99年9月前半の学芸員日誌



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綱引き

9月15日(水)雨のち曇

長男、次男を散髪屋に連れて行き、くりくり坊主に刈ってもらう。
すっきり丸刈り。気持ちイイ。

9月14日(火)曇のち断続的に大雨

3,4時間目の授業をつぶして、全校一斉に体育大会の準備をしている。昨日から。
3年生が作業しているところに行くと、F中卿とK原氏が
「あ、母上が来た」
「あ、母上だ」
「母上、こんばんは」
照れるわたし。作業がすむと
「母上、さようなら」
何と申しましょうか。ま、いっか。

昨日もそうだけど、大仁田厚がフジTV系によく出てて、特集とかもやってて、そうねえ、おんなじ定時制高校なわけだけど……。有名人は違うよね、扱いが。
夜もやってる高校があるということを忘れてた人たちへのメッセージではあるか、考えようによっては。

夜、帰宅すると「人気者で行こう」の「芸能人格付け」をやっていた。これが今一番おもしろい。
巨匠の作品も素人の作品もわからないものはわからない。出ている芸能人も試されているが、巨匠といってもこの程度か! と思われてしまうということに巨匠たちは気付いているか。
キャットフードと人間用のツナ缶の味の区別がみんなつかない。8人のうち5人がキャットフードサラダを普通のツナ缶のサラダだと判定したのだ。先週は本物の松茸の吸い物とインスタントの吸い物の区別がみんなつかなかった。どうなっておるのか。
ま、出演依頼は来ないから大丈夫だが。

9月13日(月)曇ときどき小雨がぱらり むし暑い

最近つなぎすぎ。ちょっとつないで1時間なんてこともある。もはやnet中毒にかかる年でもなかろうに。

2年生の教材に安藤忠雄の文章がある。これもよくある現代は便利になりすぎた。不便だったがむかしはよかった。という論調なのだが、なんとかならんかね。
今の子どもも若者もこの便利だけど不幸な世紀末を生きていかなきゃならんのよ。むかしはよかったっていわれても困るのよ。じゃ、今からむかしに戻ろうかって誰も戻らないでしょ。戻る人もいますね、戻る自由もあります。でも大半の人はもう戻れない。
だけど、もうここから、便利なだけでなんにもないここから、幸福な人生をつかみとるしかないじゃんか。回顧されてもいいけど回顧すべき過去のない若者には他の言い方をしてっていっても責任は教科書会社にある。
だって若者向けの書き下ろしじゃなく、もってきた文でしょう。同じように回顧したいオトナ対象の文だったかも。

東京書籍はどうも、こういう回顧的な、むかしはよかった的な散文が多かったぞ。だから採択とりやめじゃ。

で、何かってえと【安藤忠雄】をnet検索してみたらば、あるはあるは。なぜもっと早く、毎日netしながらなにやってんだか。こういう使い方しなきゃだめじゃんね。
建築作品の写真も満載のここにHIT!

空メールです。このボタンを押して、あなたがここに来てくださったことをわたしに知らせてください。
安藤忠雄  

朝のワイドショーを見ていて石井めぐみの長男(=ゆっぴい)の通夜報道を流していた。ゆっぴいのことは週刊誌とかで読んで知っていた。子どもの障害はひとごとではない。かわいそうって単純に同情もするけれど、当事者になる可能性もある。今は腹の中の様子も何でもわかるけど、お産の最中のトラブルだなんて、なんとかならなかったのか! と憤りをおぼえたよ。あの子、体温調節もなんにもできないんだもん。室温を体温以上にして暮らしてたんだよ。あの家。

でもさ、こいつ(芸能人だから「こいつ」でもいいでしょ)学会タレントだったのか。なんでわかる? ま、数珠とか、お経の文句とか、参列者も読経してるとか、袈裟がけの坊さんがいないとか。そんなところから、わかる。
生き馬の目を抜く芸能界で障害のある息子と生きる、けなげな元ひょうきん族のアイドルっていう地位でここまで来た。そういう生き方もある。彼女は息子に感謝していると思う。

しかし、学会タレントねえ。小渕内閣が矢継ぎ早に出した法案全部通した責任を公明党はどう取るんだ。
ん? めったに政治を語らないのに、今朝はどうしたんざんしょ。誰か葬儀報道の時に暴露しないかな。コメンテーターそこまでわかんないか。

9月12日(日)晴ときどき曇 むし暑い

バッテリーがあがってしまいJAFを呼ぶ。
「うちに帰られるまで、エンジン切らないでくださいね」といわれていたのに、つい普段からこまめにエンジンを切るくせが……。2回目のJAFが予想をはるかに越えて日が暮れてから到着したのはいうまでもない。

それにつけてもドライブインシアター。ほぼ2時間とちょっとの映画上映中、エアコンのためにエンジンつけっぱなしだなんて、とんでもないわ。そんなに自分のクルマの中に執着するかねえ>近ごろの若い衆。
あ、あれか、H田なんかもそうだけど、自分のクルマの中でエンジンかけっぱなしにして、よく授業さぼってTV見てたよね。ビデオデッキも積んでるっていってたか。その延長であるわけね。

9月11日(土)晴ときどき曇 むし暑い

まさかのCD−ROM。

めるまがの『MYCOM PC MAIL』で『ALL THAT FHPPC』が紀伊國屋から刊行され、通販で買えると書いてあったので早速申し込んだのは、何曜日だったかな?
クレジットカードの会員番号を書く場合はFAX送信にしろ、とあったのでweb上のクイック注文フォームをテキストにしてNIFTYからFAX送信した。
Y田先生にFAX送信ソフト入りのCD−ROMも借りてあるのだが、まだ入れてはいない。

で、届いたブツがあまりにも薄っぺらで小さいため、ん?
そう、わたしはLXのバイブルのようなB5版の書籍が来ると信じていた。あにはからんや、到着してみればCD−ROMが1枚なの。
そうだよねえ。購読層ったって、ほぼ全員パソコンヘヴィユーザーなわけだから、なにもわざわざ紙媒体で出す必要はどこにもない。
おまけに、よく見ると「一部のデータはリンクのみで実体はネットワーク上にある場合が」あるんだってよ。詐欺かよ。

中身のご報告はまた、いずれ。

9月10日(金)曇

昼食はレトルトのタイカレー。
辛いんだな、これが。色はオレンジ色してるくせに。

タグ打ち再考。

Y田先生の9月7日の日記で、わたくしのタグ打ちのことを拝見。
思うにこれは結局マシンで何をしてきたかという経験の問題である。
パソコンはわたしにとって原稿書きの道具である前に通信手段であった。net歴10年、筋金入りのネットワーカーだと自称しても誰も文句はいわないはずだ。
自分の原稿を印刷するより、netで公開することのほうが多かったわたくしは、そのためにはテキストエディタで打つしかなかったのでありまするよ。
原稿を相手に送るのも、相手に通信環境が整っていれば、そのまま電話線経由で送信してきたのです。どうしても印刷してから送らなきゃいけない場合でも最近まではワープロソフトを使う必要はなかったのです。

必要は上達の母。

マシン選びも自分にとって必要なもの=PCカードスロットの有無、これを基準に選ぶ。ところで、FDDはともかく(iMACにもないのだから、当然ない)PCカードスロットもないiBOOK。いったいどうすりゃいいのさ、思案橋。

9月9日(木)晴 暑い

タグ打ち職人への道

出勤するやいなやnet談義をはじめるY田先生とわたくし。
会議が16:00から始まるということは覚えていたが、議案をプリントして出すのを忘れる始末さ。ま、いいの。LTには間に会ったし、議案は明日でもいいから。
さて、本題に入る。
カシオのワープロ、やや旧式のMAC、職場の窓98、ご自宅の窓98、すごい旧式の98ノートなどを駆使してY田先生はweb用のテキスト作成に余念がないのであるが、ここへ来てタグの手打ちに本格的に乗りだそうという気配だ。

タグは手打ちに限る。これ、わたくしの持論である。 わたくしの師匠=月野波平くんのHPがんばれ つきなみくん!にご案内しましょう。
シンプルだが、必要なコンテンツはすべて網羅されており、当然手打ち。 Y田先生の提案のシンプルなテキストエディタ入りの携帯原稿書きマシンは、提案そのままでは製品化されづらい。が、こんなのはどうでしょう。
アイゲッティのページこれも師匠の作です。

9月8日(水)晴 暑い

退院おめでとう。実は生きて帰れないかも? と思っていた。

9月7日(火)曇のち雨

英会話。
最近は丁寧な言い方、カジュアルな言い方、こればっか。丁寧語で質問されたら丁寧なお返事。スラングにはスラング。ビジネスシチュエーションにはそれらしく堂々と……。でも疲れるわよ、JEF。
「きみならきっとうまくなる」って確かほめてくれたような……。ま、英語でほめられても実感がありませんわ。

レンタルbedが届く。雨の中をエレベーターに入りきらないbedを階段で4階まで運んでくれた業者さま、ごくろうさまです。

CMのことを書く。
田村正和とナイナイが出ているニコスカードのCM。これ『ベルリン/天使の詩』や『City of Angels』の引用なんだろうな。でも、黒い重そうな衣装を着せるわけにはいかないから、白い服でビルの上から街ゆく人々を見下ろしている。だから何? って、映画見てない人じゃわかんないってば、気付く人少なそうだから、ここに書く。
むかし、ミツカンおむすび山のCMをとんねるずがやってた時も『注文の多い料理店』の二人の紳士に彼らはふんしていたのだがね。誰か覚えていてくれるだろうか。

9月6日(月)曇ときどき晴

お墓に塔婆をたて、お供えをして急いで帰って来る。
中央公園下の<はな職人>という花屋がお気に入りである。ここから急逝されたファジーズガーデンのご主人にもお悔やみの花を送ってもらうことにしよう。

その後、長女の水泳大会を見に行く。最後の代表リレーの選手(=40人の中から男女各4名)なのだ。ダイナミックに水をかいて1着のままゴール。逆転ならずも、同点には追いつく。ま、陸上で走るのはてんでだめだが……水泳はおっけーさ。

9月5日(日)晴

昨日の校長訓話についてだが、だいたい今までの校長だと「定時制の生徒にむつかしい話をしてもわからない」とかなんとかいって、適当にもごもごしゃべっておしまい、という人が多い。ま、ばかにしてるわけね。
話のへたな、人間的に魅力のない校長の場合、定時の生徒はさわいでしまう。生徒は話のうまいへたにはとても敏感だから、話術の巧みな現校長の場合、それだけでポイントはかせいでいることになる。
校長は定時制に自分のファンクラブがあることを今は知っているので、それを意識してたりするんだろうか? ばかにしてる、ということはないが、つきあったことのない人種にとまどっている部分はあるな。

9月4日(土)雨のち曇のち晴

コインランドリーにいる。

昨夜、ごぶさたしていたコバヤシ少年からメールの返事が届く。
それによると始業式の校長訓話は全定同一バージョンであったことが判明。
結論だけいうと、内容はこうだ。

現代人は肉声での会話をおそれるようになってきた。
ことばを大切にするということは人間関係にとって本当に大事なことなのである。

9月3日(金)晴ときどき曇 夜半は雨

Y田先生自作の壁紙を拝見。パステルカラーの調和もよく、正方形を並べただけと謙遜なさるが、すばらしい出来に拍手。
先生はテキストのフォント(たとえばOsakaと明朝)が混在していても気にならない等、おおざっぱなところもおありだが、この壁紙をものの5分で作成完了とは! おそれいりました。

9月2日(木)晴

連日、HP作成講座は続く。

ネスケとIEでは、場合によっては表示に差がでるのだが、自分のページの問題解消のため、夜遅くまでがんばりすぎてしまった。成果はこちらでご確認ください。
ネットスケープコンポーザーでの見え具合と実際の画像とテキストの周り込みが違う。空白行を挿入して加減をしたが、あんまり空白行を増やすと今度はIEで間抜けなページになる。ぎりぎり妥協して、この程度。

9月1日(水)晴ときどき曇のち雨

新学期。それだけのことよ。

こちらの決意はつたわらない。死んだ関係は復旧しない。



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