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月刊『 本棚の溜息』114号(2000年2月号)


【今月の本棚】

「建築の書物/都市の書物」はINAX出版より。
見開きを基本としたブックガイドは、ブラウジングしやすいが、しかしながらチョイスされた本はやや難解。

新潮文庫20世紀の百冊は、通常のカバーに、年号の入った統一デザインのカバーがかけられている。
1901年から2000年までの百冊、つい全部揃えたくなってしまう…。

さくらももこ編集長の「富士山」も新潮社から。
店頭では、商業誌に混ざってミニコミ誌が、山のように積んである、というちょっと面白い光景。作りも手書きあり、絵葉書や付録っぽいミニ文庫が付いていたり、漫画あり、広告ありで、結構楽しめる。

Esquireの2月号の特集は「雑誌王国アメリカの100年」。
マガジンハンティングガイドということで、武内書店、DANTE、ブックパワー RB、ARTBIRD BOOKS、松村書店、ブックブラザー源喜堂、魚山堂書店、アルカディア 書房と、インターネットアドレス4つが紹介されている。各品揃え、サーチサービス、知識、プライスのインデックス付き。

【渋谷QRONT】

渋谷駅前にQFRONTオープン。
あのモニターは、凄い。あの明るさは何なんだ! メインテナントはTSUTAYA。ほかにスターバックス、デジハリ、映画館等が入る。ツタヤは VIDEO、CD、DVDのセ ルとレンタルが中心。主なフロアの一角には雑誌や本、それもそのフロアに関連のあ るものが並ぶ。雑 誌は幅広い品揃え。パソコン店のパソコン書籍的な品揃え。案外選びやすいかも……。

【飛ぶ本】

飯島画伯大推薦という山崎曜氏の造本作品展「飛ぶ本」が1月11日から 16日まで銀座のすどう美術館で開催されていた。
本を、まさにオブジェとして捉えた作品で、マス=大量生産の対極に位置している。ちょっと意外だったのは客層。見た目中年をやや超えた位の女性が大部分を占めていた。うーん。

【期間限定ミニコミ書店】

1月18日から30日まで青山のギャラリー・アート・ス ペースで、期間限定のミニ コミ書店が開店した。
アートやカルチャーを中心としたミニコミ約50種が展示され ていて、最新号は買え るものもある。ただで持っていてよいものもある。
南陀楼綾繁さんも「日記日和」ほ かで参加されていた。
ご案内有り難うございました!
「sumus2号」「月見で一盃」「蟋蟀蟋蟀」 「LABORATORY」「カエルブンゲ イ」「是々通信」等をゲット。無料モノもある。ギャラリーも、こういう使い方があ るのだなあと、参考になっ た。「場」が大事だ。

ちなみに2月1日から20日までは「THE LIBRARY1994− 1999」ということで、ア ーティストによる1点ものの「本」の展覧会が行われる。渋谷区神宮前3-7-5(ワタ リウムの並び)電話 3402-7385月曜休み。

【どむかINFO】

「岸啓介の愉快な機械」展は2月6日(日)まで渋谷パルコ・パート 1、ロゴスギャラリーで。 ノスタルジックで未来感覚!?のフィギャーの醸し出す世界も素晴らしいが、展開大 写真は、その場でし か体験できない。あの吸い込まれるような超立体感は是非体験すべきだ。

あおぞら アートが秘密結社 的なファンクラブの設立を密かに画策中。会のネーミングを募集中。画伯曰く、 「しゃれててアホにしたか んじのやつ」(自称会長の帰山のコメント:どうも日本語になっていない感じがする なあ)を一生懸命不真 面目に考えてほしい、とのこと。2月29日から3月4日までロシア文化省ギャラ リー (Petrvka,28/Moscow,103051)で開催、って住所まで案内して貰ってもねえ……

2月29日から3月3日まで 有明・東京ビッグサイトで、JAPAN SHOPなどを開催!仕事をしている帰山の姿を一 目見てみたい人は ビッグサイトへGO!。(管轄イベントはRETAIL TECH JAPAN、IC CARD WORLDな ど)

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★ どむか主宰・「本棚の溜息」編集発行人/(日野駅前のブックス伊藤は結局閉店。困った…)帰山健一

★ 平成12年2月号(1月29日発信)★

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