98年5月の学芸員日誌




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5月 31日(日)晴

外で食事はまあ、いいとしよう。
「カード出せ」っていわれて、なんであたしが払うはめになるんじゃ。ぷりぷり。

5月も終わりました。この菖蒲の壁紙、ちょっと相当見にくかったでしょう。読者のみなさまには、我慢をしていただき申し訳なく存じます。またもっと見やすい画面にできるようにしますね。来月もよろしくう。

5月 30日(土)曇のち晴

遠足。
実況中継です。
で、どこに来ているかというと、ナガシマスパーランド。
遊園地で遊んで、温泉つかって、ラーメン食べて……。
遊園地なのに自分の子どもたちがいないってのもヘンな感じがする。いつも遊園地では子どもにふりまわされっぱなしで、なんかなあ、何しにきたんだあ、疲れにきたんかあっておこったりしたもんだが、でもそのふりまわされることこそが遊園地のよろこびだったんだな。
自分の子どもがいないからって、こんなんじゃあなかなか一人になれないし……。単独行動っていけないのかなあ、なんて思っちゃうわけだが、こういうときくらい一人になりたくてたまらない。遊園地でぞろぞろ歩く若者たちの仲間には入れない感じがするのよね、負けおしみじゃなく。
ま、いっか。で、今は帰りのバスの中でビデオの『釣りバカ日誌7』を見て笑っているところ。名取裕子をめぐってスーさんとハマちゃんが絶交するやつね。ほんと、これってサラリーマンの夢なんだろうな。仕事しないで釣りやって、社長でさえも自分を師と仰ぐ……なんてさ。
栄華は夢だが、映画も夢だ。そんなこたあ、あたりまえか。それに他人の栄華は夢であってくれないと悔しいしな。

木曜日だっけか、実は『恋愛小説家』を見に行ったんだった。書くの忘れてた。
あの、アカデミー主演男優賞を見に……。ブルックリンとマンハッタンってそんなに遠いのかあ。一つ勉強になった。
それにしても、あの映画館。見ようとおもえばただで入れちゃうぞ。いいのか。

ああ、眠い。

5月29日(金)雨

母の会の運動会だった。はなしには聞いていたが、とんでもない行事だと思う。
市内の保育園全部の母の会の役員と何人かの母親と園長先生、あとは市役所の児童課の職員で運動会をやるというもの。子どもは保育園にいて、母たちは仕事を休んでまで、なんでこんな運動会やんなきゃいけないのかわからん。愚劣だ。
とかなんとか文句いいながら、けっこう楽しんじゃうかもしれん。これではいかんと思いながら、山の上の体育館へ。
器具を出したり、片づけたり、選手を呼び出したりという競技役員を園長先生たちがやってんだが、ななななんと要くんのお母さんに遭遇してしまいましたのさ。
「あらあ、かなめくんのお母さん」
「まあ……」
ううむ、あたしの正体がわからず、笑ってごまかされたかもしれない。卒業式で一度あっただけなんだしな。覚えていらしたかどうか。
でも要くん「園長だった」と過去形で話してたので、今も現役で園長先生だとは思っていなかったんです。それで遭遇したから、よけいびっくりしたのかも……。

5月28日(木)晴ときどき曇のち雨

舟橋さんのいるブックショップマイタウンは週休5日。つまり週のうち木、金の2日間しか営業しないので有名。電話して『書皮報』の発送完了を確認。現物にあえるのは明日ってことだな。

『書皮報』もできた。テストもひとまずなんとかなった。あとは、これだ!
ふっふっふ。じつはサーチエンジンへの登録をまだすませてなかったのだった。
ページを作ってからは、毎日の日記の更新に気をとられ、登録のことはあたまになかった。もう、そろそろいいだろう、と思ったわけだ。
わずか5枚だが、書票の展示もしているし……。総ページ数だって40ページ以上あれば、そこそこのもんだろう。表紙だけだったころには登録なんて、まあだまだと思ってたが……。
で、一括登録サービスをやってるサイトがあるんですな。ここにアクセスすれば紹介文も一度の入力ですんでしまう。長さの違うのを3つ書いたが、それでも10以上のサーチエンジンに登録の申し込みがすんだ。
実際はどうなんだ? YAHOO JAPANとあちゃらNAVI、gooそれとinfoseekの4つに載ってりゃ充分か? ま、いいや。
それにしても自分で登録してないから、ほんとに載ってるのか不安でしょうがない。
だが、YAHOOなんかの2週間を筆頭に、どれもすぐには載らないから、登録されているかどうか、はっきりわからない。
次の目標はリンクのページ作成と蔵書票のスキャンのやりなおしをして、ページの拡充だ。

5月27日(水)晴

採点地獄を抜けたら、少し気もぬけてしまった感じ。で、何をしてたんだっけ?
『ぼうふら』は年に3回しか刊行していないのに、前の号を配りおえると、すぐ次が出ている感じだ。今、手元にあるのは『ぼうふら』第43号、『黄金時代』第4号、『YOYO』第16号、送っても読んでもらえるかどうかはわからないしな。でも、送らないわけにはいかないからな。
せっせと袋につめて、ってこの封筒が力作なのさ。
メッキーもほめてくれたんだが、大判の封筒でおもてにいろいろ印刷してある字をかくすのにコラージュっていうか、いたずらに貼り絵をするわけですな。
もとはといえば山田画伯のアイデアで、いまじゃN西さんもやっています。これもけっこう楽しい。でらめんどーではあるんだが。

5月26日(火)曇のち雨

きょうはファジーズガーデンに行きました。本を3冊とお茶碗を一つ買いました。

5月25日(月)晴

『書皮報』発送用の封筒を全部ほんとにぜえんぶ準備し終わって箱につめて舟橋さんあてに送る。いよいよですぞ、みなさま。
がははは。たのしみじゃないかね。

どんちゃんは「さぼっちゃだめっすよ」というけれど、実際のところ最高で1週間、更新できなかったこともある。そういうのも広いこころでつきあってほしいというのは甘えか?
みんな忙しい。あたしも忙しい。あなたも忙しい。忙しいのに読みにくてくださっているのに更新してなくて申し訳ないと思うけれども、できない時はできないのよ。
あちこちであたしも日記を読むけれども、更新してなければ「あああ、忙しいのね」って思う。あまりに更新がないと病気かなって思ったりもしてメール送ることもあるが……「さぼっている」という受け止め方は書き手にプレッシャーを与えすぎないか?

5月24日(日)雨のち曇

キネマ旬報の別冊でたけし特集の号があって『HANA−BI』を見た映画館で買ったことは以前書いたような気がする。
たけしと淀川サヨナラが対談してんだが、『東京日和』ね。あれ最低よ。と淀川がいってくれている。あああ、すっとした。
そうか、最低か。がっはっは。
あたしゃ、ちょっと遠慮して「中山美穂のファンじゃなければ、見るのが苦痛」という言い方で逃げたが、がっはっは。最低か。こりゃいいぜ。

どんちゃんからメールで「日記さぼるな。さぼりぐせがつくぞ」だと。
さぼりたくてさぼってんじゃないの。あたしゃ多忙なんざんす。そりゃ、読みにきてくれた人にはわるいとおもいますけどさ。

5月23日(土)晴

深夜にわたって最新号を送るための封筒つくり。おおう、がんばっておるね。

5月22日(金)晴

テスト最終日。もう問題が多すぎるんだってば。いいじゃんか、いまどきオリジナルの問題作ってるやつもそんなにおらんぞ。
ってへたな鉄砲も数うちゃあたるというから問題を多くしてやっているのだ。

5月21日(木)晴

舟橋さんに電話したら、昨日はまだ原稿が届かなかったらしい。去年も原稿が届かない(最終的には無事に届いたものの)というトラブルがあったので悪い予感が……。でも、まあ、あしたまたかけてみよう。
それにしても、このテスト期間中の自転車操業はいっこうに改善されない。いつもよりえらいのは、一つの仕事をやりあげたことですかね。
昨日の焼き鳥やには『百年の孤独』という焼酎がある。飲まなかったけど。

5月20日(水)晴

いやはや、朝からテストじゃなくって夕方からだから、助かったようなものですが……。
仕事の帰りにうまい焼き鳥屋でビール。かしわのものが違うのさ。むふむふ。

5月19日(火)晴

もう、全然テストどころじゃないんですってば。
編集もいよいよ大団円。もうなにがなんでも今日中に原稿をまとめてしまわないことには、他のことはなんにも手につかない。
なんとかしてくれい。もう、やる気はまんまんなんです。いやはや、テストはどうなるんでしょうか? 今回、地の色の関係でコピーがうまくできなくて、わたしが模写してるってのが何点かあるんです。もう、いいんでしょうか、こんなんで。

はっはっはっはっはっはーっ。できました、できました。おくったぞーい。
これで安心して仕事できますうう。

5月18日(月)雨

今日も今日とて、テストも作らず、原稿のとりまとめ、いやあ、ご精がでますなあ。
そうそう、e−mail経由でいただいた『武者小路実篤全集』の表紙の皮の謎がとけていない。いよいよ、桃山さん(古本屋の桃山書房さん)の出番だ。
桃山さんはまず『著者別書目集……なんとか』という八木書店刊の本を……。たぶんこれは、古本屋さんの参考書みたいなもんでしょう。

桃山「これですね。大正12年。特装版。大きさがちょっとなあ」
   「これは、値打ちがありますよ。岸田劉生ですからね」
わたし「は? この絵がですか?」
桃山「絵もそうだけど、装丁がね、岸田劉生なんです」
わたし「へええ。そうなんですかあ。じゃあこの子は麗子かなあ、麗子にはちょっと見えませんね」
桃山「貴重なものをみせていただきました。大切にしてください」

おじぎされて、いやあ大変なものをいただいてしまったぞ。と思う。
いろいろ調べてくださったのに、何も買わないで帰るわけにもいかないのでって、蔵書票をプレゼントしてっと……。
戦前の国定教科書のお習字のお手本がハンディでよかったので買う。2冊で400円。
桃山「こういう本はね、むかしほんぶんが出版をやってたころにたくさん出したんですよ」
わたし「ほんぶんがですか?」
桃山「あそこは創業が天保でね。時代がこっちに近くなると名古屋から養子さんを迎えてね、その人がいろんなことをやったの。出版もそう」
つづく…………。

5月17日(日)雨のち曇

昨日の晩はほぼ徹夜で、『書皮報』31号のもくじやら、宛名シールやら、いろいろパソコンでがんばった。
ふうーっ。あと少しでゴールだ。

5月16日(土)曇のち雨

今年にはいってから、学校が休みにならない土曜日は全部、雨だぜ。なんだよ、これ。

5月15日(金)快晴

保育園の親子遠足。
弁当は明け方、亭主が作ってくれていた。いやあ、近所の公園にいくだけなんですけど、男の子二人つれてっていうのは大変。
保母さんがおもしろいことを言っていた。
おかあさんたちといると、子どもたちはみんな、ぽけーっとしている。安心してるんだね。園にいると緊張して、はしゃいだり、走り回ったりするけど。
うちの長男もずうーっとぼけーっとしてたけど。

5月14日(木)曇

来週から中間テストなんだけど、テストに全然、気持ちが向かない。
で、なにやってるか、というと、『書皮報』31号の原稿のとりまとめである。おおおおーっ。エンジンかかるとはやいぞ。
かかるまでが問題なのね。

5月13日(水)曇のち快晴

名古屋へ「沢野絵の謎」を見に行く。エッチングを一枚、買っちゃった。で、沢野ファンのT中さんにプレゼント。

5月12日(火)雨

そのUAの感想である。
最近、楽器がちゃんと音を出してる歌が少ない。コンピュータが音を出しているじゃないか。小室をはじめとして……。でもやっぱり楽器が鳴ってなんぼやぞ、歌というものは。
シングルは『悲しみジョニー』の1曲だけだが、途中からジャズバーのライブかあ? という構成になっていく。ボサノバはあるは、レゲエはあるは、アフロはあるは。ごちゃまぜ。とにかく今のUAはこうだ。どーだ、文句あっか。といってるようだ。
別にいいんですけど。
あああ、浅川マキが20年遅く生まれていれば、こうしてヒットチャートにのぼっていたろうか。もろ、ズージャという音を聴きながら、考えることしばし……。

5月11日(月)雨

2泊3日で借りたCDを返しに行き、UAの新しいアルバム『アメトラ』を借りて来た。

5月10日(日)曇

3日働いて3日休んで3日働いて2日休んで、そのあとで6日働くのかと思うと……。

5月9日(土)晴

スイミングの帰りにみんなでレンタル屋に行き、子どもの見るビデオとCDを借りる。
長女がカセットに録音する係り。でも時々失敗する。久しぶりに今はやっている旬の歌のテープができるぞ。
それにしても最近の曲はサビだけが勝負という傾向がますます強まってないか? サビ以外の部分がおろそかにされすぎだ。

5月8日(金)曇のち雨

次男がかぜ。このところ夜になると、また発熱。朝のうちは熱がそんなにないので保育園へ。
強制送還になったらなったまで。
週日は毎日でも更新できるが、問題は休日。パソコンにはさわることもなく一日は暮れて行く。

5月7日(木)曇たまあに晴のち雨

朝、突然、思いたって一宮の文泉堂に電話。
今日か明日、お話をうかがいにまいりたいのですが、お互いにいそがしいのね。むりやり、お昼まえなら……てんで、保育園から駅へ直行。
社長さんとはカバーの話もしたけど、地方都市の空洞化の話をしてる時間のほうが長かったね。

5月6日(水)曇時々ぱらぱらと雨

『AMUZE』編集部。『出版ニュース』編集部。『通販生活』編集部などなどへ電話して転載許可の交渉。

5月5日(火)曇のち雨

PHSカードをただでもらえなかったことがまだショックだ。
ほんとに毎日ささいなことだけでも、少しずつなにか片づけたいんだがな。

5月4日(月)曇のち晴

連休はとっても疲れる。なんにもできない、できてない、と思うから、よけい疲れるのか。

NHKの「未来派宣言」を見る。ふるほん文庫やさんの特集だ。

5月3日(日)曇

夜。次男はさきに寝てしまったが、寝坊した長男は全然、ねむたそうじゃない。
「そうだ。おふろやさんに行こう」
てなわけで、ぼうずと二人だけで、まず屋台のラーメン屋さんへ行き、それからスーパー銭湯でゆっくり、お湯につかり、缶のお茶を飲んでおうちに帰りました。やっほー。

5月2日(土)曇のち雨

ショック。くやしい。もったいない。
DTIからDMが来てて、いろいろ書いてあるなかに、こないだ買ったPHS通信カードをなんと無料でくれるというキャンペーンはまだ続いているとの記事が……。なんだ、買うんじゃなかった。
あああ、くやしい。電話1本いれて確認すればよかったのだ。こんな手間をおしむなんてあたしらしくなかったな。反省。

眠れないままにTVを見ていたらNHKでHIDEの追悼番組のつもりか、BSでやった特集を再放送していた。週末のたのしみ=CDTVがゴルフになってしまったから、こっちを見よう。別にX−JAPANなんか好きじゃないんだが、情報提供してくれた萩原くんに敬意を表して……。
最後まで見て思ったね。あたしは小室のうちこみ音よりYOSHIKIのピアノの方が好感が持てるなってね。
で、CBCのCDTVはどうなったのかな? と思ってチャンネルかえたら、グレート斎藤ご推奨の『戦国自衛隊』がはじまっていた。

5月1日(金)曇

職場の人にたのまれて碧南まで用事でやって来た。
せっかくだから、地域文化or芸術文化センターだったか? とにかく何年か前に新しい市の施設ができていて図書館もこちらに移転しているので、寄ってみよう。
で、そこに今いるんです。レストランは0566圏の人はたいてい知ってる「仔馬」の碧南店なのであった。そこまでは知らんかったぞい。
ちなみに、昨日あたしがモバイルしてた場所=美術博物館のレストランは、名前は違うが中身は「セントルイス」である。(わかる人にしか、わからないことでしたね)
ランチ950円。お皿にハンバーグ(紡錘形に手でこねて、真ん中は少しくぼませる。竹串でさしてみて、出てくる肉汁が透き通れば焼きあがり=料理の本に書いてあるとおりにできている)やわらかいポークピカタ、ふっくらした白身魚のフライ。付けあわせのマカロニサラダも自家製。難をいえば、つけあわせにもう少し野菜がほしいところ。
いやはや、しゃれてるだけで中身のないレストランより、むかし風の町の洋食屋のほうが数段えらいと、よく亭主がいうが、ううむ、そうですね。
あ、コーヒーだ。エスプレッソで苦くていいぞ。 書き忘れた。さっきからBGMはずっとバッハの無伴奏チェロ組曲である。まるで今は亡き「アトリエ」だ。合掌……。

碧南は好きだ。
海があって、川があって、橋があって、現代美術があって、現代詩人の市長がいる。

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