下のグラフは、y=
x2のグラフです。これに、y=x2-4x+5 のグラフを書き加えてみてください。
とりあえず、xの値が、-2から5まで、調べてみれば、グラフの様子が分かるはずです。
x=-2とすると、y=
(-2)2-4×(-2)+5=4+8+5=17
x=-1とすると、y=
(-1)2-4×(-1)+5=1+4+5=10
x=0とすると、y=
02-4×0+5=0+0+5=5
x=1とすると、y=
12-4×1+5=1-4+5=2
x=2とすると、y=
22-4×2+5=4-8+5=1
x=3とすると、y=
32-4×3+5=9-12+5=2
x=4とすると、y=
42-4×4+5=16-16+5=5
x=5とすると、y=
52-4×5+5=25-20+5=10
ですから、
x |
-2 |
-1 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
y |
17 |
10 |
5 |
2 |
1 |
2 |
5 |
10 |
となり、グラフは、
と言うようになります。
y=
x2(黒)と、y=x2-4x+5(赤)のグラフを見比べると、グラフの違いは頂点の通る場所が、y=x2(黒)は原点ですが、
y=x2-4x+5(赤)は原点ではなく、点(2,1)と言うことだけです。
これは、「比例」と「一次関数」の違いのときと同じですよね。
同じように、
y=x2(黒)は、「2乗に比例する関数」
y=x2-4x+5(赤)は、「二次関数」と呼びます。
と言うことで、、「二次関数」のグラフは、頂点の位置が分かれば、
あとは、「2乗に比例する関数」のときと同じ手順で書けるということになります。
頂点の求め方は、
y=x2-4x+5
y=(x2-4x+4)+1
y=(x-2)2+1
x=2のとき、yは最小値1となるので、頂点は(2,1)と分かります。
では、練習問題です。
(問1)次のグラフの頂点を求めなさい。
(1)y=x2+8x+19 (2)y=2x2-12x+17