98年6月前半の学芸員日誌


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6月 15日(月)晴のち曇

実家はテレビは一家に1台で充分という質素な家風だった。父が関西人でしぶちんだったし、百姓というのは分相応に暮らすものだという哲学もあったかもしれん。
このうちは商売屋だから、金があってもなくても見栄は張る。金ですむなら、面倒なことはしない。家風はまったく違う。いまだになじめんが、自分が金出さなくていいのなら、うまく甘えてぜいたくしたいというのも本音。
かくしてテレビは一人に一台あるわけ。これならチャンネル争いで流血の惨事は絶対ないか? 
で、昨日部屋にテレビがなったわけではなくて、あったんだけど、買ったばかりで、まだケーブル接続できてなかった。買ってくれたのかな。あとで払うのかな。払いたくないな。
なじめん家風といえば、もう一つ。ま、洋服屋なんだから、服に金かけんでどうするってのはわかるが、あたしみたいな百姓の家系出身者とは感覚が違うで、いかんな。
子ども服も最近は上には上のブランドがあって、いくら金かけてもきりがないとみた亭主は、あろうことか、着物を着せて育てると宣言、今日まで3年間それでやってきたんだが、あああ、あたしゃいやだね。
普段着に着物きてるガキなんてどこにもいない。うちのガキだけだ。珍しいし、けっこうかわいいガキなので(自分でいうな親バカ)他人がじろじろ見るのを恥ずかしいとあたしは思うのに、亭主は他人が羨望のなまざしをなげかけていると思って満足そうである。
あああ。あたしゃいやだね。最近トヨタカローラ店のCMに志垣太郎が着物きて世間知らずなアホな旦那って感じで笑いをとってるが、なんか男の着物ってギャグねたになってないか?

6月 14日(日)雨

またも子どもが熱っぽい。
今、夜の10時です。全国の人がサッカーみてんだろうなあ。あたしは見てません。この部屋テレビないんで……。見ないで寝るか、居間で見るか。どうしよう。
ひとまず、今夜はこれでおしまい。疲れてます。失礼。

6月 13日(土)雨

最後のガリ版世代は今日もゆく。
5、6年生の時の担任がガリ切り名人で学校中の版下作りを引き受けていたので、授業中に彼はそれをやるんですね、あたしらはよく自習させられた。手抜きといえばそれまでだが、昔はまだ先生というのは尊敬されるべきものだったから、手抜き授業が続いても父兄から文句はでなかったはず……。
あたしはこの自習時間のあいだ、なにしてたんだろうな。頬杖ついて、カリカリと鉄筆でやすりをこすっている先生を見ていたのを覚えている。「生徒に自習させてないで、ちゃんと授業やれよ」と思ったのも覚えている。でも授業もたるいから、ま、いっかと思ったのも覚えている。だけど、なんていうか、彼の技術の確かさは評価してましたね、あたしは。それで当時のあたしが一番強く思っていたのは「あたしもあれがやってみたい」ってことだったんだな。だから先生になろうと思ったわけではありませんけども……。
先生は図工が専門だったのかなあ。版画で年賀状を作る授業なんて熱がはいっていたけど、国語や音楽なんかの授業ははっきりいってへただった。このことについては後日くわしく述べる。実は彼の授業がへたっぴーだったから、ここのホームページができたんです。

6月 12日(金)晴ときどき曇

『謄写技法』はすごい!

あたしあたりが最後のガリ版世代だと思う。
書体がイイんです。手書きの映画字幕に近いといえば、雰囲気はおわかりいただけるだろうが、書体だけでなく、刷りぐあいもまったく違う。くっきりした線、かすかな油のにじみ。
今でも安価で手軽な印刷形式として謄写版は存在はしているが、今の謄写版っていうのは基本はプリントゴッコ。プリントゴッコのでっかいのをRISOが作ってんの。
読者のみなさんはガリ版なんて御存じないでしょうが、上の世代の方なら必ず経験してるはず。でも自分でガリを切ったり印刷までやった、という経験があるのは小学校で新聞委員をやったか、学生運動をやっていたか、教員か労働組合の役員だった人かもしれん。とにかく、昭和40年代までに学校生活をおくった人ならば、学校で配布される印刷物はほとんどガリ版刷りだったのを記憶しているはず。
季刊『本とコンピュータ』第2号(トランスワーク/97年秋刊)にはガリ版ネットワークの志村さんが登場していて、それだけでも、この雑誌が他のパソコン雑誌とは違うのが、よくわかる。
で、なにがいいたいか、というと、あたしはガリ版だとか、手書きコピーのミニコミだとかという前世紀の遺物も好きでたまらないということなんですね。コンピューターそのものはきっと好きじゃない。だけどインターネットの世界ではミニコミ体質の血が騒ぐ。だから、パソコンとつきあってるわけ。パソコンで作曲ができようが、画像処理できようが、関係ない。『本コ』はそんなあたしによく似た読者が多いはず。
話は今日とどいたNIFTYの『SEE YOU ONLINE』に飛ぶ。
紙媒体では、もう出さないそうだ。いつかは来ると思っちゃいたが、メールでもらってもなあ。きっと読まないぞ。情報が遅いのは承知の上であれはあれで重宝していたのに、これからどうやってNIFちゃんとつきあおうかしらん。アナクロなやつ=自分。
話もどる。
『謄写技法』は表紙から本文まで本当に全ページ謄写版で印刷された豆本である。フロッピーのケースに入っている。取り出して手にとるとあまりの懐かしさに卒倒しそうな感動におそわれます。表紙は色画用紙、本文用紙はわら半紙。手縫いで中綴じ。2色刷りのページまである。
読者のみなさんは、今この瞬間、間違いなくパソコンの前にいらっしゃいますね。ですから、あたしより上の世代の方でもパソコンユーザーなわけですね。ガリ版への思い入れの強い、強すぎるタイプの方はパソコンなんかお嫌いでしょうから、これ読んでないだろうな。ま、いいや。
限定100部。売切間近。送料込みで1000円。こちらへお申し込みください。

775−0013 徳島県海部郡牟岐町出羽島12 坂本謄写堂

6月 11日(木)曇のち晴

「わらびーもち。わらびーもち。つーめたーくて、おいしーいよ。わらびーもち。わらびーもち。きなこたっぷりー、つめたーくて、おいしーいよ。わらびーもち。わーらーびーもち」
行っちゃったかな。
「はやくこないといっちゃうよー」っていわないな。別の業者だろうか。
冬は焼きいも。夏はわらびもちを軽トラで売りにくるんだ。

リンク集、とりあえずアップ。
「リンクの魂」はURLの正確な記述だと思う。今日の午後、アップしてから、ちゃんとリンクしてるか試してちゃ、遅いんですが……。ごめんなさい。
けっこう引っ越していたりして、まだ手直しが必要。
NIFTYのみなさんの場合。ページのタイトルを書くより、開設者の名前のほうがやっぱり重要かなあ。
「○○さんもページ持ったんだあ。じゃあ、行ってみよう」って、あたしも思うように、みんな思うんだろうな。
FBOOK会員のページについてはとても便利な索引があります。金井くんのリンク集で知りました。本人が登録してないと載ってませんが、みなさんもご利用くださいね。未登録の方は登録を。

6月 10日(水)曇

昨日の晩から、次男の断乳を決行。
次男は去年の3月2日にうんだから、もう1歳3か月になるが、まだ一人立ちができない。当然はいはいで移動する。歩けない赤ちゃんだから、まあかたいことはおいといて(1歳になったら断乳しましょうと母子手帳には書いてある)夜中に泣いて乳をほしがるときは好きなだけしゃぶらせてやっていた。
だけど、乳の出はよくないわな。当たり前だ。それに腹をたてた赤ん坊には歯があるもんだから、噛むんです。もう痛くて痛くてたまらず、断乳決行。
昨夜も今日もわんわん泣いております。
今までの経験だと三晩泣いて決着がつく。あと一晩ですな。
じゃあ、リンク集をつくるか。ってBOOKMARKそのまんまやんけ。というものになりそうだ。
NIFTYで知り合った人たちも、けっこうホームページを持っていて(お前が一番、遅いくらいじゃ>自分)最近、また「見たぞー。リンクしよう」メールがとびかっているんだ。

6月 9日(火)曇のち雨

昨夜は結局、眠れないままに明け方まで、ホームページ関係のことで遊んでいた。
ふと、思いついて、なんだか成功しそうな予感がしたので、NIFTY MEMBERSホームページってのに挑戦してみた。今まで何度やってもだめだったのはサーバの記号がちがってたんだった。
これで、ホームページが二つ持てる。帰山さんには事後承諾ということで、前々からあったらいいなと思っていた『本棚のためいき』をHTMLファイル化してアップすることに大成功。
ためしにのぞいてみてくだしゃんせ。 月刊『本棚のためいき』96号です。
早く寝た子は早く起きるに決まっている。したがって母は寝不足。つらいぜ。

検索エンジンの登録がほんとにできてんのか、だんだん心配になってきた。もういらいらするから、あと2週間くらい、ほっとくか。
NIFTYでホームページも持てたし……、って発行者は帰山さんだってば。
あとはリンク集だな。今週の目標にしよう。

6月 8日(月)晴

今度は長男の熱が下がらない。
午前中指定の配達、1軒。屋号が「小山矢」というお宅だったが、本当に弓矢の矢を作ってるんだった。ううむ伝統工芸。地元でも作られていたとは……。
考えてみりゃ、城下町なんだから、そういう武家の必需品をあつかってる家が代々残っていてしかるべき。驚くことはない。

次男だけ保育園にあずけて、うちへ帰る。長男と遊ぶ。ってビデオつけて、あたしはうとうとしていた。弁当はパス。p.m.3:00すぎ、さすがになんかごはんのおかずをつくらんきゃ、と思って、台所へ。
えびのてんぷら。冷凍庫に入ってたきんぴらごぼうの解凍。野菜炒め。とうもろこしをほかほかにゆでる。さあ、出勤だ。

今日から全日制のほうに教生がおおぜい来ている。彼らをみていると、若さだけで突っ走れるころがあたしにもあったなあ、と思うが、若さだけで突っ走られると周囲はたいへん迷惑であるということを今のあたしは知っている。
むすめたちの学校にも先週から来ているらしい。そういえばこの前、はやばやとお別れ会で渡すプレゼントを用意していた。長女はポケモンのマスコットをフェルトでちくちく縫っていて、「なんか作るなんて、めんどくさあい」と言う次女はファンシーショップで買ってきたものばかり、なんでも金で解決するのか、お前ってやつは! 父親そっくりだな。
万馬券にうかれていて、すっかり忘れていたが、昨日のp.m.4:00飼育当番だとか言ってなかったか? 上のむすめ。親が思い出してどうする。

土曜日から「ReadMe」に参戦しています。ランキング表をさらっと見ていたら、FBOOKで知りあったネット友だちの名前をみつけたりして、即メール。アクセスを増やすこと自体が目的ではないので、こういう副産物に期待している。
今日からは「日記猿人」にも登録開始。あの<読んだよ>っていうバナーみたいなのを、うまくソースにとりこめるかな? ちょいと不安。でもまあなんとかなるっしょ。いざとなったら金井くんという強い味方もいるし……。

同僚のY田先生が中1の息子さんのために、日刊で『亀の一歩』という通信を出してあげているんだって……。
「子どもが『はじめの一歩』っちゅう学年通信をもらってくるから、じゃあおとうさんからも出すよっていってはじめたの」
限定一部の親子通信、なんてこころあたたまるお話しなんだ。
誰が読んでるか、わからない<これ>ですが、気持ちは不特定多数むけでなく、限定一部であなただけに、お届けしています。

6月 7日(日)曇のちぜったい雨だと思ったのに晴

ダービー万馬券を亭主がとった。
ふーん、それで……? って、なんというか、金銭感覚が違いすぎるから、子どもたちのようにはキャーキャー喜べない。
「なにを買ってもらおうかなあ」なんてガキどもははしゃいでいるが、あたしの分はひとつもないに決まっているしな。
先週のあたしはは満足に晩ご飯を作らず、ほとんど亭主にやってもらっていた。でもそのほうができたてが食べられていいじゃんか。それとこれでちゃらだろうな。
外で夕食も、いいんですけど、あたしは一人でぼんやり眠りたい。

下請けのおばさんの家でのこと。今年にはいってから亭主が若い女のところへいってしまってもどってこなくなっていたのが、先週くらいからまた帰ってきているみたいだった。
「いろいろ、大将(=亭主のこと)には心配かけたから」といってビールを2ケースくれた。いろいろあるのね。車のなかで昼寝しているぼうず二人をみて、しみじみされてしまった。
昨日だって、子どもが4人いるといったら
「失礼ですけど、みんな同じ方のお子さん?」と聞かれた。
上の二人をうんでから、だいぶたってからぼうずたちをうんでいるんだから、その間に配偶者が別の人間になっていると思う人がいてもふしぎはない。
あたしみたいなやつが、離婚もしないで同じ男の子どもばかり、4人もうむのがそんなにめずらしいか。

6月 6日(土)雨ふったりやんだり

年休。夕方から名古屋へ彦坂さんの歌集の出版記念会に行く。
文学系の出版記念会は前半どうしても感想を全員からひとこと(ひとことですむわけがない……)いわせて、というかたいものになってしまう。
どうして、かくもこう、上の世代の人たちは文学論議が好きなんだろう。
少し疲れて帰ると、ぼうずたちはなんとなく熱っぽい感じで眠っていた。

6月 5日(金)雨ふったりやんだり

ぼうずたち二人、せきがひどい。保育園を休ませて医者へつれていく。すぐ昼すぎになってしまう。昼寝させようと寝床でごろごろしていたら、出勤時間になってしまった。亭主も自分のベッドでぐうすか寝ている。
「二人とも寝てるから、もう行くからね」といって出て来たが、晩ご飯のしたくもしてないし……。なんとかなるに決まってるのだけど、なんだかなあ。
夜中に姪(亭主の姉のムスメ=24歳、デパート勤務)が来ている気配がして、台所でなにやらおいしそうな匂いがしていた。
姪のデパガは今はやりのひらひらの寝巻きみたいなワンピースを来ていたから
「ねえ、そんな寝巻きみたいな服だけど、あんたが着てんだから、安物じゃないよねえ。いくらしたの?」と、あたしは聞いた。
「14,000円だったかな」イヤな顔もせずに姪はこたえた。
「寝巻きかあ」と姪。
「寝巻きだよ」とあたし。
ほんとにどいつもこいつもひらひらしやがって、オスを挑発して犯されてもしらんぞ。
って、自分から誘ってんのか。
そのあとしばらく夫と姪が話し込んでいるらしい気配がしていた。
夫は、あたしの話をまともに聞かない。はなであしらわれてる感じだ。しまいには、こっちからはなに話してもしょうがないと思ってなにも言わなくなってしまった。

6月 4日(木)晴

また、ガチャガチャをやっちゃった。矢作のナフコで。
ポケモンの鈴のついたキーホルダー、2ケ400円なり。フシギダネとプリン。今までつけてたゼニガメをはずしてフシギダネにかえた。
どうでもいいことだな。

6月 3日(水)雨ふったりやんだり

次女が友だちと一緒に図書館に行くという。
なんてめずらしい。
長女は「わたしは本が好き」と公言していて、図書委員にもなった。次女としては、ねえちゃんの好きなことは、とりあえず嫌いでいたいとこころにきめているような感じである。その次女が図書館に行くというのだから、驚きだがこの母にとっては朗報である。が、顔にはださない。
母が自分を本好きにしたがっていることを、次女はうすうす感づいていて、その手にはのるもんかとココロに決めているような気配だ。
でも、図書館に行こうなんて、いいじゃない? いつもなら「歩いていけ!」の距離だが、コインランドリーに行くついでに乗せていく。
「2週間も借りててもいいんだよ」
「夜だったら、おかあさんが夜間返却ポストに入れてかえしてあげられるよ」
「一人で5冊も貸してくれるんだよ」
「10冊ですけど……」と、りょうこちゃんの突っ込み。あら、まあそうなの。
「ねええ、夢屋のビデオもいいけど、図書館もいいでしょ」と一所懸命すりこみをする。はははのは。
わたしの貸し出しカードも何年も前に期限が切れていたので、新しく作ることにした。できるまで座って待っていたら、なんと2階から「本田健一」くんがおりてきた。頭を少し傾けながら、髪をこう指ですいて……ほらほら、あの頃のきみのくせですよ。
あっと思ったらもう消えていて、こういう幻想シーンを自分の現実の生活の中で見たのははじめてだったので、少し驚く。

幻想シーンといえば、『タイタニック』の最後のシーンが幻想シーンだとわからないやつが若いやつにいるんだそうだ。それも一人や二人じゃないんだと……。おどろきだ。憤慨する。
「ジャックって、死んじゃったの? 生きてたんでしょ? ほら二人が幸せそうに抱きあって終わったじゃん」
なんでえ、なんでそう思うのさ。
そうだ!『ひとつ屋根の下・2』の最後でのりぴーの病気がなおって、福山ちいにいちゃんと結婚したなんて、ソフトフォーカスになってないと現実のシーンだと思っちゃうのか。幻想シーンだってわからないのか。ストーリーの流れで解釈しろよ、そのくらい。
しっかしなあ『タイタニック』なんか、ちゃんとフィルターかかってたろうが……。そんなレベルの、映画鑑賞能力の低い人たちまで映画館におしかけたから、観客動員数新記録なわけ?

6月 2日(火)曇のち雨

表紙の壁紙は紫陽花のイメージのものをさがして、あちこちの素材サイトをのぞいて、もらってきたもの。ともこのかべがみさん、ありがとう。
長男の3歳児検診。虫歯の前兆あり。はらほろひれはれ。これで当分、役所の命令でつれていく保健関係はいいか。さて歯医者の予約。

6月 1日(月)晴

次男のからだが少し熱っぽかった。7度台だ。8度をこえていたら休ませるが、微妙なところ。午前中はOKと判断して保育園へ。
そして今日は「映画の日」だから、映画を見るのだ。『マッド・シティ』を見るつもりだったのに、やってない。ええい、一番短い映画にするぞ。なんて基準だ。
『エイリアン4』。なんてこったい。
家のすぐそばまできたら、PHSが……。やっぱり次男は強制送還。

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