかわるプライベートルームを創る」の項目あり。施主の主張では松本隆、島田雅彦各氏が登場。小物・雑貨もおしゃれに紹介されている。

【神田古本まつり】

あの小渕総理も来場、という第40回神田古本まつり が10月29日から11月3日まで、第9回神保町ブックフェスティバルが 10月30日から31日まで行われた。

目録「古本」(第25号)の記念特集 は「神田を叱る!」で9人の著名人が文を寄せている。「神田古書店地図 帖」などを配布。どちらかといえば、すずらん通り・さくら通りに並ぶ出 版社のワゴンに足が向かう。
「ちょっと汚れている・・」なんて言わない で、2日間限りの読者謝恩!とか謳えば良いのに、と思いつつワゴンに手 が伸びる。日本文芸社の東大学長のあの本が、汚れも無く200円、という のは凄い。やはり、本は安ければ売れる、という側面も、一部にはある、 なあ。

【ブック&カフェ】

もうそのものずばりの「BOOK&CAFE」ということ で、東京駅の大丸6階に三省堂書店がオープン。
が、社長が作れと言ったので、とのテレビでコメントは、少々悲しい。社長に言われなければやれ ないのか!
カフェはUCC「カフェ・メルカード」が担当。カフェ単体と しても力が入っている。

「上質で香り高い新書籍空間」というキャッチフ レーズで、しおりもそのトーン。「上質」という視点は評価しよう。オー プン時には、ビデオで盗み撮りしている怪しい同業者っぽい人を見かけた りもした。本当に「上質」な店になるかは、これからの棚作りにかかって いる。

【書皮協全国大会】

第16回目の全国大会は静岡で11月5−6日。
「大道芸ワールドカップ」に合わせての開催で、街中がお祭り騒ぎ。日本人、外人のパフォーマーが、道のあちこちで芸を披露している。「公式ガイドブッ ク」もなかなか立派。(これだけのイベントが、ボランティア中心で運営 されているというのも凄い)

宴会は「乃だや」というおでん屋。20名以 上が集まる。飛び入りで影山氏も登場。きちんと帰りには会費を強制徴収、 目出度く正会員になって、最終の新幹線で東京へ帰って行ったのだ。

大賞はなぞの多い東京のタロー書房。多色刷りの豪華版。2次会は「オリエ ントホテル豊富士」にて深夜まで、とてつもなくマニアックな会話が繰り 広げられたのであった。

【当選!】

平成10年度補正予算・先進的情報システム開発実証事業「ブ ック・オン・デマンド・システム総合実証実験」の協力読者(モニター) に当選した。
端末は実験終了後返却、アンケートへの回答、電子書籍の自 腹購入、追加メディア(Clikディスク)も自腹購入と、結構負担を強いる 内容だが、まあ、モルモットになってみるか。
しかし、コンテンツを購入 できるメディアスタンドが、先ず以って少ないなあ・・

【色心不二】

11月9日から19日まで日本橋三越で行っていた「色心不二 ―薮内佐斗司の世界展」がとにかく良かった。
薮内佐斗司氏は彫刻家で、仏像の保存修復から学んだ古典技法と道具を用いて、独自のエスプリとユーモア溢れる現代的な造形世界を作り上げている。
独特ではあるが、強引に例えると、佐藤さとるの作品に出てくる村上勉の描くコロボックルをモチーフに鎌倉鎌倉時代の彫刻家が仏像に仕上げた感じ、とでも言おうか。
童子がモチーフだが、目に命が宿っている。ギャラリーで新作の販売も行 っていたが、彫刻だと一体300万円は下らない。諦めてカレンダーを購入。

その後正面のタロー書房へ寄ってカバーを入手。そこで岸啓介さんの「愉 快な機械」が目に飛び込む。彼の作品にも神的なモチーフが多く登場する。
こちらはCGなどのテクノロジーを使っているが、物へ魂を吹き込む、と いう点で共通する部分があるように思える。
レジへ。オリジナル・ビニール袋の手提げに入れてもらい、さらに満足、でした。

【どむかINFO】

★「そなーれライヴ&トーク2000 Winter」来春2月6 日に開催!
場所は表参道のカワイミュージックプラザ「パウゼ」にて。高 円寺北と玉川上水にはレッスンルームを新設。お問い合せは sonare@m5.people.or.jp、(代表:小杉)

★久々にあおぞらアート、やりま す。しかも凸版印刷プロヂュースなのだ。お近くにいらしたら、遊びに顔 だしてくださいね〜。12月5日11時〜3時(雨天順延)吉祥寺井の頭公 園内 ステージそば「きせかえ家族」 いつもどうり、参加無料おみやげ つき! 。
私達が原宿ホコ天で初めてあおぞらアートを始めたのがこの「きせかえ家族」。5年ぶりに再登場です。
今回は1日限り。おまけで「年賀でアート」も同時開催。カメラ をもってきて、すてきな年賀状をつくっちゃおう。(えみ@あおぞら)

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★ どむか主宰・「本棚の溜息」編集発行人/帰山健一@日野駅前のブックス伊藤のシャッターが降りたままになっていて大変困っている

★監修/今田大作

★平成11年12月1日号

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