私たちが計算で使っている世界は、「0」から「9」までの10個の数字を使って表し、「9」の次は、「10」にケタ上がりする「10進法」という世界で、これで表された数を「10進数」といいます。
しかし、時間は、微妙ですよね。
59秒の次は、1分00秒に。つまり、「60」でケタ上がりします。
59分の次は、1時間00分に。つまり、「60」でケタ上がりします。
23時間の次は、1日0時間に。つまり、「24」でケタ上がりします。
364日の次は、1年0日に(うるう年を除く)。つまり、「365」でケタ上がりします。
時間以外でも、1ダースは12本というように、必ずしも「10」でひとくくりになっているものばかりではありません。
「2進法」というのは、「0」と「1」の2つだけの数字を使って表す数の世界のことです。そして、これで表された数のことを「2進数」といいます。
面倒な気がしますが、コンピュータの世界では、「電流が流れる」=「1」、「電流が流れない」=「0」と考えると、作りやすい世界なのです。
10進数→2進数
「0」 →0
「1」 →1
さて、「2」という数字は2進法では使えませんから、ケタ上がりします。
「2」 →10
「3」 →11
さて、「4」は、12とは、表せないので、ケタ上がりして、、、でも、「20」とも表せないので、さらにケタ上がりします。
「4」 →100
「5」 →101
「6」 →110
「7」 →111
さて、「8」は、ケタ上がりを繰り返して、、、
「8」 →1000
では、「9」から「32」までを、2進数で表してみてください。
「9」 → 「10」→ 「11」→ 「12」→
「13」→ 「14」→ 「15」→ 「16」→
「17」→ 「18」→ 「19」→ 「20」→
「21」→ 「22」→ 「23」→ 「24」→
「25」→ 「26」→ 「27」→ 「28」→
「29」→ 「30」→ 「31」→ 「32」→