ハブと戦う島4
 
まだ予告編を読んでない方はこちらからどうぞ
 
 
 わずかな情報とネットで得た人脈を頼りに初めて奄美大島へ降り立っったのはちょうど5年前
 その時は9種の魚を釣り、そのうちの5種類は始めて釣った魚だった。
 2年後に2度目の奄美遠征へ行き、その時は6種の魚を釣り3種類が前回には釣れなかった種類、昨年も6種釣り、3種が1〜2回目の遠征では釣れなかった種類で、そのうち2種類は初めて釣った魚でした。
 っと、これまで3回の奄美遠征で15種類の魚を釣ってきたわけである。
そうなると次は目指せ20種!となるわけであるが、さすがに回数を重ねてくると新しい魚種というのはなかなか出会えるものではない。メジャーどころで考えられるのは、イセゴイ、カライワシ、ソトイワシくらいだろうか?。まあ、珊瑚礁の海はカラフルな魚が多いので雑魚でも初めての魚は嬉しいものです。
 
 っということで、今年も行ってきました奄美遠征!
 台風13号が通過し、15号が迫りつつある隙間に運良くはまりました。
 
 9月25日に鹿児島経由で奄美入りし、一足早く奄美入りしたミサゴさんに合流してまずは大瀬海岸で一振り。
 本来はここのリーフの上でテイリングチンを数枚ヒットさせて勢いをつける予定だったのだが、予想に反してリーフ上に尾びれは出ませんでした。
 リーフの切れ目で推定キロオーバーのチンを発見しましたが、投げる前に移動されてしまいました。
 とりあえず砂浜側でギンガメアジとコバンアジの2種をマメにゲット!
 その後、防波堤の上から沖を狙ったりしましたが、なかなか勢いがつきませんでした。
 
 まあ、まだ初日だからと余裕かましながら宿へチェックインし、晩飯は屋仁川通りの突き当たりにある居酒屋一村。
 5年前に初めて奄美へ来た初日にさかきさんに連れてきてもらってマー坊さんとアントンさんと一緒に飲んだ店である。
 ここでカツオのタタキを注文すると
「8時にならないと船が帰ってこないから、遅くなるけどいい?」
当然いいに決まってます。
 他のつまみをぼちぼちと食し、最後に来ましたカツオのタタキ
 びっくりするようなきれいな赤色。これまでスーパーでどす黒くなったカツオしか見てなかったので、観るだけで大満足の逸品です。食べるともちろん絶品の味!
 
 これで気分はかなり盛り上がり、翌日からの釣りはもうイタダキみたいな感じになったのは言うまでもありません。
 
 2日目、朝6時に起床し6時半から朝食バイキング。
 空はどんよりと曇り、とりあえず南の方が天気が良さそうということで南方面を目指すことにしました。
 7時にホテルを出発して、まずは途中のコンビニで昼食確保です。
 ここでミサゴさんがラリージャパン公認オマケ付きのワンダを発見!
 コレクションはスバルとフォードが各2種、スズキと三菱が各1種の全6種のようです。
 しかし在庫の中にはスバルのワールドラリーカーはありませんでした。とりあえず二人揃ってSTIが付いたワンダを購入(爆)
 
 っとどうでもいい話題で引っ張りながらも、話題は釣りに戻ります。
 
 まずは山間のバス停留所の広場に車を停め、タックルを準備します。
 私は丸竹竿にオラクルをセット。フライはこの日のために巻き貯めたフライの中からボトムピンノver.Tを選びました。
 ミサゴさんは3年前にさくっとチンをゲットした合流点へ直行するようです。私は岩場の階段から干潟へ降りて釣り始めました。
 入って直ぐに、チンの群れをいくつか見つけましたが、結構神経質でなかなか食ってくれません。
 空は雲りがちで浅瀬は濁り気味、たまに太陽の光が射すけど角度が浅く、なかなかいい距離で魚を見つけることができません。魚を見つける距離が近くなりすぎるんですよね。動けば魚が逃げる。魚が通り過ぎるのを待って投げても、魚の向きとリトリーブの方向の関係で…。
 
 そうこうする内にミサゴさんが釣ってる合流点まで来てしまいました。
 チンが見えないのでしばらく合流点の駆け上がりを狙ってブラインドキャストしてみると、なんとなくチンっぽい当たりが!
 左手でラインを引っ張って丸竹竿を立てると結構な引きです。
 しばらくやり取りしてぼんやりと魚が見えたとき、背びれがやたら長いことに気づきました。
「コバンアジ?」
 いやいや体高が高いです。内心マルコバンを期待してしまいます。
 リールを巻き魚との距離が縮んでくると・・???
 うろこの光具合はマルコバンではなく明らかにチンのような紫がかった反射です。
「何これ?」
 どうやら奄美で16魚種目となる新魚種のようです。
 慎重にランディングして近くでじっくり見ると…変な顔
 ナントカサギなんだけど何だったかな?(イトヒキサギでした。)
 
 次に行った市では波打ち際にいいサイズのチンを見つけたのですが、食ってくれませんでした。っで、岩場へ移動しながらちょっと水深のある暗い海底にやわらかい白い光を発見。
夏の沖縄旅行で釣ったマトフエの光り方に似ています。
 
 期待を込めてキャストし、見事にヒットさせたのは予想通りのマトフエフキでした。しかも沖縄で釣ったマトフエよりも一回り大きな推定1.5キロの丸々太った魚体。
 奄美で17魚種目になりました。
 とりあえずチンは釣れなかったけど型のいい魚を2尾釣ったので後は流しモードですな。
 その頃ミサゴさんは徐々に奄美の干潟ならぬ魔の泥沼へはまりつつあるのでした。
 
 市の次はちょっと車を走らせて嘉徳です。
 ここの綺麗さは昨年紹介したとおり。
 昨年は河口が浜の中央にあったのですが今年は南よりに移動していました。
 地形を含め、自然環境は変化するのがあたりまえだってことが実感できますね。
 
 嘉徳で景色を楽しみ(単に魚が釣れなかっただけ…鬱)、昼食を摂って阿木名へ移動です。
 阿木名は昨年でかいオニヒラに無視された浜です。釣果は、昨年同様にギンガメメッキのみ。。。
 続いて昨年たくさんのチンに無視された手安に寄ってみましたが、濁りがひどく、水温も異様に高くてお湯のようです。当然直ぐに退散。ホノホシへ移動しました。
 ホノホシは昨年正体不明の巨魚にやっつけられてしまったところです。今年はHP888で武装して狙うことにしました。
 久々に振る高番手グラファイト…・むっちゃ軽い!!!
 でもホノホシってバックが高くてロングキャストできないからどんなに高性能なロッド持っていってもあんまり意味ないんですよね。フライロストしまくりです。
 ミサゴさんは早速カスミアジを釣った模様。わしは何回かフライを交換してようやくコバンを釣ることができました。
 
 2日目も結局肝心のチンは釣れませんでしたが、
「まだ2日目だし〜」
っと余裕をかましながら、夕方の宴に備えて早めに切り上げて帰路に着いたのでした。
 帰り道、ちょこっとよった内海でミサゴさんがバラクーダ発見!
 でもやる気なさそうです。
 少しはなれて所に小石を投げてみると、ササ〜っと逃げてしまいました。
 
 さてさて今夜は奄美の皆さんとお楽しみの宴会。
「やんご」へ行くと既にシンサクさんが来ていました。
 とりあえず3人で飲み始め、少ししてさかきさんが、続いてアントンさん、そしてマー坊もさん参上。
 ここでは書けないレアな話題が続き、夜は更けていくのであった。
 
 3日目、今回のメインイベントになるであろう「某漁港に群れるイセゴイをゲットせよ」ミッションです。
 しかし前夜のアン坊マー坊イセゴイ予報によると、台風13号の通過対策で船が上架され、イセゴイ不在となっているようで、可能性は低いようです。
 案の定、朝一でマー坊さんから、船はいくらか降ろしてあるけどイセゴイは付いていないようだとの連絡がありました。手前の小宿も強風と波でとても釣りになりそうにないし、とりあえず知名瀬まで行ってはみたものの、小さなオカヤドカリの大群を発見しただけで、お目当てのイセゴイはお目にかかれませんでした。イカは沢山泳いでたんだけどねー。
 こうなっては北へ向かうしかないでしょう。
 とりあえず3年前にミサゴさんのお気に入りとなり、昨年は初日にクロヒラアジが釣れた手花部・前肥田へ降りてみました。
 空は相変わらず雲が多く、サイトフィッシングは成り立ちそうにありません。それでも波打ち際で型のいいテーリングを2尾見つけることができました。
 とりあえずキャストしたものの、フライの落ちた場所が悪かったようでジエンド。
 続いて辺留。かなり雲の切れ目が多くなってきました。日が射す時間も長くなってきました。
 かなり潮がかなり干いて、沖のリーフがまるまる出てます。潮が干ききった辺留ってはじめて観たのですが、綺麗ですねー。日が射した時なんか絶景です(すみません、写真撮ってません)。
 とりあえず澪筋のかけ上がりに沿ってチンを探しながら沖へウェーディングしていると、真ん中辺まで来たところで数尾のチンを発見。
 しかし深場へ戻る途中のようでまったく投げさせてもらえませんでした。
 まあ、奄美ではこれまで掛けても獲れなかったダツがついにランディングできたのは幸いでした。
 潮が入ってき始めてから後退しながら北よりの浅瀬を徘徊してみるとマトフエ発見!
 先に警戒されてしまい投げれませんでしたが、なんとなくマトフエの着き場というか判ってきましたね。んでおまけのヒメフエダイを追加し、奄美20魚種に大手がかかりました。しかし青いヒトデ綺麗だったー!
 昼食を摂った後再び前肥田へもどり、午前中と同じ場所でテーリング発見。同じチンかな?っと思いながらキャスト。結果も午前中と同じ。手花部まで歩いていましたが、チン発見できず。。
 喜瀬でも大判チンを一尾発見したもののキャストできず。たぶん近づきすぎなんでしょうね。もっと魚群探知眼、特に望遠性能を鍛えなければ。
 だめだ、気持ちの余裕がどんどんとなくなっていく…。3日目が終わろうとしているのにまだチンが釣れてないぞ。
 
 とりあえず気分転換にビッグUへ寄って土産買って発送しました。
 夕食は満月のお好み焼き。月輝面6%の日に満月…ちょっとウケ狙いです。
 
 4日目、本日はマー坊さんの援軍が得られるので期待に満ちながら南へ向かいます。
 天気予報は本日も思わしくありません。
 ホテルを出発してほどなく、車のラジオから聞き覚えのあるイントロが流れはじめました。
や〜け〜つ〜い〜た〜〜〜 き〜びばたけに〜〜〜 な〜つの〜〜〜 と〜お〜りあめ〜〜〜 
海畑&榊義弘「雨上がり」です。
 この歌を聴いてるだけで何となく釣れそうな気分になって来ました。
 しかも途中のコンビニで2日目に売り切れだったスバルワールドラリーカー付きワンダをゲットできたし…もう釣ったも同然ですな。爆!
 
 山間でちょっと車を停め、幟下のチンの群れを眺めていると何故かミサゴさんが犬を二匹連れて歩いてる、、、っていうよりミサゴさんは犬に気づいてないようで、ミサゴさんが犬にチェイスされてるようだった。一匹は首輪をつけていたので飼い犬なのだろう。もう一匹はブチの子犬でやたら懐っこい。捨てられたのかな?埋め立て地に同じくらいの子犬が二匹吠えていたので、一緒に捨てられたのだろう。
 
 市に着いてほどなくマー坊さん親子とシンサクさんが到着。
 マー坊ジュニアはフライ初めて一ヶ月で、今回が実釣3度目らしい。
 ゴロタ石の浜に出てみるとまだ潮位が高いが河口よりへ行けば何とか釣りになりそうな感じ。
 案の定、マー坊さんが直ぐにメッキを釣った。
 その後しばらくして、ミサゴさんが大物をばらし、わしも大物をばらしてしまった。ヒットするのはほとんど同じ場所です。
 活性が続かないので潮位が下がるまでちょこっと近くの入り江の干潟でやろうってことで移動し、干潟へ降りてみるとなにやら水面が騒がしいことになってます。
 ここでもマー坊が早速獲物をゲット!さすがやね〜。釣り場に着いてどれだけ早く最初の一尾を釣るかってところでマー坊さんの獲物に対する嗅覚の鋭さが現れますねー。子供がサッカー教えてもらってるパパコーチたちが「ゴールに対する嗅覚」ってのを再々口にするけど、それと同じかな?
 そういえばマー坊さんは現役でサッカーやってるんだよね。
 
 しばらく入り江で遊んだ後、なんとなくゴロタ浜が気になって堤防を越えて戻ってみると、
お〜〜〜!始まってるよテイリング〜!
 まず一尾釣ってから皆を呼ぼうというあさましい独り占め根性で一番大きな尾びれを狙ってキャ〜スト!即ヒッ〜ト!
 あぅ〜〜。先に小さいやつが食っちゃったよ〜。でも、ようやく今回の遠征での初チンゲット。
 とりあえずマー坊さんとミサゴさんにテイリングが始まったのを携帯で連絡し、まだテイリングが続いてるのでもう一回大物にキャ〜スト。
 あうぅ〜。また小さいのが先に食っちゃたよ〜。
 どうも沢山群れてるときは大きいの狙っても近くの小さいやつが先に食ってくるようですね。単独チンを狙うほうが良さそうです。
 
 しばらくして他のメンバーがゴロタ浜へ戻って来ました。
 ここでもマー坊さんがいきなり良い型のチンをランディング〜!
 聞けば、シンサクさんがチンを見つけてキャストしたものの、根掛りしてしまい、その魚をマー坊さんが釣ったようです。
 潮が干いていくに連れて魚が適度に散らばってきたようで、広範囲にテイリングが観られるようになって来ました。
 しかしなかなかうまく食ってくれません。波が結構あるので、正確にキャストしたつもりでもチンの視野からフライが逃げてしまってるようです。2回ほどチンに無視され、しばらく間おいて沖目の違うところでテーリング〜!し始めた違うチンを狙ったキャストがうまくチンの視野に沈んだようで、ようやくまともなサイズのチンをランディング〜!できました。波に対するプレゼンテーションのタイミングがよかったんでしょうね。
 同じようなタイミングで望んだ次のチンはかなり小ぶりでしたが、狙って釣ったチンは嬉しいものです。
 マー坊ジュニアも自作フライをダブルホールで投げて良型をゲット!
 すばらしいです。マー坊さんの遺伝子はちゃんと引き継がれてるようですね。
 
 ミサゴさんはチンには嫌われたようですが高級魚ゲット!
 サイトでこんなのが釣れるんですね〜。詳細は本人のHPでどうぞ!
 そして私はついに…!
 
 コバンヒメジで奄美20魚種の偉業達成〜〜〜〜!
 
 ほんとはイセゴイかカライワシかソトイワシで20魚種目を飾りたかったのじゃが、諸条件が整わないと狙った釣り場へは入れないので、こればかりはしょうがないですね。
 
 この後戸口でさくっとコトヒキを釣って(狙って釣ったんじゃなくって、堤防の真ん中辺で釣ろうと移動中にラインを出しながら何気なく波打ち際に落としたフライにコトヒキが食いついてた。…笑)、いよいよ本日のメインイベントです。
 アダン実の甘い香りをかぎながらマングローブ林へ出るとそこには広大な干潟が出ていました。ここは5年前の奄美初遠征の2日目に、さかきさんとマー坊さんと入り、途中でアントンさんが合流し、その後名古屋のI川さんA川さんも合流してにぎやかに遊んだ場所です。
 あの時は手のひらギンガメとロウニン釣って、何かわからない黒い魚(おそらくチン:釣れてれば初サイトチンだった)をばらしちゃったよな〜って思い出しながらふと足元を見ると、ついつい釣りに来ている事を忘れてしまいそうな光景が…職業病ですな。
 あの時は下げ潮で釣ったので山間へ向かって下りながらの釣りでしたが、この日は上げ潮で入ったので後退しながら浅瀬へ挿してくるチンを狙い打ちます。
 
 まずは本流をダウンクロスに流しながら干潟の先端まで下り、そこから待ちに入りました。
 さっそくマー坊ジュニアがミニコトヒキをヒットさせました。
 私がプレゼントしたボトムピンノver.Uで釣ってくれたようです。
 風が起こすさざ波の中に微妙に違う波が見えればそれが魚のサイン。水深からその魚のサイズがおよそ予想がつくので、なるべく深いところで起こるモヤ〜ンを探します。とはいえ深すぎるところではそんな波はなかなか起こらないので、手ごろな水深のところを、水底の見えやすい方向からじっと凝視して、とにかく待ちます。
 そしてついにやりました。良型チンヒットです!
 ファイトの最中に左の方でマー坊親子がわいわい騒いでます。どうやらでかいオニヒラが目の前を通過した模様。そんな事知らないわしは、デカイだ何だと騒いでる二人の話を自分のチンのことと勘違いして
「そんなにでかくないよ。40センチあるかないか…」
とかへんなこと言ってました。ほんとKY(微妙に真実)ですね。
 
 私がフックを外しているとマー坊ジュニアが
「そのフライもらったから、ぼくもそのフライに替えよっと!」
 
“成功への近道は成功した人を真似ること”
 
 これって基本ですよね。 
 年とって経験積んで頭が固くなってしまい、ついつい自分のオリジナルでとか拘りがちでしたが、大事なことを思い出させてくれてくれました。ありがとう!
 
 しかし、ミサゴさんがなかなかうまくいってないようで、元気がなくなってます。午前中の大物ばらしも引きずっているようす。2日目にはまった「奄美の干潟ならぬ魔の泥沼」へどっぷりと浸かってしまい、なかなか抜け出せないようです。
 自分はたまたまうまくいったけど、同じ立場だとやっぱり焦るよねー。
 残すは最終日の半日のみ。
 夕食は居酒屋てっちゃんで鶏飯セット。
 地鶏刺身付きでリーズナブルなのですが、ちょっと量多すぎです。グループで注文することを想定してるんでしょうね。お勧めですよー。
 
 いよいよ最終日。朝から雨模様で、雲はどんよりと低く空を覆っています。
 帰路のことを考えて空港がらみのポイント選択となり、当然のように大瀬を目指します。
 入って直ぐにメッキの群れに当たり、5年前を髣髴させますが、マルコバンはいないようです。
 っで、突然のドラマ発生!
 そう、昨年同様のオニヒラプチドラマです。しかも今回は昨年のような一瞬の遭遇ではなく明らかにフライをチェイスしてきました。
 もう、どう表現したらいいかわからないような水面炸裂劇が手の届きそうなところで数秒間・・・・しかしドラマは喜劇とはなりませんでした。。。悲!
 
 結局大瀬ではメッキとコトヒキを少々釣っただけで終わり、最後のポイント、アヤマルフラットへ望みを掛けることとなりました。
 アヤマルへ付く頃には雲が切れ始め、天気が回復してきました。
 ミサゴさんに、これまで私が大物を見た場所が特定の一箇所だけであることを伝え、そ〜っとその場所へ接近してみましたが、大物不在。
 落胆して砂の盛り上がった中央で魚が挿してくるのを待つことにしました。
 ミサゴさんは左の岩場まで移動しながらチンを探しています。
 私はここでもオニヒラプチドラマ。何で釣れないんだデカ判オニヒラ!
 まあ、これまでヒラアジ系はどれも手のひらサイズしか釣ってないのでデカ判釣れないのはオニヒラに限ったことじゃないですけどね。。
 
 っで、メッキとじゃれて遊んでいると、携帯が鳴った。
 送信者はピンポイントに戻って釣っていたミサゴさんから…。ひょっとして釣った?
 電話に出てみると、安堵の声で
「やっと釣ったよー。ボガで計って2ポンド」
 おぉ〜〜〜!最終日の終了間際。土壇場で有終の美を飾りましたね。この感動はミサゴさんご本人のサイトでご覧ください。
 
 ミサゴさんは14時のフライトなので早めに車へ戻って帰り支度を始めました。
 その間私はしつこく沖のリーフの切れ目を狙って2種追加
 ミニミニのマダラエソミツボシキュウセンゲットで、奄美22魚種となりました。
 余談ですが、浜辺へ帰る途中、ここでも青いヒトデを発見し水中写真撮って遊んでたのですが、その時にバッグのファスナー閉め忘れてて、中身が沈してしまいました。チン違いです。
 こんなチンじゃ帰れないって事で、ミサゴさんを空港で降ろして和野でラスト一時間を頑張ります。
 しかし結局何のドラマもなくコトヒキで終了。
 今回のドラマはミサゴさんが持ってっちゃいました。
 
 おっとそういえば最後にわしにもドラマというか運がありましたよ。
 和野でウンコ踏んじゃいました。。。苦爆!
 踏んだのがウェーディングシューズだったから良かったけど、アレイアで踏んだら通気用のソールの穴から靴の中まで被害に遭うところだったよ。不幸中の幸い。
 運が付いたのか、はたまた運の尽きなのか???
 確かめるためにも、また奄美に行かないといけませんね。笑!
 
 
謝辞
 さかきさんはじめ奄美のみなさん、2日目の夕食はとても楽しかったです。ありがとうございます。
 それと、私が4日目に大小合わせて5枚のチンを釣ることができたのは偏にマー坊さんのアドバイスのおかげです。シンサクさんも、私たちのためにあえて釣りを控えて、それとな〜っくポイントを空けてくれていたように思います。感謝感謝です。
 必ずまた行きますので(ウンを確かめに・・・爆!)、その時はまたヨロシクお願いしますねー。
 
 
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