【午前十時の映画祭】
『男と女』(Un Homme Et Une Femme)['66]
監督 クロード・ルルーシュ


ヤマのMixi日記 2010年10月29日20:21

 つまるところ最後の20分間のための作品だった気がする。

 当時はおそらく斬新でもあったろうスタイルが、今から観ると、いささか古色を帯びているように感じられはするが、幼子の相手をする母親に漂う経産婦ならではの色香というものを巧みに宿らせていたアヌーク・エーメがなかなか魅力的で、しばしば出てきた髪を掻き揚げる風情に悩殺された(あは)。

 当時30代半ばといったところか、いちばんいい頃かも~。共に子連れでの出会いというあたりが、今なお色褪せないシチュエイションなんだなーと妙に感心(笑)。

 しかし、ホテルのレストランで追加オーダーに「部屋を一つ」なんて、とても真似できないというか、いやぁ、なかなか現実離れした台詞ではありますな(笑)。



*コメント

2010年10月29日 23:56
(ミノさん)
経産婦ならではの色香
そんなマニアックな色香があることを初めて知りました。
普通男性は「母親」を感じると、醒める、と聞きますが。。

さすがは性愛王ですね。


2010年10月30日 08:03
ヤマ(管理人)
それ、マニアックかなぁ??
母乳フェチとかってのと違うんですよ?(笑)
経産ってやっぱし女性が熟していく行程の一つだと思うんだけどなー。

女⇒妻⇒母親って移行していくと、女から最も遠ざかった母親ってことになりますが、
女+妻+母親ってことになれば、最強ではないかと思うわけです。

俗に「一盗二婢三妾四妓五妻」などと申しますが、
このなかでは最低位に置かれている妻は、
他者からすれば、最高位の盗でもあるわけで、その違いはまさしく
女⇒妻か、女+妻かってことじゃないでしょうかねぇ。
さればこそ、女+妻+母親ってのが最強というのは、
単なる個人的嗜好ということではなく、論理的にも証明されると思いませんか?(笑)


2010年10月30日 14:04
(アリエルさん)
アヌーク・エーメ、本当に綺麗でしたね。
女は子供を一人産むと変わる、というか、生理的には
ホルモンの変化でのことなのか?
一人産んだ頃くらいが一番きれい、魅力的だと言われますよね。

まあ、わかるような、わからないような?(^_^)
どちらでもいいですが・・

あのセリフ、この映画でまず思います。

「部屋を1つ・・・」云ってみたい男性いるかしら?
その前に言えるかな? キザを通りこしてます。

でも、その後のエーメのベッドでの態度は、私には
大人気ない気もします。

まだ精神的に無理なら断るべきだし・・

子供を産んでる女性にしては幼い?
あれではトランティニアンがかわいそう(笑)。

当時、彼が好きだったので。

あと、レイの音楽がなければ、全く違う作品になっていたでしょうね。


2010年10月30日 23:04
ヤマ(管理人)
やっぱアリエルさんにはもうどちらでもいいことなんでしょうか(笑)。
でも、一人産んだ頃くらいが一番きれい、魅力的だというのは、
実際そうだと思いますもんね(あは)。

あのセリフ、彼のファンでも行き過ぎでしたか!(笑)

アンヌ(アヌーク・エーメ)の態度は、本人にとっても
予期せぬ出来事が起こったような形で描かれてましたが、
それにつけても、女性のことは分らないと改めて思いますな(笑)。

それはさておき、ジャン・ルイが自分で語っていたモテ男ぶりって
事実だったんでしょうかね~(笑)。
あのキザを通り越したセリフの吐きようからして事実かとも思われますが、
事実であろうがなかろうが、ムカつく奴ですな(笑)。
けど、電報受けてあの長距離をぶっ飛ばした根性は立派だな、うん。




参照テクスト:石川三千花 著 『ラブシーンの掟』読書感想
編集採録 by ヤマ

'10.10.29. TOHOシネマズ4



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