99年2月前半の学芸員日誌



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2月15日(月)晴

英会話にて。
かねがねJefは日本人は「のー、えもーしょん」だといってて、それで前から言おうと思ってたことを教えてあげる。
「いん、じゃぱにーず、のーわーど、みーんず、あぃ、みす、ゆぅ」
「りあり?」
「ぃや」
「おー、えもーしょんれす! あっはっはー」
まったく、わたしはあなたを失ってます。わたしにはあなたが足りません。
だから何? って感じだもんな。
さびしい、ったらさびしいって形容詞で表現するしかないのよ。

いつも注意されるのは時制の一致。それから前置詞をわすれちゃうこと。

文法はだいたいできてるよ。この単語を使って何かいって。という時はオリジナルでとてもいい感じさ。だけどヒアリングはまだまだだね。

みたいなことをいわれてるようだ。なにしろ全部英語だもんで、わからんだよ。
ネイティブに普通のスピードで話されちゃ、まだまだ聞き取れませんて。

2月14日(日)晴

長男がおとなしいというか、元気がない。こいつ風邪かも……?

昨日の校正原稿がどうもへんだったので、再度自分のほうで、完全原稿を用意して、明け方編集長にmailで送る。
編集長はそれをDTPソフトに流しこんで、うちへFAXで送ってくれたのが夕食後。
それをまた、あたしが見て今度は電話で直す箇所を指摘して終了。
今回、名古屋市からの文化事業の補助金獲得のため、ページ数を増やさなくちゃいけなくて、それにこの日記が貢献したわけ。

2月13日(土)曇ときどき晴

本日のメインエヴェントが中止になったので、もともとダブルブッキングだった読書会と同人誌の校正のため、名古屋へ。
黒いワンピースはやめだ。もう、ジーンズで行っちゃう。あんまり色気がなさすぎ?

昨日の行事をふりかえる。

生徒のいいとことやなとこ、両方が噴出したって感じ。
楽しみたい子は思いっきりはめをはずす。でも、楽しげにふるまってくれる子はむしろ少数派。じーっとものもいわずにうつむいている子が、やたら多い。
何なの? 授業中じゃないんだぜ。
かと思えば、自分のクルマで寝てるやつとか……。
あげくの果ては、FF[をやりたいから、早く帰せという暴動が起きそうだったしさあ、まったく、もう。暴動は起きなかったから、よかったけど。

「○○先生、雪が降って来ましたよ」と、教頭がいう。
もう少しで「だから、何なんですか?」っていうとこだったよ。いわないよ、大人だもん。
生徒がのってない。いやいや参加してるのが、わかりすぎるほどわかる。見ているだけでもつらい。早く帰して自分のこころを軽くしたい。雪も降って来た。早めに終わりましょう。
それは、わかる。わたしが校長でもそういうだろうよ。
だけど、せっかくだから時間ぎりぎりまで楽しもうという子もいて、あたしゃ両者の板ばさみさ。
どんちゃんにどれだけ助けられたか。ありがとさん。

「○○先生、花束どうしたの? いつ花束贈呈やるのかなあって、ずっと思ってたんだけど……」
がーん。
4年生の人数分、花束が買ってあったのに、すっかりわすれていたよ。
もう、生徒は帰っちゃっていないさ。
あたしがこんなにいそがしいのは、見てりゃわかるだろう? 花束わすれてないか? って思ったら、なんか一言いってくれたっていいじゃんかよー。

2月12日(金)曇のち霙のち雪

予餞会=卒業(予定者にすぎないぞ)生と騒ごう会。
準備万端のはずが、細かいところで、ぼろぼろと穴が……。

それに先立つこと数時間。わたしの教室の昼間の住人=1年1組でカミング・アウト。
いままで黒板ぶるーすを書いていたのは、19歳のギャルじゃなくって、担任のおばさんでした。
早めのバレンタインチョコをプレゼント。

2月11日(木)雨

なんだか、実家の母が元気がなさすぎ。ばあちゃん、しっかりせんかい。

2月10日(水)晴

航平くんからぷちめーる。アドレスが決まったそうで、ご同慶の至り。
と、思ったら帰宅途中のコンビニで要くん兄弟と遭遇。
「斎藤くんもついにネットワーカーになったんだよ。いろいろ、苦労もあったんだけどね。トーンとパルスがうんぬんかんぬん。だけどそれを、包容さんのモデムのせいでつながらないって思ってさあ。うんぬんかんぬん」
「はあ、そうなんですか。それはそれは……」

それをまた航平に報告すると
「ちょっと、俺はあしたから、いそがしいんだ」
「あら、また、なんで? バイト増やすの?」
「いや、ちょっと、ファイナルファンタジーが……、いやもう実は家に来ているんだが、これが大変なんだてー」
やれやれ。

2月9日(火)晴

宇多田ヒカルが藤圭子のムスメだったなんて……。驚きだ。
ってことは父親は前川清? と思ったのだが、再婚相手の宇多田さんという人らしい。
長期的展望にたってN.Yで育てたのか? いやはや。
辺見えみりだって、父親は西郷輝彦なんだし、真木蔵人の母は前田美波里だしさあ。なんてことを知っているのは年がばれますわね。

次男が風邪で発熱。4時間めの授業を2時間めにやっつけて、帰宅。
20:00から小児科、そのまま子どもを乗せて、安城まで配達。コンビニで風邪ひきの子どもが喜びそうなおやつを買って帰宅。

そういえば、今日は長女のクラスの母親お食事会だったのだが、女子のなかで、風邪で欠席しなかったのは、うちの子だけらしい。
よその親から聞くなんてねえ。ちなみに次女もだ。二人がどえらい健康なことは学校中で有名らしい。
なんてったって、野放しだからな。

2月8日(月)晴

予餞会のビンゴの賞品を買いに、生徒さん2人と100円ショップへ。
予餞会は給食室に筒井興行からカラオケ機材一式、もってきてもらって学校中でカラオケをやるという趣向なのです。わかりました? 小林少年。

2月7日(日)晴

やったー、外食だ。
なになに、費用はお前もち。な、なんだと、このやろ。
ま、いっか。お金ですむことならば……。
でもさあ、8人でおすし屋さんにいって、とろだ、ひらめだ、このわただ、なんてやってると、3万円なんですもの。
泣けるぜ。

2月6日(土)晴

ほんとは卒業式の日にあげるつもりだったんだよ。
でも、まあ、バレンタインでもいいか、って思い、今日になればなったで、喜ぶ顔が早く見たいというのも人情でしょう。
だって、絶対に喜ぶのがわかっていたからさ。
3人とも、風邪が悪化してないといいんですけどね。

2月5日(金)晴ときどき曇

『そてつ』原稿を印刷屋さんに渡す。突貫工事だったな。誤字のチェックもしないで、渡してるもんな。いいかげんなもんだ。
『ふるほん西三河』のほうも桃山さんで校正。

小学校に行ってる子どものクラス、結局、長女に続き、次女の組も学級閉鎖。

航平くん。バレンタインにはいいものをあげましょう。お楽しみに。

2月4日(木)晴

いやもう、昨日の雪にはまいった。あっというまに積もっちゃうんだもん。
1時間、授業つぶして生徒も職員も、とっとと帰ったさ。

2月3日(水)晴ときどき曇のち大雪

昨日とどいた『蔵書票ジャーナル』。特集が須田敏夫さんで、なんとあたしの「皮はぎの書票」が載っている。
すげー。

英会話にて
「ほわったー、ゆー、しんきん、あばぅ?」
「あー、あぃむ、しんきん、あばぅ、まぃ、ぼーい、ふれん」
「ほえあ、うじゅ、らいく、とぅ、ごー、とぅ?」
「あー、あぃむ、じゃねえや、あーい、うじゅ、じゃねえや、うっどぅ、らいく、とぅ、ごー、とぅ、おーさか」

2月2日(火)曇ときどき晴

なんだか、とってもライターズハイ。
毎日、充実してるぞ。きみのおかげだよ。むふふ。
航平くん、もう、ここを読んでいるかい?

2月1日(月)曇ときどき晴

次女9歳の誕生日。
うちの子のとりえは、たくましい生活力があること。
「あ、そういや、集金袋どうした?」
「もう、持ってったよ」
「誰に、お金もらったの?」
「自腹」
「うわあ、やるじゃん」親が感動してどうなる!
「だって、いつもに比べたら1000円なんて、たいしたことないじゃん」

いやあ、ご立派。このまますくすく大きくなってね。




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