見事大外れ。
これだけ外れると「むしろ気持ちいい」なんて開き直ってしまう。
"UNIVERSAL TIME" JOACHIM KUHN(p), SCOTT COLLEEY(b), HORACIO "EL NEGRO" HERNANDEZ(ds) MICHEL PORTAL(as,bs), CHRIS POTTER(ts) 
2001年スタジオ録音(GEEN016 671-2)

HMVの紹介文は『全員に「11星」、さらにポルタルに「15星」を進呈しよう。これこそジャズだ!』ときたもんだ。これで買わなきゃ男じゃないという意気込みで買った1枚。
見事大外れ!これだけ外れると、「むしろ気持ちいい」なんて開き直ってしまう。所詮、音楽に対する各個人の好みとはこういう事なのだ。「好き」か「嫌い」か。
こういうジャズが素晴らしい感じる人もいるわけで、そこが面白い。

残念ながら僕の感性の中でこのジャズを受け入れる余地はない。この手は一般にフリージャズとかアヴァンギャルドといわれる類だろう。心地よさも、スウィング感も全く感じない。むしろ不快感が残るというのが率直な感想だ。

本来、僕の評価の対象にはならない音楽である。敢えて採点すれば5点満点で1点つけるのがやっと。
敢えて、どこか良いところを見出そうという気にもならない。悪しからず。  (2002.05.18)


JOACHIM KUHN

独断的JAZZ批評 69.