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『人生はビギナーズ』(Beginners) | |||||
監督 マイク・ミルズ | |||||
ヤマのMixi日記 2012年09月03日19:44 20日21日の上映会では『最高の人生をあなたと』との併映になる本作もまた、監督・脚本を担う子供が実父から得た物語を作品化したものらしい。だが僕的には、ほんまかいなの75歳カミングアウト&恋愛成就のなかに、老いの境遇における人生のありようを学びとる余地が、実はあまりなく、専らメラニー・ロランの表情の豊かさに魅惑されてばかりいた(たは)。 『最高の人生をあなたと』で印象深く残った台詞が「年を取るには勇気が要る」ならば、本作では、母ジョージアが幼い息子に語っていた「今度生まれ変わったら、結婚相手は情熱的なユダヤ人にするわ」という言葉だった。彼女が夫のゲイ嗜好を直せると思い込んだことを過ちと悟り、悔恨としたのは、いつの時点だったのだろう。 オリヴァー(ユアン・マクレガー)は1965年生まれだと言っていたから、1955年に結婚して十年目の子供ということになるわけで、父親ハル(クリストファー・プラマー)の語っていた「直そうと努力もした」という言葉に偽りはないのだろう。それを経たうえでの妻の死去後のカミングアウトであり、恋人募集広告なのだ。それを思うと、実話の重みがいや増してくる気がする。むろん是非もない話だ。 それにしても、メラニー・ロランは素敵だった。アナは1971年生まれだったから、2003年時点なら30歳過ぎという設定だったわけだが、咽頭炎で話せないからと筆談を交わしながら、オリヴァーの孤独を読み取った秘訣を彼に教える出会いの場面から際立つ表情の豊かさにすっかり魅了された。もちろんチラリと覗かせた乳房にも(笑)。 さてと、どんなふうな紹介稿にしようかなぁ。 コメント 2012年09月03日 20:25 (大倉さん) ヤマさま、お今晩は。 この映画は「アーサー」を演じた「コスモ」君の熱演に尽きるでしょう。 「わんこ映画」としても、『アーティスト』よりも 遥かに好きです。(^0^)/ 2012年09月03日 23:03 ヤマ(管理人) ◎ようこそ、大倉さん。 あのワンちゃん、キツネ狩りのために作られた種なのに、キツネを追うことは、もはや求められないで、愛されているってな言及がされていたのが意味深でした(あは)。 何をもって「本来」というものでもないということでしょうか。人を選んでというよりも、思惑あって吠え声をあげているところがミソでしたね。 2012年09月04日 13:31 (TAOさん) ヤマさん、紹介稿と違いすぎ(笑)! 2012年09月04日 20:33 ヤマ(管理人) ◎ようこそ、TAOさん。 そりゃだって、メラニーにメロメロってなこと書いたって新聞紙上の紹介稿にならないじゃないですか。ましてやチラ見の乳がよかったやなんて(笑)。 それはともかく、紹介稿へのご助言、ありがとうございました。おかげさまで迷いも取れ、すっきりしました。 推薦テクスト:「TAOさんmixi」より http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821108098&owner_id=3700229 | |||||
編集採録 by ヤマ '12. 9. 3. 業務用DVD | |||||
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