98年10月後半の学芸員日誌

お月見


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10月31日(土)曇のち晴

新しいお洋服を着て、お食事。

10月30日(金)晴のち雨

もちなおした。

10月29日(木)晴

かぜひいた。

10月28日(水)晴

ひさしぶりに外に洗濯物を干した。だが、干すだけでくたびれてしまうほどの量があるのさ。まいっちゃう。
美術の時間にうちに来てくれている先生は、本当は現代美術の作家さんなのであるが、まあ、確実な現金収入も確保しておかねばならんので学校で教えているわけだ。
銅版画が専門なので、わたしの書票を作ってもらったこともある。
授業のあいまに話をしてたんだけど、書票の世界は現代美術の世界ではけしてない、ということは確認しあった。したからっていばってもしょうがないが……。正月の年賀状の木版画をより洗練されたかたちでめでているだけといえば、それまでなんである。
で、どういう手法でやろうか、などなど。相手は作家さんだからなあ。あんまりなさけないこともいえないし……。まずはデビユーめざしていろいろやってみよう。

10月27日(火)曇ときどき雨

いよいよ、岡崎でも毒入りお茶事件。三重大にしろ国立研究所にしろ、インテリしかいないはずだろうが! って思うのはわたしだけじゃないでしょ。いやはや。

10月26日(月)曇

週のはじめは、更新もままならないです。なんだろう、このあわただしい感じって。

印刷した書票に色鉛筆で彩色しながら、下に地模様のある紙を敷いて、色を塗ったらいい感じになった。それで、紙版画をやったらどうかと思いついた。素人っぽい技法だが、まだ誰もやっていないしな。
いよいよデビュウー。いいのかよ>自分。

10月25日(日)快晴

書票週間のとどめ、とでも申しましょうか? 知立じんがらへ「書票34人展」を見に行く。
知立の友人(=だんなさんが彫刻家)も誘ってある。書票はアートのようでアートじゃないかもしれない。違うな。アートと文学の円が重なったとこにあるんだな。
彫刻家の奥さんでも書票というものの存在をはじめて知ったというのだから……。じんがらは広くはないけども、盛況といっていい。座る椅子がたりないんだもの。
孔版の実演もあり、内容もよかった。わたくしめの初めての作品を押し付けられた皆さま、こころよく受け取ってくださってありがとうございました。
じんがらも昔から知っているが、数えると20年以上も昔ってことになるので、びっくりだ。

10月24日(土)雨のち曇ときどき晴

おかざきっ子展へ子どもの工作を見に行く。
なんかさあ、素朴な廃物利用にしても塗ってある色だとかは下品で好感が持てない。できあいのキットを与えてやらせて……という学校がほとんどだし、できあいの工作キットもねえ、先生は楽でいいかもしれないけど、そこに芸術はあるのか? と叫びたいね。
岡崎市内全部の小中学生全員作品展示ってのに、別に文句はござんせんが、ひとこと言わせてもらえばだねえ。わたしは、あの子ども美術博物館の造形教室の名のもとに、安っぽいスポンジ細工やプラスチックのおもちゃを作らせる神経が信じられんのだよ。サンリオショップじゃないんだから。きちんとしたデッサンや彫塑の基礎を子どもにやらせようとは思わんのかね。

昨日の『愛を乞うひと』の中で原田美枝子は母親と大人になったムスメの二役を演じているのだが、二人の着るものや髪型ががらりと違うので、演じ分けるのは楽だったのではないか?
いかにも水商売風の母と、いかにもまじめで平凡な主婦。
いやあ、それにしても最近のスカート長いですねえ。みんな長いタイトスカート。フレアーやプリーツはごくわずか。
あたしなんざ、長男、次男をうんで育てているこの4年間、長いスカートとは無縁の暮らし、別にいいんだけどさ。はやりの長いスカートを見ていて思うのは、腰から下は着物のシルエットなのね。着物を着ればいいのに、なんて思うんですけど。考えすぎか。
あたくしも着物が着たいです。眼のこえた人には到底みせられたもんじゃない安物しかないのが残念ですが、気楽にささっと着たいもんです。

10月23日(金)曇のち雨

金曜日の映画館は女性1000円DAY。『愛を乞うひと』を見た。
どんなにいじめても、子どもにとっておかあさんは特別か? 
いやあ、重い映画ですが、映画としての出来はすごくいいなあ、とあたしも感じた。
昭和30年代のセット、うまいよ、あれ。セットや小道具にはうるさいあたしも、ほめちゃうね。よくできてました。
二役の演じ分けもうまい。別人だった。一人は無口になった阿川佐和子さんでした。
老け役のメイクも、ちゃんと首のしわやしみを作って、やっぱ年齢は首筋にでますね。老け役の収録のあと、原田美枝子の機嫌が悪くなったという噂も、さもありなん。
三ノ輪行きの都電荒川線が函館の市電だってのは、もうすぐわかりました。あのカーブのとこ、『キッチン』でも出てるもん。
いやあ、もう路面電車のことにも、ちょっとはまってみようかしら。
最初のきっかけ(になるだろうか?)はサントリーオールド=田中裕子編の市電が、意外や鹿児島だったことだな。

とても色鉛筆で彩色する暇がない。けっこう手間暇かかってしまう。とても日曜の交換会には間に合わない。

10月22日(木)晴ときどき曇

昨日は小学校の遠足だった。遠足の予備日だった今日も給食はなしで弁当もち。
「おかあさん、これ使っていい?」
誰だ。ああ、ムスメか……。(まだ寝ているわたし)弁当を自分で作るとかいってたな。
「ああ、あんたは自分の分つくってるよね。Sりのぶんをおかあさんがつくんなきゃ」
「いいよ、あたしが作るから」あら、そうお。ありがとね。といって、また寝ちゃう。いやあもう、4年生にして自分と妹の弁当まで作るムスメを持って母はうれしいぞ。
だんなとおじいさんの分までは、さすがに作ってはくれないので、作る。そうだ、事務のYちゃんにも作って、自分のお弁当も作って……4人分作りました。
さわらの西京焼きにレタスを敷いて、だし巻はめんどくさいから、刻みハムのスクランブルエッグ、さやえんどうとしめじの煮びたし、かまぼこ、ご飯の上に海苔の佃煮、梅くらげ。
職場に到着。Yちゃーん、お弁当だよ。ええーっ! ご出張ですと。しょうがねえなあ。誰かお弁当持ってない人いますか?
「校長先生に食べてもらえばあ……」
「げげっ、こ、校長先生……」
「ええー、お口よごしでしょうが……」と、ごあいさつ。
なんで校長があたしの弁当を……とほほのほ。いや、しかし、中身はともかく弁当箱だけは鎌倉彫りもどきのちょっといいやつだったんですう。盛田の生みそ汁、赤だしも持ってきたんですう。

10月21日(水)曇の雨

今週はずっと、保育園に朝こどもをつれていったあと、職場で仕事やらやって一段落したら、帰宅してごはんのしたく、それから再度出勤している。
ちょろちょろっと絵を描いてみた。これならいけそう。
職場の印刷機はリソグラフといって、謄写版というか、まあ、プリントゴッコのでっかいのである。もちろん最近の機種は電子制御されているから、プリントゴッコと同じではけしてない。
それで30部印刷して、1枚に4種の絵だから、一気に120枚刷れたことになる。
これを一枚ずつ、色鉛筆で彩色していこうというわけ。
やりましたあ! ついに、あたしもアーティスト。
あたしの記念すべき最初の書票が欲しい方(はたして、いらっしゃるかしらん?)はメールください。

10月20日(火)曇ときどき晴

常に定価の2割引き、という文房具屋でA5版のクリアファイルなどいろいろしこたま買いこんで、気付くとずいぶん時間がたってしまっている。あわてる。
書票はだいたいはがきファイルでいいのだが、やや大きいのを入れるためにはA5くらいのが必要。交換会でゲットしたものを分類しながらファイルするのは楽しいだろうが、なんだか、今はきぜわしくて、やれそうもない。
24色で480円のサインペンセット。1本たった20円。いいのかな。
なんだか自分でも書票がつくれそうな気がするんだよね。で、ちょっとエロティックなものを作ればいいんだってばさ。やってやろうじゃん。

10月19日(月)晴ときどき曇

セロ弾きのヨーヨー・マがなぜにあれほどsexyであるか。
TVCMで見てると、とにかく恍惚とした表情で弓をひいている。まるで裸の女を後ろから抱いて乳揉んでいるように見える。チェロという楽器の質感も音色も女そのもの。ヨーヨー・マはああいう顔で女を抱くのか!
なんのことはない。ただ今、来日中だったのか。それで、銀座でもあんなふうに大々的に売り出していたのね。ニュースステーションなんか最近はめったに見ないが、ゲスト=ヨーヨー・マのスタジオライヴとは豪華。
それにしても、あのテンポの早さはいったい何? 「ちょっと押してますんで、巻きでお願いします」ってか。冗談じゃねえよ。

10月18日(日)晴

無謀といえば、あまりにも無謀。昨日の今日で、名古屋の画廊、蓬庵の<紙の宝石展>と書票交換会に行く。1時に出発、4時に帰宅というとんでもなさ。
収穫は久しぶりにS柄さんにあったことと、去年エッチングの書票を作ってもらった伊藤博さんに会えたこと。
書票をいれるファイルを買わなきゃ。はがきファイルでだいたいいいんだが、たまに大きくて入りきらないのがあるんだ。

10月17日(土)雨ときどき曇

突然ですが、ただいま東京へ向かう新幹線の車中であります。
休みはとれたが、約束の相手の子どもが緊急入院してしまったのよ。急遽、日本書票協会の全国大会に行くことにした。
さっき、M加ちゃんから電話があって神保町まできてくれるそうだ。うれしいな。楽しみだわ。
土曜日だから、学校も保育園もある。子守りを手配しなくていいし、夕食は昨日のうちに近所のうどん屋さんに出前を頼んで代金も払ってきた。やっほー、やほほほー、一人で東京。東京、TOKYO、TOKIO。東京へはもう何度も行きましたねー。鼻歌まじりですわ。
心配なのは台風で帰りの新幹線が止まったりしたら……。ま、そんときはそんときさ。でもね、こうしてパパパっと上京できるフットワークの軽さも、子守りと夕食の手配ができれば、あとは好き勝手にやっていいという家風だからか? だんなも寛大だが、だんなの「飲む・打つ・買う」にいっさい文句をいわない妻のほうも、とってもこころが広いわ。お互い野放しなわけだけどさ。

書票協会の全国大会ははじめてだが、あたしは会場の学士会館の建物に感動してしまいましたわ。ステンドグラスの窓、木の手すり、高い天井。
書票にも交換レートがあるみたいなんですのよ。なんだか、おーほっほっほって感じ。ま、金がないことにはできん趣味ざます。

日本橋の三越の正面玄関のまんまえにタロー書房ってのを発見。客も少ないが店員も少ない。1Fレジの前にテレビモニターがいくつか……。なんか、ここは普通の本屋じゃないぞ、と思って入る。
BGMがジャズである。ほほう。1Fは雑誌だけ、2Fは文芸書ほかの単行本。3Fが文庫・新書。階段にはなんと書票の額がかけられていて、<タロー>という岡本太郎が書いたとおぼしき額もある。
なんとレジが1Fにしかない。そんなあ、万引きし放題じゃん? 心配ご無用。1Fのテレビモニターはそのためにあったのだ。
さらにおどろくなかれ、文庫の棚は透明なアクリルのタワーなんである。オシャレなデパートのまん前の店らしくオシャレ。おまけにカバーと紙袋の絵柄は階段にかけてあった額の中の書票であった。こんな偶然もめったにない。

あと、30分で名古屋についてしまう。
mは「桔梗」という銀座の料理屋にいるといっていた。中央区の電話帳に載っていた「桔梗」は3軒。みんな「番号がかわりました」り、つながらなかったり……。
店の名前でうそいったってはじまらないのに……。銀座にいるのに、なんであえない? ま、こんなだだっぴろい東京の銀座で、映画みたいに偶然に会えるわきゃあないんだが……。
ヨーヨー・マのタンゴが流れていた。泣くなといっても無理だ。泣くぞ。泣いてしまうぞ。泣いたのはタンゴのせいか? 山野楽器前の舗道で店頭販売してた『ヨーヨー・マ/プレイズピアソラ』のCDを買う。
ラーメンを食べた。銀座でラーメン食べるんだったら、キッチンラーメンに行かなくちゃいけないのに、もう店の場所なんか思い出せない。キッチンラーメンを教えてくれた写真家の消息も不明だ。
銀座にいるのにあたしは一人だ。mもいなければm’もいない。
赤れんがのドーム下であって、帰りのホームまで見送ってくれたD達くん、Mるちゃんごめんね。酔っぱらいのふりしてたけど、あたしはしらふでした。
あたしたちはもう終わりだ。おまえはf’と結婚するだろうし、あたしにもm’がいる。

10月16日(金)雨

要くんから、久しぶりにmailが来て、なんと「詩の定義を教えてください」だってさ。「わたしは詩というものが、さっぱりわかりません。読んでもちっともいいと思えません」
ただでさえ、忙しいっていうのに、そんな<いみじうをかし>な質問をされたら、もう長編連載モードでお答えしちゃいますわ。がんばるぞって思う。
詩がさっぱりわからない。詩を読んで感動したことがない。それはいったい、どんな詩を読んだのかい? 駄作に感動はできないぜ。てなこといって、わしの詩かもしれんしな。(爆)
ま、いいや。要くんだってカラオケで歌を決めるとき、歌詞が決め手になることだってあろうから、そのあたりからも攻めましょう。日本の詩歌史もひととおりおさえておきましょう。



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