【ちょっと長い関係のブルース】 [diary's index]
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2003年3月1日(土) 雨
終日、雨が降り続く。
就職して以来、卒業式が雨にたたられることがよくある。
そして寒い。
でも、それは旅立ちの容易でないことの暗示のようで、嫌いではない。
うちの学校は昨日のうちに卒業式をすませることができてラッキーだったが、市内のほとんどの高校はこの雨の中を卒業式。
ごくろうさんです。
スイミングの待ち時間で東岡崎駅をぶらぶら。
まず、地下のコンビニでロト6を一枚。
それから、昨日H美ちゃんがバイトしてると聞いたコーヒースタンドをのぞく。
「1時半だったらもういないよ」と言われていたが、彼女はいた。
2時からは、お祈りの時間だって言ってたが、延長してっていわれたのかな?
ここには昔っから駅のコーヒースタンドがあって、うら哀しいカレーショップだったりもした。
それが今日から、ドトールもどきの前払い、セルフサービスのスタンドとしてリニューアル。
H美ちゃんもにこにこと立派にスタンドのおねえさんをしていた。
開店祝いの粗品は入浴剤。
困ったな、うち、24時間風呂で、これ使わないんだ。
あ。あのおばさんにあげよう。
「おばさん、今でも、ガードのとこの銭湯、行っとる?」
「行っとるよ。なんで?」
「わし、ムスメの頃、よくおばさんとあそこで行きあっただよ。おばさんのこと、よく覚えとるよ。おばさん、いつまでも変わらんね。若いね。おばさん、自分とこの風呂は立てるだかん? これ、使う?」
「使うよ」
「あげるわ」
「ほんで、あんたなんだん、わしを知っとるの?」
「うん。まあ20年もむかしのことだがん。ムスメのころのことだよ。おばさん、ちっとも変わらんもん。わかるよ」
このおばさん、髪は白髪だが、水の江滝子みたいなショートカットで、けっこうな美人なのだ。
しかし、わしもすっごい地元のおばさんだわね。 この会話!
2003年3月2日(日) 晴れ
だめだ、こりゃ。
2003年3月3日(月) 曇り/雨
市民会館の女子トイレの鏡は向かい合っているので果てしなく続く。
2003年3月4日(火) 晴れ
これからがたいへん。
卒業式までは、卒業式のことしかできないし、テストの時はテストだけ。あさってのPTAだいじょぶか?
2003年3月5日(水) 晴れ
「ひょうたんから駒」で、PTA役員会でお客さんに、お抹茶とおまんじゅうを出すことになって、はらはらどきどき。
2003年3月6日(木) 曇り/雨
茶葉の挽き売り屋さんを教えてもらった。
これはいい。
2003年3月7日(金) 雨
11:00 ギャラリー蓬庵にてK子嬢と待ちあわせ。 画廊のT橋さんと書票の交換など。
こちらからは、原さんのシルク、鈴木孝太郎さんのリト。 あちらからは須田敏夫さんのメゾで御嶽山。
高岳町のデニーズで、K子嬢とランチ。
詩書専門店書物の森・併設ギャラリーTM。 ここへは移転後初訪問。徹夜続きのT橋さんは不在。
荻野NAO之写真展:名古屋のメキシコ人。 『天才アラーキーの眼を磨け』平凡社1575円。購入。
ギャラリー141 石橋勝久油彩展。 モノクロCGかと思いきや、写真CGは下描き段階で使用。 実際は油彩でびっくり効果。 作家本人、岡崎のギャラリー葵丘のマネージャー:E頭さん、画廊の石井さんと歓談。
名古屋市美術館:現代美術のポジション2003 900円。
ブックショップマイタウン『各駅停車飯田線』 3000円。
K村、Y田氏登場。
うまくて安い魚民。4人で痛飲。
名古屋の「な」はさかなの「な」か? つまり明和電機の「魚コード」の「な」な。
住吉踊りはかっぽれか?
白川公園のブルーシートハウスなど。
2003年3月8日(土) 晴れ
昨日の帰宅は23:30ごろ、子どもらの通う中学校の前を通り、あ、今日はここにお泊まりじゃんね〜、と次女のことを思い出す。
来年度3泊4日の宿泊研修の前準備で校庭にテントを張り、寝袋初体験をしているはず。
前夜からの雨と風。 ただでさえぐちゃぐちゃの校庭。 どうなることやら。
夕食と朝食は火を原始時代のように起こして、作るという計画。
大丈夫か?
一夜明けて帰宅した次女。 いつまでも玄関のドアを開けたまま、中に入ろうとしない。
「きみたち、出迎えというものはないのかね?」
おやおや。 失礼いたしやした。
女子5名の班で、火起こしは到底無理。 内緒でチャッカマンだってよ。
2003年3月9日(日) 晴れ
子だくさんの教員は大勢いるだろうが、夜間高校のおばさん教員で四児の母はそんなにいないはず。
愛知県内ではわし一人な。
てゆーか全国にわし一人だったらすげーな。
みにまぐピックアップされて以来、この線で売り出そうかしらん、などと画策してたりして……。
ウソですけど。
あああ、今日も忙しかった。
2003年3月10日(月)
成績一覧表と追試など。
2003年3月11日(火)
子どもの発熱で時間休。
ほんとは碧南に行くつもりで取った休みだったのに。
2003年3月12日(水) 晴れ
次男、本格的に風邪による発熱で保育園を休む。 こっちまでその影響でふらふらしてきた。
夜に入りなかなか行けないでいた碧南市民病院まで入院中の生徒のお見舞いを出張ってことで……。
ふう。
持病を抱えながら生きるつらさ。
2003年3月13日(木) 晴れ
成績会議。 自分の関係はまあまずまずの出来。
そのあと、年度末反省会議でけっこう遅くまで論議。
来年はもうちょっと今の仕事に慣れて目先のことだけじゃなく、顔の前にあることがら全体を見て動けるようにしたい。
2003年3月14日(金) 曇り
年度末反省会議2日め。
長女次女は終業式。 絶対評価の通知表。
結果は本人たちにとって不本意で「が、が、が〜ん」
2003年3月15日(土) 曇り
保育園で父母の会役員をやっている家族と一緒に市営国民宿舎でお泊まり会。
もっと大勢来るかと思っていたが、4家族だけだった。
次男もわたしも風邪っぽいが、当日キャンセルはもったいないから参加。
大きな風呂であったまって夜中まで飲んでるうちに直りつつある感じ。
2003年3月16日(日) 曇り/雨
10:00にチェックアウトして帰宅。
「もう帰ってきたのか」と言われる。
そりゃ、まあ、こんなんでお泊まり? って思われても無理はないが、いいんだよ。
長男、絵と作文の清書という宿題をこなせず、就寝前に寝床で泣く。
別にできなかった子は教室居残りでやるというんだから、それでよいよ。
わしが手伝うこたあないし、一年坊主が宿題ごときで徹夜する必要などない。
2003年3月17日(月) 曇り/晴れ
親と病院。
時間休取っておくの忘れた。 ま、いっか。なんとかなる。
2003年3月18日(火) 晴れ
毎日、出勤時間までにいろんなことが終わらない。
あわてて電話して遅刻して、なにやってんだか。
2003年3月19日(水) 晴れ
やせるかどうかわかんないけど、もやしをいっぱい買ってきた。
2003年3月20日(木) 晴れ
終業式の欠席がゼロだなんて、3年間で初めてだ。
来年はきっとうまくいく。
前々からの計画通り、終業式のあと、あたしは年休を取り、生徒諸君と焼肉屋で打ち上げ。
13名ってことは予定以上に人が集まったってこと。
にぎやかでよりろしい。
途中で家から呼ばれて玉ねぎ買いに行ったりとかして、でも23:00には解散。
一部有志でそのまま銭湯に行ったりしたらしい。
イイ感じだ。
2003年3月21日(金) 晴れ
朝からお彼岸のお参り。
そのあと、子どももつれて、吹奏楽部の定期演奏会。
毎年ちゃんとしたホールで90分の演奏会をやるなんて並大抵じゃないはず。
そのあと、保育園父母の会役員の子連れ貸し切りお食事会。
映画に行こうかという話もあったが、後日に延期だ。
コインランドリーで日記の更新。
2003年3月22日(土) 曇り/雨
昨日の吹奏楽部に続き、今日はコーラス部とOB合唱団の定期演奏会。
帰りの電車の中からめるまが配信。
愛知県芸術文化センター大ホールだから敷居の高さったら、もう、あ〜た、半端じゃない。
昨日は歌なし楽器だけ、今日は最初から最後まで無伴奏。
いっぺんジョイントしたらいいのに……、なんてちらっと思った。
いや、それにしても感服つかまつった。
最新のコンサートホールってステージを囲むように客席がある。
写真では見たことあるが、中に初めて入って、その臨場感にも圧倒された。
2003年3月23日(日) 晴れ
っふう。
やっとすっきりした。
くりくり坊主がふたつ。
2003年3月24日(月)
異動、多すぎ。
2003年3月25日(火) 晴れ/曇り
K兵の再入院のお見舞いと、フォレスト「木村昭平展」鑑賞。
フォレストには角谷道仁さんが現れて、ひさびさのご対面。
2003年3月26日(水) 曇り/晴れ
子どもに去年からせがまれていたSH52がやっと入荷。
まったく新世代携帯にはついていけない。
ついでに、自分の AIR H" CFカードもバージョンアップして、128k対応に……。
電話番号だけを変えればいいのに、もたもたしてなかなかつなげられず、情けない。
2003年3月27日(木) 晴れ/曇り
職場じゃあ入試だというのに、最後の卒園式の方に行く。
長女から次男まで、えんえん12年半、お世話になった保育園ともこれでお別れだ。
謝恩会にはわたしのかわりに長女に出てもらい、急いで着替えて学校へ……。
入試業務の後半に参加し、クラスのT中くんちへ、書類を届けて帰宅。
「よくわかりましたね?」とお母さんに言われたが、住宅地図さえあれば、わしはどこへでも行くんじゃ。
ここんちのミニチュアダックスフントに足をなめられた。
犬が苦手だったむかしなら、びびって叫んでいたところ。
けものとしてのわしも進歩したものだ。
2003年3月28日(金) 晴れ
はやりの洋書をアマゾンで注文。
町から本屋が消えるわけだと思ったさ。
2003年3月29日(土) 晴れ
先週は次女と夜中に『キャッチミーイフユーキャン』を見たのだった。
今年最初の映画だ。
もう気の利いた邦題をつける能力が日本人にはないってことか。
『ディアハンター』の長身の色男クリストファーウォーケンもディカプリオの父親役で好演。
こんなおじさんになって、でも、前にも見たぞ。
『6センス』だったか?
2003年3月30日(日) 晴れ
九谷焼できんきらしてる。
2003年3月31日(月) 曇り
最近、フットワークがにぶってると、思う。
一月、刈谷のダイニングバーであった「キン・シオタニ展」に行けなかったことをいまだに引きずってもいる。
編集長が歯医者で、わたしの奥歯ががたがたになっているから、噛み合わせを矯正しろ、という。
歯を削ってもらいに行くついでに、らむぶっくすにも寄る。
今年の干支であるひつじの絵が描かれたブックカバーはここにしか、ない。
山田さんにもご足労願って、ひさびさに本屋で散財。
ふう、自分がほんとに欲しい本って、わかってんのか?>わし。
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