[HOME][BACK][NEXT]月刊『 本棚の溜息』110号(1999年9月号)
★「どむか」9月16日(木)午後8時より★【今月の本棚】
「本づくり大全−文字・レイアウト・造本・紙」(美術出版)は様々 な実例やクリエイターのコメントを交えつつ本づくりを紹介。
とりあえずこの手の本 は買わねばならぬ、が、半分失敗。帰宅途中の電車の中で「本書は1997年6月号と8月 号の特集をまとめて改装し一冊にしたものである」という小さな但し書きを発見。ち ょっと、暗雲が頭の中をよぎったが……。
家に着いて本棚を探すと、8月号は買って いた!ということで、半分失敗、ということでありました。美術手帳8月号は「最新東京アート&カルチュア完全ガイド」。
東京アートブックショップガイドは2ペー ジちょっと、31軒を紹介。本文中のコラムではNADiffや嶋田洋書、シェルフ 、青山ブックセンター、オン・サンデーズが登場。「ダ・ヴィンチ」9月号は「作 家と物語に出会える東京BOOK MAP」特集。
地図掲載は新宿、澁谷、池袋、神 田神保町、銀座、早稲田・高田馬場、赤坂・六本木、浅草、吉祥寺。他にマンガ喫茶 カタログ、マンモス書店サービス比較、専門書店の紹介もある。
連載の「銀座八丁目 探偵社」では本をテーマにしたニューヨーク巡り。当然本屋の話題多数。バーンス& ノーブルの紹介に1頁を割く。
映画の舞台になった書店、専門店、古本屋なども取材 。AMERICAN BOOK JAMの編集部や秦編集長も顔写真付きで登場して いる。【ミニコミ魂】
晶文社から串間努編、南陀楼綾繁ほか著で「ミニコミ魂」刊行(本体 1900円)。
約200のミニコミを一挙紹介。目利きのライターが選択しただけあ って、手応え十分。インタビューや折々の文章も適切かつ的確。全体としては、今や 死語となりつつある「アングラ」「サブカル」的な雰囲気を醸し出している。
うーん 、読み進むにつれ段々とムラムラしてきた。何だか昔の血が騒ぎ出してきたよう。今 年19年振りに都立高校が甲子園! と話題になったが、ということは、私のミニコミ 人生もほぼ20年、っていうことか!インターネット時代、誰でも安易に情報発信でき るが、その分意気込みが感じられないことがある。自己主張コンテンツ満載の教科書 としても本書は貴重かもしれない。
【NADiff】
ほんとに、今まで行かなかった私を許して! といった感じのユニー クな本屋が「NADiff」。
アートブック、アートグッズ、音楽CD、ギャラリー、 カフェで構成。店内レイアウトも、このスペースなら、という納得のいくバランス。
エントランスの平台は、企画性を重視した品揃え。本の量は多くはないが、分野にお いては新刊・旧刊共にきちんと目が届いている。「サポーターズ・カード」も発行、 優待割り引きが受けられる。
お店のカフェも良いが、向いにあるロイヤルのベーカリ ーキッチンAPETITOも買ったばかりの本をちらっと覗くのにぴったり、かも。
場所は表参道駅A2出口から徒歩90秒、黄色いゲートが目印(神宮前4-9-8カソレール 原宿地下1階、電話3403-8814)。【どむかの預言】
平成11年11月11日の日に何かが(たぶん)起こる‥‥
【どむか人info】
★書皮報32号無事印刷出来上がり。表紙共64ページだ!
書皮友好協会に入会すれば、なんとタダで貰えちゃうのだ。★上記で紹介した「ミニコミ魂」94ページに「本棚の溜息」が登場、見開き だ!
書皮報は100ページ、定有堂ジャーナルは102ページを見よ★服部さんのWeb現代、オリジナルマウスパットも大好評!? ここへアク セス!
★本の学校・大山緑陰シンポジウム9月10、11、12日に開催。テーマは 「本で育むいのちの未来」。記念講演は児玉清氏。問い合わせは事務局(電話)08 59・31・5001
【9月のどむか】
99年9月16日(木)午後8時より例会。祝日の関係で次回は木曜日! お間違えなく。オーストラリア・ワイン・カフェ「THE ROCKS125」(渋 谷区松涛1の26の22電話3469ー0125)にて。東急文化村の先、セブンイ レブンを越えてローソンと薬局のある五差路を右斜め前方へ、畳店の先。神泉駅から は歩3分位。急な連絡や道に迷ったら、「どむか」幹事長梶村陽一のケータイへ(0 90ー2536ー15**)。
主宰人帰山も最近ケータイなんぞを持ち歩いてはいる が、遅刻がちだからあてにはならぬ。会費五千円は前払い、入り口で忘れず払って。 名刺はちょっと多めに、鞄いっぱいに話題と商売ネタと自己主張を詰め込んで! 皆 様のお越しを心よりお待ちいたしております。主宰人帰山健一敬白。
★どむか主宰・「本棚の溜息」編集発行人/帰山健一★平成11年9月1日発行★
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