98年12月前半の学芸員日誌



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12月15日(火)曇のち晴

今年、見に行った映画の採点表をつけようとずっと思っているのに、このざまでい。
あ〜あ。どうしましょう。
どんなざまかってえと、仕事がたまってて、たいへんなんです。
なのに仕事する気になれない。
メールの返事書きも含めて、パソコンの前にいる時間をへらして、もっと家事をちゃっちゃかちゃっとやっちゃうとか。もう、なんとかしろよ>自分。

12月14日(月)晴ときどき曇

みなさーん、聞いてくださーい。

ちゃんと、できた。

いやあ、人間、その気になればなんだって

やれば、できる。

もんなんですね。よかった、よかった。

おにーさんからの報告によりますと、
「前の彼女ともそうだったの?(つまり、決定的な行為はいたさなかったのか?)」と聞かれた時、つい見栄をはって
「ううん」と答えちゃった(ほんとは、「前の前の」彼女には童貞を奪われたものの、「前の」彼女とは一度もやってない)のが、まずかったかなあ? というんですが、どうでしょうか。
これを、今までの彼女なら「できた」のに、今の彼女だと「立たない」ととるか、今までの彼女とは「遊び」だったが、今の彼女とは「マジである」ととるかですよね。
彼女は「じゃあ、あたしって大事にされてるってことかなあ?」って笑っていってくれたそうなんですう。よかったですね。ホント。

「しかし、よくできたね」なんて、おにーさんに言っちゃたあたしってば、なんておばさんなんざんしょ。
「いやあ、もうオレも覚悟決めてたから……」いちいち覚悟きめてやるようなことかいな。
「だけどさあ、こんなにSEXが重要なものだなんて、知らなかったよう。もう、振られる覚悟だってしてったもん」
ああ、もう、そういう認識の低さがおにーさんのだめなところよね。

12月13日(日)晴

「どうしよう。今日の夜、会うんだよ」
くだんの悩めるおにーさんから、夕方あわてた様子で電話があった。
「いつもなら、泊まるのは成り行き次第なんだけど『明日はお泊りね』ってはっきり言われたんだ。どういうことかな?」
「そりゃ、彼女のほうでも決着をつけようってことでしょうね。勝負に出たんでしょ」
「どうすればいい? おいらは今度こそ押し倒してって思うんだけど……」むむむ。ほんとに押し倒せればいいが、へにゃっとなっちゃったらどうするんだろうね。
「やめなさい、そんなこと。うそついちゃだめ。だって一回やったら、その次も、その次もやんなきゃならんよ」
「あっ、そうか」
「できないでしょ?」
「できない」
あたしはうそがつけない。自分をいつわりたくない。いつもそう思う。この人にもそれができるかな?
「いい? 一番盛り上がったところで、ほんとうのぼくを語って、こんなぼくを好き? って聞いて『好き』っていわせなさいよ」
「なんていえばいい?」もおーっ、自分で考えろ!
「ありのまま、ほんとのこと。いちゃいちゃするのは大好きだけど、それだけで満足しちゃうんだって、いいなさいよ」
「なんか、なさけないな」ばっかやろう、この期に及んでかっこつけてる場合かよ!
「あ、そうだ。この場合、キミだけにほんとのぼくの弱みをみせるんだけどっていう演技をわすれちゃだめだよ」そう、女は意外とこれに弱い。
いつも友だちにいってることと、ホントの自分は違ってる。それをキミだけに見せるんだよ。
これで、うまくいくだろうかね。頭のイイお嬢さんほど、これは効き目あると踏んだが、どうだ。

このおにーさん、りっぱなインポだよって、ご意見を京都市在住の男性(42)からいただきました。やっぱり、男性からみてもへんだったでしょうか? 「一種の不能」なんじゃなくて「真性の不能」なのかしら? でも本人が自覚してなくて、たいへん幸福ですよね。だって、ねえ。自覚しちゃったら、もうだめでしょ。立ち上がれないよ。
てなわけで、今ごろ、どうしてるでしょうね。とっても心配です。他人のことですが……。……。

12月12日(土)晴

YOYO会の忘年会で名古屋まで行く。
全共闘世代、団塊の世代に囲まれると、あたしが最年少。……っていうのもなんだかなあ、である。
まあ、いいさ。若者からおっさんまで、幅広い交友範囲ってことで……。

12月11日(金)晴

そういえば、あたしもかつては若い健康な男女というものは、みんな均等にあふれるほどの性欲をもてあましつつ日々を暮らしているものと思っていた。
だから、薄井ゆうじさんの『湾岸少女』だったか、『天使猫のいる部屋』だったか、とにかく初期の作品に、若い男女が何日も一つ屋根の下にいながら、それらしい場面が一度も出てこないことに不満を持ち、メールでそういう感想を送ったりもした。
当時はまだ薄井さんはデビューしたてで、あたしなんかからのメールでもていねいにお返事をくださったし、第一『湾岸少女』は薄井さんご本人から掲載誌を送ってもらって読んだのだった。
薄井さんの返事は「ぼくは若い男女が一つ屋根の下にいても、性的なことはなにも起こらない小説があってもいいし、そういう小説を書きたいとも思っているんです」というような内容だったと思う。
ええーっ、そんなのって読者(=この場合はあたし)が納得するかあ? と強く思ったのだけど……。そしてまた、メールに書いてあったこととは逆に薄井さんの小説にはエロティックな場面が増えていったような気がする。
編集者の意向も入っていたのだろうか? 薄井さんの書く濡れ場は幻想的であたしは好きだったから、その他の読者だってみんな好きだったことだろう。
となると、ますます濡れ場抜きでは書けなくなってしまうな。ま、最近の作品は読んでないので、なんともいえませんが。
SEXレスなんだけど、かなりエロティック。そういう小説もいいかもしれない。
とにかく直接、性行為をしようが、しまいが、エロティックでなければ読む価値はない。

そこいくと、吉本ばななの『キッチン』なんかは、濡れ場ぬきでもバカ売れしたよな。時代は10年も前から、淡白嗜好だったのか?

12月10日(木)晴

スキャナを12,000円でどんちゃんに売ることになった。
だって、買ってからほとんんど使ってないのだ。書票をとりこんで、ホームページに使うつもりだったけど、自分の5枚=現状だけでもうあきちゃった。余白の取り込みに失敗しているので、やりなおさなくちゃいけないんだけど、やってない。画像をいじるのは好きじゃないな。
というわけで、どんちゃんちを襲撃するも、アパートのどの部屋なのか、知らない。どんちゃんの電話は留守電になっちゃってるし……。どうしよう。
ここで航平の電話番号を呼び出していたら、電話をかけるまでもなく、どんちゃんが上から見下ろしていた。
でも、電話はかかっちゃっていたらしく「何か用?」と航平から電話。
「もう用事すんだ。どんちゃん来たから」
「ふん。めし、おごって」なんだとおお!
しょうがないから、航平隊(航平とダンナ)の到着を待って、ラーメン屋に行きましたさ。
でも、なんでいつも航平が助手席にすわるんだ? 狭いんだから、ダンナがすわってもよさそうなもんだがな。注文するのも遠慮がないしな。チャーシュー麺にチャーハン大盛りだと? ま、いっか。
たった2本、やつらがたばこ吸っただけで、もう服と髪に匂いがついてとれない。子どもはくさいくさいとうるさいし……。

12月9日(水)晴

日記猿人の一行コメントの効果は絶大。アクセス急増。ありがとう。
はじめていらしてくださったかた、今後ともよろしくごひいきに願います。
いやはや、しばらく不能ネタでいこうかしら。しかしだなあ、ほんとの不能ってのは、まったく性欲のない人のことじゃないの? 
違うんだろうな。あるのにできない。できないことは、そんなにつらいことなのかなあ。
よくわかりません。
できなくたって、いいじゃん。って思えばいいんだよ。どうなのかな? 男の方の意見がうかがいたいものです。メールはここをクリック。

12月8日(火)曇 冬日

プリンターが直った。修理代、保証書なくしてたのにただだった。
ありがとう、エイデンえらいぞ。ここで、あたしが宣伝してもそんなに効果ないんですけどね。でも、やっぱ、うれしかったもんで。

昨日のつづき。
考えようによっては、昨日の悩めるおにーさんってば、おんなにとっては理想の恋人の一側面をもっているぞ。
だって、ほとんどの男っていう生き物は自分の精液の放出が最大目的だったりしないか? そんなのは女にとっちゃ、ずいぶん身勝手で迷惑なことだったりいたしませんこと?
いちゃいちゃしてるだけで、じゅうぶん満足できるなら、それはそれで一つの愛のカタチだといえる。第一、妊娠しないですむじゃん。
がんばれ、一種の不能な男たち。時代はあんたたちの出現を待っていたのかも? バイアグラなんか、いらないって大声で叫ぼうぜい!

12月7日(月)曇のち雨

日曜の16:00からの『福山雅治トーキングFM』の話題。「5時まで討論会」の議題=SEXレスのカップルに真実の愛は存在するのか?。
福山の意見はそれは「ない」んじゃないの? 聴取者からのFAXはもうこれはいろいろ。
「わたしたちはSEXレスであるが、真実の愛に結ばれている」派が一番熱心に書き送っているような感じだな。そりゃ、むきにもなるわな。「そんなのやせ我慢だろう?」とか「異常じゃないか」「よそでやってるに決まってる」などという偏見にさらされてるわけだから。
司会の福山がいうには真実の愛を確認する手段としてSEXをするのであるから、確認する手段をもたないSEXレスカップルの間に真実に愛はないんじゃない?
三段論法なのかな? これでも。
むむむ、しかしだ。最近の若いおにーさんで性欲のない人も多いんじゃないかね。
若いやつはみんな、がつがつとやりたい盛りとばかりはいえないぜ。すべての人に均等に性欲があるのならば、抑圧されたカップルは不幸だろうが、性欲にだって個人差がある。
問題は、性欲の強度が違うことを、お互いが納得してない場合だな。

そこで本題。若いおにーさんからの人生相談です。
おにーさん、最近結婚してもいいなあって思えるようなカワイ子ちゃんとお付き合いをしています。おにーさん実は口でいうほど性欲は強くない。だけど、最近の若者として一通りのことはやってあげないと彼女も納得しない。
いちゃいちゃしたり、なんかしたりして、一応決まったコースとしてホテルにも何度も行った。裸で抱き合ったり、一緒にお風呂にも入ってじゃれあったりもした。
だけど、それでもういいじゃないっておにーさんは思ってしまうんだなあ。それから先がめんどくさくなっちゃうんだって。
あたしはこういうのも一種の不能だと思う。だけど、本人は「やりたい気持ちはあるんだし、ちゃんと立つからゼッタイ不能じゃない」っていい切るから「そういうのも不能の一種」だなんていったら立ち上がれないだろ?
相手の女の子も、こういうことが重なるのでついに友だちに話してしまった。
「こんなに親密なのに最後までいかないのは、いったいなぜ? まさか、今時、結婚までは清い(どこが?)関係でいましょうねってことはないはず……なぜなのか全然わからない」
相談された友だちも「ゼッタイ彼には内緒だよ」なんていわれたので、ついおにーさん本人の耳に入れてしまったと、こういうわけなんだ。

おにーさんのそういうところをトータルで彼女が理解して、それでも「好き」っていってくれれば問題はないが、「こんな関係いや」っていわれればもうおしまい。
わたしからの回答は「このまま不信感を持ちつづけられたら、遅かれ早かれ、あんたは振られるから。なんとかしろ」
「うそだろ? そんなことでふられるなんて……」と驚くおにーさん。
そんなことじゃなくって重要なことだろが! それがわかってないからふられちゃうんじゃん。

12月6日(日)晴ときどき曇

長女のピアノ発表会。
とはいっても特別なことは何もしない。ドレスなんかも着せない。花束もいらないよ、自分の子じゃん。で、彼女の装いは、白いブラウス、グレーのニットベスト、チェックのキュロットスカートに紺のソックス、黒スエードのアンクルブーツ。コーディネーターはうちのだんな様。これでいいと思います。
でだ。たった5分、2曲の小曲のために(なんていったら本人は怒るだろうが……)午前10:30に家を出て、隣町の町民会館へ向かう。全部すんで帰宅は午後5時近かった。それから配達だぜ。
町民会館はそれはそれは立派でございましたわ。自分とこの市民会館はもう築30年近くだろう? 今時のああいう施設の明るさは外光が入るから全然違いますもんね。勝ち目ないっす。

同じマンションに芸大出身のご夫婦がいらして、ご主人は以前はタウン誌の編集長でいらしたあの方=今は独立してデザイナー。奥さんがピアノの先生なので、そこで教わってる。近くていいです。
次女の方はどんなにさそっても発表会は拒否。それはそれで個性なので、ほってある。

ああ、そうだ。ホールの入口付近に<親子室>があって、中は密室なの。
うちは3歳と1歳のぼーずがいるから、この部屋から発表会を鑑賞。いやあ、ぼーずたち、おとなしくなんかしてないもんなあ。ホールの中で騒がれたらたまらん。
午後2時から2時間、次男をおんぶしてたら肩こったぜ。あたしゃ、おんぶしてねんねこ着てんだ。そのムスメがドレスじゃあ、しゃれになりませんって、母はジーンズでございましたわ。
しかし、こういう密室、しかも地方都市の公共施設。のどかな日曜の午後のピアノ発表会が一転して緊張と恐怖のどん底に……。ミステリーが書けそう……。書けんけど。

12月5日(土)雨

なんなんだろう。この重苦しさは?
やっぱり修学旅行?   

12月4日(金)曇のち雨

ふとんの中に8時間いても、まだ眠く、疲れも全然とれない。どうしてだ?
メインのノートパソコンはFDDが外付けだった。それをCD−ROMと入れ替える。今、プリンターを修理に出しているので、こうやってFDでもって職場のプリンターを使おうという魂胆だ。
印刷屋に出した年賀状が刷り上がってきた。お年玉付きのはがき、今年は郵便局からはすぐに売り切れ、しょうがないから53円の切手を買い、白いはがきに印刷してもらった。
だが、お年玉つき年賀はがきなんてコンビニに山ほど売っていたのだった。
ばっかみたい。

12月3日(木)曇のち雨

このところずっと晩ごはんの支度を免除してもらっている。
ありがたい。にもかかわらず……この忙しさはなんだあ!
PCカードのPHSをとりあえず解約した。本体は保管しておいて、またいる時がきたら番号をつけりゃいいか。携帯でモバイルするのは、モデム代も高いし、速度は遅いし、どうしてくれよう。
mobioNXで使えなかったのは、mobioがDOS/V機のそぶりを見せているだけで、やっぱり98だったせいなんだよね。

12月2日(水)曇

なんだか疲れちゃって、原因は修学旅行をあんまりみんな(といっても一部が特に)楽しみにしてくれてないせいだ。

12月1日(火)晴

映画の日で1000円。『時雨の記』を見た。
採点は★1コだけ。これは久石譲の音楽に報いて
吉永小百合が、あちこちの番組に出て入れ込みようを披露していたわりには……。
説明が多すぎる。林隆三のナレーションがなぜ必要か! ぶちこわしである。ナレーションで説明してもらわなくても、充分わかる単純な話なのに、もったいない。ナ レーションが入れたいのなら、フジテレビの正月用の2時間ドラマにしたほうがよかったんじゃないのか? テレビ的なつくりだった。
時代設定を昭和63年から平成元年におき、高度成長期からバブル期を生きてきた中年世代の最期の恋愛にしたかったのだろうが、失敗している。ニュース映像がわずらわしい。平成10年の今年でなぜいけない。
細かいことを言わせてもらえば、小百合さんのはいてるスカートの丈が去年あたりからのはやりの平成風のロングなんです。10年前はあんなにスカート長くない。若い女の子が去年あたりからはいているロンドンブーツも映ってたし、もう少し女優の服装の時代考証も考えてほしい。
専務室のパソコンだって今年のものだったし……。渡に携帯電話を使わせなかったくらいで自己満足しとっちゃかんよ。
映画の日で1000円なので、そこそこ来ていたおばさんたちはくすくす笑っていたんだぜ。どんな場面でかというと、ここぞの場面で渡哲也が発作に倒れるとなぜか、笑っちゃうのである。てれくさくって恥ずかしいって感じなんだ。なんだかなあ、日本酒のコマーシャルの二人がまじめに演技してると、おかしいのだ。
それよりなにより、女心ってもっと複雑じゃない? 長い間、未亡人として、つつましく生きてきて、突然、大企業の重役から(それも石原軍団の色男)「ずっと、あなたが好きだった」なんていわれたら、もっともっと戸惑いや苦しみがあるんじゃないか? おたわむれを……とか、からかわれてないか? とか、今更めかけにはなれない! とか、そういう内面を小百合は演じてない。
いつのまにか、「あなた」なんて呼んじゃって、「どうかなすったんですか?」じゃなくって「どうしたの?」なんていっちゃってなんだかなあ、不自然。
不自然といえば、名前も住所も知っているなら、なんで20年前にも尋ねていかなかった? へんだ。
ほんと、この内容の割にいつもの短調にせず、長調で、明るい生きる希望にみちたテーマ曲を持ってきた久石譲に★




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