2000年2月の学芸員日誌


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2月29日(火)晴 寒い

卒業式予行。
あしたは卒業式本番。何か大事な忘れ物をしてやしないか、心配になってしまうぞ。

2月28日(月)晴

長女がついに「インターネットがしたいんじゃあ」と言い出し、かといってわたしのメインマシンであるノートPCを共有させるわけにはいかず、新しいマシンを買う資金はまったくなく、置き場とてさらさらなく、そうだ!

で、どうしたと思います?
今まで置いてあったオーディオ(=アンプ、テープデッキ、スピーカー)を実家へ運び、かわりにiMACを持って来たのだ。
PCあらうんど ざ べっど。イスを置くわけにはいかないので、ベッドに座るわけね。いったんは実家に運んであった大きめの箱状の白い棚をまたこっちに持ってきて、その中にiMACをご安置した。その上にTV。
環境設定はこれでよし。あとはブラウザとメールソフトの子ども用カスタマイズとプリンター置き場の確保。そのためにはゴミためと化した部屋全体のカスタマイズという気の遠くなるような作業をまだこなさねばならない。

この話を「はうばうちゅあ うぃーけん?」とJefが聞くから、したらさー、
「ほわぃ どんちゅー れっと ゆあ どうたあ ゆーず ゆあ こんぴゅうたあ?」という鋭い突っ込み。
「あはー びこーず まぃ うぇぶぶらうざー こんていんず あだると こんてんつ」あー、恥ずかしい。

2月27日(日)曇 のち雪 寒い

昨日の夕方、A絵と同じクラスで留年確定、長欠中のN田@ゆうメイト郵便配達アルバイター、と信号待ちで一緒に並ぶ。
先月末、わたしは授業料を納めに来たN田の父と話をしている。その日、父は退学届けを出すつもりでいたのに、息子=N田は「お父さん、ぼく来年は学校にまた行こうかな。学費出してくれる?」といったそうだ。
だからあたしも窓を開け
「3月になったら、1度、学校においでよ」といったら
「なんでえ」と気のない返事。
「だって4月からまた来るんでしょ」というと
「わかんない。まだ決めてない」ふうむ。そう来たか。
で、そのあとダッシュで右折。給油ののち帰局した模様。

学校を出たかどうかより、ちゃんと働けるかどうかだよな、と思う。
学校じゃあまともに4時間、授業に出たことはないN田だが、こうして毎日、郵便配ってんだから、それはそれでいいんでないかい、だ。

2月26日(土)曇 のち雪 寒い

今日は午後からのんびりできる休日。保育園の保母さんから退学したA絵の噂を聞く。
キティちゃんの新しいカーテンを張った部屋はきれいに片付いていて、ごはんもお弁当もちゃんと作って絵に描いたような新婚&おさな妻をこなしているらしい。相手のオトコの子は、ちょい勘当ぎみの目にあっているらしい。
問題は赤ん坊は自分の思い通りにはならず、育児は遊びじゃできないってことだな。

2月25日(金)晴ときどき曇 寒い

昨日ちょいと夜更かししたせいで、いや夜更かしは毎晩なんだが、寝坊。
ううう、どうなるこれから先。ちょっと更新がとどこおりすぎだと思う、我ながら。

2月24日(木)晴 寒い

スーパーベルズがCD化したのは犬山線なんだが、【電車でGO!】といい、犬山線ねえ、と、ここで首をかしげてしまうあたり真性【鉄】とはいえないな。

夜のwebサーフィンで、懸案事項であったY田先生のホームページをYahoo Japanに推薦登録した。さあて2週間後、無事1回で登録とあいなりますか。

2月23日(水)晴

今日から学年末考査。
ちょいと早めに帰宅が可能。恒例のパフェ会。『〜〜萌え』の用法についてK原忍者のご指導を仰ぐ。なんのこっちゃら。

2月22日(火)晴 寒い

話題のスーパーベルズの車掌DJ『モーターマン2』を買う。ついでといっちゃーなんだが、浪費するならパーッといこうぜってことで遠藤賢司『エンケンの四畳半ロック』も購入。
最近本よりCD買ってないかい?>自分。

2月21日(月)晴

朝8:00ごろ「今、おやじになった!」とO田から電話。
エコーでもずっと女の子だといわれていたらしく、逆転満塁ホームランなどといっている。写らないことも本当にあるのだな。

『そてつ』の再校を午前中に仕上げて、印刷屋へ。
あとは答辞か。じつはこれが一番たいへん。

2月20日(日)雨のち晴

ひさびさに英会話の話題。
Jefはよくこの文は尊敬か、丁寧か? という質問をする。
あらたまった会話、普通の会話、ちょっと親しい人との会話、とても親しい間柄での会話。これの使い分けをきちんとできるようにしましょう、ということなのだが、はたして英語に尊敬と丁寧の区別があるとは思えないわたしは、いつもJefの期待する答が出せない。Jefの日本語力を信用してないというのもある。いまだに「表現でコトバする」というからな。

日本語では、身分の高い人や尊敬する人が「食べる」時は「召し上がる」というようにまったく別のそれ専用の動詞がある。
しかるに英語は女王陛下も乞食もモノを食べる時は「eat」だろ!
そう思っているわたしを指導するのは大変だよ、Jefくん。
でもあれかー、女王陛下やThe first ladyは「fuck」はなさらないだろうな。

2月19日(土)晴ときどき曇

答辞原稿のたたき台が届く。
生徒会メンバーでお別れ会用の横断幕を作成。きれいにできましたざんす。

2月18日(金)晴ときどき曇

椎名林檎『本能』の出だしは英語でなんたらかんたら歌っていると思うのだが、いったいなんて歌ってるんでしょうねー。

2月17日(木)晴

年休とって遊んでいた。
で、いつもどおりの時間に帰宅。
印刷屋が職場に電話してきた時、あたしが休みと聞いて自宅の電話番号を聞こうとしたらしいが、Y田先生が「そういう個人情報は……」といって防戦してくださった。持つべきものは人情の機微のわかる同僚である。
そんなこともあろうかと、携帯の番号、書いて渡しておいたのになあ>印刷屋さあん。

2月16日(水)曇のち雪

家を出る時は雪なんて全然だったのに、今は大雪の名古屋にいる。
急いで帰らないと会議に遅刻してしまう。

ほ。
往路では「運行を見合わせておりま」した特急が復旧していたので余裕で間に合いそうだ。
帰りの切符売り場で、なんと【電車でGO! 名古屋鉄道編】を1割引で売っていたから、思わず切符と一緒に購入。うちのちびちゃんたちへのお土産Get!
チラシに野口五郎がギターを構えて写っている。バックには鉄橋を渡る3700系。なんで野口五郎?
コピーをよく読む。《私鉄沿線 電車でGORO

参りました。 

こんな雪の日に何しに名古屋まで?
『YOYO』20号の2次校正のため、編集長のオフィスへ。MACで作ったテキストをFDで入稿していても、往々にしてミスはあるのよさ。

2月15日(火)曇のち晴 宵に雪

病院に親と行く。風が強いというだけで、もうふらふらしている。大丈夫か?

2月14日(月)曇 夜半に雨

そういえば先週、HP200LXで新しいファイルをまったく編集できない状態になっていたのだが、単純にファイルの数が多すぎるのが原因だった。細かいファイルをディレクトリに移動させたら問題は解決。ちと拍子抜け。
飛騨のさるぼぼくんにもらった予備のLXでの文字化けトラブルもそのつどリセットすればいいのだと、わかった。なんだ、そうだったのか。

2月13日(日)晴ときどき曇

三連休でのんびりと家にいて、少しは疲れも取れたかな。

2月12日(土)晴ときどき曇

6年前に卒業したクラスの、担任ではなかったが、クラス会に長男&次男もつれて行く。
男子の何人かはすでに結婚して、子どもがいる。たまたま、うちの長男と同い年の子がいるN井と話す。うちの坊主も若いお父さんの方が遊んでもらっても相手に体力があって楽しいと思うのか、背中に乗ったり、膝に乗せてもらったり初対面とは思えないなつき方。
N井は戦隊物のロボットおもちゃを子どもがほしがるからってほとんど買ってやっているようだが、あれはバンダイの策略なのだから、それに気付かねば。
もっとも気付く前に金が続かなくなるはずなのに……。N井はそこまで高収入なのか?

2月11日(金)曇ときどき晴

のんびりと配達以外の外出はなし。

2月10日(木)晴ときどき曇

いつだったか購入はしたもののいまだ使用せずだった、USB接続のスマートメディアリーダー&ライターを初めて使う。
あんな薄っぺらなスマートメディアが単独のドライブになるわけだ。これってなんだかわくわくする。だがなあ、デジカメの画像をすいすい取り込んでという動きには結びつかない。
どこそこアナログなんだろう、自分の中身はな。

初代のPC=98noteのHDDはわずか280Mなのだ。これってMO1枚におさまってしまう。中身は細切れのテキストファイルと通信ログだけなのだが、ほんとにこれの移行作業ができないものかな? FDDしかないからなあ。

2月9日(水)晴ときどき曇

昨夜の雪はほんのわずか積もっただけで、路面などへの影響はまったくなしで助かった。
もう、雪がうれしいなどと思う年ではない。当たり前じゃ。

ネコヤナギ、木蓮などが毛羽立った新芽を用意しているのを発見。春じゃ、春じゃ。って春なんかちっとも楽しみじゃないんだが、しっかし冬が短いよな。

さて、新潮文庫の百冊が『新世紀の百冊』ということで、カバーの二重がけをしているのは、みなさまご存知だろうか?
カバー欲しさに百冊買ってしまいそうだという声がわたしのまわりにはある。みなさまのまわりでは、そんなことはないと思う。
最初は詳しい企画を知らなかったんだが、1901年から2000年まで、その各1年を代表する出版物で100冊を構成するとは、よくぞ考えた。二重のカバーの裏表紙には各1年のできごとが印刷されている。
さっそくの1901年は与謝野晶子の『みだれ髪』である由。そうだったのかあ。現代語訳と鑑賞が付き、これだけでページ数の半分を占める。こちらは松平盟子さんの書き下ろしである。買うべし、読むべし。

2月8日(火)曇 風 夜になって雪

こういうときこそ、いがまんじゅうの画像を載せるべきなんだが、めんどくさいというか、思考が、即画像獲得という動きに結びつかない。
回路が違うんだろうと思う。発想がいまだにデジタルではないということだ。

2月7日(月)曇のち晴

いがまんじゅう、つづき。
そのいがまんじゅうは、岡崎の和菓子屋なら、どこでも必ず置いている。スーパーの菓子コーナーにだってある。
だから、せいぜい愛知県内の人は知っているものと思っていたら、名古屋の人が知らないというのだ。
じゃあ、三河のお菓子なんだと思い、まんじゅう屋に用事があって行った時に聞いてみた。

「いがまんじゅうはですねえ。岡崎のお菓子ですよ。ま、西尾や蒲郡だとあったりなかったりですが、豊田に行くともうありませんから……」
なんですと?
そんなに狭い範囲の人しか食べないの? これって。驚きだわ。
さっそく豊田出身の先生に聞く。
「はい。就職するまで知りませんでした」
あっちゃー。

鬼まんじゅうは愛知県の人はみんな知ってるが静岡の人は知らなかった。お菓子は旧国内を基準に考えていたが、こんなに範囲が狭いものだとは……。
帰宅して今度は舅に聞いてみる。
「わしが子どものころから、あるぞ。おひなさんの節句になん、むかしっからあれを食べただよ。一人に5つくらい買ってもらえるのがうれしくてなあ」

2月6日(日)終日しとしと雨

2月の日曜日にこんなふうに一日中、雨が降り続くなんてこともあるのか。

2月5日(土)晴

携帯電話用のイヤホンを持ってはいたが、使ったことはなかった。
人にすすめられて使ってみたら、これがGood!
音ははっきり聞こえる上に、手が疲れないし、何故今まで使わなかったんだろうと思ってしまう。
ただ、傍目には奇妙な独り言おばさんに見えて不気味だろうなあ。

2月4日(金)晴

立春。

袖ひちて結びし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ  紀貫之

2月3日(木)晴ときどき曇

節分

2月2日(水)晴ときどき曇

昼食の支度をしていたら、長女が風邪で早退するから、お迎えを……という電話が学校からかかってきた。
連夜の遅いご帰館で睡眠不足の極致にあり、体力が落ちていたんだと思う。熱はない。「昼ご飯のあとはひたすら寝てろ」といい、医者にもつれていかずにちゃんちゃん。

ゆうべの誕生日ケーキを分配しながら「あんたはどんなのがいいの? 栗でも乗せる?」というと「うーん、まんじゅうのほうがいいな」とのこと。ほっほう、そうきたか。

まんじゅうといえば、【いがまんじゅう】をご存知か?

最近、食文化の継承が給食の世界でもよく話題になる。
地域の郷土色を食卓にのせようというわけだ。子どもの三大好物=カレー・ハンバーグ・スパゲッティばかりを食べさせていては、日本はだめになる。なるんだろうけど、子どもだって飽きるからな。本当においしいものは別にあることくらい、知っているさ。
ことばはTVのせいで全国的に方言が駆逐されている。
都市や町の景観はどこも似ていて個性がない。
じゃあ、地域や郷土独自の文化はどこで継承されていくか。
こんなに町が画一的になっていっても、「お宅のお雑煮は、どんなですか?」とひとこと掲示版に発言してごらんよ。全国各地のありとあらゆる雑煮の書き込みでおおにぎわいになることうけあい。

で、その【いがまんじゅう】というのは、岡崎ではどこのまんじゅう屋にもあるし、誰でも知っている、ひなまつりのあたりでよく食べる。
この話題はまた後日。

2月1日(火)晴

今日も病院。あーあ。



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