■慶良間諸島・座間味島

本 数80〜85 本目
日 程98.12.28〜31
内 容ファンダイビング
場 所6ボート:儀名崎沖、佐久原、安室人工漁礁、イジャカジャ、久場隠れ根、ハタケジ
透明度8〜15m
水 温23〜24℃ ドライスーツ
見た魚ツバメウオ、アカククリ、スミレナガハナダイ、ハマフエフキダイ、イッテンフエダイ、ササムロ、コクテンフグ、クロユリハゼ、メガネゴンベ、ホシゴンベ、タテジマキンチャクダイ、テングカワハギ、ナンヨウハギ、モンガラカワハギ、ヒレナガハギ、ゴマハギ、クマドリ、イナセギンポ、ヒフキアイゴ、ツノダシ、ツノハタタテダイ、ミナミハタタテダイ、オニハタタテダイ、ムレハタタテダイ、スポットネイプバタフライフィッシュ、トゲチョウチョウウオ、カスミチョウチョウウオ、セグロチョウチョウウオ、チョウハン、ミゾレチョウチョウウオ、ヤリカタギ、フエヤッコダイ、レモンスズメダイ、デバスズメダイ、シコクスズメダイ、フタスジリュウキュウスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイ、ネッタイスズメダイ、ニセネッタイスズメダイ、ハナゴイ、キンギョハナダイ、クマノミ、ハマクマノミ、カクレクマノミ、ハナビラクマノミ、ニジハタ、カンモンハタ、ヤマブキベラ、クギベラ、ヤシャベラ、ホンソメワケベラ、ノドグロベラ、ミノカサゴ、ウミヘビ等。


年末は南の海を考えていたのだが、この夏のサンゴ白化の被害を考えると、見ても悲しくなるだけだと行くのを迷っていた。 しかし、その後の経過を見るのも必要かと考え、やはりケラマに行く事にした。 12/7、BostonClubの「ケラマ FUN DIV」(3泊4日4ボートダイビング)ツアーを電話予約する。 那覇空港からケラマへは高速船での移動となっているが、往路のみRAC(琉球エアコミュータ)にしてもらい、午後からオプションで1ダイビングできるようお願いした。

12/28(月) 6:00 家を出て 7:30 羽田空港へ到着、団体カウンターで手続きを済ませる。 JAS 81便で 8:40 離陸する。朝早かったので機内では寝ようと思っていたのだが、映画「ドクタードリトル」をすっかり見てしまった (^^;;。 11:10 那覇に着陸、乗継ぎのため第2ターミナルへバスで移動し、売店でソーキソバを食べる。

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RACから

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ツバメウオ

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デバスズメダイの群れ

(by CASIO QV-100)

RACはパイロット1、隣りの空席1、客8人の10人乗り小型飛行機で、バランスを取るため、機内持込荷物を持ったままの体重測定が必須 (^^;;である。 預ける荷物については、10kg以上に\140/1kgの追加料金がかかる。 以前乗った時、キャスターバックが24kgあり、14kg分もの追加料金がかかった為、今回はレギュとアンクルウエイトを手荷物に入れたりして、18kgとかなり軽量化した。 本来8kg分取られるはずが、なぜだか3kgおまけで5kg分の700円を支払った。 (推測するに、20kg未満は15kgに換算されるのだろうか?)

客は8人と満席で、12:37 離陸する。座席は最後尾左側の5A。 2人掛けなので、どの席も窓際なのだが、3列目だけは窓がないため避けた方がいい(体重で割り当てられるので希望できないかも知れないが (^^;;) 天気は快晴、景色は素晴らしく、一斉に写真撮影が始まる。 ただ、翼と車輪がじゃましてアングルは限られてしまう。 飛行時間はわずか15分、茶菓のサービスは当然ない (^^ゞ。 フライトは安定している。 着陸の瞬間は機体が左右にふれてちょっと恐いが、慶良間空港(外地島)に無事着陸する。 ワゴン車で橋を渡り慶留間島の港に移動し、マリンバス(小型船620円)に乗換え、13:20 座間味島に到着、今回利用したダイビングサービス「沖縄リゾート」の送迎で 13:30 サービスへと到着した。

家を出てから7時間半、徒歩、地下鉄、地上(?)鉄、モノレール、ジャンボ機、バス、小型飛行機、ワゴン車、小型船、ワゴン車と、陸海空を乗継ぎ、結構疲れるものである。 手続き後、宿に送ってもらい、5分で仕度して早速オプションの1本目に出かける。

14:00 サービスから車で3分の港へ到着。 ボートで約10分、阿嘉島北西部の「儀名崎沖(ぎなさきおき)」で 14:15〜15:02 潜る。 水温・気温は 23℃。 ほとんどの客はウエットスーツで、最初失敗したかとも思ったが、後半はやや冷えドライスーツで正解だった。 やはり水温23℃以下はドライの軟弱ダイバーである (^^;;。 透明度は約15m、約10匹の30〜40cmのツバメウオが出迎えてくれた。 そーっと近づくとほとんど逃げず、写真も撮りたい放題。 しかし、写真の構図まではなかなか気が回らず、もっともっと修行が必要である (^^;;。 大物はいないが、チョウチョウウオ類やスズメダイ類、その他にもケラマらしいたくさんの魚が見られた。

ガイドは、1人が先頭でビデオを撮りつつ先導し、サポートに後ろにもう1名つくスタイル。 ここに来て30年という大坂出身のオーナーは風邪のため、残念ながら今回は船の操縦だけである。 タンクの積み降ろしは客も手伝う。 客は数人〜13人で、船は2隻あるが今回は1隻だけ。 翌日もあるため器材はそのままボートに残し、宿へと引き上げる。

宿は、サービスや港まで徒歩3〜5分の民宿「中山」。 部屋は、2階建ての1階の和室で入口は障子で当然鍵はなく、100円クーラーがあるだけ。 壁は薄く、隣室の様子が手に取るように分かってしまう (^^;;。 風呂とトイレは共同で各階にある。 朝食はお座敷で一緒に取るスタイルで、味は....(-_-)。

17:30 サービス併設のパブで夕食。 ガイドが撮ったビデオを見ながらのログ付けはナイトダイビング後の 21:00 からだが、この日は 5:00起きだったので、失礼して先に寝ることとした。

12/29(火) 7:30 宿で朝食。9:20 港へ集合。 皆で準備体操、健康状態チェックの後、出港する。 ボートで約20分、阿嘉島南部の「佐久原(さくばる)」で 9:55〜10:29 潜る。 50cm程のアカククリ、カスミチョウチョウウオの群れ、イソバナが見事である。 途中の大砲を過ぎたあたりからやや流れがあり、岩肌を掴みながらの匍匐前進となる。 ドライだし、片手にはカメラを持っているしで、結構しんどかった。

一旦、港に戻りしばしの休憩後、安室島西部の「人工漁礁」で 11:54〜12:39 潜る。 ここは本来見事なサンゴ礁が広がっていたのだが、無計画に人工漁礁を作ってしまい、逆に魚がいなくなってしまったとのこと。 そのため、餌付けをして魚を呼び戻しているのだと言う。 サンマを半分にちぎり餌付けすると、40〜50cmのハマフエフキダイ、イッテンフエダイ、ササムロ、チョウチョウウオ類が群がって来る。 本来モルディブにしかいないというスポットネイプバタフライフィッシュも1ペアだけいた。

13:00 港に戻り休憩となる。 昼食は付いていないため、喫茶店「まるみや」でランチのマーボー丼を食べる。 650円でアイスコーヒーかアイスティー付き。 そろそろクジラの時期でスタッフが山に登り、発見したらホエールウォッチングになる予定だったが、残念ながら現れず3本目を潜ることになった。

14:20 港に向かい、阿嘉島北西部「イジャカジャ」で 14:48〜15:34 潜る。 この日3本目のため、最大水深10mと浅いポイント。 サンゴ礁に小さい魚がたくさん群れ、見てて気持ちがいい。 この夏の白化現象が気になり、サンゴの様子を観察する。 一見何ともないようであるが、良く見てみると、半分位は苔が付いてしまい死んでしまっている。 白化したままのもまだポツリポツリとあった。 悲しいかな、やはり被害は大きく、回復するのには相当の時間がかかりそうである。

イソギンチャクの白化現象

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ホワイト

ショッキングピンク

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オレンジ

イエロー

(by CASIO QV-100)

そしてショッキングだったのはイソギンチャクである。 もちろん普通のもあるが、真っ白、ショッキングピンク、オレンジ、イエローなど、褐色が抜け落ち、パステルカラーの異様な美しさを見せている。 触手はよく広がり、クマノミも元気そうではあるが、このままで平気なのだろうか?

16:00 宿に戻る。やはりドライでの1日3本は、ウエイトが倍あることもあり、結構疲れた。 18:30 サービスのパブで夕食。足テビチ、ゴーヤチャンプルーなど、沖縄料理が美味しい。 食後はビデオを見ながらのログ付け。 Hi8だそうだが、フィルターのおかげか色がよく出ていて結構きれいである。 ただしダビングは1本6千円との事、高すぎる (^^;;。 21:00 宿に戻る。風呂を出て、ウトウトしているうちに寝てしまった。 昼間はTシャツで十分な位であるが、やはり夜は冷えこみ、掛け布団は必要である。

12/30(水) 9:30 出港、久場島へと向かう。 やや波のある外海を約30分で到着、「かくれ根」で 10:06〜10:32 潜る。 ここは年に数回しか潜れないポイントとの事で、水面に顔を出している岩影以外はかなりの流れがあるそうである。 水深30数mの所にいるスミレナガハナダイ狙いで、水深があるためまっすぐ深場に向かう。 35m付近で発見、写真3枚だけ撮りすぐに浮上、後は根の上で安全停止となる。 個人的に深場は好きでなく、なんだかなぁという感じだった。

一旦港に戻り休憩後、11:30 出港、座間味島「ハタケジ」で 11:40〜12:32 潜る。 最大水深 8.8m、平均 3.7mのちょー浅いポイント。 ややサンゴの傷みが激しいものの、エダサンゴ群れるデバスズメダイなど、きれいな所である。 2度目の水中パノラマ写真にも挑戦した。 ただ、浮かないようドライのエアを抜いていたので、後半やや寒く、また浮上・着底に気を使いやや疲れてしまった。 3日目ということもあり、そろそろ筋肉痛が始まり、体力の無さがホント情けない (^^;;。

ということで、この日の3本目はやめにした。 港の案内所の2階の食堂で昼食、宿に戻り器材を洗って屋上に干す。 夕食まで時間があるので、古座間味ビーチへ出かける。 距離は約1km、ひと山越えて徒歩20分位で到着する。 ウエットだったらシュノーケリングもできたのだが、散歩だけにとどめる。 18:00 サービスのパブで、魚とカニ鍋の夕食、そしてビデオを見ながらのログ付け。 20:30 宿に戻り、シャワーを浴びて就寝する。

12/31(木) 当初、座間味島での観光を考え、帰りは午後のクイーンざまみを予定していた。 しかし、小さな島を観光するにはあまりに時間がありすぎるので、午前の便に変更、本島観光に切り替えた。 9:00 サービスで精算し、10:05 クイーンざまみで座間味島を出港、11:25 泊港へ到着する。 タクシーはもったいないので (^^;;、キャスターバックを転がし、路線バス(200円)を利用、まず那覇バスターミナルへと向かう。 ここの受付で路線や時刻表を確認する。 キャスターバックを預けられる所はないかと聞くと、コインロッカーには入りそうもないというので、事務所で預かってくれると言う。 ご好意に甘え預かってもらったが、よく考えるとバックを2つに分ければロッカーに入ったのだった。 ロッカー代 400円×2が助かった (^^ゞ。

玉泉洞行きのバスまで時間があるので、ターミナル1階の食堂で昼食をとる。 バス運転手の社員食堂にも使われているようで、店内は薄暗くお世辞にも綺麗とは言えないが、豆腐チャンプルー(ご飯・味噌汁付き)で 450円と安く、ボリュームもたっぷりである。

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玉泉洞

(by CASIO QV-100)

13:09 バスで出発、45分程(490円)で玉泉洞へと到着した。 入場料は玉泉洞と王国村がセットで 1,200円。 ハブ公園まで含めると 1,600円だがこちらは遠慮しといた。 玉泉洞は全長約 800mで、通路はよく整備され勾配もほとんどない。 ただ整備の為、つららが相当切られているのが気になった。 洞窟内の温度は 22〜23℃位だろうか、暑くも寒くもないが湿気はかなりある。 ゆっくり歩いて約30分、エスカレーターで外へと出る。

地上は王国村になっていて、果樹園、ガラス工房、陶器工房、工芸村、酒造所、物産館などがあり、要所要所の土産店を通り抜け、入口に戻るようになっている。 ガラス工芸や紙すきなど、体験教室がいろいろあり有料で体験できる。 ただ見て回るだけなら30分程で回れるだろう。

15:38 バスで帰路につく。 やはり市内への上りの渋滞にはまり、途中下車(490円)し、公設市場、国際通りを探索しつつ、バスターミナルへと向かう。 17:50 先ほど預けたキャスターバックを受け取り、18:08 空港行きのバスに乗り、10分程で空港へ到着(200円)した。

本島のタクシーは客引きが強引で好きでなく、路線バスを使って観光したのだが、料金的にはお勧めである。 ただ路線が複雑で、場所によっては本数が少なく、渋滞の影響で時間は遅れがちなので、案内所でよく確認し、十分に余裕をもって計画するとよいだろう。 観光客にも分かりやすく案内表示を整備したり、泊港−那覇空港間のバスを走らせたりすれば、もっと利用客も増えると思うのだが...。

泊高橋から那覇空港までの直行便(120名護西空港線、124知花(大山経由)線)もあるそうです。
詳しい路線図は沖縄交通時刻表まで。(99/09/04追加)


18:30 手続きし、19:30 JAL 908便に搭乗、19:50 離陸する。 軽食とあるが、握り飯1つ、海苔巻1つのホントの軽食 (^^;;。 21:45 羽田に無事着陸、23:45 帰宅した。 その後、器材を洗いつつ年越しした (T-T)。

なお、今回かかった費用は、ツアー費(3泊4日、往復エア・高速船、宿泊、朝夕食、4ボートダイビング)101,000円、AIU保険 500円、往路RAC変更 4,500円、RAC超過手荷物 700円、マリンバス 620円、オプション2ボートダイビング 11,550円、ログ付け時の飲物 1,575円だった。

今回、天候に恵まれたが、その前の週はずっと雨、正月からまた雨との事で、とてもラッキーだった。 これまでの85本中、悪天候の影響を受けたのは2本だけ、ダイビングに関しての晴れ男記録更新中である (^-^)。 ウミガメや回遊魚など大物が全然出なかったり、サンゴ白化の傷跡が気になったりはしたが、やはりケラマの海は素晴らしく、またまた何度でも潜りたい海である。

次のダイビングは4ヶ月後のGWの予定である。それまでに器材のOHをきちんとしとかなきゃ (^^ゞ。

zamami.gif    ・ 座間味島リンク


  沖縄リゾート 今回利用したダイビングサービス

  ダイブイン浜 ダイビングサービス
  小野にぃにぃの座間味海中生物ガイド ダイビングサービス
  オイコス ダイビングサービス


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