98年7月後半の学芸員日誌


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7月31日(木)晴

やってきました。南アルプス生涯学習センター。
ここには瞑想室も温泉もある。すてきなところだ。メッキーと子ども3人とわたし。5人で峠を越えてやってきました、伊那谷へ。randyに会うために、それからただひたすらのんびりするために。詳細は後日あらためて。

7月30日(木)曇ときどき晴

子どもと床屋にきている。順番待ちのあいだにLXでぷちぷち。
散髪もガキが多いと散発だわい。昨日は男の子二人、今日は長女のカット。次女は今、髪を伸ばしていて、しばってリボンをつけることもできるし、三つ編みもできるし、床屋さんとは無縁。
やっぱLXの親指打ちはいいねえ。『飛ぶ教室』にはどの端末をつれていこうか、迷う。いっそ両方だ。くるまで行くなら、多少荷物が増えてもオッケーさ。mobioは画面がうつるし、置いて行くに忍びない。大きい方のノートパソコンなんか重くて重くてつれていくなんて、めっそうもないって感じ。つまりその……びぶろちゃんにはそんなに愛情を感じないのはなぜだろう。道具化していて仲間意識がないのかな。

もう前からやってるCMだが、トヨタのスターレット限定仕様車=魚屋編について。加藤紀子ががま口の口金をいじりながら魚屋をのぞくと
伊丹組で『スーパーの女』で肉屋をやった役者が「スターレット。お買い得だよ。お客さんきれいだから、これもおつけしちゃう。安全5点セット」
ってウエットスーツを着た小人を握って水槽から出す。小人はぴくぴく動いてるが、水槽の中にもまだ4人ぴくぴくしている。
「いただくわ」と加藤紀子が乗り込むと小人たちは普通の大きさに戻って全員で手を振る。あのつかまれた小人がぴくぴく動くのって、すごいなあ。怖いよ。あの気味の悪さはなんだろうね。
伊丹組のあの肉屋『マルタイの女』では刑事だったな。『ピースメーカー』の悪徳ロシア人将校が『ディープインパクト』ではロシア人宇宙飛行士だったっけな。ま、いいけど。

7月29日(水)晴

長男はなかなか寝てくれない。やっと寝たかと思うともう今度は次男が起きてしまう。こんなふうに過ぎていくのなら。なんて浅川マキの歌だわ、まったく。夏休みの方がよほどからだが疲れきってしまっている。
小学校でコンピューター教室が2時間、開放される日。今年から夏休みの自由研究にはパソコン部門があるのだ。CGでもホームページをつくってもオッケーというわけ。
ホームページの作り方なら、教えてあげられるよ。といって一緒にでかけたものの、ムスメたちはゲームがいいなどとほざく。ホームページなんか作りたくもないそうだ。勝手にしろ。ゲームなら家のパソコンでもできるのに。もちろんホームページだって家でもできる。なにをしに学校までいったんだ。今日は親子参加もオッケーで、親はわたしの他に2、3人きていた。
自由研究さえなんとかなるなら、あとはもうどうでもいいんだ。
今から子どもを迎えにいって、散髪に行く。『飛ぶ教室』に行くんだ。さっぱりしてこよう。

7月28日(火)大雨のち曇

今日もYahoo Japanからメールが来ない。また登録してもらえないんだろうか。もう3回も登録しようとして無視された。
「登録するかしないかはYahoo Japanが決定します。」ってのは読んだが、わたしのページのどこがいけないってんだ? 最終ページまで見たから、登録がまちがってたわけじゃないぞ。
わからん。なぜだ。

7月27日(月)晴のち曇のち大雨

午後からずっと職場で書皮協の住所録をいじっていた。プリンターやスキャナの置き場がないからって、全部職場に置いてるやつ>自分。
あたまがふらふらして、目が回るんです。どうしよう。

7月26日(日)晴

子どもを公園や図書館につれていったり、バレエの発表会につれていったり、なんだかんだと模範的に過ごした。暑い夏の一日であった。
しかしなんだな、バレエって踊りはへええそうですかって感心はするが、たいして感動しないもんだな。熊川哲也の踊るとこでも見ると感動するんだろうか。わからん。

7月25日(土)晴

昨日、パルコブックセンターで立ち読みしていた時のこと。いやあ、田舎では見たことない本ばっかりで、ついつい長居をしちまったぜ。
まず海外旅行関係の本がいつからあんなに出回るようになったんだろう。想像を超える多さだ。そりゃあ、あたしみたいに外国へなど行ったこともない人間がせめて本で読みたいと思って買うのだが、それにしても貧乏旅行記からブランドあさりの指南書まで種々雑多。すんごいね。そのとなりにちゃんと『なんでも見てやろう』もあるが、いまさら読むだろうかね。
カヌーの野田さんの『さらばガク』を読んでいたら、隣に50代とおぼしき主婦の二人連れが……。
「ほらほら、この犬よ」
「あらあ、死んじゃったのかしら?」
「こういう題がついてるってことは、そうなんじゃないの」
「まあ、いい顔してるわねえ」
「ほんとほんと、りっぱな犬ね」
「この人ね、奥さんなんかほったらかしだったらしいわよ」
「こういう生活だもの。しかたないわよ」
「しかたないわよねえ」
「ほら、村上春樹よ。ホームページも面白いけど、本になったのね」
いやあ、50代のおばさんとは思えない会話でしたね。いやほんとはあたしくらいのトシだったかもしれん。ただ服の感じがいかにも平和な家庭のおばさん風だったの。『本の雑誌』も読んでるみたいだし……、ご同慶の至りっす。
さてこの野田さんの本の中に、きれいな着物の女の人が砂浜で折りたたみ椅子に座っている写真があって、あれ、女優さんかな? と一瞬思ったが椎名誠夫人のいちえさんなのであった。まいった。かっこよすぎる。白髪まじりの髪をゆるくまとめて、襟もゆったりとあわせて……なにしろ島の砂浜に着物である。そういえば他でも着物の写真をよく見る。一枝さんは着物の本は出してないのだろうか。(検索してみろよ>自分)出せば絶対売れるぞ。
『スピッツ』。CDと同じ大きさ。装丁からして「本」とは思えない。いつかは買うかもしれないけど、昨日は買いませんでした。

7月24日(金)曇

さっき、名古屋パルコ『みうらじゅん大物産展』から帰って来たところ。PHSで次女が夏風邪にやられて吐くは泣くは……たいへんだというので急いで家に帰ることになった。
帰ってみたら、病状はたいしたことなかったが、ま、医者ぐらいは連れて行かねばならん。

それはさておき、多忙なはずのかをるさんから、日本語化キットのFDが届く。ありがたい。バックアップを確認してから、いったん本体ハードリセット。
「ほんとに消してもいいんだな?」と機械に聞かれ「やっぱやめとく」って「n」キーを押すが、問題が解決しない。
「ええい。もうしらん」と「y」キーを押す。
あーん。名前も日付も忘れて記憶喪失に……。今日の日付。117で時間。あたしのなまえはこれこれです。はい、どうだ。
いろいろ格闘のすえに、無事HP200LXは復旧いたしました。いやはや、mobioがらみのトラブルだけに、新しい端末にLXが嫉妬したに違いない。電脳にも人間の感情があるのかと思うぞ。

さて、みうらじゅんの各種むちゃくちゃな収集癖についてはタモリ倶楽部でも見て知っていたが、なにに驚くといって、「三浦純」であったガキのころから、すでに後の「みうらじゅん」化を想定していたのだろうか。
あれだけのガラクタを捨てないで取ってあったこと自体が奇跡じゃないのか? 普通捨てるぞ。捨てて捨てて捨てて、いつか忘れて……。そうしてみんなオトナになっていくのだ。まさかこんなかたちで展示すると知っててとっておいたわけでもないはず。いろんなことがとても不思議。
コクヨのスクラップブック一筋というのも文房具にとって普遍とは何か? を考えさせられるぞ。なんかな、今でこそ、小中学生でも同人誌やるようになったが、このあたしだって当時はマンガ好き仲間と手書きの1部限りのマンガ雑誌を作ろうとした。そんなものはもうどこにも残っていないんだよ。
カセットテレコが出回り始めたころだった。2年分くらいお年玉をためてわたしも買った。DJごっこして作ったテープを一回5円で友だちに貸したりもしたな。都会に出ると「わたしの詩集、買ってください」って札をぶらさげた人が必ずいたよな。

7月23日(木)晴夜半は雨

さっき実家の母が「あんた、もう行く?」といってやって来た。
「どこへ?」といいかけて思い出した。歯医者つれていくとかいったっけか。
「そんなことさっぱり忘れてたよ」次男が少し熱っぽいので二人でずっと家にいるつもりだったしな。

午前中、NHK教育TVつけっぱなしにしていたら、なにやらいろいろやってたぞ。
森末慎二司会の『しりごみしている先生のための実践的インターネット講座』。はいはい。趣味悠々『ホームページはむずかしくない』。はいはい。
「今日のしりごみ小学校の様子はどんなふうでしょう? 教頭先生、どうぞ」ははは。笑ったね。先生が教室内で授業に使用する必要最低限のコピーだけは許されるってのが今日のポイントでした。西村知美ちゃんのほうの番組でも毎回ネチケット講座があるらしく、インターネット弁護士氏が登場してました。
でもどの番組もIEだったけど、すこしはネスケも出したらどうだろか。IE派のわたしがそう思うくらいだからな。実際のところ、NHKとインターネットとマイクロソフトとの関わり方はどうなっているんだろうか。インターネット礼賛でいいのか? どこかに落とし穴はないのか?
ほかの番組も夏休み再放送期間らしく四月にさかのぼって第1回からという趣向だったみたい。その中で残念な発見。あのぶっとんでいた『虹色定期便』がごく普通の道徳の番組になっていたこと。あああ、つまんない。チバレイそっくりのポーズをきめるヒロイン、諸星ダンでデビューした森嗣晃司の悪役大佐なんて誰が見たってサイコーだったのに。

7月22日(水)晴

仕事したなあって感じだ。生徒が行こうという学校に2つも行って願書をもらってきた。
むかしは職業訓練校といったが、今は「県立高等技術専門学校」というのだ。ここの何がいいって、授業料がいらないこと。教材費はいるんだが……。文部省の管轄の学校ではなくて労働省の管轄だもんだから就職先はなんとか探してくれそうだということもありがたい。ま、いいや。
なんか一日中、走り回ってたら終わっちゃった。
昨日の晩、長男が本屋さんに行こう行こうってうるさくて、しょうがないから二人であれこれ立ち読みしていた。絵本のコーナーは本が少ないから、もう見飽きちゃったし……。たまに男性向け雑誌のコーナーの前に立つとびっくりするな。紳士諸兄の趣味はかくも多彩であるのか。
鉄道趣味もあるある。いろんな雑誌やムックのたぐいがわんさかほいほい。こんなにあって共倒れにならないんだろうか心配になった。『はじめての鉄道模型』ってのが写真も豊富で1300円。これを買う。ぼうずは不満そうだったが、電車がついてるからそのうち納得するだろう。2,3日前に『鉄道模型の基礎知識』とかいう本も買ったんだったが、こちらはムックでなく、書籍。むむむこの1600円は高かったかも……。

7月21日(火)晴

会いたいなあと思いつづけていると、ちゃんとその人にあえるものなのだよ。

今日は超多忙な一日。にもかかわらず、時間を間違えてばかりだった。
まず、保育園母の会の研修会が市役所の隣であったんだけど、ちゃんと間に合ったつもりでいたら、もう始まっている。30分間違えたかな? と思ったが甘かった。席についたらすぐ講演はおわりになるし……。どうやら1時間も開始時間を間違えてたんだった。ありゃりゃん。
で、昼過ぎには廃品回収の当番だったので、家に戻って段ボールやら、古新聞を積み込んで保育園に行くと、朝は確かにあった廃品の山が消えている。
「きょうは1時ちょうどに、業者さんがみえたので……」と主任先生にいわれる。つまり、廃品回収の当番の出番はなかったんですね。で、くるまのなかには段ボールと古新聞の山がそのまま残った。
でだ。夏休みに入るまでいけないでいた予防注射の日が今日だ。今日はもう子どもは保育園にはもどらない。保育園の前でばったりお仕事モードに入ってるかをるさんに会えたのだよ。こういうことってあるんだな。昨日、美博の暁斎展に来れたら来てねってメール出してみたけど「子ども会の雑用でとてもそれどころでは……」というお返事だったのに、その翌日こんなところでばったり会えるなんてね。いくらかをるさんの営業分野が幼稚園や保育園とはいえ、こんな偶然めったにない。感動しているわたし。
「ねえねえ日本語化キットのフロッピーなあい?」をいをい、いきなりそりゃねえだろ。って自分。解説しましょう。日本語化キットっていうのは英語しかしらないHP200LXで日本語を使うための必需品なんでした。で、かをるさんは一番近くに住んでいるLXerなのでした。でもでもお互い仕事と家庭を持つ身なのでなかなか会えないの。ぐっすん。でもいいや、こういう偶然もあるのよ。いやあ、よかったよかった。またオフしようね。 注射してもらって、眼医者いって……あっというまに夕方の5時だった。

7月20日(月)曇

N西さんが静岡から河鍋暁斎展を見に来るってんで、JR岡崎駅から岡崎市美術博物館まで白タクをかってでる。
東岡崎からタクシーで¥2,500もかかるのである。青春18切符1枚分だ。暁斎展はN西さんがわざわざ最終日を選んだわけではなくて、青春18切符の有功期限が20日からというだけのこと。切符代と同額のタクシー代なんて出せませんって。
「公共の施設なのにこの不便さはいったい?」まあまあ、お気持ちはわかりますが、市民にとっては多少遠くても駐車場さえあるならオッケーなんですってば……。
美術館からまあヴィレッジヴァンガードはパスして安城のファジーズガーデンまで走って、ここでお茶の時間。あっという間の3時間で、このあと美濃太田でさわの画伯のカバーをゲットし、パルコギャラリーでみうらじゅん『マイブーム』展を鑑賞して、また鈍行で帰るというスケジュール。
mobioを見せてホームページの話題など……。いやはやこちらまで強行軍モード入っちゃって、なんだかあわただしい文面だわ。

7月19日(日)曇

豊橋の読書会。今回は蒲郡荘で夕食会もかねて、ということで、夕食会だけに行く。本当はテキストもクロネコでわざわざ手に入れたんで読書会にも出たかったところ。なかなか思うようにことは運ばない。
mobio持っていってホームページの宣伝してきた。そうか永村くんは自作派かあ、なんかいかにも作りそうだもんな。
ここでも8月の短歌批評会にあたしがパネラーで出る話題が出た。本人なんの準備もしてないが、いいのか。
子ども3人つれていった。お風呂も入って、でもあたしだけ髪も洗ってなければ、顔を洗うことも出来なかった。赤んぼと一緒ではしょうがない。
子どもがやっと眠ったのでこうした時間なわけだが、こんな感じで『飛ぶ教室』に参加することになるのか。はたしてうまくいくんだろうか。
さっきから蚊がいる。あああ、なんかやな感じ。蚊取りの液体が切れてんだ。

7月18日(土)晴

『エヴァンゲリオン』の壁紙、スクリーンセイバー、ゲームなんぞをどんちゃんからわけてもらいました。ははは。
火曜日だかに北野町に「ビデオと本の綾波書店」ってのを見つけてのけぞっていたら、「いやいや、アダルトショップ『セカンドインパクト』なんてのもありますよ」とのことだった。ついでに綾波書店はその日強盗に入られた。
とかなんとかいってると戸田書店が消えていた。他県からの参入組は撤退も早いな。

ところで、あしたからは夏休み。保育園は子どもを見てくれるが、小学生二人は家にいる。考えると頭いたい。日記の更新なんてできるかなあ。
表紙を『深夜俳徊』に変えてから、館内がわかりにくくなっている。わざとそうしているってのもあるんだが、ドアが入口だとわかった人だけ中に入れるシステム。これなんとかしたほうがいいかもしれない。要検討。

7月17日(金)晴

金曜日ってここいら一帯の映画館、女性は1000円でいいんですうう。毎日、映画見ていてごめんなさい。
で、『ジャッカル』見ました。あたしはブルース・ウィリスが好きなんで楽しかった。パンちゃんとビジターの採点簿じゃさんざんのブルース・ウィリス。いいじゃん変装似合わなくったって。なんか好きな役者がでてりゃ、その映画の評価は甘くなるか? いやまてよ。ジャン・レノ様が出てるにもかかわらずってこともあるしなあ。
ま、『ゴジラ』のあとなら、どんな駄作でもやっぱ映画はこうでなくちゃって思ったはず。それほどに『ゴジラ』はつまんない。ふつう映画なら、ここでこうするだろうに……ってのが全部ちゃちな設定ですまされちまってて、こどもだましの出来のわるいテレビ番組みたいだった。

mobioくんにうつつをぬかしていたら、HP200LX=こぶたちゃんがご機嫌をそこねて、日本語表示できなくなっていた。あれこれ原因究明。とにかくリセットまずかけてっと。はああ、表示はできるぞ。本体はこわれてないぞ。カードも無事だぞ。たぶんなんかファイル消したんだな。
ただいま日本語入力できません。もう、英語でやってみますう? 冗談じゃないよ。ごめんね、ちょっとほっといただけなの。君のことも好きなの。お願い、前のこぶたちゃんに戻って。日本語化キットのFDあったかな。一番近所のかをるさんにレスキュー依頼しようかしらん。

7月16日(木)雨のち曇

昨夜半から、ひさびさの大雨。気象関係者は梅雨明け宣言出さなくてよかったなあ、とか思ってんのかな。
米版『ゴジラ』。映画の採点表のサイトでの評判もひどい。ここをクリックするとそのページにジャンプできます。
そういえば、浅川マキ公式ページが東芝EMIページの中についに出来た。ここをクリックして一度ごらんあれ。
浅川マキ、なにがすごいって、現役であることがすごい。いまなおあたらしいアルバムを出し続け、ステージに立ち続けている。
30年間ファンでいてよかった。

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