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月刊『本棚の溜息』104号(1999年3月号)


★3月の「どむか」は17日(水)午後8時より、いつもの渋谷のワインカフェで★

【今月の本棚】

講談社の「インポケット」1月号より書斎曼陀羅(本と闘う人々)が連 載スタート。
1回目は京極夏彦氏、書斎の俯瞰図や本棚のスケッチなどが充実。本棚の 写真より、スケッチの方が印象強く伝わってくる。その広さ四十畳。ただただ羨ましい 。

相澤久美さんと馬場正尊さんの作る「A」(光琳社出版/A activity)の第3号の特 集はambience。
特に共感/共鳴したのは、「ambience cafe project」。 「カフェであり、ギャラ リーであり、ミーティングルームであり、仕事場でもある。しかしそれらのどれでもな く……新しい情報が舞い込み、つぎの動きが生まれ、発信される場所。……家の外 にあるリビングルーム……クラブのような、音楽的軽いノリではなく、大学のような固 いアカデミズムでもなく、居酒屋のようなベタベタの人間関係でもない、そんな場所…… 」
ちょっと引用が長くなってしまったが、これこそが私の考えている「どむか」的 な場所、そのものではないか! 
某氏の独立計画の次に決行する「中央線沿線に事務所を 構えてもらってそこを「どむか」の拠点として、サロン化してしまおう」計画と、方法 論は異なるが、ゴールは同じなのではないだろうか! と、ポンと手をたたいてしまった のでありました。

「本の歴史」は創元社「知の再発見叢書」の新刊。
グーテンベルク、 ではなく手書きの本、から始まる。カラーページも豊富。資料編には、荒俣宏「本を集 める人と本を作る人の歴史」などの読み物も充実。

「minimix」は文庫本大の小さな「だれも見たことのない日 仏雑誌」。
内容は本文38ページで、日本語とフランス語バイリンガル。新宿の青山ブ ックセンターのレジ横に置いてあったが、すごく似合っていた。レジ周りで販売するグ ッズとしての本、というジャンルは有りかも知れない。

「追悼集・安江良介・その人と 思想」は刊行委員会編。我々の世代では、岩波の社長、という認識でしかないが、その 認識は、氏のごく一部でしかないことを知った。まさに行動する出版人であったのだ。

【「溜息」記念冊子】

100回イベントで記念品として今までの葉書通信100号分をまとめ た「本棚の溜息ー本屋探検家から一方的に送られた100通の葉書」を自費刊行 。表紙はいいじまえみ画伯、製作河野さん。大きさは葉書大変形・ほぼ文庫サイズ、 本文161ページのボリューム。限定200部のレアモノ。少々残部がありますので、積極 的にお分けします。実費千円、送料はサービス。既に郵送販売で3冊も注文有り!入手 御希望の方は帰山まで、そっと千円札をお送り下さい。まとめ買いも歓迎! 銀河系で唯 一、鳥取市元町の定有堂書店(定有堂ジャーナル一休み宣言、でも話題騒然!)でも 絶賛発売中!

【どむか人info.】

稲垣さんのニフティーのアドレスに設けていたパティオは、今月限り で閉店します。長い間の御愛顧に感謝します。次には、アクティブなホームページ作り を目標にしたいと思います。

今月の「帰山」を探せ! は3月2日から5日まで行われ る「SA SHOW」会場(東京ビッグサイト)。さあ、あの広大なスペースの中で、絶えず 動き回る「帰山」を捕らえることは、果たして出来るのか? 会期中の差し入れは、東2 ホールのSA SHOW事務局へ、というのがヒントかも。展示会のチケット入手希望、 セミナー聴講希望等ございましたらkaeru@tokyo.nikkei.co.jpへ、2月24日までに ご一報下さい。ホームページは、 http://www.nikkei.co.jp/events/SA

【3月のどむか】

99年3月17日(水)午後8時より例会。オーストラリア・ワイン・カ フェ「THE ROCKS125」(渋谷区松涛1の26の22電話3469ー012 5)にて。東急文化村の先、セブンイレブンを越えてローソンと薬局のある五差路を右 斜め前方へ、畳店の先。急な連絡や道に迷ったら、「どむか」認定公式ライフプランナ ー兼「どむか」幹事長梶村陽一のケータイへ(090-2536-15**)。京王線の神泉駅か らは歩3分位。会費は五千円位。名刺はちょっと多めに持って、鞄いっぱいに話題を詰 め込んで、いざ、「どむか」へ。日常会話の響宴に酔いしれて、でも、会費を払うこと もお忘れなく!会費の払い忘れに気付いたらすぐに幹事長の梶村までご一報を。 主宰人 帰山健一 敬白。 ★どむか主宰・「本棚の溜息」編集発行人/帰山健一
★平成11年3月1日発行
★ E-mail:BXJ05656@nifty.ne.jp
★勤務先/100-8066日本経済新聞社総合事業部Tel5255-2847、fax 5255-2860
★E-mail kaeru@tokyo.nikkei.co.jp【どむかPATIO】GFA02534パスワードchoryu1#



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